好球必打(ファーストストライク)と強く振るにフォーカスして記事を書いています。
ファーストストライクと言いますとラミレスからと思われますが中畑さん時代から横浜は好球必打でした。
ラミレスに対し反感を持つ人たちは四球数を持ち出してラミレスを批判しますが元々なんですよね。
そして広島さんも好球必打でした。
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同じチーム方針でありながら横浜と広島さんで四球数が違います。
その時点でラミレスの掲げるファーストストライク、それ自体に問題がないのは明白なのですがファンの多くが理解できていません。
近い方針を掲げながら四球数で差がでたその原因を探る必要があります。
その原因を解消できてない場合広島さんも同じ現象になるわけです。
実際、以前の広島さんは四球数がリーグでも少なかったです。
2012年の四球数は広島さん374(リーグ最低)に対し横浜は380(5位)でした。
その数字がひらき始めたのは2013年以降です。
広島さん467に対し横浜は400(リーグ最低)
2014年は450に対し横浜は400(リーグ最低)
2015年は441に対し横浜は361(リーグ最低)
中畑さん時代常に横浜はリーグ最低水準の四球数でした。
批判している人たちが指摘しているように、その理由にラミレス同様ファーストストライクはあったでしょ。
積極打法が影響して四球が減っていた可能性は2012年までの広島さんが示しています。
早打ちのデメリットだけを享受しているような錯覚に陥っているのは私も同感です。
どうして横浜は広島さんになれなかったのでしょ?
ドラフトの失敗もあったかもですが育成でも失敗してしまったのは連載記事で書いていると通りです。
個人的には四球は手段であって目的ではないのですが返す能力が優れた横浜の場合出塁することによるシナジー効果は大きいです。
そのシナジーを期待できず上位と下位を分断された事で横浜は得点を奪えませんでした。
バランス崩れた横浜です。
その原因に広島さんの方針に近いようで一部違うと報告したのは先の記事の通りです。
ドラフト、育成イロイロ関係しますがその結果。
高田GMの語る歪の原因になっています。
さて、前記事にも指摘していますが広島さんと中畑ベイスターズで大きな違いがあるとしたら。
それは強く振るでした。
全員が全員強く振るなではなかったのですが中軸と、それ以外で指導が違っていたのは白崎、高城らを見れば明確です。
下位と上位で打力が違いすぎる事になった原因の一つとみています。
ファームに行けば梶谷同様させて貰えたんですが(本人の希望の基、大村さんが居たので)一軍では打てない選手はチームバッティングを求められています。
チームが勝つためには当然かもですが、その結果、強く振るの指導が遅れた横浜です。
打てないポジションであった二遊間、捕手の打者は強くふるでなくチームバッティングを求められています。
どんな打撃をするの?って決めるの監督ですから大村さんが一軍上がっても変化なく結果的に中畑さんが一軍で起用していた強い打球を飛ばせない選手の多くがフェードアウトしつつあります。
白崎も、高城も犠打、右打ちが上手いですが打てない選手になっています。
チームバッティング大事なのですがチームバッティングするためにも強く振るが重要になりつつあり、かつ、その難易度が上がっている昨今です。
多分、この辺の温故知新、変遷、トレンドを解説者並びに横浜ファンは理解できてないと思うんですよね。
彼らがマリーアントワネットになる理由です。
打てないなりの何かが出来ない理由(難易度が高くなっています)につながっていきます。