優勝諸条件に関しては様々ありますが
過去、10年で上記条件を達成して優勝できなかったのは2014,2015年の広島と2021,2022年の阪神です。
2021年の阪神さんとヤクルトさんの差はわずかで明確な序列なく記事でも報告している通りです。
2021年矢野阪神、Sランク評価でした。
ただ上には上がいて・・・阪神矢野監督にとっての不幸は同時期にヤクルト高津監督がいた事でしょうか?
2022年阪神に関してはバランス調整失敗です。
バランス悪いチームは監督采配と言うより編成起因の場合あってどうしようもないケースが多いです。
特に厳しいのがピタゴラス勝率に影響し易い中継ぎに問題が発生した時です。
尚、チーム出力がリーグ一番でなくても優勝できたチームはヤクルト3回に2014年原巨人です。
理想としてはヤクルトですがより健全なのはチームの出力を上げる事です。
少ない戦力で勝ちを望むと歪みが溜まりやすいです。
会社でそれやると多分に負けパターンでしょうか?
メインは出力が上がるような編成する事です。
24年広島新井監督の失速を予測していたのはチーム出力があまりに低すぎたからで限界あります。
最低でもOPSー被OPSでプラスがないと優勝できません。(実績0)
②、1番と4番がいる
1番と4番固定できないと優勝なかなかできません。特に4番。
より正確に言うと固定するに相応しい選手がいないと優勝できないです。
満足に固定できず優勝した例と言うと2014年の原巨人になりますが出力は広島、阪神の後塵を拝しています。
出力上がり難く、効率も落ちやすいのかな。
2014年はほぼ日替わり打線でシーズン通しており原巨人のピークともいえる年でした。
チーム出力No.1チームが他にいて出力劣るにも関わらず優勝している場合、監督の当該年の評価は総てSですが(代わりにマイナス評価がいる)
原采配の真骨頂が2014年でした。
反面、2019年以降の第3次原政権は評価宜しくないです。
③、エースがいる
規定投球回数を超えWARで+4.0勝ほど記録できる投手が必要なケースが多いです。
これ満たさず優勝できたのはヤクルトさんのみで。
21年に規定投球回数者0で優勝しています。
まぁだからヤクルトさんの出力弱いともいえるのですが・・・
④、チームDER リーグ3位以内。
UZR3位内でなくDER3位以内です。
これ満たしてないチームで優勝したチームはセパともに0です。
っと思っていたら2022年のヤクルトさんがリーグ5位でした。
ヤクルトさん弱いけど強いの典型のようなチームなので特殊系に属すんですが
このチームいろいろ消去法を覆しています。
常に例外生まれるとは言え・・・
本当は2022年横浜優勝だったんですが惜しい。
⑤、ホーム勝ち越し
これもマストです。
有利なホームで勝ちこせず優勝したチームは記憶にないです。
横浜暗黒時代=ホーム勝敗マイナス(除く2007)です。
ホーム負け越しが長く続きましたが、これが覆ったのが2015年。
中畑監督最終年です。
最下位でしたが面白かった。いろいろドラマありました。
⑥、一点差勝敗
一点差勝敗負け越して優勝できたのは2019年の原巨人のみ。
戦力劣るチーム状況で優勝したチームの場合は必須条件。
接戦モノ出来ないと戦力差覆せません。
⑦、抑え、セットアッパー、ミドルセットアッパー確立している
ピタゴラス勝率に影響しますが
これ調整難しいです。
後ろ3本が安定しないケースは編成起因の場合が多く監督采配関係し難いケースが多いです。
チーム出力の割に得失点が悪く監督評価としては過去ワースト評価になる立浪監督は3年連続でリーグトップのピタゴラス勝率プラスを記録しました。
ピタゴラス勝率に関しては監督能力と切り離され易く相関弱いです。
監督能力としては成績の割に得点が奪える、抑えるの方が出やすいです。
その結果である得失点から予想される勝率は既に監督評価定まっていているとみています。(相当ダメな中継ぎ運用してなければ)
編成起因のケースが多く最優秀監督評価の一人である高津監督でも21年に苦戦しています。
当該年、高津監督は良く対応できたと思います。
戦力の割に優勝できなかったチームとして2015、2022は、この後ろの整備問題ありました。
近年、デルタが中継ぎのWAR(基本)を見直していますが、ここ結構影響し易いです。
横浜が24年、頑張れた理由に、この救援の使い方があり特にCSは素晴らしかったです。
シーズン中、盛んに普通の采配と評してましたが普通の中継ぎ運用できなかったチームが、突然段飛びしています。23年オフのテコ入れも効いたんでしょうね。
そうは言ってもCSの出来(選手の技術でなく配球などを含むインテリジェンスによるモノ)を一年通して期待して良いモノか割と疑問な分野です。
⑧、WAR+5勝以上の選手がいる
リーグMVP級の選手在籍です。
24年の菅野はわかりませんが基本的にリーグで一番のWARを記録した選手が在籍しているチームが優勝しています。
優勝万全なチームは上記総てALLクリアしています。
では25年横浜は?
チームDER(簡易)でリーグ3位以内記録したのは
24年が5位、23年が6位、22年が3位、2021年が6位
ラミレス時代は
20年がリーグ4位、19年がリーグ3位、18年がリーグ6位、17年がリーグ4位、16年がリーグ4位
中畑さん時代が
15年がリーグ6位、
14年がリーグ3位
この時は狂喜乱舞しましたが翌年まさか立役者の正遊撃手ノリハルがスタメンから外され・・・正捕手として期待された黒羽根ともども2014年が彼らのキャリアハイとなってしまいました、
13年リーグ6位、12年リーグ6位。
チーム順位としては簡易チームDERでリーグ3位内に入れた年の方が結果いいです。
捕手のインテリジェンス、総じてチームのっと言っても良いですが2018年などは伊藤ショックの影響です。
トレードさればかりでセに慣れてなくいろいろ不都合起きてます。
その経験が翌年のDER3位に活かされました。
捕手の影響もありますが
処理数の多さから二遊間の習熟度も影響しているケースも多く広島のチームDERは田中、菊池になって下がってるんですよね。
2013年に梵と菊池のコンビでリーグNo.1のDERを記録しましたが翌2014年にリーグ4位に後退しています。
この数字が戻るのに(二遊間の習熟)二年の時がかかり2015年もリーグ4位。
そして2016年に完成形をみてリーグトップの数字を記録しています。
2014,15年とチーム出力No.1誇りながら優勝できなかった原因かもですが習熟時間かかる分野です。
ここに捕手会澤が絡んできて彼の経験不足も当時は影響しているかな。
石原マスク被ると数字違い過ぎましたので。
捕手は時間かかります。
ここで鍵を握るのが横浜の場合、森。
広島さんの田菊コンビをみると習熟度のようなモノが二遊間にも必要で
かつ、あの守備を一年通して出来るのか?
CS終盤かなりへばってましたからね。
日本シリーズでは動き鈍っています。(ように感じた)
9/7に再登録されて以降の森はMVP級ともいえる守備を披露をしてました。
してましたが、あの守備かなり負掛かりそうで
西武の源田や、巨人の坂本らとの比較で怖い守備というか
いっぱい、いっぱいの守備していたように見えるのでシーズン通して維持できるか不安を覚えています。
適当に力を抜けると良いんですが
経験則で言うとレギュラー即、通用した二遊間早々いないので25年は助走期間になるんじゃないかと予測しています。
この助走をみるのも楽しみなポイントでしょうか?
最近の選手でいきなり結果(簡易DER、二遊間だけの問題ではないのでそこは留意)を出した二遊間の選手というと源田の西武。
2013年限定ですが広島菊池(ベテランの梵、捕手石原で鉄壁の守備網作っています)。
西武の例に倣うと浅村(7年目)が参考になるんですかね。
あるレベルの試合出場を得ている選手が居ることで経験の浅い選手をフォローできています。
+源田と菊池は異次元だったのもありますが
その菊池が居ても2014,2015年と数字悪いわけで
菊池がというより、経験に課題ある捕手、二遊間が多いとチーム戦術として機能しないケースが多いのかな。
これがこなれて来ると捕手の配球と連動し始めて・・・
互いにシナジー効果を生じ始めます。
2016年の広島とかゴロの80%弱をアウトにしてましたがそりゃ点入りません。
横浜の場合、牧が浅村に相当するのでもしかしたら行けるかも。
大和や柴田らの薫陶も森受けていると思いますし頑張りに期待したいです。
次いで懸念は⑦。
ここ厳しそう。
DERに関しては森の可能性に賭けれますがこの分野は不確実性が高すぎて非常に危ういです。
だから、バウアーとの交渉と並行してライデルにも10億だそうとしていたわけです。
DENAの本気を覚えます。
しかしライデルは獲得できませんでした。
入江の復帰次第と新外国人次第の部分が大きいように感じます。
不確実性が非常に強いです。
対応が極めて難しい分野です。
先発と救援で防御率差が生じやすい理由。
負けパの投手が好投しても勝ちパで苦戦する原因でもありますが球界のドレスコードが求められやすい故に配球制限がキツク、キツイ故に力を求められやすいです。
ホームラン打たれちゃいけないとか、四球出しちゃいけないとか禁止事項が多くなりますが
〝勝ちゃえんよ”
— 森原康平 / Kohei Morihara 🇯🇵 (@morihara52) 2024年7月2日
なかなか森原さんのようにはなれません。
メンタル重要ですが
凄いというか
ない頭で考えるなっと叱った三浦監督が素晴らしいのか・・・
なかなか難しい分野です。
相対的に森原の球もリーグで傑出しているという球ではなく心で抑えてはいるんですが
25年どうなりますか?
配球みていて面白いです。
⑥、一点差勝敗
4年総て負け越しており・・・
課題になっています。
4年間監督やって一度も勝ち越し0なのは早々いないです。
中畑監督も4年間督やってるので一点差勝敗勝ち越している年あるんですが誰かいたかな。
三年というスケールでみると中日谷繁監督、広島佐々岡監督が一回も勝ち越した事ないです。
普通は接戦で勝てないと成績不振で解任されるケースが多く4年続けられないです。
三浦監督は稀有な例となります。
また、
4年間やってると抑え、セットアッパー、ミドルが揃う年があるんですよね。
一回は揃うのですが
あっても勝てないのが三浦横浜の特徴というか。。。
特徴だったと過去形で評したい分野でもあるので
個人的には心配していません。
もし一点差勝敗が悪化するなら25年に関しては⑦が起因になると予測しており気にしてないです。
25年に関しては監督起因とは考えていません。
場合によると三浦監督が全面にでてまた負け越すかもですが流石にないと思いたいです。
勝ち気過ぎて、どうにも下手に感じちゃうんですよね。ゲームメイクが。
昔は5回ぐらいにソトを下ろして1点差逃げ切りを目指すという実にハイリスクなわけのわからない采配してましたが近年、大分影を潜めています。
後はハイリスクな初回、前進守備を敷くことぐらいですかね。
これは25年もやりそう。
たま~になのでシーズンへの影響軽微なんですがやると負けてます。
数字的根拠の伴う定石を外すとしっぺ返し受けやすいです。
勿論、上手く行く場合もあるんでしょうが今はダメですね。
強気なだろう運転が多いです(勝負勘に属す分野)。
このだろうがポジティブに作用すると横浜強くなれるかもです。
今の所、ダメ実績のみです。
かもしれない運転苦手かな。
かもしれない運転すると何かと事故起こし易い性分というか・・・
24年も健在でした。
これで横浜7月に失速しています。
もうちょっと我慢して欲しかったんですがしない。
これでも23年の経験を参考にかなり我慢して采配していたと本人語っているので音が先行逃げ切り型なんでしょうね。
我慢をお願いします。
さらに途中から理想形追い求めてチーム失速を招いてしまうケースが多く、
結果、対応が遅れ後手を踏んじゃうケースがあり悪循環に陥りやすいです。
気持ちわかるんですが
選手に乗り越えろっと激を飛ばし我慢しちゃうんですよね。
現実に対応して行動をして欲しい部分です。
こうした方が良いでなくすべきと書きたかったですが当時自重しています。
結果、こうした方が良いを総てやって横浜は連敗を9で止めていますが・・・
できるでなく、こうしたいを優先して差配始めると危険信号になり易いです。
今の所はですが
大分、良くなってるので進藤ベンチコーチと悩み共有しつつ頑張ってください。
良くなった事でCS、日本シリーズでの結果があります。
ここ大いに期待しています。
そして最後の大本の出力。
①で巨人の後塵を拝する可能性あります。
阿部巨人が想定以上に今の野球環境に対応し始めています。
もっと昔の野球をやるもんとばかり思ってました。
手ごわい。
そして、それに即した補強もしています。
岡本のMLB流出問題もありますし巨人さんは25年ピークになりそうです。
そういう力関係ですと
中継、チームDER、一点差勝敗でマイナスを記録するわけにはいかないですよね。
実際、優勝するチームは基本的に上記条件をマストでクリアしています。
まずは必要な中継ぎ補強。
続報待ちたいです。