伊藤について書こうと思ったのですが、
昨年との違いが鮮明過ぎてチーム状態について書いてしまっています。
捕手陣も含めポジティブ要素が少ない横浜です。
選手個々の力に任せたように感じでしょうか?
いつもラミレスなら勢いを引き寄せるようなマネージメントをするのですが今はノーアイディアなので神頼み(誤解を与える表現となっていますがイロイロしてはいます。砂田云々の前に横浜が最も苦しかった時期について記事かしつつ、何をしてきたか追う予定です。)となっているように感じます。
上手く回らないので勢いを欲しているわけです。
そんな、こんなで一か月経ちましたが風を待ちつつ、ギリギリを耐えているのは先の記事に書いている通りです。
ファンの失望が強く評価してくれないでしょうが普通の監督なら最下位独走でしょうか?
本当にタフな監督と思います。
去年の今頃は9月末日の阪神戦5連戦に向けて着々と力を蓄えていたのを感じていました。
当時は期待をもって試合をみていられましたが今は、そんなものはないです。
因みに阪神戦に備えていたとわかったのは9月の巨人戦終えてからで(あの巨人戦ですらチーム作りを優先していました)一般的なファンが感じる所とは別次元にいた横浜でした。
当時、昇格したばかりの加賀を一点差で天王山と目された9月の巨人二連戦で起用するとは思いませんでしたが(打たれて即日降格)、あの時は驚きました。
防御率の悪い三嶋や三上を重要な場面で起用し続け短期間で仕上げていきましたが凄かったですね。
ファンの批判も凄かったですけど。
まさか、9月の末日にピークをもってくるとは思ってなかったです。
そんなラミレスが無策と覚えるほど7月終えてからの横浜はきつかったです。
有効な手立てが少なくなり選手の個に頼らざる終えず、それ故に余計に個の弱さが鮮明になってしまいました。
いやまぁ、野球は選手次第ですからしょうがないんですけどね。
それをマネージメントで底上げてしていたのですが、その底上げがないと、ここまで酷いのかと落胆している自分がいます。
チームラミレス解体に伴いチームが刷新されそうです。
しょうがないですね。
さて、伊藤です。
現在の捕手別防御率でみますと、
伊藤は5.36と主要4人の中で最も成績が良くないです。
他の捕手に関しては参考までに、
嶺井 4.20 高城 4.10 戸柱 5.10
嶺井との役割分担が出来き東、濱口の専属となったことで伊東の数字も落ち着きつつあります。
伊東の捕手別防御率、東の成績(1.67)を抜くとざっくりとした数字で防御率7近くかもです。
捕手インテリジェンス以外の基礎能力は伊藤が上位と思いますが、あれ?って感じる配球をしているのも事実で私の高城ロスを加速させていました。
自軍投手、相手打者を知らないからしょうがいないのですが今シーズンに限って言いますと正捕手とは言えない状況です。
ラミレスも、それがわかっているので嶺井の出場数を増やしています。
相手打者の状態は試合中マスクを被っている先発捕手の方が詳しいです。
にも拘わらず伊藤は一昨日の巨人戦でも交代させられているわけです。
それが現時点での伊藤の評価です。
一般的に捕手が終盤に出てくる場合はベテラン捕手が多いのです。
伊藤との比較で経験が少ない嶺井が終盤に起用されている時点で伊藤の評価は、そういうわけなんですよね。
実際、ヤスアキと組んで伊東は良く打たれていますが。
ヤスアキと組んで伊藤の成績ですが、
被打率.533 被出塁率.588 被OPS1.255 防御率18点台です。
参考に他の捕手の成績を抜き出しますと
高城
被打率.152 被出塁率.222 被OPS.465 防御率0.9
嶺井
被打率.202 被出塁率.256 被OPS.613 防御率2.86
戸柱
被打率.188 被出塁率.257 被OPS.632 防御率2.00
とまぁ、
差がある状況です。
原因としてヤスアキって投手がマニアックなのが原因と思っていまして、
持ち球がストレートとツーシムのホボ2種類で右打者のインコースを攻められませんから、一般的なイメージ以上に難しい投手と思っています。
+メンタル面で強いかというと、そうでもなく・・・
昨年の4月、高城がセットアッパー降格直後の不安定なヤスアキを上手くリードしていたのを覚えていますがメンタル弱いと感じる投手です。
上手くリードする必要があるんですよね。
メンタルトレーナー高城の面目躍如でした。
相手打者の特徴を掴み切っているとは言い切れない今の伊藤にはヤスアキ、荷が重い投手なのかもしれません。
だから、外されると言うべきかメンタルに課題のありそうな投手は基本、嶺井が担当している感じです。
以前、高城が担っていたポジションに嶺井がいます。
現在、伊藤は東と濱口を担当していますが、
東を除けば主要捕手より悪い成績となっています。
故障から復帰したてで非常に状態の悪かった濱口をリードしていた高城(3.83)との比較で伊東、濱口バッテリーが記録している数字は5.26(今のところ)と悪いですが、
今永、伊藤の組み合わせ(防御率12.0)よりは戦えているという現状です。
その今永も高城OUTまで、HQSを2戦連続続けていたのですが・・・ほぼ戻りかけていたのに、
思わず、整いました喜び勇んで当時記事で書いていましたが今や昔です。
思いっきり予測を外しちゃいました。
捕手としての基礎能力以外の面で低調に感じてしまう部分もあるのが今の伊藤です。
メンタルに課題のある投手とは相性悪いように感じています。
そんな伊藤が組んで旧来捕手より上回る投手がいるとしたら東。
非常に好印象です。
防御率も1.67(総合で5.5ですので他が悪すぎるのですが)と安定した成績を残しています。
他の捕手が3点弱なのと比較すると非常に好相性と言える成績を残しています。
観ていて思うのですが、
思い通りに投げてくれる投手と伊藤は相性が良いみたいなんですよね。
実力ある投手の力を十全以上に発揮させてくれるようです。
一方、メンタルに課題があったり、力の劣る投手をリードすると他の捕手以上に失点を重ねる印象で非常に良くない印象があります。
オリ時代も金子と伊藤は相性が良かったようですが良い投手と組むと他の捕手以上の成績を残せるようです。
代わりに力の劣る投手と組むとダメみたいでライバルの若月と差があったそうですが(っとオリファンの方が記事化していました)今の伊藤をみると、なるほどと感じる自分がいます。
さて、これを、どう解釈すべきなんですかね。
本来的には東のような投手が増えるのが望ましいです。
個が強くなる必要性を覚えます。
一方で、
個の弱さをフォローするような高城なような捕手も必要ですし何とも言えないです。
個人的には伊藤がセに慣れてない可能性も覚えるので期待しています。
ちょっと時間がない感じですかね。
編成も時間がないことを承知の上で伊藤を迎え入れたと思いますから伊藤の効果が見えるにしても来期以降なのかもしれません。
基礎能力が優れているが故に頑張って欲しいと思っています。
最低限の打撃を一昨日の巨人戦でもしていましたが捕手インテリジェンス以外は既存捕手との比較で一枚上手に感じています。
後は故障から癒えつつある嶺井の状態回復と、二軍で捲土重来を期していると思う戸柱。
その三人の中から誰かが掴んで欲しいと期待しています。
力のある東のような投手が増えれば伊藤が正捕手最右翼でしょうし嶺井の底上げ効果で力がない投手でも上手く回せれば嶺井が正捕手になれるかもです。
二軍で研鑽中の戸柱も含む三者三様、期すものがあると思われれます。
来シーズンの正捕手争いに関して期待していますが今シーズンは辛いです。
これが横浜の今の辛さでしょうか?
なお、
もっと言うとリーグ内で伊藤の立ち位置を考えたとき、正捕手として遇されそうなチームが少ないだろうという現実もありまして伊東のアピールポイントでもある打撃で頑張って欲しいと期待しています。
意図を覚える打撃もしますし出塁率でみるとチーム内9位の.323(リーグ平均に届いてませんが)ですから貢献してはなくないのですが、もう少し頑張って欲しいです。
打率でみますと.200 OPS.598は評価しにくいでしょうか?
リーグ平均のOPSは.730から0.750ぐらいですので低いですかね。
平均程度打ってくれますと伊藤の正捕手がぐっと近づくと見ています。
個人的には守備負担の重い捕手に正捕手なんて難しいと思っていますので良い感じに試合分担して欲しいと思っています。
その為にも捕手三人制にできるように他のポジションの充実度が求められるわけですが。。。
これがねぇ・・・遠いです。
開幕時点で捕手三人制を諦めた理由であり、代わりに登板過多と言われる中継ぎが元気であったりしている理由の一つですが。
上手く行っていた捕手三人制を壊すにも理由がありますし、その現実を思うと辛いです。
登板過多と批判される砂田の実態に関して記事化して、その後、捕手三人制を壊した理由について再検証する予定です。(多分)
開幕前に書いていた事でもあるのですが改めてですかね。
結果、思い知った現実が厳しいです。
開幕前は期待していましたが今は塩味となっています。
その厳しさが来期につながることを期待したいです。
期待としては来期なのですが、
全体が刷新されそうな予感も覚えています。
チームを文字通り作り直す可能性も覚えますが(中畑時代に入団した野手が全滅に近くなりつつあります。宮崎ぐらい? 投手側も、あの時代故障が相次いでいた影響もあって存外いないです。)、
二軍も含む話なので厄介な状態でしょうか?
塩味です。
参考記事