打てないなら。。。を指導しなくなった昨今の技術動向について

育成に苦戦していた巨人、中日、阪神さんは以前右方向の打撃を優先的に教えてました。

右中間を意識しろって奴です

それが上手くいっていた時代もあったのですが、その成功体験が足を引っ張ったかもですね。

 

一方、広島さんは引っ張れ強い打球を飛ばせぇー。

2013年に脚光を浴びた二番打者の菊池も含めガンガン振って来ていました。

荒削りな打者が多かったです

 

スポナビ時代に書いた記事は読みにくなっていますが、

aaakkkaaa.hatenablog.com

一方で三振は121と多く、ストライクゾーンの空振り率は10%。

スラッガー並に強く振りに行っています。

選球眼も含め荒削りなのは否めないです。

否めないですが、

中日の堂上が強い打球が打てないにも関わらず、空振り率が3%と当てに行くバッティングで伸び悩んでいるのと、対照的に感じ好意的に受け取れます。

堂林や丸も、そうですが、まず、フルスイングをチームとして徹底させているのかもしれません。

 っと記述していた通りリーグ内では異質な指導をしていました。

フルスイングありきの指導をしています。

 

で、どうなったかというと広島さん勝利。

ビクトリーです。

統一球時代以降の技術トレンドに旧来広島さんの指導が合致した面ありましたが、このアドバンテージ大きく野手面で広島さんはリーグ内で傑出した数字を残すようになってきています。

従来から強く振るの指導に長けた指導をしていたわけですね。

その手の指導に不慣れだった巨人、中日、阪神さん他は苦戦します。

好球必打自体、巨人さんも指導しており、中畑さんもでした。

中畑さん時代早打ちで四球少なかったです。

広島さんも近い時期に取り組んでいますが好球必打に関しては巨人さんがセで一番早かったのですかね。(清武GM

その好球必打と強く振るをセットで指導していたのは広島さんが先駆けと思っています。

 

統一球以降走り打ち系の打者が消滅し、ただ当てただけでは何も起きなくなってしまいました。

守備力が可視化された事でゴロ処理率も上昇しています。

昔は二遊間のゴロ処理数、立浪&宇野とか700(試合数も違いますがゴロ処理数少なかったです。立浪のポジションが荒木や宮本と違って早い段階で遊撃→二塁→三塁→外野と移動していた理由とは思いますが)ぐらいと記憶していますが菊池、田中コンビの処理数は1000を超えてきます。

捕殺数500超えは伊達ではないです。

アライバでも1000超えたことないですからね。

守備力がドンドン上がって来ています。

さらに統一球以前は反発係数の問題もあって軽くあてても良かったんですが時代の変化を覚えます。

参考記事

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

ダウンスイングしろなんて聞かなくなりました。

マチュアレベル(中学生とか草野球)なら未だゴロは有効と思っていますが最近のプロの守備相手ですと難しいですかね。

高校野球とかでもゴロを打てば良いかもです。

そんなアマチュア界も、変化の兆しを覚えますが高校野球を見ないので私知りません。

たま~にみると、その守備力の差にビックリすのですが。

プロすげぇですかね。

場合によるとプロで活躍する打撃と高校野球で勝利を掴む野球の方法論が違う可能性も覚えますがさてはて。

 

少なくてもプロの世界は強い打球を打てが指導の最上位に来ています。

その極端な例が金本阪神でして、その芽は撒かれたともいえるのですが。。。

打撃を崩させても、まずは強いスイング、強い打球となっていたような気がしています。

 

強い打球を飛ばせるようになれ。

その後にに右打ちが今のトレンドとなっています。

広島さんは2016年に右打ちの意識を徹底させて優勝しています。

これが最初から右打ちですと最近の実績上上手く行かないですかね。

 

楠本や佐野が使われやすい理由です。

器の大きさを感じます。

白崎とか、なぜか?右打ち、犠打を指導されちゃって、その器のわりに小さくなってしまいましたが過渡期でしょうか?

犠打上手かったなぁ白崎

中畑さんに良く鍛えられていました。

右打ちも素晴らしかったです。

あーあー。

尚、横浜時代に打ったホームランはすべて引っ張った打球。

レフトスタンドでした。。。

 

右打ちを指導していた巨人さんや中日、阪神さんらは広島さんとの比較で育成に失敗し易くなっています。

藤村など多数の走り打ち系の野手が巨人さんには居ましたがホボいなくなりました。

横浜もドラ1白崎、ドラ2高城の育成に失敗しました。

 

昔は打てないなりの何かと直結し易い右打ちの指導が最優先課題だったのですが時代の変化を覚えます。

その変化について来れないのが解説聞く限り横浜OBさん達ですかね。

 

横浜OBだけの問題じゃないのですが衣笠さんの早すぎる逝去が残念でならないです。

 現在、強く振れを意識した指導へと全球団がなっていまして全体的に打者の技術があがっています。

 

それに並行して投手側ももっと。。。競争しています。

淘汰の速度が速く一時活躍できた投手、打者が活躍しにくい環境になりつつありますね。

三年連続の難しさを覚えます。

二年目の洗礼は昔もあったのですが今は三年目が壁ですかね。

変化が激しいので連続して成績を出せる選手が本当に減りました。

マチュアの指導方法がサッカーより(指導しすぎの弊害に漸く気づいたらしい)に変化してきていますので、そのうち3年連続で成績を出せるようになるかもですが、

旧来方式で指導され自ら考えない野球選手では継続して活躍するのが難しい感じになりつつあります。

 

 

今の一流選手は技術的、身体的素養だけでなく地頭も良く感じています。

コーチでは指導しきれない部分もありますかね。

 

やらされるだけで満足しちゃうような選手ですと先がないです。

変化が激しいのでコーチより実際に試合している本人が自覚する必要があります。

自ら考え、理解できないと無理なんですが、これがねぇ・・・

 

好球必打が徹底されているので甘い球を見逃さない打者が増えました。

横浜は打たれる側、&、甘い球を打てない側ですので好球必打のデメリットだけを強く感じる状況となっています。

2012年の広島さんや2013年までは同じようなモノなので、そういうものなんですけどね。

 

2012年の広島さんはリーグでも最も四球が少なく374でした。

2013年の広島さんはリーグで三番目でした。

2016年に四球数で500を超えリーグで2番を誇るようになり毎年四球が増えましたが最初から四球が多かったわけじゃないです。

 

参考記事

aaakkkaaa.hatenablog.com

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

そういうのを横浜の解説者ならびにファンが知らないだけなんでしょう。

徐々に成熟していく感じです。

私の知る範囲では采配で劇的に変わるもんじゃないと思っています。

相手も嫌がりますね。

参考記事

aaakkkaaa.hatenablog.com

采配は魔法じゃないんですが大魔神はじめ、そう思っている節があって評判の悪いラミレスです。

そんな横浜が広島さんのようになれるかですが。。。軸となるべき二遊間、捕手、センターが・・・

田中、菊池、丸、会澤の成長と伴に広島は強くなっていきました。

横浜に彼らがいるかです。

 

守備力で抜けていて、体が丈夫な桑原が候補一番手ですが彼、メンタルに課題を覚えていて機能障害(動きが硬くなるかんじ)の可能性を覚えていますが・・・

 

難しいもんです。

 それでも乗り越えて大活躍して欲しいと願っています。

出来て当然とは思いますが可能性は無限大。

0ではないです。

その未来を信じています。

出来て当然と思うとハードル上がり過ぎますかね。

結果でなく、その頑張りを応援してあげてください。