まずは過去の対戦を思い出したいと思います。
過去があって今があり未来です。
上記記事はパットン初年度の序盤の4月に書かれたモノです。
高城の介護リードを褒めつつ(ヤスアキが自信喪失してセットアッパーに降格し、持ち直した分岐点となった試合)、
一方でパットンと広島さんとの相性の悪さを指摘しています。
パットン攻略法はコンパクトに振り抜く事でしたが、早速、広島さんにヤラレテしまいました。
あのストレートに球威があれば、詰まるのですが、
そう言う類のストレートではないようです。
球質は軽いように感じました。
ヤクルト戦でも流し方向に意識が高い打者に対し、パットンは苦戦して居ました。
初見でも対応されていましたが、球質が軽く(可能性として)、他に軸になる変化球がない。
(コンパクトに振り抜く意識で対応されると変化球自体が機能し難いです)
マシソンのように、球威で押しつぶされますと、コンパクトに振り抜いても前に飛ばずせず対応が難しいのですが、パットンの、それは、どうも私の想定以上に軽そうな感じです。
解説の宮本さんが、
パットンを評し、暫くは大丈夫じゃないのか?っと語っていましたが、
存外早く、その暫くが終わってしまいそうな感覚です。
広島さんのような右打ち、しっかりしている打線が、セで、どの程度あるのかわかりませんが、
昨夜のような試合を見てしまうと、パットン、広島戦で機能し難く感じます。
チーム打撃主導の育成を最初の段階ですると中畑ベイスターズの一部の選手や原巨人のように限界のぶつかり易いのですが当時の広島さんまずは強い打撃、その次に逆方向。
ストレート待ちで変化球撃ちをできる基本のレベルが高い打線を構築していました。
結果、他のセのチームとは違い単打を積み上げれられて攻略されています。
これは捕手変わっても同じで当時は初めてパットンが攻略された事で高城がぁーっとスポナビブログなどで批判されていましたが
より酷い形で戸柱、パットンバッテリーやられた事で、あーパットン対広島戦だめなのねになっています。
広島マツダの記憶があまりに印象深かったのかマツダでパットンだめとの風聞がありますが、
より酷いのはハマスタです。
残酷な数字を対広島戦で2017年パットン記録しています。
マツダの対広島防御率は6点台ですがハマスタの対広島2017年防御率は10点を超えて行きます。
この関係は2018年も変わらず防御率こそ対広島戦のパットン良かったですが被出塁率は.400超え薄氷を踏む内容となっており
オフに2019年のパットン難しいのではないかと私に記事で書かれるに至り、あのシーズン成績につながっていきます。
そんなパットン対広島打線です。
相対的に何かを変える必要があるパットンと対ストレートに定評がある広島さん。
2018年のようにランナー出しつつ何とかになれば良かったですが結果はそうならず満塁本塁打。
渋い結果になっています。
基本に忠実な野球をさせない為には右打者のインコースをストレートで攻める事必要ですが鈴木に死球を与えており、
右に分が悪くなっています。(ストレートがシュート回転していた)
2019年は実績上、対広島戦、パットンは抑えていますがストレートのデキにバラツキありまして非常に不安定になっています。
その理由が2018年にありましてストレートの全力投球。
結果、バラつくのですが。
上手くいけば打たれない。
しかしシュート回転するので右打者には死球を与えるし結果、外を右打者に張られ打たれると。
堂林に打たれた本塁打もシュート回転して中に入ってきましたが長打され易い内容ではありました。
投げて見ないとわからない部分が今のパットンにはあり濱口と違い変化球が少なくスライダー単体では武器になり難いが故に悪いなりの投球ができません。
スライダーで以前のように空振り取れると未だやりようがあるのですが
2017年の空振り率21%→17.8%→15.7%→2020年5.3%と年々悪化しており配球の難しさに繋がっています。
2017年、ラミレスに変化球を使えと戸柱にアドバイスし打ち取った試合、最後の打者は7/8の試合でパットンから満塁逆転本塁打を打った堂林。
その時打ち取った球種はスライダー。
マウンドにまで行って配球指示するケースはこの一回キリと記憶していますが
(配球指示でなくエスコバー鼓舞目的でマウンドには行った事あります)
そのスライダーが今シーズン今の所機能してない所に2014年山口との類似項を覚えます。
そこに今後のパットン起用も含め面白さを覚えますが期待したいです。
その上に堂林とパットンの力関係の軌跡も覚えます。
堂林が2017年同様、ストレートしか待ってなかった可能性もありますがバッティングカウント故に待たれてしまった。
そしてコントロールが暴れており僅差で満塁だった事。
四球も出せない。
追い込まれてしまった。
初球のスライダーでカウントとれていればもう少し余裕をみた配球も出来たかもですが出来なかった。
そして遠因は鈴木への死球。
シュート回転しており右打者のインコースに投げにくい。
その辺の諸事情を堂林も読み込み、選択肢がないバッテリーも堂林の待っていたストレートを投げ込まざる終えない状況になっていた。
満塁で一点差では最も自信のある球を投手は投げたがります。
予定調和とも感じる形で横浜は敗戦しています。
堂林にホームラン打たれた後は配球縛りも緩くなるので田中、安倍とシュート回転を比較で使いやすい左打者を打ち取っていますが
それ故に次の登板に期待しています。
個人的には、そんな日もあるはで前を向いて戦って欲しいです。
現状のパットンに課題あるのは事実ですが今の横浜の中継ぎの陣容を考えると彼は必要です。
課題はパットン及び横浜捕手陣に伴に認知していると思います。
そのやり繰りに。
結果、ダメかもですが何かに期待しています。
ここから追記。
で、今日好投すると。
昨日の今日で使うとは思わなかったのですが使うつもり満々だったようです。
中継ぎ陣容を考えると一番可能性のあるパットンは使うと先の冒頭記事で書いてましたが
テースト変えてきました伊藤、パットンバッテリー。
誠也に死球を与えたか、否かの違いかもですが躊躇なく攻めてました。
昨夜の一点差ゲームとは違い点差が開いていたのも大きかったかもです。
あの前夜の出来をみるとどうしようと思うのですが流石ラミレスと思うと共に
捕手インテリジェンスの充実度を覚えます。
相対した打者が昨夜と違う打者で比較で打ち取り易かった調子の悪い菊池、左の西川(シュート回転しても大丈夫かつ今期のパットン左にチェンジアップ使うようになっています。昨夜も左には使っています。)であったのも大きかったかもですが実に素晴らしい結果でした。
今日は内容でなく結果こそ総てです。
パットン計算できなくなると中継ぎのめど立たなくなるんですよね。
今の横浜の捕手陣の充実度は本当に素晴らしい。
通例に従うなら捕手陣で試合終えた後話し合ったと思いますが、その結果があると思うから先の記事ではないですが横浜の捕手陣はリーグNO.1と評価しています。
伊藤も一試合通じてマスク被りました。
状態あがっているのかな。
今後に期待したいです。
前の記事で
今の捕手陣をもってセ一番とは私は評さないです。
っと2018年7月の記事で当時の伊藤加入直前の横浜捕手陣を評していますが今はセ一番と誇りたいです。
一番書きたいテーマなんですが2017年に日本シリーズに導いた捕手陣以上の充実度を今の横浜は誇っています。
過去と違い伊藤がいる横浜です。
っと記述していますが、
層で今の横浜は過去最高レベルの捕手陣を抱えている思われます。
過去と違い負担の大きい捕手の守備負担を考えると十二分に活かして来ると考えており2017年の再来以上の結果を期待しています。
おまけ
個人的には堂林の打撃の印象が良く三嶋が投げたインコースのストレートを逆方向にはじき返していましたが
引っ張らずに逆方向ですからね。(追い込まれていたから)
井納からも追い込まれてからストレートを逆方向にはじき返していましたが充実度を覚えます。