野手
打撃
1位 阪神 +12.3点(平均より多い)
2位 ヤクルト +5.9
3位 巨人 +5.0
4位 広島 +1.4
5位 横浜 -8.5
6位 中日 -22.2
横浜が打撃でプラスを記録するのは2014年~2021年でみると2020年のみであり見慣れた数字。
今を貧打と評すると極貧の時期が何度もあり評論に困る。
外国人他を指導していたラミレス打撃コーチ不在の影響が気になるが外国人の状態が戻れば数字は改善される見込み。
ベースランニング評価
1位 阪神 +4.0点
2位 ヤクルト +1.3
3位 広島 +0.4
4位 中日 +0.3
5位 横浜 -2.0
6位 巨人 -2.1
外国人不在かつ足を使える野手を抜擢した上にマイナスを記録。
シーズン換算で-14点という数字は2014年以降で最も悪い。
今の所、新監督の方針は掛け声だけになっている。
UZR(守備)
1位 巨人 +5.7点
2位 中日 -0.1
3位 阪神 -1.1
4位 広島 -5.7
5位 ヤクルト -7.0
6位 横浜 -8.3
横浜が現在記録している数字はシーズン換算で-58.1点。
ラミレス政権下で記録したワーストの-39.9点と比較しても悪く数字の残る2014年以降でもワーストの記録。
守備が決して良いとは言えない外国人不在での記録な為、今後心配される数字。
スモールベースボール掲げて戦っていたハズだが数字でみるとスモールベースボール以前だった現実が見えてくる。
野手WAR
1位 阪神 +4.0 143試合換算 +30.1勝
2位 巨人 +3.3 +20.4勝
3位 ヤクルト +2.2 +16.6勝
4位 広島 +2.0 +14.3勝
5位 横浜 +0.1 +0.7勝
6位 中日 -0.4 -2.9勝
シーズン換算で0近くを記録するのは2018年6月の横須賀べースターズ以来?
当時当該期間中の野手WARは-0.2勝。
通年で見た野手WARでみると2015年に記録した+4.2勝がワースト。
ラミレス政権下でのワーストは2018年に記録した+6.3勝。
過去実績上優勝するには、この数字で+20勝を記録する必要があり横浜の課題。
ラミレス政権下でのベスト記録は2017年に記録した+15.3勝。
外国人が打ち始めれば数字は回復するとは思うが優勝の必要条件である+20勝には今期も届きそもない数字。
野手WARで+20勝を記録するにはセンターラインの強化が必須事項だが
投手
1位 巨人 +4.4勝 シーズン換算 +30.0勝
2位 阪神 +3.4勝 25.6勝
3位 広島 +3.1勝 22.2勝
4位 中日 +2.9勝 20.7勝
5位 ヤクルト +2.4勝 18.1勝
6位 横浜 +1.2勝 8.2勝
シーズンでこのまま+20.0勝を切るとしたら2014年以降で初めてケース。
おそらく、そうならないと思うが
記事でも
アフターラミレスの配球、捕手陣と三浦監督、新沼コーチに思う - 所持雑感
序盤の混乱が落ち着きつつあり改善傾向。
解説者に評判の良くない配球も新沼コーチないし三浦新監督と捕手の連携不足が原因と感じており諸数値回復傾向。
投手面では心配してない。
シーズン換算でみたチームWAR
1位 阪神 +55.6勝
2位 巨人 +50.4勝
3位 広島 +36.5勝
4位 ヤクルト +34.7勝
5位 中日 +17.8勝
6位 横浜 +8.9勝
優勝するには+45勝以上が望ましく勝率.500の目安は+40勝。
横浜は2014年以降で未だに勝率.500の目安の+40勝を記録してない12球団唯一のチームであり足腰が弱い。
今の数字だけでみると阪神と巨人のマッチレース。
チームWARと勝率についての検証 ラミレス横浜が記録して来た数字の意味について - 所持雑感
より計算した期待勝率の計算式 回帰直線y=0.249+0.00639xチームWAR
でみると横浜の期待勝率は0.31。
21試合で6.5勝。
6~7勝程度できた数字だったが現実は3勝。
WARの割に勝てないチームの特徴はチームの形が定まってない場合が多く今回で言えばブルペンの混乱であったり先発投手への配球指示が原因と考えている。
そして横浜の場合投手WARの割に失点が多そうなデータが出て来ており
チームWARの割に勝てなかったヤクルトについて分析 ①、得点編 - 所持雑感
未完になっているが
引用すると
ヤクルトのWARの割に勝てないは得点でなく守備も含めた守り(失点)の問題になってきそうだが記事書きつつ分析を続ける予定である。
LOB率の悪化。
別名残塁率。
LOB率は厳密にいうと残塁率ではないのだが被出塁からどれだけ選手を塁上に残しているかの指標で当時のヤクルトは極めて悪い数字を記録しており今の横浜も宜しくない。
セイバーではヒット一本、二塁打などに重みを付けている為、その重みと実際がズレるとWARの割に得点が多かったり、少なかったりする。
ラミレス政権と言うと野手WARの割に多くの得点を記録している点に特徴があった。
出塁(被出塁も含む)に与えられる重みとズレると数字の割に勝てたり、負けたりという評価が成り立つが
そのLOB率で今の横浜は68.2%と悪く投手の実力以下の数字としている可能性がある。
開幕序盤は、この数字が66%を切るような有様で効率よく失点を喫していたようだが
この数字が戻ってきている。
問題は何処まで回復するかだが・・・
その解析をするには低LOB率が記録されるのはどのような場面なのかの説明が必要で過去何度か記事化しているが
2014年序盤の中日のようにセットに問題がある。
2014年阪神のように新人がマスクを被っている。
2019年ヤクルトのように守備と投手に課題がある場合。
2015年序盤の横浜のようにチーム方針が絡む場合・・・
2015年同様新沼コーチが原因?
新沼コーチも久しぶりですししょうがない。
さらに今期は守備も宜しくないですからね。
現在、改善傾向を覚えますがラミレス時代と違う部分が幾つかあり
勝負しろ、逃げるなっと捕手が投手に紐づけされなく調子をみて起用されている点でしょうか?
勝負しろ、逃げるなは三浦監督の野球哲学のようなモノで短期的に結果でなくても長期的には結果出しやすいとみています。
今の所マイナスが大きく要所で失点していますが気持ちを全面に押し出す事自体は否定し難いです。
ラミレス時代は大人の配球し過ぎて面白みがないというかセのドレスコードに則り四球おkの配球が比較で多かったです。
今の横浜は全般的にゾーンで攻め続けています。
攻め続けないと四球が増えちゃうのもありますが
まぁ、しょうがない。
阪口がいい例ですかね。
三振/四球で1という防御率1点台の投手とは思えない数字を記録していますが気持ちを全面に押し出して戦っています。
この数字って凄いのですが・・・
阪口で記事書いても面白いかもです。
三振数と四球数が同じという非常に尖った数字となっています。
阪口は三浦新監督の方針にマッチした投手かもです。
そういう面もあるので殊更否定したくはないのですが青い配球と言うか・・・
各所で指摘されていますが
さらに前年までと違いバッテリーの固定を解除していることでしょうか?
結果、捕手が相手打線をイメージして準備し難いように感じています。
自分が誰と組んで、どのチームと対戦するのかわかっているとビッグデータからイロイロ配球固め易いですが
出れるかわからないと準備が疎かになり易いです。
全チーム出るつもりで準備するには膨大なマスデータに埋もれてしまいますし元中日松井のように試合終えても深夜過ぎて迄研究する事になりますから
スポナビ時代のデータはインポートした際に壊れているので読み難いですが引用すると
引用
【中日好き】松井雅人、『正解のない答え』を探す正捕手への旅
夕方6時、ナイトゲームが始まる。平均すればおよそ3時間。終了後1時間もすれば、選手はドームから自宅に帰る。そこから更に1時間。23時を過ぎた頃、キャッチャー松井雅人はようやくナゴヤドームを後にする。
試合後に映像ルームでその日の配球を振り返る。自宅に帰っても同じ作業が待っている。試合前も同様に対戦相手の打者のデータを頭に叩き込む。捕手はどのポジションよりも準備に時間を要する。同時に正捕手の座を手にするまでも時間が掛かる。
そんな生活が継続できるハズもなく、そのシーズンに松井は二軍に落ちています。
そんな生活を避ける意味もあってか?投手と紐づけしていた横浜。
これが阪神梅野ようにでずっぱりになると、ここまでやれないと思います。
しかし負荷分散していた横浜だと出来るわけで
だから横浜の捕手陣は素晴らしかったのですが、
その良さが消えている部分を感じます。
おそらく新監督方針として捕手を固定したいんだとみていますが
打撃で抜けてないとマイナス面大きです。
負荷分散かねて戻した方が良いかもと思います。
このしたい(捕手を固定したい、犠打を増やしたい、スモールベースボールをしたい他)と出来るの狭間で横浜は成績不振に陥っていると思っていますが徐々に落ち着いてきていますので試合になるんじゃないかと期待しています。
結局、このしたいと出来るを突き詰め勝てるチームとは?
になるとラミレスのような野球になる可能性があるのですが・・・