横浜ファーム状況からみたドラフト2022

一軍戦力でみると補強したいのは投手。

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

序で捕手

おまけ 現在のチームMVP(個人ではない?)は捕手陣かな? - 所持雑感

引用

心技体で言うと今の捕手陣はベスト(ピーク?)かもです。

伊藤(33歳)、戸柱(32歳)、嶺井(31歳)。

捕手として最も力を出せそうな年齢に差し掛かっています。

編成が昨年のドラフトで捕手を補強ポイントと置いてないと明言していた通り(数年後を意識すると今期ドラフトでは補強ポイントになりそう?

 

次世代の捕手を準備する必要がありますが

より深刻なのは投手です。

 

2018年ドラフトの大貫を最後に先発に食い込める投手が現れていません。

大貫も来期29歳。

そしてヤスアキのMLB挑戦。

救援も2014年ヤスアキ~2020年ドラ3伊勢まで一軍に供給されず層として脆弱となっており厳しいです。

捕手より緊急度が高いのが投手です。

 

その視点で考えるとドラフト上位は投手となりますが

 

では、横浜ファームの状況はどんな感じなんでしょう?

今回は野手のみですが

その参考記事として試合出場数を確認していきます。

 

 

横浜の将来像について

個人的雑感です。

宮崎三塁の後継としてファームで育成中の小深田がいますがチーム戦略上上手く行かない場合に備えるのが常です。

これは森の育成にも言えますが二遊間に誰か有力な野手を入れたいが一点

これが今年に該当するかわかりませんが考えていると思われます。

二遊間に有力な野手が一人現れば牧を三塁の後継にする事も可能ですし森の有力なライバルともなり得ます。

緊急度は投手や捕手ほどではないですが

そろそろ獲得しても良い時期となっておりドラフトで良き人が居れば指名しそう。

同時に佐野が将来的に一塁に回る事がほぼ確定的と思いますから(筒香は?なんですがどうなんでしょう?)

外野にネクストを入れる必要があります。

特に今育成中の野手は俊足系に偏り過ぎてまして内外野の野手で細川、小深田除くと長打力に課題が・・

 

足の速い選手を獲得し続けていますが

そろそろ長打力欲しい状況です。

 

 

以下、試合出場数と寸評

 

 

順位はともかく指名がありそうな捕手 

高卒捕手だけで2018年ドラ5益子、2019年ドラ4東妻純平、2020年育成ドラフト東出と3人もおりここに山本(24歳)が待機。

 

2022年捕手として先発出場した試合数順

益子 47試合 打率.211 長打率.283 OPS.494

東妻 33試合 打率.244 長打率.385 OPS.716

高城 29試合 

山本 27試合 打率.204 長打率.262 OPS.466

東出 12試合 打率.088 長打率.088 OPS.176

高城の29試合分が一軍待機用の調整枠になります。

高城の代りにそれを担うのは山本となります。

 

一応、松尾を一位で行っても良いのですが

今の横浜捕手陣の課題は伊藤、戸柱、嶺井に続く捕手が居ない事であって育成に時間かかる高卒捕手はマッチしないように感じます。

嶺井や戸柱のFAにも備える必要があり欲しいのは22~25歳ぐらいで仕上がりの早そうな捕手です。

後述する外野との比較で指名し難いかな?はあります。

 

ここで松尾を指名する判断をしているとしたら松尾の評価が高く、より長期視点に基づきチームを作り直しそうな判断をしていそう?

って事になりますでしょうか。

 

個人的に指名するなら戸柱、嶺井系の大卒、社会人。

中日木下(大卒社会人)を例にするなら3年ほどで一軍戦力になり得、横浜の掲げる3年後ぐらいに間に合います。

 

 

 

即戦力が欲しい二遊間

一塁は決まった人居ません。調整的な位置づけ。

二塁と遊撃は

栗飯原(2020年ドラ3高卒)、田部(2019年ドラ5高卒)

 

二塁

栗飯原 29試合

田部  29試合

伊藤  26試合←楽天

田中俊太23試合

 

遊撃

田部 43試合

知野 39試合

栗飯原15試合 

 

育成中の高卒田部(20歳)、栗飯原(19歳)がおり

一軍にも20歳代前半の森(遊撃)と牧(二塁)がいるポジションです。

構造的に捕手に近く、手薄なのは22~25歳ぐらいのネクスト。

 

伊藤、倉本らがチームから去り大社で一人ぐらい取りそうなポジションです。

一応、育成枠は空いているので松尾同様の考え方で良き方がいるなら指名も可ですが

考え方は捕手に近く大社系となります。

時間のかかる捕手と違い大社の二遊間は即一軍で活躍する事があります。

近々実績でも

西武源田、広島田中、阪神中野、中日京田・・・などなどと居て上位に有力な野手がいれば上位指名あり得ます。

居たかな?アマチュア詳しくないです。

巨人の吉川級(京田と同世代)いるなら1位指名しても良い状況です。

 

 

三塁

小深田(2020年ドラ4高卒) 71試合

一塁も含めての試合数で96試合 376打席も立っています。

打率.275 長打率.356 OPS.707 三振率(PA/k)=3.36  三振数108

21年のファーム成績が

打率.215 長打率.307 OPS.525 三振率(PA/k)=4.75  三振数79

まずます成長しています。

課題は発展途上の打撃もですが守備。

今後に期待です。

 

 

こうしてみると高卒でファーム固めてる現状がみえてきます。

昔は大卒、社会人も多かったですが

 

 

外野は

村川(21年育成1位独立リーグ出身 24歳) 64試合 OPS.548

梶原(21年ドラ6位大卒 23歳)      62試合 OPS.710

勝又(18年ドラ4位 野手転向高卒22歳) 51試合 OPS.801 

三振率4ぐらいなので課題はありますが野手転向一年目では立派な成績

 

細川(16年ドラ5位 高卒 24歳)     49試合 OPS.834

宮本                     47試合

大橋(21年育成3位 21歳)       43試合 OPS.722

 

内野、捕手と違い高卒からきっちり指導し続けている野手は細川のみ

21年入団した大橋、村川は足が特徴。

内野で育成中の選手も含め走力は皆さんあります。

一軍戦力上、選手構成的に足がないと記事で書いていますが

その課題に対応して走力ある選手を獲得し続けてはいる横浜です。

 

細川を除けば高卒で指名して育成し続けているプロスペクトが外野に不在、かつ長打を期待できる打者も細川以外に見当たりません。

楽しみな候補はいますが

ここ上位で指名あるかもです。 

浅野で競合とかはあり得ます。

 

最近のドラフトは俊足巧打により過ぎており外野で大型野手が手薄となっています。

浅野も俊足ですが長打力があり将来の1番候補として獲得あり得ます。

中長期視点が強いDeNAだからこそ浅野競合で指名するかもです。

 

外れたらチーム事情的に手薄な投手側へ移行。

この状況下で松尾を1位指名したとしたらかなり松尾をDeNAは評価している証左となります。

 

真面目に分析していませんがちらっと見た感じでいうと仕上がりは浅野早そうです

 

手薄なのは投手なんですが

外野ファームみていますと再編期にあたり

これ、このまま放置ですと長打力が手薄になります。

 

野手はそんな感じですが問題は記事でも書いています通り投手。

先述した通り先発は2018年ドラ3大貫が最後で来期29歳。

救援も2019ドラ3伊勢まで2014年以降一軍戦力として満足な加入がなく手薄です。

 

以上を踏まえて外れるかもですが個人的予想は

浅野競合から外れで投手。

ドラ2,3ぐらいで捕手、大社系と読みました。

即戦力二遊間の上位指名は来期以降で高卒、大社一人づつ中位以下?

 

浅野は完成度が高く、チーム目標である3年後の時期に間に合うかも?です。

非常に完成度の高い野手には感じました。

 

松尾は打撃もですが捕手ですと時間かかりそう。

 

こうしてみるとあちらこちらで破断しかけていますね。

2014年以降重点的にファームで指導し続けた百瀬、青柳、白根、飯塚らの世代がまるまる抜けていますからしょうがないのですが

 

高卒野手で合格点は2013年ドラ5関根。

高卒投手は2013年育成砂田までになりますが(whip1.54で心配ですが京山は合格点?)

2015年に大村さんが一軍に転出して以降、実績上ファームの状況が芳しくない横浜です。

 

即戦力(ドラフトは上手いです)のみで横浜は戦い続けており、戦力の上積みがない事で優勝に届いていません。

下から有力な選手の補充が投打で少ない事で片輪走行となっています。

 

 

追記

捕手 1,2人指名との事なので

2名指名する場合は高卒の松尾と大社で誰か?

2名指名すると育成枠がないのでキツイのですが松尾だけですと中堅層が弱すぎる為止む無しでしょうか?