最近引退した選手と違い昔のレジェンド系の解説は古いというか。。。
解説をする度にコラっしないと、そーだ、そーだと迎合する方が続出するので困るんですよね。
なまじ発信力が強いので。
現場とファンを繋ぐべき解説者のレベルの低さは近年我慢ならないレベルにまで落ちています。
統一球以降に急速に進んだ野球の常識の変化に昔のレジェンドが追い付いけていません。
彼らの考える常識で今を解説していることでズレが生じています。
まぁーラミレス野球を闇雲に批判する方々のほとんどが最近の常識に疎いと思っていますので彼らとの親和性が高いのが参るというか、何というか・・・
現象で語るのでなく、解説者となるのなら原因系で語って欲しいです。
なぜ?
出来ないで終えるでなく、なぜ?出来ないのか?
ホームランでしか点がとれないでなく(現象)、どうしてとれないかです(原因)。
無能な経営者のような発想なんですよね。
売上が少ない、原因は○○だ。
どうにかしろじゃなく。
その原因は、どうして起きているか?なんですよ。
ただ四球が少ないだけじゃダメなんです。
さて、今回も佐々木君です。
「ベイスターズに求められるのはホームランでの得点ではなくて、点の取り方というかね。今日もやっぱりホームランでの得点ですよね」
それが出来たら苦労しません。
苦笑です。
打てないなら四球でも良いから出塁しろ、進塁打を打てが常識だった時代があります。
今は違うんですよ。
打てないから四球を奪えないし進塁打も打てません。
パンがないならお菓子を食べれば良いじゃんなくて、打てないからダメなんです。
これ、この時代の人理解してないんですよね。ファンもですが。
イチローなど一部早打ちの特殊例ありますが今は打てないから四球を選べないです。
広島内野陣なんてゴロの80%近くがアウトです。
昔と比べて進塁打の難易度が上がっているんですよ。
ダウンスイングしろ、ゴロを打てと過度に指導をしなくなりましたが理由があるんです。
ヤクルトの畠山とかゴロ打つのが上手いですが技術がないと難しいんです。
(2015年に打点王になった理由の一つ)
立浪(セイバー的価値観で言うと評価の低い名手。守備位置が荒木や井端と違いドンドン変わりましたが)が年間400弱ほど捕殺数を稼いでいましたが今は500近くです。
最優秀ですと500を超える世界が今です。
ゴロで抜くのが難しいです。
全体的に守備力が向上しています。
フライレボリューションが流行る以前からゴロアウト率は高かったですが守備が可視化される事で守備力が相対的に向上してしまいました。
ヤンキースのジータが今の基準ですと名手と評価されません。(倉本のような守備)
基準が変化しています。
横浜の内野は2015年とか70%ほど(憲晴が聖遊撃手だった2014年は73,4%)ですが、広島と生じてしまった、この10%凄く大きいですからね。
結果、内野守備力の劣る横浜と違い相手チームは進塁打を打てるのにって感じるのかもしれませんが・・・難しいですよ。
広島相手とかになると(怒)
それと四球、凄く難しいです。
相手チームに倉本のような打者がいて四球で出塁させたら相手チームのファンはバッテリーを批判する可能性が高いです。
わかります?
なんで、こんな打者に四球をっと皆さんも批判していますが、わかってます?
無駄な四球を出すなって皆さん言いますよね。
昔と違い球数を意識しているのでポンポンストライクを奪いに行くのが今の野球です。
上から目線で投球をされている打者が横浜は多すぎなんですよ。
二遊間、捕手、投手、中堅(調子が良ければ問題ないのですが)で5人もいたら打線は寸断されホームランでしか点がとれないのは自明の理です。
大魔神らの主張を聞くと采配で何とかなると思っている節があってゲンナリします。
そんな簡単じゃないです。
現在、私の筆が遅くなっているのは主軸以外の選手の絶望的にも感じる状況についてです。
野手陣が記録しているWAR酷いですよ。
桑原なんて典型的な何も出来ない打者になってしまいましたが・・・
本来、2番に添えたい打者が2番を打てず、スモールベースボールを標榜していた監督が2番にソトを置いている時点で終わっているんです。
選手批判こそしませんが倉本とか評価下げているのは彼が進塁打も四球も、何も出来ないからです。
8月5日の広島戦9回2点差でバントを命じ(ノーアウトランナー1,2塁)、10回1点差でバントを倉本には命じませんでした。
命じることが出来ませんでした。
それが今の横浜です。
命じたくても、命じられない。
あの場面、あの試合の倉本の打撃をみて今まで以上に使われなくなると思いましたが、それが現実です。
何も出来ない。
出来ないのが嫌だから選手を変えつつ、見つけ出そうとしています。
なのに、大魔神は倉本を使えでしたからね。
失笑です。
四球や進塁打が少ないと批判している人が四球が少なく進塁打も打てない打者を使えって訳がわからない。
言行不一致。
横浜の試合をみてないというかシーズンを通してみてないのは明白です。
采配意図、どうして、今があるか?を彼は理解できてないわけです。
だから、どうしてこうなっているのかわからない。
無能な経営者なわけです。
売上が少ない、原因は○○だ。
どうにかしろじゃなく。
その原因は、どうして起きているか?なんですよ。
(二度目)
通算試合数で柴田と倉本で差が生じ始めています。
今の起用頻度分かります通り、立場が入れかわりました。
これが今の立ち位置です。
今の倉本を活かすには条件を揃える必要があります。
その条件を今年の横浜は整えることが出来ませんでした。
出塁率軽視などという風聞もありますが横浜で出場数を増やしているのは出塁率順です。
というより、打てない打者は出塁率低いが今の野球なんですけどね。
これ理解してくれないと。
出塁率が低くても起用されるような選手は片岡のように走塁センスにずば抜けているか、守備が良いか、長所がないと難しいです。
(後は9番倉本のような特殊能力があるというか、条件揃えると凄いんですけどね。倉本、頑張れ)
ホームランに依存しない野球をするには主軸以外の選手の成長が必要です。
その選手たちが記録しているWARを確認して欲しいです。
選球眼に優れ、走塁センスもある神里が故障から復帰し、打てるようになると状況かわりますが(序盤戦のように足を使えるようになる)、
居ないんですよ。
以上(怒)。
WAR上最下位クラスって記事で何度も書いていますがWARの数字が奮わないのにも理由があります。