人工芝変更と宮崎の天才ぶりについて思う

BABIPに絡んで4本ほど記事を書いてしまいました。

あの数字は衝撃でした。

横浜のチームBABIPの低調さは承知していましたが横浜球場におけるBABIPの低さは認知していませんでした。 

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あの数字ではタイムリー欠乏症になります。

本塁打以外のヒット÷打席でみると横浜球場での数字は.111。

コア4含むの数字で10回に一回しかタイムリーを計算上期待できません。

コア4除くで計算したら、どんな数字は出てくるか・・・

元々技術的に課題の多い打者が多かった横浜に人工芝変更の影響は私たちが考えていた以上の影響を選手達に与えたかもしれません。

 

本来、守備面で攻撃面でのマイナスをキャンセルされるはずなんですがイロイロあってマイナスだけ受けちゃいました。

倉本や柴田の遊撃守備がインニング少ないとは言え目に余る数字を記録していますが芝の影響もあったかもです。

柴田に関しては二塁でもがっかりする数字を記録しちゃいましたが今年は頑張って欲しいです。

あそこまで動きが悪くなるとは思いませんでした。

 

さて、そんなこんなでゴロアウトが増えやすかった横浜球場です。

その影響を最も受けたのはゴロの多い打者。

桑原、柴田ら、そして宮崎です。

三人ともホーム横浜の打撃成績低下・・・

宮崎以外は総崩れしました。

宮崎もゴロの多い打者です。

数字上、苦戦の跡は見受けられますが打率という数字では確認できないです。

2017年宮崎の横浜での打率は.335。

2018年は.312でした。

 

しかしBABIP(インプレイの打球)という数字だけみますと宮崎の横浜での数字は前年の.338→.258と落としてまして。。。

苦戦の跡が見えます。

宮崎は如何にして転ばない芝をクリアしたのでしょう?

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ゴロ比率多いですから芝の影響を受けたとは思います。

そんなホーム横浜で宮崎がした事とは。。。

ホームランを打つことでした。

うん?!!です。

ホームランを目的に打撃をしていたとは思いませんが大きいのを狙って打撃をしていたとは思います。

 

大魔神が解説するような解決方法(打てないなら四球を奪え)を実地で行ってしまった宮崎です。

桑原が打撃を見失い振り回し始めたのも横浜球場での苦戦が原因かもしれないと思っていますが普通は打撃を崩すんですけどね。

 

宮崎の場合ホーム横浜と、それ以外で打撃が違うようで天才は一味違うようです。

 

以下、宮崎の天才ぶりについて

ホーム打撃成績変化

2017年打率.335→.312

単打57→48

本塁打7→19

Isop長打力を評価するために作られた指標

0.153→0.278 ?!!

 

他の球場

2017年打率.311→.323

単打54→65

本塁打8→9

Isop0.160→0.156

 

個人的寸評。

ケースバッティングできる人なので実情は本人に聞かないとわからないです。

横浜球場でのゴロアウトが宮崎の場合2017年との比較で40%増えており苦戦の跡がありますが、

それ以上に、この人ケースで打撃スタイルを変えてきますので読めないです。

芝だけを意識して打撃を変えたとは思えない部分もあります。

 

横浜球場でコア4以外の打者成績が非常に低調だったことも影響しているかもしれません。

柴田、桑原らビジターとの比較で抑えられた選手が続出していた結果積極的に打ちいっていた可能性も否定できないです。

計算していませんが横浜球場でコア4以外の攻撃力が極端に落ちていた可能性があります。

宮崎の主戦場は92試合で出場した5番でした。

宮崎個人軍と揶揄された4番時はブンブン振り回していましたしね。

後ろの打者の打力を考えると長打狙いの打撃をしていた可能性もあり芝の影響より、チームの方が彼らしく感じています。

どの打順においても走力以外は求められたことを出来る天才打者がぷ~さんです。

この人をどこに配するかで横浜の状況が見えてきます。

 

横道に逸れましたが次、本来書きたかったコア4のシチュエーション別打撃です。

コア4を、どの打順に置くかで横浜の得点力が見えてきます。

理想はコア4を3番以降に配置できる事ですが・・・

今の状況ですと2番に宮崎ないしソトが座る場合、貧打状況と思ってください。

6番を打てる打者がコア4以外にいるかです。

6番打者がいれば2番宮崎で良いのですが理想は足の速い2番となります。

得点力増えます。

その理想像を指揮官が放棄し始めたら渋いチーム状況と考えて欲しいです。

 

その2番がオープン戦でぐちゃ、ぐちゃになりかけていますがわからんでもないです。

楠本も昨年のようなボール見極め率66%(ソトと変わらない数字)ですと2番に置きに難いですし横浜の2番は後ろがNPBでも最上位といえる優秀さ故に悩ましいです。

 

2018年の横浜は、その優秀な中軸を全くと言ってよい程活かせませんでした。

あれだけ打撃力差があったら、そうなりますわね。

打線ぶつ切りにされていた横浜です。

この状態の最適化作業が今となります。

ファンと現場の考える起用が一致するときはチーム状態が良い時です。

一致し始めなくなったときは悪い時ですがさて、開幕に向けてどうなっていくでしょうか?