先発が崩れイニングデーが多発し先発が足りなくなった事で勝負手でパットンを先発させたり
8/17 崩壊しつつあるシーズン戦略と去年の記事に勇気をもらった私 - 所持雑感
にて心配していた通り中継ぎの登板過多が進んでいた横浜。
記事でも
打は悪いなりに目途がつきつつあり復調気味なのですが投が悩ましいです。
っと書いてましたが流石に難しかったですね。
残り試合を意識し巨人戦で仕掛け大きなダメージを負った横浜でした。
3連敗を喫し残り試合60試合を切った状態で8.5ゲーム差に広がっています。
先発も中継ぎも低調な中、チームを救ったのは大貫でした。
酷暑、デーゲームで価値ある完投です。
いつものラミレスならコンディション維持を気にして降板させたかもしれません。
実際したかったと思います。
がチームに必要だからで完投をさせています。
これが本当のチームプレー。意味ある完投でしょうか?
2019年8月18日の今永以来の完投。
当時も横浜は先発が崩れた事で苦しんでおり中継ぎが疲弊した事で今永が140球完投しています。
2019年開幕序盤と違い必要だからで完投させています。
ただ、その後、100球目途に戻りはしましたが勝負の9月に今永はコンディションを大きく崩し月間防御率5.88となってしまっています。
その事はラミレスの頭の中に入っていたハズです。
だからこそ
先発コンディションに気を使い、来るべき時に備えていました。
その積み重ねが今日の大貫の完投を呼び込み(自重していた)、次回登板きつくなる危惧があっても完投がチームに必要だった。
それに応えた大貫。素晴らしかったです。
大きな勝利です。
来週、大貫は完投の影響を考慮し早い回で上がるかもですが今を救ってくれました。
そして、その大貫をリードしての戸柱の配球。
珠玉のデキに感じました。
昔を想うと感慨深いです。
ごにょ、ごにょ上手く動かすので失投(甘い球)が失投にならず相手が打ち損じてくれます。
昔横浜が苦戦していた投球パターンです。
結果、球数少なく投げ切らせる事が出来ましたが大野&松井や石川&中村のような出来でした。
大貫と戸柱を組ませ続けるのもわかります。
横浜の正捕手伊藤が言う
ど真ん中のまっすぐで打ち取るためには、例えば打者に対して近いところの速い球をしっかり意識させることで、ゾーンが広がる。そういう配球をしていけば、甘いボールが甘いボールでなくなる。これまでの経験を伝えたい。
これと同じような事を過去記事みますと良く配球論で書いていましたが戸柱も、その域に達しています。
過去記事で、この手の記述(2017年ごろ)をすると悪い例で戸柱を出していましたが捕手は時間かかりますね。
ただ、ただ素晴らしかったです。
勿論、戸柱の要求に応えられた大貫が一番偉いのですが甘いボールが甘いボールでなくなる。
まさに理想の配球でした。
酷暑、デーゲームの価値ある大貫完投を引き出した影に戸柱ありです。
本日、大きな出来事が3つあり3本立てです。
記事1、
9/5 広島戦 打線が漸く復調? について雑感 - 所持雑感
記事2、
9/5 広島戦 打線短観 軸(倉本のレギュラー化)が決まりつつある? 9番は倉本? - 所持雑感
昨日に引き続き分岐点と評して相応しい試合内容でした。
なって欲しいも無論ありますが漸く打に目途が立ちつつあります。
さぁ、後は今永、平良、オースティン待ちです。
残り試合とゲーム差。
WARなどでみた戦力的にも厳しいですが俄然楽しみになってきました。