を読んで補足を。
これを重視するのがラミレス采配です。
一試合に限らないから先々を意識し先発を温存してます。
反撃の準備が整ったと記事を書いて以降チームWARが急回復し巨人が落ちた事(足踏み)で首位と拮抗する数字になりつつありますが
彼の采配論、解説し続けて5年目。
監督にも癖のようなものありましてシーズン通した見込み(目標)に対しアジャストする為の流れを作って行くのが上手いです。
その流れを評し、このチームは強くなるなどと2016、2017年に指摘しています。
セの借金を独り占めしていた時期でも確信をもって語っていた根拠であり前半戦首位から史上初めて最下位になった2015年オフに
予感めいたものを抱いてもいますが、これも流れです。
そして懸念を表明していた2018年7月のトレードも流れ。
トレード成立時の2位から借金13の単独最下位に横浜は一度転落しています。
その流れを修正し反撃したのも流れ。
2018年オフに横浜は苦戦すると思ったのも流れ。
その予感通りに2019年の横浜は序盤投手継投に苦しみ後半は先発コンディション維持できず苦戦します。
総て流れです。
細い一本の線が見える時ありますが必然とも感じる流れ。
その流れを意識して記事を書いています。
割合大筋当ててるんじゃないでしょうか?
一つの大きな流れがあります。
その流れを作るものは何かと言えば横浜編成なわけですが。
彼らが短期的な優勝でなく長期的な目線もって折衷案的にチーム作りしているのは昨年筆を止めた記事で書いている通りです。
現状のファームの状況。
これも流れと言って良いのですが今の流れをみると今年勝負しないと当分優勝できない危惧もあり即戦力に振り切ったドラフトをして欲しかったという想いも強いです。
今年、即戦力ない状態で戦っている珍しい年ですが控え候補が今は見当たりません。
今はです。
その辺は
選手起用方法並びに抹消昇格選手にみる横浜現状分析 - 所持雑感
に書いている通りです。
今は非常に厳しい。
シーズン後半になれば細川なり伊藤ゆなりが上がって来るかもですが今は現有戦力で戦い続ける必要があります。
これも流れで、その流れを作り出したのは編成。
高田GMが主導したチーム作りが理由です。
光もあれば闇もあり、その影響を色濃く受けている横浜です。
なぜ?高田GMが主導したファーム改革(流れ)が苦戦し現在修正を迫られているかについては連載記事を書きたく考えています。
この問題、闇の存在を認識できるファンはどうも私だけのようです。
高田GMに問題があるとかでなく時代が高田さんが考えていたより先に進んでしまっただけなのですが(かつて上手く行っていたモデルが失敗した)
現在、システムを再構築し見直しをかけている横浜です。
底を抜けたと私自身は考えていますが即結果出ません。
でるにしても早くて来年以降と思っていますが(予想外れて今年中だと嬉しい)、これも流れでしょうか?
歴史とは、そんなものですからね。
過去を学び今をみて未来を予測できる理由ですが過去を知る事で今をより理解でき、その先を予測できることができます。
過去を知る事が大事な理由です。
今の苦境を書くとTBS時代も触れる必要があるかもですが今を伝えようとすると過去へ、過去へと行く必要がある場合がありきりがないです。
さて、流れです。
冒頭記事に戻りますが
引用
野球の試合には「流れ」があるというが、それは決して1試合に限ることではない。首脳陣も重々承知の上で采配を振るっているはずだが、この日の試合終盤は、前日の試合から翌日の試合まで「流れ」が繋がっていることを実感する展開となった。
この流れの原因となったのはビハインド投手の不在。
ブルペンデーを前日にやったのが原因です。
ではブルペンデーの原因とは何になりますと各種記事で書いているファームでの先発候補不足が原因です。
これ監督ではどうにもなりません。
流れを作り出した大本は采配(戦術)でなくより上位の戦略(編成)です。
駒を準備するのが編成ですが手ごまがない以上采配が窮屈になります。
では?ブルペンデーに対しラミレスは翌日に向けて準備してなかったのでしょうか?
していたのですが
梶谷故障に伴う三上降格と桑原昇格の煽りでビハインドで投げる投手が不在となってしまった横浜です。
今日、そして明日の試合を考えた場合、投手起用の選択肢は減ってしまいました
勝ちパの場合は三嶋、石田、パットンらを動員できたと思いますが一枚削らざる終えない事でビハインドで投げる投手が不在になっています。
その薄さを補う為にエスコバーが2回を投げ平田が一イニング投げる事になっています。
ところで、
流れを意識すると昨日の試合勝てたのでしょうか?
答えはNoです。
戸柱9番の意図と貧打の予兆を覚えた8/2阪神戦 - 所持雑感
にて貧打の予兆について記述していますがガルシア相手に打てなかった横浜です。
勝つためには4,5点奪う必要がありましたが4,5点奪える状況に昨日の横浜打線はなっていませんでした。
敬遠策が原因との話も聞きますが勝敗の帰趨は打線の状態を考えると井納の3失点で決まってしまいました。
一方、井納3失点は許容範囲内。
この流れ宜しくないので
貧打の予兆を覚えたが故に動いてきたラミレスに思う 2番とやっぱり捕手良いよね。 8/4中日戦 - 所持雑感
指揮官、いつも通り早めに動いて流れを修正しています。
その流れの延長に昨日の試合があります。
もっというと2018年にチームを壊してから以降の流れの結実でしょうか?
個が弱いからで壊した原因を考えると育成に苦戦してしまったからで。
いろいろエクスキューズ(情状酌量の余地)ある横浜です。
こんな戦力で優勝を狙うからで解体されたチームラミレスについて思う - 所持雑感
より引用
ここまで落ち込んだチーム状態を戻せたらラミレスさん相当優秀です。
っと横浜を評し、この記事を書いた約20日後に単独最下位に沈んだ横浜でしたが、その後立て直したラミレスです。
この流れの修正に関し定評ある監督ラミレスです。
このラミレスに指揮権がある今期は強いと感じる理由です。
では、その流れでみると昨日試合で重要なことは?
それは神里に代えて楠本を先発起用させた事でしょうか?
ラミラスの神里への評価と楠本への見立てがわかる面白い事例と考えています。
続けて書いてく予定です。
本当はチーム状態良いので休載するつもりでしたが
神里への見込みが私の想定と違い若干流動的なようなので記事に書いておこうと思います。
横浜優勝に向けて幾つか必要条件ありますが、その一つが神里のレギュラー化です。
これが難しいと戦力読み低下です。
日替わりで選手を使い切る采配で優勝できたチームは仰木監督ぐらいでしょうか?
過去実績上、打順、打線固定できないチームの優勝難易度高いです。
固定は手段であって固定される場合には固定に相応しい力があるのが通例です。
その力、個がないと目標である優勝に届かないです。
手段と目標をはき違える采配をラミレスしません。
神里のレギュラー化は優勝に向けて有力な手段の一つですがこの辺どう見込んでいるか考察記事を書きたいと考えています。