大阪桐蔭“まさかのドラフト指名漏れ”余波 ?に感じる違和感 - 所持雑感
の後発記事です。
投手側と違い打者側が苦戦している原因についてです。
その指導が難しい結果、細川が壁にぶつかり苦しんでいます。
最近、育成に関して記事を書いてますが
教える?導く? その狭間に想う 横浜の育成について - 所持雑感
大阪桐蔭というと強く振る。
選手の個性、自主性を重んじる野球、指導をしており甲子園常連校ならびに強豪校となるだけでなくプロでも多くの活躍者を出しています。
出していましたが近年芳しくありません。
日ハムの自主性を重んじる指導が芳しくなくなったころと前後して大阪桐蔭のドラフトにおける評価も下がり続けています。
根尾や藤原ら野手中心に育成状況芳しくないですからね。
また、そもそも論で甲子園で活躍している選手がプロで活躍しているか?というと横浜の主力選手みてわかると通り=で結ばれていません。
結ばれ難くなり始めています。
以前の方が甲子園活躍組の選手はプロで活躍していたと思うのですが
横浜DeNA 4年ぶり大卒社会人経由指名と、その成功率に思う - 所持雑感
引用
昔ってここまで社大卒成功してなかったんですよね。
プロに早めに入って研鑽している高卒選手の方が全般的に上だったのですが今はそうとも言えない状況に感じます。
に書いてる通りです。
以前の方が甲子園活躍組がプロで成績出してまして
それそのまま高校生の育成実績にもつながっていました。
そんな高校生の育成状況ですが投手側中心に新潮流が見え始めオリックス山本ら早い段階で活躍しはじめています。
理由として挙げられるのが動画解析。
ヤクルトを封じたオリックスの中継ぎ投手たちは二軍で動画解析に伴う指導を受けて開花したそうですが
こうなるとポンポンでてきます。
横浜も育成コーチと言う名で22年オフに多数配置しましたが遅れ気味かな・・・
なんで横浜が遅れたのか?不思議なんですが何気に横浜って現場が強く動きが遅いです。
(コンセンサスを得るのに時間がかかっている? 戦略室と現場で今期綱引きしてましたが来期はスムーズになりそうなので期待しています)
そんな投手側と違って野手側は各球団手探り状態になっています。
原因としては
投手は良いフォーム、良い投球すれば良いのに対し
打者は良いフォーム、良い打撃してもダメな面ありまして
理由はタイミング。
間。
筒香も言ってますが打者は投手の投げるボールを最後までみれません。
軌道をイメージして振りに行くのですが・・・エスパーみたいな世界ですよね。
総じて間(タイミング)と評しています。
要は間が悪いと当たらないと。
細川の場合、ほぼスイング完成してまして
後は間なんですよね。
でも当たらない、当たっても詰まる。
2021年以降の細川のBABIPは低迷します。
原因は逆方向への強い意識。
20年以前は.300超 まぁストレートのタイミングで振ってましたので当たれば飛ぶと
21年は.231。
22年は.000です。
逆方向意識し過ぎてバットが遅れ気味でしたが
三浦政権下らしい試行錯誤でしょうか?
ソトと同じアプローチです。
外の変化球対策ですが詰まり易い。
逆方向の意識自体、基本です。
特段批判しませんが変化球に対応しようとするあまり長所を消してしまう。
今期の柴田と同じ感じですかね。(細川の方がより深刻)
柴田のBABIP.236と低迷しましたが打球詰まり易いです。
2020年に柴田のBABIPは.330を記録しましたが右肩下がりに下がり続けてまして来期の立場はかなり危うくなりました。
2018年に横浜人工芝変更の余波で柴田は低BABIPを記録していますが本来は小力タイプのプルヒッター。
その打者が逆方向を21年以降意識して打撃をした結果右肩下がりで打球の強さが失われています。
2019年 .312→2020年 .330→21年(三浦政権) .276→22年 .236と打撃改造して以降BABIPが芳しくないです。
一応、チーム方針に則っていますから良いんですけどね。
ただ打てない、合わない。
この辺難しいのですが欠点修正しようとするあまり長所が消えるのは良くあることでソトも石井コーチの指導で良くなりましたが(変化球対応が良くなりました)
反面、速球対応に課題見え始めています。
あのチーム方針を徹底すると21年序盤の打撃不振に陥りやすいです。
21年4月にチームでストレート打てなくなっています。
参考記事
宮崎の三振が増え、チームの直球対応が悪化し・・・三浦采配の影響?に思う - 所持雑感
これ修正されたのは田代がベンチ入り。(交流戦直前)
外国人の入国遅れが原因でなくチーム方針がラミレス時代と変わり過ぎて不慣れだった横浜でした。
結果、当時横浜は打てませんでした。
じゃーラミレス時代のように直球に的を絞って打てば良いじゃんとも言えないのが難しいところで
変化球に弱くなるわけです。
そのいい塩梅、良い間を求めて各打者試行錯誤をし続けています。
皆さん、大なり小なり毎年変えてまして。
昔と違い、不変的に左に強い右とか、その逆が居なくなっています。(少ない)
引用
その坂本の試行錯誤の期間中、坂本の対左腕、右腕成績は変化し続けます。
以前は左腕対右打者の成績は不変ともいえる傾向を見せていましたが坂本に限らず各球団の主力打者の成績が年ごとで変化(右に強くなったり、弱くなったりしている)するようになりました。
この球速向上に伴うコンビネーション(変化球)に各球団の主力打者が苦しみ対応する状況です。
その過程で対左腕、右腕の数字が変化します。
このタイミングの取り方を各チームの主要打者が変えているのは
投手側がいろいろ打者の間を壊しに来るのが原因でいたちごっこになっているのですが
投手に選択肢、主導権がある事で打者側の方が苦戦気味なのは最近の傾向でしょうか?
その間の攻防に関し細川が終始、もう少し評価を私から受けてまして・・・
22年、2月も
細川を前向きに評価すると大田と並び一番強いスイングしていたかもですが・・・
未だ振れてない感じというか間が悪い印象です。(投手と打者の間で投手有利な状態)
間がもう一歩というか、、、
昨年のキャンプよりは良く見えた?かもです。
昨年も間が後一歩っと評してましたが
気持ちよくなったかも?
その気持ちよくなった、後少しが遠い。
壁です。
一応、21年より22年の細川の方が良くはなってるのですが回りが成長しているので打てなくなりました。
その細川と同評価だったのが森。
スイングでみると細川より大×なんですが打てる・・・
この人は・・・器の大きさは間違いなくあります。
同じ指導を受けている柴田が苦戦しているにも関わらず森は未だ成績を出せる。
今のままですと伸びどまりそうな様相ですが
森が22年オフに仁志二軍監督や石井おコーチに批判されている理由?
要はしっかりしろって話で期待の裏返しでもあって順調さを欠くというか・・・
技術的というより才能で打ててるように感じもどかしさを覚えてしまうんでしょうね。
器の大きさを森は22年見せつけています。
細川は、あと何かです。
間は教えられるモノじゃないので何とも・・・(脳科学的な世界?)
スイングほぼ完成していますから後は間です。
この指導に関して動画解析は今の所無力ぽく感じています。
タイミング。
どのタイミングで見切って振りに行く。
センスに属す分野かもです。
これが森あるみたいで打ちます。
プロ向きな性格でしたがプロに必要な器を感じなかった倉本(試行錯誤、駆け引き面白かったです)とは対照的でした。
森の凄さを再確認しています。
同じ指導を受けた知野が打てなくなったのに森は打てる・・・
チーム力は上がってるよな、っと思う の前に改めて育成苦戦の原因に思う - 所持雑感
引用
バッターも同様で、股関節や足首の使い方に加え、タイミングやコンタクト能力など元々持っている感覚的な部分を見ますね
この方針に則り獲得されたのが森なんでしょうね。
その面で言うと細川の壁、課題とはタイミングやコンタクト能力など元々持っている感覚的な部分で課題を抱えてる感じです。
これ努力云々で解決できない難しい世界です。
出来て当然ではないです。
練習量で解決できる世界じゃなく、苦しい世界。
何かきっかけがあればという状況です。
ハード面(出力)はおkです。
後はソフト。 間の取り方です。
その一助(切っ掛け)に中日への移籍は作用するかもです。
期待して見守りたいです。