広島打線の今後と対横浜戦績について  2022.04.24 防備禄

先の記事の続きです。

一気に書かないと時間無さそうなので

 

現在、得点こそ奪えていますが広島打線が低調(リーグ平均に対しややマイナス)なのは

遊撃、一塁、中堅の打撃成績が芳しくないからです。

 

遊撃が打率.179

中堅が.187

強打の打者が配置され易い一塁が.247となっています。

このうち一塁は松山が復帰(なんで下にいるか私は知りません)すれば数字良くなるかもですが

現在、一塁を守っているマクブルームは広島さんに足りない長打力を補っていましてチームトップのIsoP.157を記録しています。

 

他の選手のIsoPがリーグ平均以下ですから どうなるですかね。

松山が一塁打つと広島打線の持ち味強化になりますが難しい判断になりそうです。

 

遊撃小園は頑張って下さいと。

積極打法が仇となり2年目の洗礼を受けています。

昨年も打率3割近くこそ打ってましたがボール見極め率60%と極めて低調でした。

故に攻略容易な面ありました。

ゾーンに投げる必要性がないので上手く振らせるのが大事かな。

 

選球眼指標、シーズン中に極端に良くなる記憶ないですから持越しかもです。

今シーズンの小園のボール見極め率 58.4%。

昨年と大差ないです。

ボール振らされているのがわかってるのかストライクゾーンスイング率も高く84%もありますが

これかなり高いです。

筒香などのストライクゾーンスイング率60%ぐらいでしたから比較で

文字通り何でも手を出してる感じでしょうか?

 

時間かかりそうな数字です。

そして先の記事で広島ファンさんに指摘されている通り

上記の小園なんかにも追い込んでからもストライク勝負してきて昨日のタイムリー打たれたりしてて、
それが先週の上茶谷のマダックスにも繋がってるのかなと思いました。
カープのメイン捕手の會澤が球数が無駄に増えると揶揄されながらもしっかりカウント整えようとするのと対称的だなと。

小園に横浜は良く打たれています。

チーム方針絡んでいるかもです。

その手の対応が上手いのが巨人さんで小園は巨人さん相手に.130と打てません。

横浜相手には.250弱ほど打ってるのですが

噛み合う野球を横浜しています。

 

この噛み合うが私のモヤモヤの原因でもあるのですが

ただ

悪い方針と思っていません。

昨年も記事で書いている通りゾーンで攻めるは後々活きてくると考えています。

昨年同様、ゾーンで攻めるが目的化していてチーム成績(おそらくチーム投手WARでリーグ一番)の割に大幅にチーム防御率を悪化させてる原因になってる危惧ありますが

 

期待しています。

 

ファーストストライクの投手板。

如何にカウントを有利にするかの攻防。

その駆け引きの練習をしている感じです。

 

個人的に手段が目的化するとろくな事にならないと思っていますが

時に、そういう荒療治も必要かなと考えています。

盗塁増やそうとしているチームが盗塁死恐れていたら盗塁技術上がりません。

代わりに昨年同様負けます。

参考記事

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

そういうモノでしょうか?

昨年よりは酷くないと感じるのですが新任の相川コーチが未だ横浜が集めてくる数字に慣れてない感じですかね。

チームで配球傾向を決めていますが詰めが甘い感じです。

 

昨年の後半、状況改善させていただけにもどかしいですが場合によるとリセットかかったかもです。

一歩後退(今)、2歩前進(将来)になる事を期待しています。

 

横道に逸れつつ、

広島さん。

野球かえて来ていると感じていると先般の記事で書いていますが

何が変わったか?というと待ち球気味の野球を止めた事でしょうか?

チーム打撃も菊池をみる範囲では以前ほど重視してないように感じます。

 

 

 

ベータ―でなくベストも時に追い求めているからこそ得点圏打率が良く打ってそうです。横浜大和に通じそうです。

 

 

 

そんな広島さんですが

昨年の4月の広島さんというと極端というか・・・

参考記事

打撃面における三浦カラーについて - 所持雑感

 

当時の開幕当初のストライクゾーンスイング率ですが

引用

2021年

1位 巨人 68.8%

2位 阪神 67.5

3位 ヤクルト 67.1

4位 中日 66.9

5位 横浜 65.9

6位 広島 60.4←何かやっていそうな数字です。三振が多かった記憶が 得点も少なかったかな?

 

カウント悪化させる野球していた広島さんです。

その得点は

あの横浜が奪った3.4月の89得点と大差ない95。

広島さんの打撃成績良かったですが難しい野球を志向していたので打てる打者、代表格は鈴木誠也ですが

そんな打者と打てない打者で切れ目が出来ており得点奪えていません。

 

外国人不在で苦しんだ横浜なみに得点奪えてない広島さんだったわけですが

これが今期、積極打法になっていそうです。(多分シーズン後半に変えた?)

 

ベーターを意識すると球数稼ぐのは良い事ですが

それが過ぎると打てなくなる。

非効率。

そんな広島さんがベータ―とベストのいい塩梅を試行錯誤してそうです。

石井コーチの目指している野球

 

それでも傾向的に見えてきますから対応自体は可能で

目ざとく対応してくるのが経験上巨人さんとヤクルトさんやかつての横浜。

 

昨年の記事でも書いていますが

巨人、ヤクルトさんだけでなく対応皆さん早くなっています。

 

昨年の記事でも書いている通り三浦横浜のチーム方針に対応して各チーム即応しており

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

当時、上手く対応されていた横浜でした。

広島さんも当然対応されるでしょうし実際、対応されそうな萌芽のようなモノが見え始めています。

 

チームOPSの割に点が奪えるはポジティブですが

続かないから統計から外れてるわけです。

 

今は異例の数字ですが早晩調整入るような懸念あります。

後は横浜のチーム方針と広島さんのチーム方針ががっちり噛み合う気がしてまして

横浜、広島さん相手に苦戦するかもです。

 

ゾーンで攻めろは良き方針とは思いますので

今は消化不良でも継続すると昨年後半のように数字良化する可能性があります。

 

このゾーンで攻めろとはラミレス時代とは違い投手に力量求められます

その力量が横浜にあると期待しています。

チーム投手WAR良いですからね。

本当にダメだとWAR悪化します。

後は手段が目的になり過ぎないようにいい塩梅で御願いします。