の補足記事です。
横浜育成の根底にあるのは選手の自主性強化、選手自身に求めるモノが大きいです。
教え過ぎの弊害がサッカーで叫ばれいろいろ変わった結果、高校サッカー界の勢力図がかなり変わりました。
遅ればせながら高校野球も追随し始めています。
さて、サッカー界で数十年前に行われていた議論を野球界はし始めている錯覚ありますが
教えると導く。
答えを教えれば簡単ですがその後が続かず。
答えを出すのを導こうとすると時間がかかります。
本来、この手の教育はプロに入る前の話です。
しかし上意下達が強い高校野球の状況を考えると止む得ず
またそもそも論で日本の教育は、この手の教育に関して後手後手を踏んでおり野球界特有の問題か?というと。。。
プロ野球の問題と思うより日本の学校教育の課題として考えて欲しい部分あります。
引用
ただ、注意しておきたいのは、
学ぶ科目を「再編」し「削減」するだけでは、
子どもの学力を上がりません。
ポイントは子どもたちが「主体的」に学ぶかどうかです。
この主体性。
先の記事でも出てきた意識の差、自主性、プラスαの努力と言い直してもいいかもです。
この主体性に関して強く注目しているのが学習塾の方々。
引用記事も学習塾さんです。
学習塾の成果を出すには主体性を刺激するのが効果が大きく、その面に注力しています。
横浜もこの手のメソッド改革をしている感じでしょうか?
王貞治に荒井と名選手には名コーチが紐づけされていた時代がありますが
今は紐づけされ難い環境になり始めています。
コーチが教えるだけでは以前以上に通用しなくなり始めていて田代コーチのような見守り型が結果を出し始めています。
引用
「ただ、自主性と教育とのバランスが難しいですね。自主性を伸ばすことを目指すんですけど、新人の場合にはある程度、『これをしなさい』と言っておかないとわからない。わからない選手には『道はこっちだ』って教えてあげないといけないですから。それはもう完全に、無条件で教えることになる。コーチングじゃなくてティーチングです」
大村としては、できるだけ答えを教えたくないのだが、ここ数年はティーチングの必要性を痛感してきた。
育成メソッドの変化。
答えを出来るだけ教えない。
これが上手く行ったのが2000年代の日ハム。
その一翼を担がったのが高田日ハムGMに招聘された大村コーチらです。
ロッテ引退(一筋)して間が空いていて縁もゆかりもないのに高田GMがどういった理由で大村コーチを招聘したか?私も知らないのですが
その大村コーチをDeNAに招聘し
そのメソッドを注入したのが2013年~
大村コーチ招聘以降(2013年)と以前では空気感違っているイメージあります。
当該期間中に梶谷が俺はホームラン打者に違いないと覚醒を遂げ筒香は横浜の4番にといろいろありましたが
その大村コーチが
できるだけ答えを教えたくないのだが、ここ数年はティーチングの必要性を痛感してきた。
昔、覚えなかったティーチングの必要性を皮肉にも強く覚えているわけです。
昔はもう少し時間的余裕を覚えたのですが
待てない感じです。
教えると、導くの狭間で悩んでいる感じです。
そういった試行錯誤から大卒中心に楠本らが一軍で何となく戦力になり始め
桑や関根も一時の停滞を脱しているので大村コーチの存在の大きさを覚えるのですが
以前との比較で環境が違う。
今は昔以上に早い、回りの成長が早いです。