坂本、筒香に感じる結果を出せる人財、環境について想う

aaakkkaaa.hatenablog.com

補足記事です。

現在球界は統一球に続く環境変化にさらされています。

この辺が従来語られる左腕対右打者の成績変化の原因だったりします。

巨人坂本や筒香に関して記事連載した時もありますので2013年ごろからなんですが・・・

そのトレンドに解説者がついて来れない感じです。

ファンはさらについて来れてないです。

 

 

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現在の野球を変えている主要原因の一つでもあるストレートの高速化。

2012年を基準に年々0.5キロピッチで上がっており今は年0.7キロぐらいです。

10年かけてストレートの平均速度は1キロ上昇しましたが

これが2014から2018年で3キロ以上も上昇してしまいました。

その結果、様々な事が起きてしまいました。

 

その対応に苦慮しアジャストしたのが巨人坂本です。

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巨人坂本が苦しんだ時期があります。

それは概ね巨人のチームBAIBPが低迷していた時期でもありました。

2012年はリーグトップのBABIPでしたが翌年リーグ最下位クラスに転落し2014年から2017年までリーグで最下位のBABIPでした。

良く覚えていますが阿部対策で、その前の選手を各球団が封じにかかりターゲットとして坂本、長野らが狙われた巨人でした。

ストレートを意識させ、ごにょ、ごにょ動かし各球団が巨人の打者を打たせて打ち取っていましたがゴロ戦術が有効なチームでしたね。

横浜同様、 好球必打が仇となっています。

ストレートに対応できないと、どうしてもやられやすくなります。

ストレートに意識が行くことで芯を外されやすいわけですね。

今の横浜と同じです。

 

以前の環境変化が緩やかな野球界なら2010年(22歳)でホームラン30本打った時点で坂本の将来は約束されたものでしたでしょう。

統一球に対応して3割を打った2012年の結果をもって継続して活躍でしたハズでしたが以降、苦しんだ坂本でした。

そして坂本は答えを2016年に出し首位打者を獲得しています。

その坂本の試行錯誤の期間中、坂本の対左腕、右腕成績は変化し続けます。

以前は左腕対右打者の成績は不変ともいえる傾向を見せていましたが坂本に限らず各球団の主力打者の成績が年ごとで変化(右に強くなったり、弱くなったりしている)するようになりました。

 

この球速向上に伴うコンビネーション(変化球)に各球団の主力打者が苦しみ対応する状況です。

その過程で対左腕、右腕の数字が変化します。

そこに、

各球団の捕手もホボ世代交代を終えてまして手ごわくなりました。

ちょっと前まで随分未熟と感じていたんですが。。。

この過程で様々な選手が脱落しつつあります。

投手で言うなら中日若松とか、その典型です

故障する以前から苦しんでいましたがチェンジアップだけでは対応されてしまいます。

巨人の野手は、その手の選手だらけでしたね。

一年活躍して、その後が続きませんでした。

 

現在、継続して成績を出せている選手は毎年、何らかを変えてシーズンを戦っています。

この何らかを変えるに関しコーチ、監督は無力と感じています。

あまりに早すぎます。

彼らの現役時代では経験してない変化に、環境変化です。

その変化に対応できないと一度作ったものを壊す必要があるのですが、これがキツイです。

選手の自主性が問われています。

今は器がある上(伸びしろがある)に、選手自身が高い自主性をもっている場合が多いです。

横浜で言うなら筒香

日ハムの大谷とかが代表格でしょうか?

彼らはコーチ、監督により育成されたのでなく自ら切り開いていっています。

栗山監督が素晴らしいのは見守っていた事ですかね。

中畑さんは熱があり過ぎて、それが出来ず筒香を潰しかけました。

 

ドラフトで獲得する素材が大きい感じです。

その辺は高田元GMも語っています。

身体的能力がある上に意識高い系の選手が増えてきています。

 

ドラフト上位に多い感触です。

当たり前ですが彼らの多くがアマチュアで特別な才能を示しています。

 

大阪桐蔭の選手で、そんな選手多かったですね。

根尾とか、そんなタイプの選手と思います。

我の強い日ハム中田も自分がある選手です。

入った球団が悪く自分が弱いと元オリックスの川口や元横浜の北方のように潰される、潰れるかもですが上手く対応して欲しいものです。