ラミレスに対し批判的な方がコメントで猛練習をっとの事でしたが・・・
各種論文で報告されています通り長時間練習と成果は一致し難いです。
メタ分析の結果、大半のケースで練習や訓練にかけた時間と成果(パフォーマンス)との間に建設的関係は認められた。だが、スキルやパフォーマンスの個人差に関して、練習・訓練の累計時間で説明できる部分はわずか12%程度であることが分かった。
練習・訓練の累計時間で説明できる部分はわずか12%程度だそうです。
特に着目したいのが、
高いレベル技量に関していえば、練習にかけた時間は必ずしも重要な役割を果たしていない
です。
低い技量に関しては練習・訓練の累計時間の影響は大きいようですが難易度が高いスキルに関しては相関が弱いようなんですよね。
まぁ、そりゃーそうで練習時間が総てならMLBでも猛練習しているでしょうから。
現在の研究でいいますと練習の質、強度、密度が大きいそうです。
集中力が問われる世界。
ゾーンに入るとか言われますが、どうも練習も、そんな環境になりつつありますね。
筒香の時も、そうでしたが猛練習で急に花開いたわけじゃないです。
中畑さんに秋季キャップに連れていかれて猛練習していたら今の筒香は居ません。
なんですがファンは猛練習信仰が強いです。
練習の質、強度を上げるには選手側の高い理解も必要です。
その理解と、指導者側のヒントが一致した時、奇跡のような瞬間が訪れるわけですが。。。
「ブラック部活」なしでも結果が出せる理由 | プレジデントオンライン
全般的に練習時間(労働時間もですが)長い日本のスポーツ界ですが野球が飛びぬけて長く、未だに強く猛練習信仰が根強いです。
研究機関の報告書にも出ていましたが野球(アマチュア)だけが飛びぬけて長いそうです。
『なぜ、野球部の練習は長いのか?』 | スポーツライフ・データ | 笹川スポーツ財団
文化なんですかね。
サッカーとの比較で野球界の歩みは牛歩に近いですが・・。
最後に水木しげるさんの金言を。
相手のいる世界です。
必ずしも努力は報われません。
されほど人は頑張ります。
どうして報われないんだというより(結果)、その過程に重きを置くことが仕合せの秘訣との事です。
プロ野球ファンも、そうあって欲しいのですが・・・
結果が出ない=詰るファンが多い昨今です。
延々、記事を書き続けていますが根底は、それです。
もう少し、なぜ?で見て欲しいんですが難しいんですかね。
選手、監督も含めて、どうして、そういう判断、結果に至ったのか?
考えて欲しいとは思っています。