24.07.21時点でのチーム被OPSからみたセ

失点と相関の強いチーム被OPS。

相関係数は0.95あります。

 

これ計算している人ならわかるのですが極めて高い相関を誇っています。

これからわかることは

①、犠打、盗塁、進塁打などより影響の強いファクターがある

②、失策による失点、得点より影響の大きなファクターがある

③、併殺・・・以下同文

 

流れを説明する識者多いですが

存外関係ないんですよね。

なくはないですがシーズンの帰趨を決定するほどではない感じです。

 

1勝の重みの大きいポストシーズンでは上記①~③は影響あるかもですが試合数多くなると細かな野球より影響の強いモノがありそうです。

 

aaakkkaaa.hatenablog.com

の失点に関してです。

チーム被OPSです。

投手力だけでなく守備含むの数字となります。

期待失点はチーム被OPSから予想される失点です。

 

1位 広島 チーム被OPS .587 83試合 失点193 期待失点214 乖離-21減らす

2位 阪神 チーム被OPS .590 89試合 失点241 期待失点233 乖離+8点増やす

3位 巨人 チーム被OPS .592 88試合 失点227 期待失点232 乖離-5点減らす

4位 中日 チーム被OPS .605 89試合 失点280 期待失点250 乖離+30点増やす

5位 横浜 チーム被OPS .656 87試合 失点293 期待失点298 乖離-5点減らす

6位 ヤクルト チーム被OPS .702 86試合 失点308 期待失点343 乖離-35点減らす

 

 

各チーム寸評

横浜は可もなく不可もなく。

失策が失点によく絡んでいます。

自責点256に対し失点293と36点も増えていてチーム防御率2.96と乖離している状況。

いますが外野で期待の新人度会が致命的な失策を重ねているのでしょうがないかな。

 

守備機会の少ない外野で4失策を度会記録しています。

まぁしょうがない。

 

森も打撃の低調さが影響してか、8失策を記録しています。

守備率は.950。

若い選手なので好守で精彩を欠くイメージあります。

どちらが良いと落ち着いてプレーできますが拠るべき何かがないと追い込んじゃうときあります。

7月に入って森は3失策していますが

これ試合出場数考えるとかなり多いんですよね。

7月森は6試合に先発していますがうち3試合で失策重ねています。

UZR急速に悪化してるんじゃないのかな?

 

 

自責と失点の乖離は

広島 失策41 失点193 自責170 23点

巨人 失策29 失点227 自責214 13点

横浜 失策57 失点293 自責256 37点

阪神 失策58 失点241 自責202 39点

中日 失策44 失点280 自責241 39点?

ヤクルト 失策44 失点308 自責285 23点

 

中日が失策44に対し自責との乖離39点と失策と失点が結びついているようなデータを記録しており脆さを覚える状況・・・

これ昔、本格化する前の広島さんが失策すると失点し易かったですが内野、特に2遊間が固まってない、もしくは若い選手が多いとダメなケースが多く

 

中日の二遊間は・・・昨年までとまるで違う顔ぶれなので致し方ないのかもしれませんね。

軸がぐらぐらしてそうです。

一時、村松が遊撃確保しかけたのですが6/24故障。長期離脱へ

二塁は2年目の田中幹也がチームトップの62試合に先発出場していますが昨年はオープン戦で大けが負っていて試合にほぼ出ていません。

実質で今年が新人のような状態なのでやむなしなんですかね。

シーズン途中から外野登録の板山が出場機会を増やしており13試合先発しています。

 

この辺影響しているかもしれませんね。

総じて若手、経験不足の内野陣はランナーでると守備力落ちやすく昔(一時期)のヤクルトさんや本格化する前の広島さんがそんな感じでしたが

 

先のチームOPSで書いてます通りランナー出ることで様々、ケアする必要がでてきます。

結果、投手側もランナー出すと打たれやすくなります。

中日さんはランナーなしで打率.220ですがランナー出ると、特に得点圏で.264。

経験不足かな。

LOB(残塁率)も悪いのでチーム被OPSの割に失点も多いです。

 

LOB率と被OPSは正の相関係数があり被OPSが高ければ高いほどLOB率は悪化しますがチーム被OPSが中日さんより悪い横浜、ヤクルトが記録しているLOB率より悪いんですよね。

 

1位 広島 チーム被OPS .587 LOB率82% 乖離-21減らす

2位 阪神 チーム被OPS .590 LOB率80% 乖離+8点増やす

3位 巨人 チーム被OPS .592 LOB率77% 乖離-5点減らす

4位 中日 チーム被OPS .605 LOB率74% 乖離+30点増やす

5位 横浜 チーム被OPS .656 LOB率76% 乖離-5点減らす

6位 ヤクルト チーム被OPS .702 LOB率76% 乖離-35点減らす

 

チームOPS.605でLOB率74%は低すぎですかね。

立浪中日はチーム被OPS、チームOPSで期待される得失点が過去2年ワーストレベルですが今年も芳しくない感じです。

先の記事でもチームOPSから期待される得点-18点ですが過去2年よりましとはいえ良くない部類です。

 

チーム成績の割に得失点悪い原因に形が作れてないからと思いますがチームの顔ぶれが違い過ぎるとなかなか成熟していきません。

 

他、特記事項として

相変わらずヤクルトさんが得失点で大きな利得を記録しており試合巧者ぶりを発揮しています。

そして広島さん。

ヤクルトさん並みに投打で大きな利得を記録していますが50点近く得失点改善しているとか凄いです。

 

新井監督が投打でキレた采配しているのは承知していますが

仕掛けていますよね。

これがなぜか?中日さんには通用しないのが面白いです。

(単純にエース級を中日さんにぶつけてないというオチもありますが)

 

 

先発防御率とQS率

1位 広島 QS61 QS率73.5% QS勝率0.593  先発防御率2.14

2位 阪神 QS62 QS率69.7% QS勝率0.621  先発防御率2.30

3位 中日 QS53 QS率59.6% QS勝率0.583  先発防御率2.87

4位 巨人 QS52 QS率59.1% QS勝率0.653  先発防御率2.50

5位 横浜 QS51 QS率58.6% QS勝率0.647  先発防御率2.88

6位 ヤクルト QS39 QS率45.3% QS勝率0.568  先発防御率3.79

 

阪神、広島さんのポイントはHQS、両チームとも先発の40%がHQSを達成。

巨人が34%。

横浜が26.4%。

 

QSでみるよりHQSで差がある感じです。

このHQSを記録している各チームのエースが後半戦どこに回るかで様相変わってきそうです。

混戦故に状況が変わります。

 

広島さんが阪神さんに良い先発をぶつけ中日戦に対してやや手薄な投手をぶつけていますが

各チームのエース級がどういうローテを組むか大きい感じです。

 

2015年に阪神が集中的に各チームのエース級をぶつけられ失速しヤクルトが9月にまくりましたが

ローテの組み方で各チームが何処を意識しているかみえてきます。

 

要注目。

 

 

 

 

 

横浜は・・・中継ぎが

記事でも書いてますが試合を支配できるようなタイプの中継ぎが少なく苦労しています。

知恵と勇気で試合作っています。

 

先発防御率2.88に対し救援防御率3.13

7月に入って先発2.08に対し救援3.63とゲームメイクに苦戦し始めています。

 

参考記事

続 もやっとした理由 - 所持雑感

 

救援の陣容は二軍調整中の選手含め本当に難しいです。

投げる球、変化球などみているとバッテリーともによく耐えてるとは思うのですが

 

ヴェンデルケンぐらいかな。

後はヤスアキでしょうか?投げる球良い方なので期待しています。