他球団がするだろう コマンド能力に課題有る尾形攻略法について雑感  2026.06.20

高速化対応で広角で打つトレンドが生まれ(原点回帰)、その流れで2015年ぐらいから引っ張り専一時的に少なくなります。

かなり優秀な成績残せるタイプじゃないと引っ張り専難しいですかね。

 

引っ張り専で有名と言うと大谷。

セでは佐藤輝となりますが

外の速球を逆らわずに引っ張るのは大変な環境になりました。

昔は割と居たんですが

 

佐野ですら封殺され苦しんでいます。

守備シフトも影響します。

それ搔い潜ろうとすると広角気味に皆さんなるのかなぁ。

 

今のところ外の攻防、毎年速くなる外の速球に対応しようとすると原点回帰が一番と判断されています。

SB柳田がその系譜です。

 

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

その背景に高速化もありますが

投手側のコントロールの良さもあります。

ただゾーンに投げ込むのでなくコマンド能力と評されるようなコントロールの良さ。

意図通りに捕手の構えた所に投げられるようになってきています。

彼らの多くはコントロール(コマンド能力)と、高速化、そして三振奪える球を標準装備しています。

そうすると過去は見逃していた厳しいボールを積極的に打っていかないとダメなわけで

 

ラミレス時代以上にファーストストライク重要になってきています。

その裏側が三浦監督が掲げたゾーンで攻めろっという関係性です。

 

さて

表題の尾形です。

 

コマンド能力に課題があるというポイントだけでみると尾形と同様の課題のある投手は

藤浪、入江、中日高橋ら。

球に力はあるがコマンド能力に課題があって失投が多く打たれ易いです。

 

「コマンド能力」とは、投手がボールをストライクゾーンに投げ込むだけでなく、狙ったコースや高さ(高低・内外角・ボールゾーンの活用)へ意図通りに投げ分ける精緻な能力と評されます。

その能力を活かし

 

  • 打者の弱点を突く: 苦手なコースへ正確に投じることで、三振を奪ったり凡打に打ち取ったりできる。
  • 長打を防ぐ: 甘いコースへの投球を減らし、打者の芯を外す配球が可能になる。
  • 球数や体力の節約: 無駄なボール球を減らしてカウントを有利に進められるため、長いイニングを投げやすくなる

結果、ゲームを支配し易くなります。

 

 

ちょっと前まではここまでコマンド能力が求められてなかったのですが、、、

統計データの蓄積で相手打者を丸裸にできるようになったことでコマンドを活かせる攻略レシピのようなモノが生まれ始めています。

 

横浜の左腕で言うなら右打者のインコースを攻めて外のチェンジアップで仕留める的な攻略レシピです。

ここにインスラとクロスファイヤーの組み合わせ。

 

内外、緩急などを駆使し相手を打ち取っていきます。

その元になっているのがデータ。

東のリーグ平均球速147に対し143キロ弱などみていると昔の基準で言うとかなり危うい領域にいましたが

優秀なコマンド能力と攻略レシピを駆使し横浜のエースとして君臨しています。

 

あるレベルの速球、コマンド能力、そして三振奪える球がある事が重要なのかな。

後は他の投手と違った特徴。

出所が見えないとか、回転率や回転方向が大きく違うとか(三振の奪い易さや打球が詰まるとかに抱合される能力)。

 

そういう意味で言うと現在の尾形のようなタイプは明確な攻略方法が存在します。

攻略方法がある事で尾形のようなタイプが減ってしまったとも言えます。

 

攻略が至難なら東のような投手タイプ同様、尾形のようなコマンド能力に難あるけど、、、的なタイプがもっと活躍しているはずかなぁ。

 

尚、東のようなコマンド能力に優れた投手を攻略する必要性から目付委改革行われています。

アウトローの際を彼ら平気で投げてきますが

コマンド能力に優れているが故に失投を待つような従来の打ち方では攻略し難いです。

追いこまれると三振。

その前に勝負する必要があります。

(結果、東の球数は少なくなり易い、なり易かった? 最近球数増え始めています。)

 

では尾形は?

 

西武戦でしか尾形見てないのですが

割と簡易に攻略レシピ組み立てられそうでした。

 

昔のデフォルト。

低めは捨てろ浮いた球を狙え

ストレートを狙いとなります。

 

目付改革の背景である

コマンド能力、高速化、そして三振奪える球。

 

この三要素のうち尾形はコマンド能力に課題有ります。

再現性が悪い投げ方。

 

出所も見えやすいのか

打者の反応をみているとストレートを張ってるのもあってタイミング合いそうな振りしてもいました。(全く合わない打者も居ましたが)

 

っとなるとストレートのタイミングで変化球待ちするような形が有効となります。

 

尾形の投じるストレート、当たると飛びそうな球質してそうなんですよね。

実際、彼の被本塁打率、凄く高いです。

 

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

にて中継ぎ尾形はダメだけど先発尾形は期待できるかもと書いていた理由ですが上記特性が理由です。

中継ぎとして当初記事を書き始め失望感の強い構成になってますが先発尾形なら課題のコマンド能力を問われない可能性がある事で記事後半、ポジティブな表現になっていきます。

 

その原因の一つは

被本塁打があまりに高すぎるんですよね。尾形。

かつ、コマンド能力も悪い。

結果、チームの信頼を得られず彼はSBで負けパでなげる中継ぎ投手でした。

 

しかし、これが先発だと話が変わってきます。

一点の重い展開だと難しいゾーンに向けてぼんっ、ぼんっ投げるような配球ができるわけです。

 

概ね、横浜はゾーン(際を狙うような配球でなくゾーンに投げ込むような配球)に投げさせる要求をしていると思いますが

これが僅差の中継ぎだとさせにくいです。

ここで割り切りで先発型のようにゾーン勝負(コントロール不問)で投げて抑えられるようならSBでも、そういう配球して打ち取っていたと思いますが

 

被弾する可能性が高い事でできない。

一点の重い試合では極めて使いにくく一点が未だ軽い先発なら通用し易い

ここはSBもわかっていたハズです。

しかし彼を先発転換させられなかったのは尾形タイプが球界から淘汰され始めている流れがあるからで

それ意識したんでしょう。多分。

 

対ロッテ戦がそんな感じで攻略された感ありますが

 

途中から変化球多めになっています。

そして四球連発しています。

 

ストレート武器の投手にも関わらず6/16現在の配分が

ストレート46%

スライダー25%

スプリット18%

カーブ  11%

です。

 

この辺に尾形の課題のような見えてきますが

ストレート武器なのにゾーンに投げ込めてないが印象あって

かつ、当たると飛ぶ。

 

入江に近い特徴あります。

その両者の違いはストレートの被打率、空振り、結果。

 

入江のストレートもコマンド能力が良いとかなり違うんですが

その入江の上位互換(コマンド能力でなくストレート単体だけでみた時)が現状の尾形で、その入江と同じような課題があるのが尾形になります。

 

精度良く尾形の持ち球であるフォークを活かせる低めにストレートを制球できると話がかわりますが

相手が待ち構えているだろうゾーンからやや外れた高めのボール球を如何に振らせるか?になります。

ここ振ってくれないと色々、苦戦しちゃうかもです。

 

後はセの打者が尾形の投げるストレートに対応できるかになります。

入江レベルのストレート打てちゃってるので

懸念点です。

 

ストレート待ちのタイミングで変化球を狙うような形になるのかな。

横浜も、それわかっているので変化球を多投し始めていますがストライクに入らない。

 

浅いカウントで追いこめるとかなり尾形有利になるのですが

なり難い。

なると一方的な展開になるような待ち方を相手もしています。

相手も割り切りで待っていますね。

 

そして打者の欠点を突くコマンド能力が今の尾形にはないです。

総じて力対力の対決になり易く、その勝敗の帰趨はストレートに依存せざる終えません。

そんな感じです。

 

そのストレートの被弾率が低ければ良いんですが

高めの攻防になっているので被弾多そうなんですよね。

 

高めが悪い訳でなくインハイやアウトハイなどはかなり打つの難しいですが

真ん中高めのボールな事で数字(回転率や速度)ほど効いてない感じですかね。

 

際との比較で当たり前ですが真ん中は打ちやすいですから。

内外投げ分ける事で打ちだしのタイミング変わりますが

そういう心配も必要ないです。

真ん中を速球で待つという形です。

 

相手が高めを狙ってるのもあってフライが凄く多いです。ゴロの3倍です。

フライ多い事でホームラン、長打多いタイプなので四球から崩れやすい特徴あります。

 

球種別被打率と空振り率みていると

配球割合 46%ストレート  被打率.231 空振り率22% 被本塁打4 

配球割合 18%スプリット  被打率.125 空振り率23% 

配球割合 25%スライダー  被打率.053 空振り率16%

配球割合 11%カーブ    被打率.000 空振り率6%

 

ストレート寄りのタイミングで各打者が変化球打ちに行っていますから変化球の被打率、空振り率が非常に良いです。

勿論、スプリットそのものの出来も良いんですが 

低め捨ててるので追いこまれるまで手を出してない感じです。

高めにスプリット投げ込めると話は違いますが

ゾーンにスプリットを使うような精度はないかなぁ。

低めにストレートを制球できない代わりとなるカウント球として使える変化球あっても大分、天秤が尾形側に揺れます。

 

これが入江になると

配球割合 48%ストレート 被打率.392 空振り率8% 被本塁打3

配球割合 19%スライダー 被打率.150 空振り率23% 

配球割合 11%フォーク  被打率.176 空振り率21%

配球割合 16%ナックルカーブ  被打率.300 空振り率14%

 

数字みてわかる通り尾形攻略レシピに近いですよね。

昔懐かしい浮いた球を狙えでストレート待ちされています。

そういうわけで入江も、尾形も変化球が多くなってるんですがストライク先行にならない事で苦しい投球になり易い傾向が見えてきます。

 

両者の違いはストレートの質の差です。

尾形のストレートかなり良いです。

球、そのものは良いのですが出所見えやすいのか、タイミング合いそうなスイングを各打者していて

勿論、全く合わない打者もいましたが

明確にゾーン(インハイ、アウトハイとか捨て真ん中にポイント置いている)を決めてる影響で

当たり易く感じるんですよね

 

これが当てにくいアウトハイやインハイですと当たらないと感じると思うんですが真ん中って当てやすいわけで

真ん中高め中心にポイント置いて後は割り切りで捨てちゃおう的な感じです。

対入江はここまで極端じゃないと思いますが

尾形クラスだと極端な待ち方しそうで尾形次第な攻防。

 

ゾーンの際は見逃されますから追いこめるか、どうかです。

もしくは相手が積極的に振ってくると思われる高めを活かすのか(ファールなどを打たせたい)

 

この辺、横浜もわかっていて尾形を獲得しています。

私も、あるレベルで通じると思いますがコマンド能力に劣る投手が最近、通用し難くなったのも事実です。

その辺の攻防を意識して尾形、松尾バッテリー対 相手チームみると面白いかもですね。

ピッチトンネル使えるような精度じゃないです。

あえて球筋を見せることで打ち取り易くするような配球無理で

個々のボールが孤立しています。

 

フォークと相性の良い低めにストレートがバシバシ決まるとかなり試合展開楽なんですが

要求しても行くかどうかわからないわけですね。

 

個人的には濱口のようにチェンジアップあるとかなり違うとみています。

濱口も尾形並みにコマンド能力に課題有りましたが

チェンジアップで間を外せることでストレートのタイミングで待ち難くします。

この場合、ピッチトンネル関係なく緩急という関係になります。

精度あまり要求されません。

 

当然、尾形もチェンジアップ習得しようとしたとは思いますが

今は持ち球としてありません。

 

そんな感じに横浜バッテリーの意図ならびに相手チームの意図を類推して野球みるのも面白いです。

観戦時の参考にしてくだされば。

 

課題有りますがコマンド能力に課題有る投手として傑出したストレートを尾形は持ちます。

どう相手と相対するのか?

結果で楽しむのでなく過程も含め、その対決を楽しんでください。

打たれてもがっかりせず対戦を楽しめたら幸いです。

 

微妙な天秤で戦ってる感あります。

今後、先発回数増えるに従い、相手、尾形、松尾ともに様々攻防あると思います。

その天秤の揺れ具合注目しています。

少しバッテリーに傾くだけでかなり一方的に試合を支配できそうなんですが

この辺の成長楽しみです。