8/11 阪神戦回顧② 神里に代えて楠本を起用した事に関し考察

aaakkkaaa.hatenablog.com

の続きです。

神里に関し強い期待を持つだろうことを前記事で書いてますが(理由、背景)

今回はそんな神里に代えて8/11阪神戦で楠本が先発した理由についてです。

 

相手の先発は左腕ガルシア。

持ち味は直球とスライダーです。

右にはチェンジアップ使いますが左には直球とスライダーだけになります。

今永や石田系の投手であり

aaakkkaaa.hatenablog.com

に書いている通り左腕であるがゆえに倉本も8/11の阪神戦先発しています。

現在、倉本が起用されている相手は今永や石田のような左打者のインコースを攻める武器(対になる変化球)を持たない左腕かヤクルト山中や阪神青柳のような変化球投手(青柳を変化球と言って良いのかわかりませんが左にとって出所が見えやすい投手)相手に先発しています。

 

苦手なのはクロスファーを武器(と対となる変化球がある)と出来る右腕。

 

その関係性で考えると神里はどうして左腕ガルシア相手に外され11打数0安打 今シーズン昇格と降格を繰り返しており必ずしも調子が良いとは言えない左の楠本を先発させたのでしょう?

 

まず楠本側の事情ですが倉本に近い特性あり左を比較で苦手にしてないです。

実際、神里の代役起用された8/11の試合でガルシアから本塁打を打っています右よりは苦手としてないです。

なぜ?左を右程苦にしないに関しては左投手の多くが左打者に対して楠本の課題とする縦方向の変化球を投げないのと

体に近いボールを今の左腕の多くが投げないからでしょうか?(今永や石田らと同じ理由)

インスラとか楠本ダメでしょうか?

左の方が打てる理由があります。

 

楠本の2019年の成績ですが

対右 打率.216 

打数53 

四球1→500打席で10 極めて少ないです

三振15→500打席換算で150 三振率も高い

 

対左 打率.190

打数28

四球6→500打席換算で107 凄く多い 

三振4→500打席換算で71 普通? やや少ない

 

打率では左右差見えませんが三振率と四球率で差が生じており倉本とは違う理由で左に楠本が強そうなデータが見えてきます。

 

楠本に関して何度か記事化していますが彼、横系統の変化球に強く体から離れたボールにも強いです。

つまり左投手が左相手に武器としている外スラに彼、対応できていまして。

それもあって左腕ジョンソンに対しラミレスは先発させたとみています。

その起用に楠本応えて1本塁打しました。

 

さて、神里の課題はですが

どうも左の出所が見えにくいようなんですよね。

 

出所が見えにくい左腕の投げる外スラにタイミングを崩され、そのままずるずる行くような場面が昨年ありました。

 

一軍の投手は野手の間を崩すような配球をします。

形が定まる前の野手ですと型を崩され易いです。

伊藤ゆや細川昇格に対しチームが慎重な理由

 

そのまま戻らずなのは神里に限らず多数おり一年出場し続けられる野手は不調期が短いです。

彼らは間を修正できます。

 

神里、前日左腕岩貞にタイミングを崩されており続けて崩されると間を修正するのに時間がかかりそうでした。

 

空振り多いとポイント崩されちゃう場合あります。

 

今、神里が不調に陥ったら厳しいです。

彼に期待するが故に大事に起用したのではないかと推察しています。

神里も今期二軍スタートでしたし未だ未だな部分が内在します。

 

神里は7/5に登録され8/4に本格的に使い始めるまでおよそ一か月一軍で帯同し続けますが

そこで徐々に調子を整え期をみラミレスが神里を抜擢した感じです。

 

昨年あたりから一軍での調整機能が充実していますが妙に打撃改善する選手が多いんですよね。

オフにシーズン中に課題に対し対応し翌年成績を伸ばす筒香型か二軍で研鑽して結果を出す事で一軍成績を出した梶谷型しか私見たことなかったのですが

 

昨シーズンから佐野やソトなどシーズン中に大幅に打撃水準改善させる選手いましてビックリしています。

参考記事

2019選手寸評 佐野編 - 所持雑感

 

この辺の選手運用、練習を良くみている監督さんなので野手の起用に関しては見込みを違える事少ないです。

 

佐野とか左右関係なく起用させ続けています。

使い時間違える事が少ない監督です。

 

その意味で言うと神里に対するラミレスの強い期待感を感じると伴に楠本の起用を倉本同様左に限定する事で成績をださせる可能性を感じています。

 

選手起用全般に技術を理由とした起用が目立つ監督さんですが雑多なデータ対戦打率や対戦防御率、投手別防御率)を参考にしているようでしてない可能性が高い監督さんです。

 

大和が対阪神戦OPS1.067 対右 打率.306にも関わらず右腕青柳相手に先発を倉本に譲りましたが

 

雑多なデータだけを頼りに起用しているわけでなく技術的な根拠をもった相性を意識して起用しています。

 

雑多なデータを理由に起用を説明する時は他に理由があるのを隠す為でしょうか?手の内をばらさない為の方便なんですが、これが誤解を招く基にもなっています。

 

本当に手がなく雑多なデータを理由に起用している場合もあるかもですが

しっかりとした根拠をもって起用している場合は成績良いです。

 

それ故に神里は8/11一試合だけ先発外されただけで翌日から先発を続け楠本は神里以上に相手を選ぶ必要がある事で8/11に本塁打を打っても先発できていません。

 

しっかり選手の状態を見極めています。

野手に関しては、その傾向強いでしょうか?

 

今の一軍なら楠本を使いこなせる可能性を覚えます。

左腕相手に場を与えられるかもです。

 

 

これで暫く休載予定です。

そろそろファーム育成が上手く行かなった理由のレポート連載を始める予定です。