コメント要望あり記事化です。
まず、パットンとピーブルズのポジションチェンジ(先発と中継ぎを入れ替え)の動機ですが
戦力足りないというが大前提にあり先発不足だった事にあります。
平良、今永らが健在なら行われてない可能性の高いプランです。
そんな状況下(先発不足)で先発のピーブルズをどうして中継ぎに回すのって話になるのですが
ここが事件の核心です。
横浜ファンの多くが疑問に思っただろうポイントです。
先発不足なのに先発を中継ぎに回した敗退行為と揶揄されるかもしれない事件性の高い采配。
犯罪者心理を読み解く必要が出てくる部分でしょうか?
ワイダニット・・・野球記事でワイダニットが連呼されること自体が奇異です。
監督の動きが早すぎて私もついていけないです。
ラミレスにより行われる各種難事件(定石崩しをする監督なので難解な事件多いです)を解析し続けて来た私ですら状況理解に数試合要する状況でした。
解説者も批判していました。
一般的なファンが抱えただろうストレスを想像すると胸が痛いです。
以下、
先発不足にも関わらず天王山の巨人戦で先発を中継ぎに回すという不合理が行われた動機、背景を考察していきたいです。
まずはピーブルズ先発時の予定ローテです。
巨人戦
9/5上茶谷、9/6濱口、9/7ピーブルズ
広島戦
9/8井納、9/9大貫、9/10京山(ブルペンデー)、9/11?(ブルペンデー)。。。続けて阪神戦
一般的な運用では9/6の京山と翌日の9/7がブルペンデーになる可能性が高かったと思われます。
13連戦の真ん中で二戦連続のブルペンデー。
13連戦ご承知の通り過酷な日程でした。
移動日なしの長距離移動による連戦です。
巨人戦終えた翌日午前中広島に移動してそのまま試合。
広島4連戦終えた翌日同じく移動うしてその日に横浜で試合。
そんな日程で二日戦連続のブルペンデー濃厚をどう考えるかですが避けたかったように思われます。
その回答が
上茶谷、濱口、パットン(ブルペンデー)、井納、大貫、京山(ブルペンデー)、ピーブルズ(予告先発されてます)でした。
この青写真一見すると良く見えますが濱口が浅い回で降板し巨人戦で2戦連続のブルペンデー。
さらに9/4の井納も長い回を投げれず延長を戦う事になってしまい破綻したのは皆様ご承知の通りかと。
それを救ったのが大貫の完投と打撃陣の復調。
参考記事
ソト自身は8月成績良かったのですが本塁打少なく。
チームも本塁打率で前年比20%弱減と迫力欠けていました。
本塁打が少ない故に根詰まり起こしていたのは8月上旬の記事から書いている通りです。
ソトだけが原因ではないですが、その要因の一つが取り除かれた事で流れ始めます。
根詰まりの一部が取り除かれとシナジー効果的な感じでイロイロな根詰まりが解消されるときありますが打線バラスが一変しかけています。
上記はポジティブな部分ですが一方でネガは先発の早期降板。
イニングデー前提のパットンはしょうがないにしても濱口、井納と期待に応える事が出来ずかなりキツカッタです。
キツカッタですが
濱口、井納は実績上計算できる投手であって京山やピーブルズが巨人戦に登板した場合に9/7(月)投げる予定であった投手は期待はしても計算してはいけない投手であった可能性が高く自然扱いとプランが変わってきます。
期待しても信用するなという格言がありますが
期待するから安心で準備しなかったら穴が空くだけです。
期待通りの投球をしてくれたら嬉しい。
出来ない可能性が高い場合は備えて準備するのが管理者責任です。
そう考えるとブルペンデー濃厚な試合の連戦を回避できるかもしれない
上茶谷、濱口、パットン(ブルペンデー)、井納、大貫、京山、ピーブルズ(予告先発)
はありだった感じます。
プランとしてはありでしたが思惑通りにならかった感じでしょうか?
このプラン自体今永、平良が離脱した週から準備していたのは先の記事でも書いている通りです。
その予定で行くと
9/1上茶谷、9/2濱口、9/3パットン 9/1~9/3巨人戦はピーブルズ中継ぎ
移動日なしで9/4広島に移動 9/4井納、9/5大貫、9/6京山、9/7ピーブルズ
移動日なしで9/8横浜に移動 9/8坂本、9/9上茶谷、9/10濱口、9/11井納、9/12大貫、9/13(日曜) 13連戦最後を中5でピーブルズ
こんな計画だったと想定しています。
ピーブルズを中継ぎに回すわけでなく中継ぎ、先発にフル回転して貰う為のプランでした。
主要投手陣の中で一番余力あるのがピーブルズです。
13連戦戦い切る為にチームの為にフル回転して貰う為の苦肉の策。
参考記事
より引用ですが
―13連戦中に先発(ピーブルズ)を中継ぎにする決断になったが。
「13連戦である程度の計画を決めている。その一環としてこういう決断をした」
―その当たりの決断はすぐに決められたようなものなのか。
「急にこういう感じでと決めて実行するわけではない。しっかり調べて、準備する期間があってこの決断をしようということ。
約2週間前から構想があって、実行しようとしている。特に外国人に関しては慎重に、しっかりコミュニケーションを取って前もってこういう形という話し合いをして、こういう形になったということ」
2週間前というと今永、平良らが抜けた週。
今永、平良らが健在ならおこなれなかったプラン。
急場を凌ぐという意味でアリだったと思います。
当然、双方ともにリスクあると思います。
13連戦の折返しの9/6、9/7に二戦続けてブルペンデーをやり移動日なしで横浜に移動して連戦を続けるリスクと。
巨人戦、広島戦で分けてブルペンデーを行い、一軍で起用してなく余力のありそうなピーブルズを十全に使うリスク。
どのリスクが一番13連戦で勝率が良いかと考えた結果、チームはブルペンデーを分散できる可能性の高い今回のプランを採用したという話でしょうか?
ここで大事なので再度いいますが今永、平良が離脱してなければ、ファームに代わり得る先発投手がいればわざわざこんなリスクあるプランを立てなかった事だけは、
ここの読者さんには知っておいて欲しいです。
ラミレスも試合談話で話していますが平良、今永離脱により生じた先発不足がトリガーとなってプランを立てています。
13連戦でなければ別の対応も出来たかもですが連戦ゆえに今回のような形になったと理解しています。
後はオースティン昇格後にピーブルズら含めた外国人(ソト、オースティン、エスコバー、パットン、ピーブルズ)をどう運用していくかになります。
今の横浜の戦力を考えた時下からの補充が少なさそうのが投手陣。
何らか考える可能性が高いです。
犯罪が起きうる状況が揃っていそうです。
序盤に行われたような不可解采配が起きるかもです。
参考記事
エスコバー第二先発と3イニングについて雑感 7/4 対ヤクルト戦 - 所持雑感
上記、状況を回避できるとしたら今永、平良の早期復帰です。
離脱して、かれこれ3週間経ちました。
チームは耐えていますが(離脱以降の勝敗はホボ5分)負担が大きくなっている中継ぎに疲れが見え始めています。
本来は打撃復調しつつあることで貯金モードだっただけに惜しいとは感じます。
8/6 ラミレスが先発コンディションに気を使うわけと 反撃の準備が整ったと期待したい - 所持雑感
この記事を書い通りに事が進んでいれば別の世界がみれたかもですが
投手は我慢となり、その過程で中継ぎが疲弊しそうです。
その時にピーブルズが再度中継ぎに回るかもしれません。
OBの斎藤は
「ピープルズを先発で固定すべき」 DeNA逆転Vへ...齊藤明雄氏が投手起用に提言(J-CASTニュース) - Yahoo!ニュース
っと言っていますが
先発が長い回を投げれなくなると次起きるのは中継ぎの崩壊。
ブルペンデーが多発しておりキナ臭くなり始めています。
犯罪者ラミレスの見どころです。