戸柱が抹消され代わりに二軍から光が昇格してくるようです。
春先に競争に負けた経緯をみていると今のバッテリーコーチとも折り合いが悪そうなイメージがありますが
個では捕手陣で抜けており序列1位な伊藤です。
その序列一位が春先に競争で負けていた。
そこにバッテリーコーチの意向が見え隠れします。
そして降格した伊藤は下で故障し暫く試合に出てませんでした。
実戦に復帰したのは5/8。
そこから急ピッチで仕上げているわけですが一般的には早い昇格となります。
本来の予定は交流戦からでした。
一軍における緊急度を覚える状況です。
前倒しを三浦は決断しています。
ソトやオースティンのファーム調整なしの一軍起用ほどではないですが
早くは感じます。
じゃー誰が求めているかと言えば三浦監督。
今の捕手陣の配球に対し不満をもっているのは
遠征先のカード頭でなくカード途中に高城を急遽呼び寄せ即先発起用などで垣間見られています。
実に乱暴な起用でした。
参考記事
4/25 横浜一新、終わった・・かもしれない 4勝19敗4分け - 所持雑感
かなりイライラしていると思われる起用をし続けています。
他、多数。
懲罰交代する事で自ら勝ち筋を狭めるなどイライラを感じる起用をしています。
巷間で語られる三浦へのイメージと、その起用にはかなり乖離が生じています。
闘将よりです。
優しい監督でなく厳しい監督です。
自分の求める野球に応えられない選手に怒っているというのが妥当な状況でしょうか?
三浦がしたい野球を表現してくれる可能性がある選手を抜擢したがっています。
昔ならいざ知らず一軍昇格即捕手先発マスクはリスクがあり過ぎて近年はしません。
相手打線や自軍の投手の状況確認、中継ぎ投手など様々な確認項目がありデータを読み込む必要があります。
打撃や経験で抜きんでている巨人阿部のような選手ならありえますが
そこまではないです。
起用するにしてもファームで一緒にやっていた投手(投手の状態がわかっている)とセットでしょうか?
ポイント①、伊藤の先発マスクの時期
ファームでバッテリーを組んでいた今永と組むならわかりますが他の投手と組むようなら・・・
今のバッテリーコーチと捕手陣に相当な不満を持っている証左と思われます。
二度目ですからね。
要は膨大なデータ確認作業をすっ飛ばしても
伊藤の方がマシだと言う事を高城の起用に続いて表明する事になります。
そして困ったことに伊藤の経験に託した方が上手く行く可能性もあるぐらい三浦の求めるゾーンで攻めるに関し今の捕手陣(バッテリーコーチ)が消化不良を起こしています。
嶺井は比較でマシですが
ポイント②、戸柱の降格
三浦の求めるゾーンで攻める配球が比較で苦手です。
昔はゾーンにエイやっで良く打たれていましたが経験を経るに従いボールゾーンを上手く使う配球(ズラス配球)でラミレスから高い評価を受け平良、大貫らで結果を出していました。
このゾーンで攻めろ指令に戸柱、上手く対応できませんでした。
それでも第三捕手として戸柱が残ると思ったのですが
第三捕手である高城でなく戸柱というのが何ともです。
ポイント③、戸柱のフォームでの起用方法
戸柱降格する事で捕手陣全員右野手になるのですがにもかかわらず戸柱が降格し高城が残留しています。
では戸柱はファームで伊藤同様のペースで使われるのでしょうか?
答えは否の可能性が高いです。
高城が一軍昇格前にファームで起用されていた程度の頻度でしょう。
3,4試合に一試合起用されるかどうか。
捕手は戸柱以外に山本、益子、東妻と三人もいます。
高城の昇格前の起用法に準ずるだろう事を考えると今回の重みを覚えます。
これが伊藤光並みに調整試合が与えられるようですと三浦の考えが決して伊藤光にオールインしてない証左になりますが
タイプ的にプランBを作らない監督さんなので起用頻度減るのではないかと見ています。
厳しい立場になりました。
それとの比較で伊藤がどれだけ求められていたかがわかります。
にも関わらず春先、競争に負けていた。
評価が一変したというより起用を決める人がバッテリーコーチから監督になった可能性が高いです。
これは後々に響くポイントですので何気に見どころです。
こういうのは談話では見えてきません。
ポイント④、捕手の起用頻度
ラミレス時代は負荷分散をかねて6連戦なら
第一捕手3,4先発マスク。
第二捕手2先発マスク。
第三捕手1先発マスクが通例でした。
理由として正捕手に固定できるほどの力をもった捕手が居ないというのが大きかったです。
それに対し三浦は固定したがってまして個に劣る捕手を固定し成績を悪化させていた面がありました。
捕手は固定したいみたいです。
良く言う三浦のしたいですが・・・
ラミレスのように3捕手使うのなら一番評価の低い高城が落ちて伊藤、嶺井、戸柱体制だったと思いますが
監督にはその気がなさそうです。
誰が選ばれるか?
上手く情報交換できると良いですが
負けたらファーム、選手生命終わりです。
一番の敵はベンチにいる。
出場を機会を奪う選手が敵です。さて、どうなる事やら。
ポイント⑤、高城の存在とトレード
高城が一軍に残ったのは先述の事が理由と思いますが
それだけでも弱いです。
他に付加価値を監督が認めている可能性があります。
筒香が嫁にするなら高城を語った事があります。
横浜では貴重な気遣いの人。
チームの為にを体現している選手です。
様々、ベンチでやっていますが
試合に出れなくても腐る事なく(本当は折れていると思いますが)出来る事をしてくれる。
チームが苦しいからこそ、そういう選手が貴重です。
2015年の憲晴のような立場かもしれません。
伊藤と嶺井で生存競争をかけた激しいレギュラー争いが始まりそうですが
その仲をとり持ってくるのも高城。
こういう時こそ高城なんでしょうね。
チームの為に影働きする高城の大ファンですが今期で戦力外と思っていましたが下の捕手陣も時間かかりそうですし
残りそうな状況です。
むしろ戸柱(31歳)か嶺井(29歳)、伊藤(32歳)の誰かがトレードの駒になりそうです。
降格した戸柱とか楽天とかあり得るかもです。
案外、動いているかもですね。
ファームでの捕手の育成状況、編成事情をみるとネクストの捕手を作るのは横浜喫緊の課題です。
構造的に戸柱を死蔵させざる終えない状況。
楽天には戸柱の恩師である光山コーチいます。
現在、楽天で出場機会を得ている捕手は経験不足。(巨人小林か戸柱か?かな)
戸柱楽天放出で藤田再びでリーグ優勝、日本一というのはありえるシナリオです。
選手の活躍こそが大事です。
正捕手としては物足りない部分があるのは事実ですが彼には長所があります。
横浜を見返せるだけの力が彼にあります。
藤田も盗塁を増やしたいというチーム事情の結果放出されてしまいましたが
相手先の事情を考えると戸柱も十分あり得ます。
楽天新監督の石井は結果を求められています。
そういうのもあって戸柱降格もあるかもです。
いろいろポイント挙げましたが
今回の仕儀をみる事で新沼コーチへの評価は分かる事です。
チームで配球する事を横浜の場合方針としてきましたが修正する事になるかもです。
データだけ提供して決めるのは捕手という形。
谷繁らの方式でしょうか?
参考記事
打撃力こそ重要で「配球は結果論」? 現代の“捕手の在り方”が変わった理由 (1/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)
何度か引用していますが
「配球をチーム全体で決め、それを捕手・甲斐拓也が完遂した。他の捕手が出ても、同じような配球をしたはず。第1戦でエース・千賀滉大が登板しても、普段と異なる短期決戦用の攻め方をした。(勝敗を分けたのは)巨人の大城卓三と甲斐の捕手力の差?という声もあるが、そうではない。巨人も短期決戦用の戦い方をすれば勝敗も分からなかった」
配球をチーム全体で決める。
中畑監督時代からの方針で三浦など結構キツイ思い(外一辺倒縛りがあった)していましたが
その方式に公然と異を唱え真逆の配球をし巨人戦で打たれたのが伊藤光でした。
当然、その配球は違うわけです。
そして、その伊藤の配球の良さと言えばゾーンで攻める事。
三浦にとって大きな分岐点となりそうな予感です。
上手く行くかわかりませんが、、、さてどうなるでしょうか?
横浜一心を唱えた手前、三浦が我慢していたのは起用法みて感じていましたが
結果が芳しくない事でいよいよ動き始めています。
チームが苦しくなった事で三浦カラーが強まる。
よりしたいよりの野球になって破綻するか、はたまた上手く行くか。
したいと勝ちたいの狭間で苦しんでいますが
勝ちたいを監督からは強く感じています。
横浜の浮上の芽、見どころです。
かなり勝気です。
結果、ビハインドでも勝ちパを使うので疲弊しているのですが
外国人の早すぎる昇格も含め勝気でリスクをとる監督さんです。
君子豹変する可能性もあるとみています。
そこに期待したいです。
その第一歩が新沼コーチへの不信表明二回目になるかもしれない所に
不穏なベンチの状況を覚えます。
まぁー結果出てないのは事実ですからね。
上手く頑張って欲しいです。
状態良くなればLOB率などが良化するハズなので素の数字。
最もそれを阻害する要因が様々あるので無理なのですがFIPと実際の防御率(現在4.63)が一点以上も離れているというのも
私、見た覚えないです。
伸びしろはイロイロあるのですが様々な理由で今の成績になっています。
シーズン終えたら総括でふれるかもですが
数字のブレが凄い横浜です。