藤岡7回起用とエスコバー延長回マタギの理由について考察、7/2阪神戦との違いについて想う

6/30 対広島戦。

1対0で藤岡の継投。

いろいろ物議を醸したようです。

 

防御率0点台だった藤岡をなぜ?勝ちパで使わない?っと怒っていたハズなので勝ちパ起用に関しハレーション少ないと思っていたんですが意外でした。

 

中継ぎ温存と感じる藤岡登板とエスコバーの延長回マタギという矛盾する事象が一試合で確認された事で?になるわけですね。

そりゃそうなんですが。

 

結論いいますとラミレスらしい采配でしょうか?

因みに7回からエスコバーでも良かったと思いますよ。

エスコバー、8パットン、9ヤスアキという形はありです。

 

それを敢えてしなかった所が注目点でしょうか?

エスコバー延長回マタギするぐらいですから主目的が違うわけですね。

まず、どうしてこんな采配になったか?についてです。

 

采配背景①、三嶋ベンチ外

これが一番注目しなくちゃいけない事で三嶋ですかね。

三嶋、ベンチ入りしていませんでした。

お休みです。

継投の質が違っていた一番の理由です。

この時点でポジティブに評しても良いと思うんですよね。

三嶋は横浜にとって生命線です。

最もタフな戦場をエスコバーと伴に三嶋は担っています。

交流戦明けのお休みもあり元気だった三嶋。

ベンチ入りしていてもおかしくないですが積極休養させています。

 

采配背景②、球数制限中の井納

出術明けもあり状態に関係なく球数制限を受けている井納です。

他の投手が番長の意向もあって大きく投球回数を伸ばす中異例の対応でしょうか?

新潟の夜もありいろいろ変化していますが井納への対応はシーズン当初から変わりません。

5回88球

5回84球

6回83球

4回81球

3.2回85球

6回88球

5.2回99球

6回97球(6/30)

徐々に球数を伸ばしていますが継投前提の日でした。

にも関わらず三嶋ベンチ外だったわけですね。

ここが面白いわけですが。

 

 

采配背景③、三嶋の負担軽減策と藤岡、石田の序列アップ。

三嶋不在を埋めるのは石田、藤岡になります。

そういう意図をもった起用でしょうか?

三上(藤岡右担当)と砂田(石田左担当)をセットで起用していましたが、それに近い起用かもですね。

中継ぎローテのような事をしたがっているのは、ここ数年の事です。

序盤、意固地のように同じ投手しか起用しませんでしたがラミレスよりな継投になりつつあります。

タフすぎるエスコバーと違い三嶋は普通の人です。

タフよりな投手ですがタフより投手であってエスコバーのような頻度では使い難いです。

三嶋の負担軽減策を漸くいれてくれたかが本音です。

これはエスコバーの負担軽減策にもなります。

球数制限のある井納先発で三嶋ベンチ外です。

基本的に石田、藤岡で行く気だったと見ています。

2017年に防御率5、6点台だった三嶋や三上を今回のようなケースで使っていたラミレスです。

必要だから使う。予め通達していたように感じる起用でしたね。

 

三嶋ベンチ外でしたから、キミたちに託すてきな起用です。(これは木塚か、番長ぽいですが)

 

この一試合に拘らない起用をするのはいつもの事でしょうか?

同じく2017年に3位争いをしていた巨人戦でヤスアキを勝ちパで使わず(天王山と言われていた8月の三連戦)温存しましたが長期的なコンディション維持に気を使う監督さんです。

三嶋の負担軽減策を考えてもおかしくないです。

交流戦明け初戦の今永の85球降板(5回)も含め大分、ラミレス寄りに継投の質が変化してきています。

目線がCS、その先の日本シリーズにおくような采配をするときもあります。

 

そんなわけでエスコバー温存ではなく三嶋温存が主目的の今後も同じことをするかもしれない起用でした。

勝ちきりたいならエスコバー7回投入が正解ですが勝ちきる以外の部分に目的を持っていたように感じます。

試合前からの約束事で決まっていたように感じる継投でした。

巷間では分かり難いとされるラミレス継投を評し分かりやすいと評した事があります。早い段階で起用が決まっていると感じるような継投が多いです。

スパっと投手を代えても成功し易い理由と見ています。

自分の対戦打者をイメージして準備しているわけですね。

 

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

5月10の記事より引用ですが

予め決めているのでスパっと変えますしブルペンにも伝えていて準備をし易くしています。

難しいとされるマシンガン継投があるレベルで成功している理由です。

砂田や三上、エスコバーらのワンポイントとか、そんな感じです。

機械的なので結構、読みやすいです。

機械的で読みやすい継投ゆえに、今の継投との差に気づくわけですね。

 的な采配で戦術といよりシーズン戦略に属す継投だったとみています。

 

勝ちに行く継投しても良いと思うのですが敢えてしなかった所に現状の横浜のステージが見えます。

余力あるのかなぁ。

ラミレス、チーム作りしています。

2017年9月でもオープン戦(・・?っと錯誤するような起用していましたが、そういう監督さんなんでしょう。

広島の表3枚を2勝1引き分けで切り抜けたわけで良いんじゃないんですかね。

不満かもですが満足してあげてください。

 

引き分けか勝ちかでシーズン順位変わるかもですが石田、藤岡の序列アップによる波及効果、上手く行けば1勝以上の価値あります。

その試みに関して私はポジティブ評価したいです。

 

そして7/2阪神戦の継投の違い。

広島戦と打って変わって勝ちに行ったわけですが、この違いがラミレスぽいです。

優勝を意識すると対戦成績をこれ以上悪くするわけにいかない阪神戦です。

これ以上ない勝ち方でした。

メリハリある采配でしたが、このメリハリが時に誤解を招く原因なのかもしれませんね。

私も前記事で書いていた通り

aaakkkaaa.hatenablog.com

この阪神戦が重要と思ってましたので納得の采配、継投でした。

その継投に関し一部に批判でそうで記事を書いても良いのですが(谷繁が苦言を呈したようですね)。

横浜の継投はアップした投手を、そのまま使う事が多いです。

これ、いつもの事なので批判されてもしょうがないというか。

MLBでも見かける継投でもあり、それなりに理があるわけで尊重して欲しく思っています。