高卒選手中心に育成順調さを欠くとは言え
即戦力中心に活躍する事で横浜のチーム力上がってはいます。
そんな記事を書こうと思ったのですが
横道に逸れたので、まずはそちらを。
横浜育成の原因は様々ありますが一つに横浜が参考にした日ハム式育成が芳しくなった事が関係していると過去に記事で書いています。
横浜が育成に苦戦した理由、モデルとした巨人と日ハムが育成に苦戦した事について - 所持雑感
閑話休題 横浜が育成に苦戦した理由、同じ方向性を目指した巨人と横浜の違い結果的に横浜が転換に遅れた原因に思う - 所持雑感
補記、当時は巨人が順調でしたが(高橋監督時代)
原監督再就任以降、巨人育成順調さを欠き始めており、あっという間に状況か悪化しています。横浜も順調だったはずが急に崩れましたが今は変化激しいです。
横浜が育成に苦戦した理由、参考にした日ハムのBOSのリスクについて - 所持雑感
機能不全に陥ったBOSと高齢化が進む横浜、その未来に想いを馳せる - 所持雑感
横浜DeNAになって参考にしたのは日ハムと巨人。
特に日ハムが行ったベースボールオペレーションシステム。通称、BOS。
この輝かしい成功を他球団も大なり小なり模倣しています。
引用
高田は現在DeNAのGM。5年目の今季、3位で初のAクラス入りを果たした。「吉村君のマネをしてやっているけれど、まだまだ追い付かない。トレード、ドラフトなんかを、監督とかがやる時代はもう終わり。この世界は結果。彼には結果がついてきている」
横浜は日ハムを参考にしたが故にチーム力が上昇し、それ故に高卒育成にコケタ面もあったとみています。
そして横浜、日ハム育成で低迷した原因は野球環境が変わったからと当時分析しています。
「吉村君が、ある球団のデータを持ってきた。主力になっている高卒野手は、1年目からファームで年間何打席以上、立っています。で、何年後に1軍で活躍していますとか。投手なら年間何イニング以上を投げていますとか。それはすごいデータだった」
このファーム育成の方程式が近年機能してなく両球団とも芳しくありませんでした。
急にダメになりました。
私もモニターリングしていたビックリしましています。
順調と思っていた横浜育成が急に芳しくなくなり懸念記事を書き始めたのは2018年オフからでしたが
これ巨人も同じで順調だったはずの育成が第三次原巨人以降、急速に悪化しています。
今はあっと言う間にチーム状況悪化します。
その背景にあるのが野球の変化。
その変化によりもたらされる育成メソッドの変化。
このタイプの選手なら成長するだろうが変化してし始めている昨今です。
この辺はドラフト方針にも見て取れ
引用
投手と打者を見極める上で大事にしているポイントは?
これまで数多くの選手を担当してきた八馬氏であるが、例えば投手と打者を見極める上で大事にしているポイントはどこになるのだろうか。
「ピッチャーであれば、以前は速いボールを投げる、ポテンシャルが高いということを注視していたのですが、年を追うごとに感覚の良さというか、しっかり変化球をコントロールできるという部分に重要性を感じています。もちろん出力が高いに越したことはないのですが、今はトレーニングが進化しているので、球速を上げることは後からでもできる。しかし制球力など感覚の部分は、持って生まれたセンスが重要になってきます。そこで特に重要視しているのが股関節の使い方です。現在の生活習慣の影響なのか股関節の固い投手が多く、そこは気をつけて見るようにしています。そこはバッターも同様で、股関節や足首の使い方に加え、タイミングやコンタクト能力など元々持っている感覚的な部分を見ますね。あとはピッチャーのテイクバックもそうなのですが、トップの作り方を見ていますね。トップというのはなかなか修正できないものなので、そこがしっかり決まって自分の軸で回れるようなバッターは高い評価を付けるようにしています」
ピッチャーであれば、以前は速いボールを投げる、ポテンシャルが高いということを注視していた
制球力など感覚の部分は、持って生まれたセンスが重要になってきます
バッターも同様で、股関節や足首の使い方に加え、タイミングやコンタクト能力など元々持っている感覚的な部分を見ますね
引用
「真っすぐのキレ自体は、ルーキーの時(2016年)が一番良かったと思いますが、当時は何も考えずに投げていた。今は体の使い方がわかってきましたし、それを言語化できるところが強みだと思います」
この体の使い方を八馬スカウトリーダーはセンスと評し
今永投手はそれを言語化能力できるわけです。
センスを彼、具体的に言語化できているんですよね。
結果、修正が容易になる。(相談できる)
また、バッターもコンタクト能力が高くないとだめなようで、良く言う間が良いと本ブログでは表現していますが
これなかなか修正できません。
間が後少しと言及する選手で細川居ますが修正できないんですよね。
少しづつ前進してはいるのですが
センス=操作。
体の動かし方と定義して2019年頃に語っていますが
引用
スポーツやる際にコトバで体の使い方、動かし方を伝えるのも理解するのも難しい場合ありますが、
「体の軸をどう使ってどの部位をどう使うか」に球界シフトしていきそうです。
自分の体と対話するような感じですかね。
この自分の体と対話し言語化できるのが今永のような投手。
そして
この体の軸を使ってが八馬スカウトリーダーの語る
そこがしっかり決まって自分の軸で回れるようなバッターは高い評価を付けるようにしています
っと見ています。
これなかなか身に付きません。
参考記事
引用
倉本のような特殊例は常に存在しますが体幹を鍛えることによる出力アップと、その力を有効に使う操作系のトレーニングのバランス難しいと思っています。
この体を操作する=八馬スカウトリーダーの語るセンスとはみていますが
これが伸びて来ませんでした。(育成の停滞)
参考記事で指摘している飯塚も出力アップしましたが体の操作がついてこずバランス悪化し戦力外となっています。
京山も出力アップした事でバランス崩れ暫く出て来れませんでしたが(今も正直良いとは言えないが)
体を意図して動かす、操作する。
それを言語化できる(今永)。
これがより成績に直結し始めている感じです。
これが昔は出力重視(素材系)でドラフトしており、その元々ある力をファームで集中的に実戦訓練する事で伸ばして行ったのが日ハム式でしたが
今はドラフト方針が逆になってるのかもしれませんね。
二軍育成中の野手全般に長打力を感じないような事を先日書いています。
長打力はもしかしたらトレーニングで伸ばすつもりなのかもしれません。
出力アップに伴う操作系の課題に関して2018年オフから同じような記事を書いている錯覚ありますが漸く商業媒体でも八馬スカウトリーダーらが語るようになってきました。
方針転換に伴う、なんか良くなり始めてる?(特に根拠はなかったのですが伸びそう?と感じる状況になりつつある)は2020年オフぐらいから記事で書いていますが
育成方針が変わったというよりドラフト方針も変わった事による変化なのかもしれませんね。
急に切り替わったというより徐々に切り替わりつつあり何時頃に成果として出て来るかわかりませんが
そろそろ関根以外にも高卒野手出てきて欲しいです。
森も、一軍戦力と言えるのですが間(タイミングが悪い)が悪いというか・・・
技術は低いですが器で打ってる面あるので今一評価低いです。
2023年新春みないとわからないですが今一な印象です。
体の操作以外に森のバネの良さは天性のものとみています。
その面で森は抜けており楽しみな素材なのですが教えているコーチが石井コーチなので危ないというか・・・
大丈夫かな。
石井コーチのコーチングは選手に出会うという形なので合う合わないがあり心配しています。
おまけで体の操作、センス=脳科学的な側面をもっており
その面で進んでいるのがオリンピック競技でしょうか?
こういうトレーニングは旧来野球関係者してないハズなので
DeNAもチャンスです。
スポーツを科学するでアプローチしているハズです。期待しています。
オリックスの育成が投手力で急に順調になりましたが
そういう背景とかあるのかもしれませんね。(調べていません)