ランナーのありなし成績とコア4寸評 打順選考③ - 所持雑感
と打順を考える為の記事を連作してきました。
解説者や一部ファンの横浜打線の評価は高いですが(過去形?流石に理解できつつある)
にありますようにコア4以外との差があり過ぎ打線になっていませんでした。
元々、打撃の質が高いとは言えずデルタの数字上打撃評価が低かった横浜です。
参考記事
中畑さん時代の読み違いによる野手指導の失敗もあり深刻な伸び悩みが生じています。
そんな状況下で得点力を増そうと、いろいろやっているラミレス横浜です。
昨年の数字が数字ですから一気に何かが好転するような予感はなく徐々にですかね。
中畑さん時代にさかのぼるドラフト、育成面での失敗です。
素材重視で2016年から即戦力型野手の指名をドラフト中位でしなかったこともあり(投手もですが)イロイロ影響が出ている横浜です。
長期的には、あの指名が良かったになるかもですが短期でみると中継ぎと野手で穴が空きつつあります。
私も、ここまで塩味になるとは思わなかったのですが横浜の人工芝変更が選手たちの淘汰を加速させそうです。
シーズン中は、なんでここまでと思いましたが
参考記事
成長が止まったと錯覚するような横浜の野手陣について雑感 - 所持雑感
選択肢が増えそうで増えない厳しい状況です。
全体のポイントしてはコア4を中心に点を奪いに行くような形か、コア4+αで得点を奪うかです。
勿論、コア4+αが望ましいです。
故に様々な選手をラミレスは試しています。
個人的選手評価で言いますと
上記は3月の頭に書いた記事です。
柴田が比較で安定的(予想レンジ上振れが小さい)に成績出せそうです。
記事で書いている通りシーズン打率.250ぐらい期待できそうです。
しかし、今の所オープン戦で柴田の試合出場数は多くないです。
理由、①
柴田を試す理由がない。
他の選手と違い開幕一軍は確定しています。
むしろこれまで使われ続けている倉本らの方が開幕一軍が危なくなりつつあります。
代わりの選手も調子が上がらないので苦しいですが。。。
結果、試験を優先することになり、ますます柴田が起用されない状態になっています。
理由、②
柴田を先発で起用できないほど二遊間が壊滅的な状況
理由①に関連しますが柴田を2塁で起用しますと二遊間の控えが壊滅的な状況になります。
二塁柴田、ソト右翼というのも選択肢として当然考えていると思います。
しかし、ここまで控えが酷いと決断できないです。
柴田に十分な走力があったり小技が得意で守備力の面でも欠くことのできないレギュラークラスならソトを右翼に回して柴田2番で固めれると思いますが(広島菊池型)、
そこまでの走力、守備力は実績上ないです。
理由不明ですが柴田の動きが2018年、大変悪かったです。
此方に良く来て頂ける広島ファンさんからも指摘されましたがUZR見るまでもなく柴田(2018)の守備の状態良くないです。
2017年の二塁守備程度には戻って欲しいですが。。。
2017年はポカあっても、あそこまで酷くはなかったです。
彼を先発させると控えは貧弱。
そのリスクを冒してまで替えの効かない選手と遇するには今は(成長して、そう遇される可能性はあります)実績上物足りない感じです。
ソトを外野に回してしまい大和、柴田のどちらかが故障しますと一気に戦力が落ちます。
そう考えるとソトを二塁に置きたくなるわけで守備の練度を上げるためにも二塁でソトを固定して起用したくなります。
皮肉なことに柴田の評価は試合に出ている他の候補より上なのですがオープン戦での出場が少なくなる状況です。
試合に出れないとモチベを落とすと言う話すもありますが、こんな程度で落としていたら困ります。
一部、選手に、そんなガラスのハート系選手がいるのも確かですが状況みればわかる通り柴田の評価は一段上となっています。
戦力として計算に入っています。
当落線上の選手が起用されています。
これは
桑原と同じ事情でしょうか?
本当は柴田の控えが厚くなれば2番柴田案を本格的に検討できるのですが。。。
ライバルが不甲斐ない事で可能性が潰れている感じです。
それでも検討したいみたいですね。
故に柴田以外の選手(柴田が先発すると控えが薄くなりすぎる)の試験が優先されますます柴田のオープン戦出場が減るわけです。
倉本の評価がガタ落ちしてそうな起用頻度です。
そんな状態でも倉本を二軍に落とせないのには理由があるわけで。
だから柴田の起用頻度が減ってます。
あまりに二遊間が薄いです。
大和がフルシーズンで戦えるなら、今の陣容でも良いのですが・・・
オープン戦です。
試合に出ている=評価が高いわけではないです。
理想は構想が固まっている事です。
しかし横浜の野手の場合、そこまで戦力潤沢ではないです。
あのメンバーで固めろという声も聞きますが無理ですかね。
中畑さんとか無理やり固めてボンっしてましたが。。。
オープン戦だからこそいろいろ試しています。
倉本の結果は良くないですが二遊間の控えを意識しますと二軍に落とせません。
固まらない構想ですが昨年リーグ最低、ダントツビリの野手WARを記録した横浜です。
百里の道も一歩からです。
こんな状態なのにラミレス政権下では比較で層が厚く戦力が潤沢に感じるわけですから恐ろしい。
主力選手が故障せず、かつ主力級の梶次第という注意書き付きますが想定WARも今の所、過去3年で一番良いと予想(願望含む)しています。
ギリギリAクラスに準ずる戦力ありそうな気がしています。
初めてWAR+40勝超えるかもですね。
優勝争いするには過去実績上+45勝程度必要です。
それでもまずは+40勝。
超えて欲しいという願望込みです。
まぁ、投打を含めた数字で+40に届かずが良い所かもですが、それでも過去3年でみると戦力的には一番上となります。
Aクラスをうかがえる感じです。
あの戦力で良くAクラス入りしたなぁっと過去記事で書いてましたが、そろそろAクラスに相応しい数字を出して欲しく期待しています。
そんな横浜も、そろそろ形を決めないといけない時期です。
ライバル選手が低調過ぎることで柴田の二番二塁は遠のいている感じです。
もし、柴田が二塁もしくは遊撃で先発するにはですが他のチームでもレギュラーになれるような成績。
WARで+2.0勝以上が目安になるとは見ています。
この数字を出せる選手ってなかなかいないんですよね。
二遊間の控えが厚ければオプションとして二塁柴田先発、右翼ソトも試しつつ柴田の成長を待てるかもですが。。。楠本の方に軸足が移っている感じです。
柴田との比較で楠本が優先されるのは外野の層が厚いというのも関係しています。
楠本が最終的にダメでもリカバリーが効きやすいわけですね。
一方、柴田は、そうではない。
しかも故障なんてあった日には目も当てられないと思われているわけです。
そんな状況を覆す活躍を昇格する山下に期待したいです。
同時に倉本にも頑張って欲しいと期待しています。
頑張れ。