イチローが語った「頭を使わなくてもできてしまう野球」とは何かについて

https://www.buzzfeed.com/jp/tatsunoritokushige/ichirotalk

より引用

 

メジャーの平均球速は150キロ。日本だったら球速150キロは早い部類ですが、メジャーでは普通です。なので、打者は簡単にはヒットを打てない。

今の野球は力対力で決まり易いです。

この方向性は加速する一方です。

そしてNPBでも同様な事が起きています。

1990年代から始まる潮流です。

そりゃ野球も変わります。

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

大味な野球になっていますが理由があるわけですね。

それを理解できてないのが大魔神ら諸氏です。

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

この「頭を使わなくてもできてしまう野球」の影響で三年連続で野球選手が活躍できずフェーイドアウトし易くなってきています。

 

打者側も投手側も基礎性能能力の向上が上がり過ぎて『あたまを使う前に』で淘汰され始めています。

巨人田口などに感じるフェーイドアウト感。

3年連続を期待された若手投手のホープが今や先発5、6番手を争うような状況となっており先発ローテが確約されていません。

巨人の先発6番手はチャレンジ枠だそうです。

2年前に規定投球回数を投げ13勝4敗を記録した24歳ですら、この序列となってしまいました。

石田も先発としては限界が見え始めており『えい、やー』投球では抑えらそうもないです。

数年前までは通じしていた球威が通用しなくなり始め石田レベルで嶺井が良くやるようなリスクを意識した配球が求められ始めています。

じゃー砂田は。。。になると、もう砂田レベルの速球ですと対応され始めているわけです。

石田同様変化球精度なり速球のコントロールが求められ始めています。

 

石田も砂田も精度で勝負しないと打たれそうです。

彼らが左腕なのに左を苦手にし始めている理由。

左打者のアウトローへの制球が甘いからなんですよね。

そして左打者のインコースに投げ込めるだけのコントロールもない(砂田がよくぶつけます)。

石田レベルなら中継ぎで未だ『えい、やー』できるかもですが砂田ですと昨年と同レベルでは厳しいかもしれません。

参考記事

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

その砂田らの対極に位置するのがエスコバー、国吉。。。

『えい、やー』で抑えられる力を彼らから感じます。

ランナーでるとダメかもですが国吉とか凄いです

 

対戦相手打者が何も出来ないです。

まるで横浜の若手打者をみている気分ですがストレートに振りまけし過ぎていると何も出来ないです。

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

巨人田口レベルのストレートならイチローの言う『頭を使った』何かができる可能性も覚えますがSBサファテと対戦した際に感じた無力感。

当時、桑原らが何の抵抗もできず切って捨てられました。

基礎性能である強い投球と強い打撃で差があり過ぎると抵抗できなくなります。

 

イチローも抵抗できないようになり舞台を去ります。

基礎性能の向上(球速と、強い打撃)が早すぎて力対力になり易いです。

この辺のトレンドを読み込んでもらわないと、

2001年に僕がアメリカに来たが、2019年現在の野球は全く別の違う野球になりました

 が理解できないかもしれません。

盛んに本ブログで野球が変わったと言い続けていますが今の野球解説者、並びにライター。

そして野球ファンがわかっているのか、どうか。。。

わかってないのは、あのカナコロ記事と、その反応で十分すぎるほど理解していますが現場とファンの情報格差は開く一方に感じます。

 

ファンはイチローの言う『あたまを使う野球』を求めているかもですが、それを実演できる力がないです。

イチローも相対的に衰えた結果表現できなくなりました。

技術ない私が打席に立っても『あたまを使う野球』を表現するための技術ないので無理です。

頭を使う野球をするには経験と技術(力に対抗できる実力)が必要です。

その両輪がないと難しいです。

横浜の野手の場合、経験もないですし技術もないですから出来ないわけです。

ですが大魔神ですら、あの認識なわけで終わっている横浜です。

 

2018 広島さんを評し落合が強さを感じない強さを評価していました。

あれは表現できる実力をもった選手があるレベルの経験を積むことで習得できる領域です。

セイバーでみても巨人のチーム戦力の後塵を8月ぐらいまで拝してましたが理由があるわけですね。

www.hochi.co.jp

 

そんな程度も理解できない野球解説者がラミレス采配は理解できないと語るわけです。

しかも98年組が。

その影響力を想うと眩暈と絶望を覚えます。

終わっているわけですよ。横浜は。

因みに98年組は総じて2019年横浜の予想順位を低くしていますが面白いもんですね。

私に言わせると2018年よりよほど強く感じるんですが見えるものが違うのかもしれません。

代わりに私がラミレス横浜を評していた数字的(セイバーでみた横浜)に弱いのに強いという感覚は消失してしまったように感じています。

 

個(WAR)の数字は上がりそうですが、その数字+αがでるかに関しては疑問に感じています。

チーム壊しちゃいましたからね。

number.bunshun.jp

 

その先に強い横浜ができる信じています。