佐野の進塁打意識が強かった3併殺、嫌な予感からのついに敗戦とコンディション良化からの好守の前提が?  24.10.20

full-count.jp

 

大貫登板してCS1stからの連勝を4に伸ばした試合。

試合展開が重いのか進塁打意識し過ぎて横浜は5併殺を喫しています。(うち1つは大貫のバント失敗)

 

宮崎の三併殺は良いとして

 

気になるのが佐野の進塁打も意識した二併殺(右方向)x2

そして梶原の二併殺(右方向)。

 

梶原についてはシリーズ終えた所で解説しても良い題材です。(未熟だからでお終い、出来ないのでどうにもならない)

 

一方、気になるのが佐野の進塁打の意識の強い併殺。

佐野に関しては梶原と違い駆け引きなくはなくチームとしても悩ましく感じる場面です。

 

ノーアウト、ワンアウトランナー1塁の場面で佐野は本シリーズ右方向に4試合で5打席あり3併殺、レフトフライ(右方向に強い意識をして追い込まれて仕方なく逆へ)、1死球

CS3戦、3連勝していた裏で右方向に強い打撃で佐野が計3併殺喫してました。

嫌な感じです。

 

打率.000。

結果的に打線切ってしまっています。

そして本シリーズ初敗戦。

対戦成績アドバンテージ含め3勝2敗となっています。

 

良く言えば相手が上手い。

攻め方上手く徹底してました。

ライト方向に打たせない配球。

それを佐野の右に打たねばならない打撃し過ぎて結果を出せていません。

 

また横浜の悪弊始まってしまった危惧あります。

これダメかもですがどうするんですかね。

以前ほどねばならいではないのですが

 

左打者が右方向に最低限を打つ。

これ右打者以上に難しい面があって(そう考えてない人多そうですが)

だから佐野が三浦政権になり4番の打撃からリンクマン的な役割期待されて以降、成績的に芳しくないんですが

 

aaakkkaaa.hatenablog.com

引用

自然、外目の配球(ライト方向に打ち易い)になると・・・人によっては2番に右打者配置したくなる理由です。

菊池や井端などがその系統の代表格です。

98年組みでは1番石井、2番波留という感じで2番右打者多いです。

試合を動かす6番と評されたヤクルト6番中村も右ですが(2015打点王の畠山も右)

 

外の球を逆らわずに流せる右打者と外のボールを引っ張る必要のある左打者の違いです。

左だと進塁打警戒されると外目多くなる事で引っ張りになるので変化球引っかけ易いんです。(進塁打意識し過ぎて併殺打つ原因)

 

→左の佐野が凄いと思う理由の一つ

 

 

相手が巨人さんなみに警戒してると左の佐野が進塁打を打つのは難しいです。

駆け引きしているので未だみれますが右方向の意識強すぎる感じですかね。

解説で江川が、

ここはライト方向に巨人バッテリー絶対打たせてはダメですよっと

実に昔の人らしい解説してましたが赤星がそれだと打てないので駆け引きとして左に打つ姿勢も見せないといけないと語ってました。

 

あの時代の人たちは江川にしろ横浜にしろ右に打て、打たせてはならいの様式美になり易いです。

 

こうなると打てなくなるわけで

aaakkkaaa.hatenablog.com

引用

 それなら犠打を命じれば良いと思うのですが・・・

になります。

 

レフト方向に神里が打ってチャンスを広げた場面。

その打撃が理由でチームの勢いを削いだとチームOB佐々木が神里を批判してました。

だから試合で横浜は負けた。

私に言わせると、21年、22年にそういう野球するから当時の横浜は勝てなかったと言いたいんですが

あの時代の人たちは江川にしろ佐々木にしろ横浜にしろ、そういう野球を大事にする面あって勝ち筋が薄くなる駆け引きなき野球を推進する傾向が強いです。

 

これ横浜ダメかもしれませんね。

鍵は併殺起きうるランナー一塁での挙動ですが・・・

この差配が阪神バッテリー徹底さを欠き(迷っていた)横浜の術中に嵌り、巨人さん相手だと術中に嵌められちゃうわけです。

横浜が今シーズン通して巨人戦で打てない理由の一つと感じています。

いろいろ含めてバッテリーの攻め方が上手いです。

 

試合展開重くなると起きやすい進塁打への強い意識。

それ自体は否定し難いです。

また、以前ほどねばならないで野球しているのはみていてわかるんですが大事な重要な試合だからこそ縛られてしまうのは以前から確認していて

 

モチベーションアップビデオみて彼らが何をしたか?というと

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

そりゃ点入りませんよね。

9連敗止めた後宮崎にバントモドキの最低限をしていた横浜です。

この対応難しいんですよね。

宮崎のチーム打撃を否定するのは難しいです。

ましてモチベーションアップビデオみた後での行動で・・・

 

ただ、この後、それじゃ勝てないでやんわり修正入って一時増えていたバントを減らすなど仕留める打撃に戻った横浜でした。

9連敗止めた後の、宮崎のバントモドキの野球をみて

引用

これから記事で書いている通りチーム状態好転するのですが

最低限をチーム戦術の一手として重視し突き詰めるなら後、もう一ひねり必要な感じです。

これが機能すると短期決戦強くなるはずなので注目点でしょうか?

 

まぁ突き詰めていたとは言えないラミレス横浜も短期決戦滅法強かったですので

+α程度と言うか・・・ただ現首脳陣にとっては戦い易い形ではあります。

 

それなりに期待していますが

今のシナリオですとシーズントータル勝率.500ぐらいでしょうか?

打ち勝つ野球した方が良い気がしますがどうなりますでしょうか?

 

当時、シーズントータル.500を達成するには26勝20敗必要だった横浜。

予想通りというか、、、

その後修正入ったとはいえ爆発力下げる野球を一部していたので評価さげてはいます。

 

そしてバントモドキでも

5番宮崎と3番佐野では意味合いが違っており宮崎の後ろは宮崎以上の打者いませんが3番佐野の後ろは4番オースティンと。

ここ難しいんですよね。

チーム方針絡み今更、ダメだと言っても修正し難いですから。

 

横浜の強みは牧、佐野、オースティンです。

そのリンクを巨人に切断させられています。

右方向に強い意識のある左の佐野対策。

併殺とる為に実に上手い配球してます。

この状況打破するには追い込まれてから左を狙うでなく追い込まれる前から左方向に打球飛ばし相手の心を揺さぶらないと一方的な展開になりそうです。

 

この駆け引きが1番梶原にありませんでした。

石井打撃コーチも

石井琢朗チーフ打撃兼走塁兼一塁ベースコーチは「攻めた結果として捉えていい併殺と、そうでない併殺があった。そうでない併殺は今後つなげていかないといけない」と振り返る。

 

“そうでない併殺”とは、2-1の8回の場面だ。1死から代打マイク・フォード内野手が左前打で出塁し、代走に知野直人内野手が送られた。さまざまな可能性が考えられる場面だったが、1番の梶原昂希外野手が初球のスライダーを引っかけ二ゴロ併殺打となった。

「あそこが野球勘というか、今後彼が成長するためには、ああいう場面でどういう打席を送れるかが一番大事。これも経験なので今後どう活かせるかだと思います」と石井コーチ

 

技術の無い、横浜の左に良くみる場面です。

右方向に引っ張りたい、ストレートだ。

わーいで外角の球を引っ張りにいって変化球を引っかけて併殺。

がっかりは過去、三浦監督になっても複数記事化しています。

 

横浜のチーム方針がこの場面、状況に応じレフト方向に流しておkになったか?わかりませんが

これもう少し深堀したいです。

この場面、いろいろ出来る場面なんですよね。

いろいろやって相手を揺さぶりたいところなんですが出来ませんでした。

 

 

尚、コメント要望もあった横浜の守備が良い理由ですが

休んだからです。

特に牧。

シーズン後半くたびれて試合途中に二塁を退き一塁に回ったり試合途中に守備交代してましたが巨人吉川のフル出場と同じ関係性です。

9月、守備の動き悪かったですから相当来ていたんでしょうね。

それがシーズン終えて試合が5日間空いた事で良くなっています。

+CS特有の集中力の高さでしょうか?

 

しかし、阪神戦から続く試合は昨日で6試合。

これ牧に限らずです。

コンディション悪い選手多いですから、そろそろ危ない領域になってきています。

 

森ぐらいかな元気なのは。

森の場合、コンディションというより気持ち、集中力が継続しない課題があるので

その面でいつまでゾーンに入ったともいえる好守備を維持できるかあります。

 

最後に故障者多い事で切れるカード少なく受け身の采配。

静の采配にならざる終えない三浦監督と未だ動けるカードの多い阿部監督。

 

三浦監督、神采配連発と聞きますが好采配とは昨日の阿部監督の7回一挙3点を奪ったようなシーンであって(シリーズの流れを失ったかもしれない、奪われたかもしれない

良さが三浦監督と阿部監督では違うような気がしています。

 

時間は相手に味方し横浜はコンディション的に苦しくなる関係性。

それ故にジャクソンを中4で登板させ96球と交代しても良いのを後ろが脆弱故に続投を命じ7回に捕まった場面。

152,3キロ出ていたストレートが7回149,150キロとなりコントロールも甘かったですが

受け身の采配、カードが少ないので救援を送れないわけです。

 

ワンポイントで起用する坂本を除くと全般的に信頼して託すような差配がCSにおける三浦監督の特徴。

その差配に選手が応えてくれてましたが

 

その背景が戦力不足にも起因していて手詰まり感があります。

それを打破できるとしたら打線の爆発なんですが上手く打線切られている横浜です。

 

 

今日、濱口、明日、中4ケイ。

森原は肩痛をおして投げていて、中川颯やヤスアキを回マタギさせざる終えない状況。

マタギした次の試合で中川颯登板していますが中継ぎ、先発と非常に苦しい。

故障からの回復途上のヴェンデルケンぐらいですかね。明確なプラスは

 

劣勢気味になりかけていますが手札、戦力的に仕掛けにくい(受け身の差配の背景)状況です。

仕掛け処が難しい横浜。

ケイが先発する最終戦はジャクソン中継ぎ待機するような気もありますが

 

濱口が投げる今日の試合、どう?差配するか。

試合展開的に勝ち目が薄くなった際の負け方も含め注目したいです。

 

存外、濱口好投とか期待しちゃいますが投げてみないと分からない投手故のプラス側を期待します。(試合を壊すの反対)