23年の前年に阪神の優勝を予測していた一方で24年に阪神弱体化予想できたのはベース戦力(OPS-被OPS)と選手年齢構成です。
阪神の戦力が23年ピークと思えたのは主力野手が28歳を超え始めていたからです。
例外は常にありますが選手の衰え早いです。
横浜の戦力ピークは記事で書いていた通り2022年。
バウアー加入した23年も含め21(最下位でしたが実はかなり強かった)~23年はいつ優勝してもおかしくなかったですが首脳陣が理想を追い求めた結果戦力通りの力を出せなかったのは忸怩たるものがありました。
普通じゃないマネージメントは私を強く失望させています。
しかし本来あるべき黄金期の3年、牧加入により突然訪れた黄金期を捨てさる事にはなりましたが未来につながるようなチーム改革がありポジティブな結果になりつつあります。
正直、普通と評した采配になるのに4年物のコストを費やす事になるとは思いませんでしたが・・・
ラミレスで優勝しても意味がないです。
それでも優勝みたかったですがチーム内でコンセンサスを積み重ねたチーム三浦はラミレスとは違った強みがあります。
ラミレス横浜より今のチームの方が組織的に強いです。
継続性ある方針はいつか横浜を悲願の優勝に導いてくれるものと期待しています。
愚痴を言いつつ10年ぐらい指導してくださいと21年オフ記事で書いてましたが継続は力です。
横浜に欠けていた哲学のようなモノがおぼろげながら見え始めています。
打者対投手が基本の常に一対一の場面が生じるスポーツ。
一対一を構造的に作り難いサッカーとの違いです。
デュエルが常に発生するスポーツが野球です。
個に依存する部分が大きく個別性の極めて強い野球で、ここまで差配が影響するようになるとは思いませんでした。
サッカーは監督の影響が強く指揮官に紐づけされ易いですが野球はそうでもない。
MLBでも、そういう評価でサッカーの監督と違ってサラリーが高くなかったですが・・・
データ野球の深化で以前の選手対選手というより選手対チームになりつつあります。
選手以外のチームスタッフも含むでマネージメントする能力が求められ始めており監督に求められる能力変わりつつあります。
そういう新時代に横浜が適合して始めている感じです。
まず、予想の基礎となるシーズンのベース戦力についてです。
チームOPS
1位 横浜 0.687
2位 ヤクルト 0.660
3位 巨人 0.658
4位 阪神 0.641
5位 中日 0.623
6位 広島 0.601
チーム被OPS
1位 巨人 0.603
2位 阪神 0.608
3位 広島 0.629
4位 中日 0.642
5位 横浜 0.663
6位 ヤクルト 0.721
1位 巨人 +0.055
2位 阪神 +0.033
3位 横浜 +0.024
4位 中日 -0.019
5位 広島 -0.028
6位 ヤクルト -0.061
5位広島さんは23年も横浜の戦力を遥か下回る戦力で戦っておりリーグ最下位戦力でした。
それで23年に2位に躍進し24年9月まで首位独走してました。
してましたが出力不足です。
流石に厳しい。
3年連続最下位の中日さんは3年連続戦力で見ると4位相当(3位に近いレベル)の戦力があり・・・
かみ合わない戦い方をしているというか。
普通にやれば最下位脱出できるはずです。ハズですがライデル他が流出しています。
ヤクルトは主力選手の育成に成功する一方で1.5軍層の育成に失敗しており故障者が出た際の影響が極めて強いです。
育成下手と記事で書いた事ありますがリーグで最も戦力外(10年で評価)を獲得し続けているチームです。
結果、優勝する年もありますが最下位の多いチームでもあります。
25年は村上最終年というのもあって積極補強しています。
上位復帰の感触を覚えます。
阪神さんは世代交代期になりつつあります。
あるレベルの戦力を保持出来ていますが優勝できるような感じにはみえません。
22年のような23年に繋がる何かを感じると推せるのですが。
もし優勝するとしたら外国人野手でレギュラー引き当てる必要あります。
オースティン級いればWAR+45勝程度の期待が出来るかも。
横浜も世代交代期です。
24年の記事で再三、普通の采配になった。
普通の野球、普通のマネージメント。
複数書いています。
やっと戦力通りの力を出せるようになりました。
したいとできるは違う。
出来ない野球をすることで横浜は勝てませんでしたが大分、現実的になってきています。
その端緒は?というと23年オフ人事。
補強できなくても、ある程度戦えるかもしれないと考えている。
バウアー不在ですと優勝難しいかもですが不在でも5割目途ならいけそうな予感。
根拠ないです。
しかし、バウアー不在なら最下位もあり得る(選手の高齢化が進んでいて読みにくいシーズンでした)っと今シーズン前に書いていた状況とは違う状況でしょうか?
23年までの横浜なら24年最下位と予想するほど戦力落ち始めています。
それがオフのチーム改革みて5割程度期待できるかもしれないと考えていてほぼ当てています。
毎年、ほぼ当てていて外した年がないんですよね・・・・
チームは下降期です。(短期的には)
しかし下に有望な選手が居てラミレス時代に壊滅していた二軍がやっと正常化しました。
過去記事読み直すと正常化の目途を覚えたのは21年(大村コーチ)か22年かなぁ。
その辺はいつか記事で言語化したい所ですが二軍で育成していた投手が昇格したりしています。
今年、優勝を逃しても26,27年と有力な優勝候補であり続けると思えます。
但し、オースティンの契約延長問題もあるのでどうなるか
2019年(オフ記事)から警告していた通り、横浜の先発陣かなり脆弱です。
2014年ヤスアキを最後に2019年ドラフトの伊勢まで二軍も含め補充のなかった中継はかなり数は増えましたが質が高いとも言えずチームで上手く差配しました。
ボールに力がある入江の復帰が待たれます。
しかしラミレス時代、良く戦えたましたね。つくづく思います。
弱いので最下位相当の戦力しかなく今の広島さんのような感じです。
主力選手目立ちましたが続く選手が少なく二軍壊滅でしたのでヤクルトさんに次いで戦力外獲得の多いチームでした。
巨人
菅野流出で横浜が悲願の優勝とも思っていた時がありました。
独走してもおかしくないです。
阿部監督、想定より修正早いです。
勝負勘もまぁまぁ良さそう。
岡本流出問題もあり25年が戦力ピーク予想です。
強い。
新戦力みないで
現有戦力のみでの予想
1位 巨人 圧倒的 チームwarで50勝弱
2位 横浜 巨人とはかなりの差があります チームWARで42勝弱
3位 ヤクルト 塩見復帰前提 チームWAR40勝
4位 阪神 ヤクルトと阪神は大差ないです チームWAR39勝
5位 広島 新井監督の手腕 本来は最下位。 今のままだとジリ貧なので育成の年にすることで最下位に沈む可能性も
6位 中日 戦力はありますが・・・小笠原、ライデルマルチネスの抜けた穴は大きい。有力な新戦力をカウントしないと最下位予想。
巨人と横浜のチームWARの差はMAX8勝程度推測しておりゲーム差8ゲーム弱です。
現状のままですと勝てないです。
甲斐加入によりマイナスのイメージ持っていたんですが押し出されて流出すると思われた大城が残留しています。
元祖ワイガヤを体現していた阿部監督の守りのチームマネージメントは個人的にかなり評価が高く、経験豊富な捕手陣が意見を交換する事で結果を出すものと考えています。
投手と捕手の相性ってありますからね・・・
+配球力。
捕手個人の味付け。
捕手陣としてみた時、ラミレス体制以降の横浜は三浦監督時代(21年)を除いてリーグ一番の対応力を保持していましたが力関係逆転するかもです。
24年の試合見ていると巨人と横浜がチームで行う配球で非常に良い印象を持っています。
その力を思い知らされたのがCS、日本シリーズでの戸柱。
21年オフ記事で
引用
問題は横浜の戦力ピークに合致しないかもしれない点。
先の記事で横浜の戦力は優勝候補と言って良く過去最高戦力が潜在的にあると評していますが
その戦力を担う主力選手たちの契約問題が3年後となりますと生じます。
宮崎、オースティン、桑原、山崎、今永、三嶋、石田、戸柱(この人が抜けるのが一番影響あるかも?)・・・
戸柱抜けると一番影響があるのでは?と書いてます。
入団時からチームで配球するスタイルで育成され続けたはじめての生え抜き捕手です。
ワイガヤの体現者です。
2017年の記事では戸柱をぼろくそ書いてましたが懐かしい想いでです。
戸柱ファンから記事を書かないでと懇願されても戸柱の成長物語を書きたかったので書き続けています。
捕手は時間かかります。
横浜の課題、不安点は森、梶原らです。
この人たちのさらなる成長を見込んで推計して良いのかわからないです。
それぞれに課題あり、彼らも真摯に取り組んでいます。
森に関しては記事書きたいですが覚醒する前の助走のような年に2025年なるかもで期待はしています。
再昇格以降、凄い活躍してましたが、あの守備一年通してできない可能性ありまして日本シリーズで動き鈍っていたような・・・
ただ課題の引っ張りができるようになってきており期待しています。
その一点で森への評価が変わってきます。
オフ記事で森への評価はダメじゃないか記事多かった理由はシーズン中に引っ張って打てなかったからで
やっと勝負できるかも?
逆方向にチョコン打撃していて随分遠回りした感ありました。
佐野24年シーズン中に行われた脱力打法へのイメージが非常に良くないです。
理論はわかるんですが・・・
代わりに筒香が穴を埋めるかもです。
筒香と佐野で±0ぐらいでしょうか?
他いろいろ。
最後、バウアー加入。
24年にバウアー加入していれば優勝したと思います。それぐらいインパクトあります。
25年は。。。。バウアー加入して尚、巨人の方が一枚上手予想。
バウアー加入で+WAR 4.0~5.0勝弱上がります。
そうする事でゲーム差8が3ゲーム弱以内に収まりますが現状戦力予測では巨人が強いとしか言いようがないです。
バウアー加入の見どころは運用面。
ジャクソン、ケイ、バウアーで中4,5運用基本に回せることです。
これが大きいです。
東は25年、かなり苦戦するものと見込んでいます。
SBのコーチが東の事に関して話したことが話題を呼びましたが大分、球威他が落ち始めてまして
力で押せなくなり始めています。
祐大のお陰と東良く言いますがバッテリーで上手く差配しています。
危惧される東の成績低下を補えるとしたらバウアーでしょうか?
個人的予想では居ないと優勝無理とはみています。
おまけ
DeNA・三浦監督、短期決戦の勝因は「事前ミーティング」 攻守で複数プラン提案され「それを持って臨めたのが大きかった」 - 所持雑感
引用
過去一で期待できるかもですね。
22年の予測は優勝できる戦力(リーグで傑出した戦力予想でした)あってもダメだろうで書いてました。
総じて習得に時間かかる野球してましたからね。(したいけど出来ない野球、負ける野球)
初めてじゃないのかな、ここまで優勝意識してオフ記事書くのは。
っと記事で書いてからオフの補強他みて予想が大分違ってきているのは横浜がダメだからでなく巨人が強すぎるからです。
バウアー加入で巨人に拮抗しますが、それでも一枚巨人さん上と感じる状況です。
優勝の可能性としては当時記事で書いてる通り過去10年で一番あります。
ラミレス時代は戦力不足(2019年はWARで勝率.500の40勝推計で実際は+37勝。優勝した巨人は+43勝)。
監督手腕でもしかして?で2019年期待しましたが
それでも2019年はダメと予測してました。
2018年のオフ記事みると三浦コーチとの衝突不可避とみておりやっぱりダメでした。
戦力上、もっとも期待できたのは21年オフ。
その戦力推計は圧倒的でしたがチームが理想を追い続けるだろうでダメと書いています。
早々にダメと書いてますね。
ヤクルトと横浜の差について雑感 埋められると思っていた時期が私にもありましたが・・ - 所持雑感
22年は戦力傑出していると評価しつつダメと21.11.29には書いています。
そりゃまぁあの差配なので
それとの比較で25年は過去最高戦力推計でバウアー加入で+45勝弱です。
+45勝というと普通の年は優勝なんですが上には上がいるというのが新戦力抜きの現時点での戦力読みになります。
80勝超えるレベルで横浜と巨人が相争うなペナントになりそうです。
現時点では微妙に届かず予想ですが
新戦力見込んでいませんのでさて・・・
何の不安なく優勝期待できる年ってはじめてかもですね。
戦力推計は2番手ですが優勝しても不可思議ではない。
ラミレス時代は一度も額面戦力.500以上を意味するチームWAR+40勝を記録した事がありませんでした。
マネージメント面での不安もほぼ払しょくです。
チームマネージメントにさらなる進化があるのかわかりませんが期待感あるのは間違いないです。