チーム被OPSと期待失点との乖離 期待値に近くなった2022年横浜について想う

去年の横浜は

aaakkkaaa.hatenablog.com

引用

1位 ヤクルト -36.01失点減らす

2位 巨人 -11.6失点減らす

3位 中日 -8.7失点減らす

4位 広島 +17.1失点増やす

5位 横浜 +27.2失点増やす

6位 阪神 +27.6失点増やす

でした。

原因はシーズン前半に行われた消化不良のチーム方針。

ゾーンで攻めろ。

ラミレス時代がボール球を上手く使えでしたから大転換でした。

そして捕手の固定。

捕手固定すると、その負荷から上手く行かず捕手の配球傾向が丸裸(配球AIなどで読まれます)され易いですが

その辺が影響してか良いように打たれてます。

チーム被残塁率(疑似残塁率と言われるLOB率)が酷かった21年横浜でした。

 

aaakkkaaa.hatenablog.com

引用

相性を重視してきた前指揮官とは違う「脱ラミレス起用」だ

脱ラミレスを合言葉に様々、野球を変えた横浜。

そして概ね消化不良となっています。

 

さて、今期はどうだったのでしょう?

21年は後半戦から捕手固定を諦めラミレス時代に戻す事で防御率大きく改善させており期待してました。

 

そういえば上記記事にて

来期、大幅にチーム力上昇する見込みです。

シーズン中に起用方法変えてきました。

これをしたいで元に戻すかはしりませんが三浦次第です。

勿論、理想は三浦が考えている形です。

しかし、したいと出来るは違います。

 

その苦悶の過程で三浦の良さが出てくるモノと期待しています。

こちらはライターさんが書いてくれるでしょう。

 

投手コーチとしてはかなり優秀な可能性があり、その言葉で若い投手陣を引っ張って欲しいです。

闘将故星野監督よりです。

采配見ると厳しい監督さんです。

だから期待します。

勝負に徹する監督さんでしょうか?

 

っと三浦監督を評していました。

優しい監督と評されていますが厳しい所作します。

この厳しさが横浜を強くするもの期待しています。

求心力、歴代監督さんの中でもかなり強いです。

 

横道に逸れましたが

22年チーム被OPS

1位 阪神 被OPS0.614 失点428 期待失点417 乖離+11点増える 

2位 中日 被OPS0.648 失点495 期待失点476 乖離+19点増える

3位 横浜 被OPS0.681 失点534 期待失点534 乖離0

4位 広島 被OPS0.709 失点544 期待失点583 乖離-39点減る

5位 巨人 被OPS0.711 失点589 期待失点587 乖離+2点増える

6位 ヤクルト 被OPS0.722 失点566 期待失点566 乖離-39点減らす 歴代一位

 

過去、一番失点を防いでいたチームは21年ヤクルトさんが記録した36点減らすでしたが

その上を今期のヤクルトさんは記録しています。

 

横浜は昨年、27点ほど失点を増やしていましたが(チームFIPと実際の防御率で差が出ていた理由)

今期は期待通り解消しています。

 

シーズン前にバッテリーコーチが相川コーチに代わる事でデータ処理に懸念ありましたがシーズン進む従い慣れたようです。

また、捕手の固定を。

21年と違い止む得ず固定した起用を取りやめ嶺井、戸柱、伊藤体制にして以降、数字が急回復しました。

 

参考記事

aaakkkaaa.hatenablog.com

シーズントータルの効率性では序盤の不慣れが響きラミレス時代にこそ劣りましたが

捕手インテリジェンスは参考記事に書いてる通り歴代No.1とみています。

対応早くなったと感じています。

監督の想いとバッテリーの考えで齟齬がある談話が多く、その点では未だ浸透しきれていませんが

大分、距離が近づいた感あります。

 

DeNA史上、先発、中継、運用(監督采配)含めトータルで一番良いような気がします。

チームとしての成長を覚えてます。

 

来期成績的に後退するかもですが試行錯誤の範疇に入りそうです。

チームは前に進みました。

 

投手陣に関して急に良くなったんですよね。

切っ掛けは伊藤光の一軍再登録6/21以降と思いますが

これは別の話へ

あの時期にいろいろ嵌り始めています。

 

 

監督談話を聞くと心配になる事ありますが投手側に関しては大分未消化なくなった気がします。

元々、ゾーンで攻める自体、ラミレスが言うファーストストライクのようなモノです。

カウントを如何に投手側有利にするか?の話です。

 

 

その手段の有用性は間違いないです。

有利なカウントで打者、投手ともに勝負する。

カウントの主導権を奪い合う事に配球の神髄がありますが

駆け引きの大分占めています。

待ち球すると打者側が大分不利になりますが

それはカウントの主導権を相手側に譲ってるからで、そりゃ難しいわけですが・・・

 

 

後はゾーンで攻め切れる球が無くなった時の所作になります。

この辺の駆け引き上手かったのが三浦監督の現役時代。

ゾーンで攻めすぎると燃え易いのは事実で力の天秤が打者側に動くと苦しい時期あるのですが(横浜の投手力が実力以下の成績になっていた理由

 

一段上に上る為にも今後も頑張って欲しいです。

 

ボールを振らせろは打者心理的に嫌だったんでしょうね。ラミレスがですが。

この逆が待ち球で、三浦監督、じっくり待たれるのが嫌だったんでしょう。

 

面白いもんです。

 

投手側の指導は昨年も書いている通り相手を抑える方法論として悪い方針ではありませんでした。

ボールゾーンを上手く使え、ゾーンで攻めろも好き好きです。

手段としてあり得る方法論です。

 

ゾーンで攻めるをやり切ると主導権を握り易く個人的には好きですが

 

ゾーンで攻めろが目的化し過ぎると序盤の広島戦のような悲しい結果になります。

そこは相手をみて対応を御願いします。

 

難しいのが打撃面における横浜の方針で

カウントを悪くしてまでする野球(待ち球)と、アウトカウントを献上する進塁打の意義。

進塁打を意識するあまり振りが鈍くなる問題

今期も宇野氏が

右ばかり意識するから中日の選手はヘッドが走らないと嘆いていましたが

これが難しいです。

横浜は中日ほどヘッドの走らない打撃していませんがヘッド走りに難いです。

 

去年ほどチームでねばならないでやってはいませんでしたが22年横浜は先の記事で書いている通りチーム成績から予想される得点を43点減らしています。

 

出力を約8%ほど減じてました。

この非効率は過去11年でワーストでした。

 

これを上手く実行できるとヤクルトさんのような野球になります。

この部分は打撃でも書いている通り未消化気味になってる可能性があります。

今期、チームが後、2,3年待ってくださいと呼びかけていた野球です。

2,3年待つ感じですかね。

問題は2,3年後になるとより高齢化が進むのでチームの未来像がぼける事です。

 

今がピークな可能性あり、気持ち焦る部分もあります。

参考記事

aaakkkaaa.hatenablog.com