継続して書くかわかりませんが表題に①をつけています。
先の記事に書いてます通り投手側の投げるボールのスピードが年々上がって来ています。
それに付随して数字変わり、必要な技術が変化していっています。
左腕対右打者が額面通り語られなくなりました。
東も含め、横浜の左腕は基本的に右打者を得意としています。
そして左腕砂田すら一部左打者を苦手としており、その情報を知らない大魔神は、その起用を批判していましたがファンと現場の情報格差は開く一方でしょうか?
従来語られるような左対左のような使い方に拘り過ぎとの批判コメントも頂いた事ありますが現実は逆で中川(右打者ですが左に使っていません)のような使い方をしています。
数字の確認、実態の確認をせずに批判しているケースが多く心を痛めています。
不評被害に聞こえる理由です。
過去の常識非常識です。
ラミレスを批判する解説者の知識は過去にあります。
過去は正しかった。
じゃー今はなんです。
どうしてそうなったかなんですよね。
さて、現在の環境下でストレートに振りまけるような打者が成績を出せるかですが。。。
チームバッティングできると思います?
振りまけている状態で四球選べますでしょうか?
極端ですがサファテのような投手から横浜は何かできましたでしょうか?
何かできるように感じましたでしょうか?
投球の基本であるストレートに対応できないと何もできないです。
さらに、そのストレートを意識させられて変化球で簡単に料理されます。
外スラにクルクル回っていますが。。。
ストレートに振りまけないような強いスイングをしようとすると選球眼も悪くなる場合が多く相手バッテリーの術中にはまりやすくなります。
勿論、外すらを意識して逆方向意識すればいいんですがインを攻められて苦戦します。
勝負になりにくいです。
そんな打者が多い事で上位と下位で横浜は分断されています。
打てないなりの何かが出来ない横浜です。
笛吹けど踊らず。
何度、そんな場面をみたか・・・
むろん、あるレベルまで向上してくれればできますが、
SBのサファテ相手に横浜の各打者無抵抗になったように基本であるストレートに対応できませんとどうしようもなく、その基本で差が開いてしまった事で塩味となっています。
サファテは極端ですが大なり小なり基本のストレートに対応できないと勝負になり難いです。
結果論でいいますと強いスイングが優先されるべきでした。
そういった指導を小兵系の下位打線を打つ打者に中畑さん時代の一軍はしませんでした。
打力に劣る打者は右打ち、犠打優先。
そしてあれだけ鍛えていたハズなのに未だに実現できてないのは右打ち犠打を鍛えても成績を出せないからです。
あー、あーという惨状になりつつあります。
右中間を意識すること自体有効なので殊更批判する気はないのですが・・・、何とも皮肉な状況となっています。
環境変化が激しいとしか言い様がないです。
筒香クラスですらストレートに弱いと言われているわけで、では?他の打者はなんですよね。
そしてラミレスが何を優先的に望んだと言えば強いスイング。
今の高速化に対抗するための基本手段であるスイングに力点(佐野が起用されやすい理由)がいっているように感じます。
中軸のような打撃をしていると彼らは指摘しますが、そうなりますよね。
なんですが振りまけしている状態で(パンがない)、その先の四球、進塁打、その他(お菓子)が出来るかというと難しいです。
四球、進塁打は駆け引きです。
そうさせたくない投球を相手もしますが投球の基本であるストレートに力負けしていますと厳しいです。
初手で終わっているわけでです。
その勝負の大前提で横浜は苦戦しています。
参考記事
それがわかっていなかい解説者が多すぎでしょうか?
その前の段階で終わっているわけですかね。
何度も言いますが打てないから何とかしろは非常に難易度が高いです。
打てないのレベルが酷いとでもいえば良いでしょうか?
スイングの強さに関し楠本や佐野をみて分かります通り天性のものを覚える時が多いです。
そこに育成云々の壁を覚える上に、深刻な伸び悩みです。
好球必打、強いスイングをしろ(中軸みたいな打撃になりますが)というラミレスが示す方向性次第は今の野球にマッチしていますが、
選手の実力不足が浮き彫りになり相手を楽にさせるような野球となっています。
技量不足。
子どもが高校生相手に意識高い系の野球ができるかと言いますと出来ないです。
表現的には極端ですが意識の高い打撃をする為にも必要最低限の技量が必要です。
そのベーシックな部分で差があるから、あんな状態(野手WARでリーグ最低)を記録し続けています。
WARで控え以下を意味するマイナスを記録している野手が横浜は多いです。
2018年2月に高田GMが野手の歪みの存在を指摘していましたが簡単に解消できない歪みに見えます。
春先、乗り越えてくれるものと期待したのですが思い知った厳しい現実です。
参考記事
その現実(どうしてそうなったか)を理解できてない解説者、ファンが多く、どうして勝てないの?ラミレスという構図となっています。
強く振るというよりフルスイングの方が通りが良いかもですね。
フルスイング系の打者の成績が良く当てに行く打者の成績が近年良くないです。
当てに行く打者と言いますと2016倉本が該当しますが・・・彼の試行錯誤をみて分かります通りインコースを攻め切られて苦しんでいます。
2016年も同じような事を書いてますね。
白崎に関して、
白崎の場合、外の球に強いからランナーなしですと打てます。
ランナーなしの場合、配球制限が緩いとは言え、長打を警戒され外中心になり易いです。
その球を引っ張らずに、かっとばすわけですね。
この技術が白崎の場合、秀逸に感じます。
一方、インコースは詰まる印象が強いです。
確認したらやっぱり打てませんでした。(ざらっと見て.150ぐらい)
ランナー、一塁にいますと、
守備陣形上、一、二遊間が空きやすいので、相手はインコース中心に攻める傾向があります(併殺も狙いますしね)。
その際、白崎は、右への意識が強すぎるのか、力が半減する感じです。
白崎、右打ち上手かったです。
でもねぇ、インコースを引っ張れなかったんですよ。
そのインコースに弱点を抱え、インのストレートを意識させられて打つのって大変なんです。
横浜の左腕が右打者を料理する際の定石見ていればわかりますが。