先の記事のフォローアップ記事です。
以前は素材型選手も大成(日ハムのBOS)しており高卒選手が多かった球界です。
今は過渡期に位置しており何処もファーム育成状況に課題があるようには感じています。
出てくるにしてもヤクルト村上や巨人岡本(4年目でレギュラー)らのように早めに出てくるような感じでしょうか?
横浜森の同期、中日岡林も3年目でブレイクしています。
同じく高卒3年目のヤクルト長岡も、その守備力で正遊撃手を確保しました。
岡林に関しては2月の練習試合でビックリしており珍しく他球団の選手にも関わらず表題にしています。
今は出てくるのが早いです。ドラフト方針、他球団も変えてるのかもしれませんね。
そして
出て来れないと年々早くなる球速アップについて来れない印象です。
高卒5年目の清宮の評価が難しいですがバットをボールに当てる部分に課題があり所謂、操作に属す分野ですが
この指導が難しいようです。
個人的に記事を書く際、二軍成績で注目する数字は野手なら三振率(k/PA)と長打力。
投手なら奪三振率と伴に与四球率(阪口や京山の評価が辛い理由)を注目していますが改めてまとめてみると操作、八馬スカウトの言うセンスに属す分野でした。
記事で所々、言及してはいたんですがまとめるとなるほどと思います。
参考記事(2015年オフの宮崎推し記事)
PA/kでみた二軍卒業状態の選手について、横浜、宮崎敏郎に期待 - 所持雑感
私が期待している神里に課題あるのは、この三振率です。
昔は時間かければ当たるようになる選手も多かったのですが(日ハムのBOSが機能していた時代、ほんの少し前?)
環境が年々厳しくなっており原因は何?になると球速アップ。
一昔前、2000~2012年までの比較上、今は8倍弱ほどで年々上がっています。
過去記事上、
球速アップに伴い強い打撃が必要で、その指導に横浜は遅れたと書いてましたが
強い打撃の要素分解しますと
強く振るは単純なスイング速度、球の早さで言う球速がありますが出力に相当しハード面の強化、筋力アップで対応し易い分野。
ボールを当てる、コンタクト力、コントロールなどの操作、センスに属す使いこなすに相当します(ソフト)。
筋力アップに伴うハード面強化と体の使い方を担当するソフト面を含めて強いボール、強い打撃が出来ると表現していまたが育成を語るとなると分けて表現した方が通りが良さそうです。
出力アップに関しトレーニング技術向上で上がり易いですが
使いこなすの指導には八馬スカウトリーダーのコトバを聞く限り課題がある感じです。
チーム力は上がってるよな、っと思う の前に改めて育成苦戦の原因に思う - 所持雑感
参考記事の最後に脳科学的な話をしていますが
サッカーで言うゴールデンエイジにも関係しており伸び難さを覚えます。
ボールを当てる、コントロールするは神経になります。(体の操作、指令)
参考記事
ゴールデンエイジとは?子供の運動神経がググっと伸びる黄金の成長期 – Fungoal
引用
筋力もジャンプ力も、スポーツでは必要な能力ですが、それらが脳によって「コーディネート(協調)」されて「すばしっこい」「たくみ」な動作ができるようになると、「運動神経がいい」と周囲から言われるようになります。
「すばしっこい」
「たくみ」
に関し走力も脳の指令に属し才能と言って良い分野です。
指導で伸び難いですがたくみの分野も伸びにくいです。
現在、横浜が進める野球に走力は必要です。
結果、たくみの分野が疎かにされてしまっている。
チームもたくみの重要性を認識していますがより指導が難しい走力を希求している状況が見えてきます。
そんな関係性でしょうか?
両方兼ね備えている選手はドラ1級ですから早々、居ません。
高卒で言うなら浅野ぐらいでした。
横浜のスカウト陣全員で観戦しに行ったと聞いていますから横浜でも評価高かったとは思います。
スイング速度というカタログスペックで元楽天、戦力外後に横浜に入団した右打者の中川大志などスイングの早さはチーム一でしたが速球に差し込まれ気味で左腕の投げるクロスファイヤー苦手としていました。(関根や楠本も速球苦手です)
これ指導するの難しい感じです。
白崎も同様な課題がありました。
倉本も同じ課題に挑み続けて今期、チームを離れます。
今は、強いスイングという単純に振る能力(スイング速度、トップスピード)以外のモノが昔との比較でより重要なのかもしれません。
総じて間という表現を本ブログではよく使います。
間が良い、悪い、狭い、深い。
間を壊す、間を修正するなどです。
タイミングと言った方が通りが良いかもですが強い打撃をしようとするあまり崩れやすくなり易い分野です。
昔は球速向上が緩やかでしたから(2014年ごろからジャンプアップします)対応し易かったのではないかと見ています。
こうして記事化してみると今の横浜ファームで育成中の選手が出て来るのかわかりませんが
それも含めて試行錯誤中なんだとは思います。
選手も、コーチも、チームも暗中模索、試行錯誤中。
その頑張りが報われることを願います。