8/16 横浜の打線がつながらない理由について考察と普通になった横浜打線

神里が1番に回って以降、打線が今一な横浜。

その原因の一つは2番。

今起用している2番のOPSが.300と非常に低調です。

 

コア4以外の2番成績

神里 8試合 36打席 OPS.946
桑原 3試合 12打席 OPS.614
乙坂 5試合 19打席 OPS.325
中井 3試合 11打席 OPS.282
柴田 3試合 14打席 OPS.322

オースティン4試合 18打席 OPS.1.25

 

2番が重要なのは

full-count.jp

に書いてる通りで

アウトカウントの浅い状態で回り易いのが1,2番。

先頭打者で出塁させる事が重要。

ツーアウトからの出塁で点を奪う事の難しさは統計結果が示している通りです。

 

www.baseball-lab.jp

 

犠打が万能でないと考えられている理由は上記理由です。

アウトカウントを与えるという行為が得点を奪う可能性を減少させているのは統計が教えている通りです。

層別してない雑多なデータです。

そうではない場面も内在していますが3回サイコロをふれるのと2回しかサイコロをふれないで得点期待値が違うのが野球における統計結果です。

 

アウトカウントを与えず進塁する事が最上。

その帰結としてイニングの先頭打者が誰なのかは非常に大きいです。

初回に得点が多いのは必然のようなモノでしょうか?

イニングが上位から始まります。

 

浅いアウトカウントで上位に回し、その上位が出塁する。

かつ、アウトカウント与えずチャンスを広げる。

 

2番が重要な理由です。

打線回りは、その時々で違い全体最適化次第で2番に強打者置く必要もなくなりますが

baseballgate.jp

 

2番に有力な打者を置いた方が得点能力が高くなるのは間違いないです。

尚、ラミレス横浜は基本的に予測される得点より年間+30ほど記録しており効率の良い打線作ってはいます。

9番に野手がいるから得点を奪えない場合もありますがより多くの利得をチームをもたらしています。

 

そういう監督さんですので2番をキーに打順構成を悩み続けたのですが

なかなか固定できませんでした。

ここに嵌る選手が出てくると大きいのは言うまでもないです。

参考記事

貧打の予兆を覚えたが故に動いてきたラミレスに思う 2番とやっぱり捕手良いよね。 8/4中日戦 - 所持雑感

当時感じた貧打の予兆が現実化している部分ありますが(梶谷は故障なくても夏バテ気味で調子落としています)

 

2番。

2番に誰を置くか。

その是非で横浜打線が再活性化します。

当ブログでも2番、2番がたくさん出てきますが、それだけ悩み続けた打順でもあり、横浜のキーとなっています。

 

最も例年と比べると横浜打線良い数字がでており

今期セイバー上でプラスを記録しています。

 

2014年平均より-77点すくない 

2015年-46 

2016年-64 

2017年-30

2018年-60 

2019年-42 

2020年+16.6点平均より多い 

 

数字は走塁を除いています。ベースランニング含めると。。。

参考にライバルチームの今期数字は巨人さんが+20.6点多い、広島さんが+21.6です。

 

横浜打線というと貧打の歴史なのですが+で終われれば初めとなります。

二軍からの戦力供給ないですが従来からいる選手の能力を把握し最大化しているラミレスです。

参考記事

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

強力打線とは上記指標で+100得点とか記録していた広島さんのような打線でマイナスを記録し続ける横浜ではないです。

過去の横浜打線、見かけ強力ですがバランス悪いんですよね。

 

今期のは横浜は

 筒香MLB

ソトの病気、そして不調。

オースティンの離脱。

梶谷の夏バテに故障。

伊藤の二軍降格と故障?(二軍で長期間試合に出ていません

ロペスのスイングに力強さが戻らない

ファームから戦力補充なし伊藤ゆ、細川待ち

 

などなどイロイロありますが

 

それを補ってあまりある数字を打線全体で記録しています。

後は2番です。

ここ決められればラミレスが適当に打線作ってくれるハズです。

その答えは梶谷の復調待ちなのか、もしくは新戦力の登場なのか。

野手の見込みに関しては傑出している指揮官です。

その起用に注目したいです。