チーム成績で計算した期待勝率からみるセの状況について混戦です 2022.05.13

2022.05.12までの数字を使用しています。

今日、リーグトップの数字を出している中日さんが巨人さんに負けています。

記事書いていた時より混戦感増しているかもですね。

 

チームOPS

1位 巨人 0.700

2位 横浜 0.673

3位 広島 0.670

4位 中日 0.661

5位 ヤクルト 0.655

6位 阪神 0.596

 

チーム被OPS

1位 中日 0.618

2位 広島 0.640

3位 阪神 0.642

4位 ヤクルト 0.681

5位 巨人 0.683

6位 横浜 0.694

 

疑似防御率

1位 中日 3.06

2位 阪神 3.07

3位 広島 3.25

4位 横浜 3.26←守備力の影響受けて防御率悪化している?他いろいろ

5位 巨人 3.45

6位 ヤクルト 3.46

 

チームOPS-チーム被OPS

1位 中日 +0.048

2位 広島 +0.030

3位 巨人 +0.017

4位 横浜 -0.021

5位 ヤクルト -0.026

6位 阪神 -0.046

 

チーム成績から期待される勝率 総関係数0.9

参考

名将か愚将か…セ・リーグの監督を査定してみた【2021年版】〈dot.〉 - 所持雑感

 

Y=1.376 x(チームOPS-チーム被OPS)+0.501

 

過去10年の60サンプルを散布図で書くと直感でもわかりますがチームOPS-被OPS=0で勝率.500の期待値になります。

 

上記数字を使用して期待勝率を出しますと以下のように

1位 中日 予想勝率0.567 実際の勝率0.528  その乖離 -0.039 1.44勝マイナス

2位 広島 予想勝率0.542 実際の勝率0.595  その乖離 +0.053 2.01勝プラス

3位 巨人 予想勝率0.524 実際の勝率0.550  その乖離 +0.026 1.04勝プラス

4位 横浜 予想勝率0.472 実際の勝率0.424  その乖離 -0.048     1.58勝マイナス

5位 ヤクルト 予想勝率0.465 実際の勝率0.583  その乖離 +0.118 4.25勝のプラス

6位 阪神 予想勝率0.438 実際の勝率0.316  その乖離 -0.122  4.76勝のマイナス

 

 

全体寸評。

試合数少ない為、勝ち負けの重みが大きいです。

統計的揺らぎが生じ易いです。

その揺らぎを承知の上で読み進めください。

 

まず中日が記録しているチーム成績は昨年の優勝チームであるヤクルトが記録した数字より上です。

上ですが実力上位と感じず一般的な優勝チームのそれではないようにみえます。

使用している数字が試合数の影響を受けにくい数字です。

OPSと被OPSの差分で+0.050レベルは混戦評価です。

 

参考記事

OPSでみたセの状況 混戦です - 所持雑感

 

昨年の記事でも予測していた通り混戦と言って良い状況でしょうか?

故に今期の横浜に期待していたのですが主力選手にアクシデントが多く、その力を出せていません。

いませんが戻れば未だリーグ屈指(巨人に拮抗するのでは?っとみています)の戦力があると言って良く伸びしろとみています。

懸念点は中継ぎですが・・・三浦監督の手腕次第でしょうか?

 

昨年同様、戦力の割に勝てていませんが

昨年は同指標で22年阪神さん並みの数字を記録しており外国人不在が原因で負けてるわけじゃないと記事にてレポートしていた通りです。

 

昨年からの成長は覚えます。

覚えますが

2021年三浦横浜は過去10年の60サンプル中ワースト。

統計から下限に振り切って外れており

そこからの成長をポジティブに評価していいのか・・・

それでも改善傾向を強く覚えておりその成長に期待したいです。

 

ヤクルトさんが昨年に引き続き戦力の割に勝っていますが

これを維持できるモノと期待して良いのかわかりません。

あるレベルの素の力がないと厳しいです。

今のチーム成績では出力不足でしょうか?

幾らマネージメントに定評ある監督さんと言えど主力選手の欠けた横浜以下の戦力で首位に立っていたのは異常です。

戦力外を過去10年で横浜以上に獲得している球団です。

中心選手の育成には成功していますが育成に課題あるが故に層が薄いチームです。

石井コーチ指導してもダメでしたが早々良くならないかな。

ヤクルトさんは過去10年で最下位が最も多い球団です。

その原因は層の薄さ。

監督マネージメントで何処まで行くのか。。。

落ちてくると思うのですが捕手中村復帰しました。

素の数字(ベース戦力、チーム成績)何処まで戻るかも注目点です。

 

広島さんが戦力の割に勝ててるのは横浜と阪神が原因です。

両球団から15勝1敗、貯金14を積み上げていますが他との対戦実績が良いとは言えず勢いを欠く原因になっています。

打線より投手力に良さを覚えます。

その投手力勝負で対中日戦(互いに長所が似ており噛み合う)で苦戦した結果中日戦に分が悪いのもわからないわけでなく投手力で差があると負け易いのかもしれませんね。

 

ファンじゃないので詳細知りませんが(注意)

 

巨人は坂本、吉川の離脱が大きく急速に数字悪化させています。

ここも石井コーチ在籍していましたが若手伸びてないんですよね。

一時順調と思えた育成に暗雲が垂れ込めています。

原監督復帰した際に順調だったファーム組織いじってますからリセットされちゃったかもしれませんね。

坂本、吉川戻らないと守備に大きな課題生じますしなかなか体制を戻せ無さそうな様相を覚えます。

それでもファームに梶谷らがおり潜在的な戦力では横浜に近いと評価しています。

 

阪神は。。。出力不足

現在、チームを建て直し中ですがバランス悪いです。

あるレベルで戻しそうですが(揺り戻しあるとみています)

 

 

5/13現在、チーム成績的に最も数字の良い中日さん。

低反発気味な事でストロングポイントの投手力が強化されています。

参考記事

低反発球? 忘備録 2022.04.29 - 所持雑感

 

チーム成績の割に勝てていません。

打線の形できていません。

4番を含め打線の形がないです。

その辺の差配できれば上に来そうです。実際来てはいますが

打線に落ち落ち着きを覚えず勢いを欠く原因になってそうです。

 

 

乖離をみて揺り戻しがあるとみるか、そのままと見るか解釈次第ですが

混戦故に読みにくい状況にはなっています。

 

14年チームOPS-被OPSでリーグトップは広島+0.030でした。

15年リーグトップ戦力は広島+0.035。

21年リーグトップ戦力は阪神の+0.028。

21年阪神さんが記録した数字はリーグトップとしては過去10年で最も差分低いです。

その状況に近い推移しそうです。

 

何処も何かしら課題あり万全ではないです。

混戦の様相です。

ここからどう?チームを形作るのか?監督マネージメントの妙が見れるかもしれませんね。

 

坂本、吉川が早期に復帰すると巨人走りそうですが第三次原采配政権の巨人さん昔と違い後半戦に失速するので

結構もつれそうなんですよね。

 

2019年に監督復帰して以降チーム状態下降してCSになり

19年、20年と連覇したとは言え状態悪いままに日本シリーズに向かい8連敗しています。

21年も勝負の9月に急失速しましたが

 

昔の巨人さんというとオールスター後に無類の強さを誇っていただけにうん?はあります。

チーム作り(序盤躓いても状態を戻せるだけの戦力が巨人にあったケースが多いです)に定評ある監督さんが息切れするようなチーム作りしているわけですが

 

巨人ファームに人いなさそうなんですよね。

この辺もいつかレポートしたいです

 

高橋監督時代にいろいろテコ入れし

一時期、巨人ファーム視界良好だったはずなんですが