活躍する選手がめっきり減った尾形系と横浜の投手育成方針の転換に思う   26.08.14

桑田が

news.yahoo.co.jp

引用

プロも含め今の選手たちは「野球IQといいますか、野球を知るというところが少し雑になっているんじゃないかなと僕は思ってるんですね」

 

打者は長打、投手は球速の向上というパワーとスピードを追い求める流れになっていると指摘し「当然その下の世代もそうなっていくんですけど、わかりやすく言うと、巧打を打てるバッター、うまいバッターというのが僕は今すごく少なくなっていると思いますし、ピッチャーで言うとコントロールのいいピッチャーがほとんどいないですよね。

1球1球、ボールを出し入れできるピッチャーがなかなかいない。僕はこれは日本野球のすごく危機だなと思ってます」と警鐘を鳴らした。

 

 

はて?

ピッチャーで言うとコントロールのいいピッチャーがほとんどいないですよね。

 

うん?

 

フレアゾーン云々とも若干関係しますが桑田には今の投手が必要とされるコマンド能力の高さに関し勘違いしている危惧を感じます。

コントロールが良くなったから目付改革が始まったわけで6年ぐらい時代が遅れているような。

 

因みに横浜は目改革が12球団で一番遅くナンチャッテIT球団だったわけですが一回始めると急速にマッチアップするのは組織力のなさせる技なのかもしれませんね。

 

去年とかビックリしました。

その改革自体は二軍で昨年の時点でぼちぼちやっていて三振しない打撃と相性が良いのは記事で書いてる通りです。

 

横浜は球団体質的に野球の取り組みが遅い球団です。

aaakkkaaa.hatenablog.com

前時代的というか、、、

始めると早いんですけどね。

シフトも一時(2022年)使わなかった程度にはデータ野球に否定的な球団でした。

その理由もわかるんですが

妙に頑な球団体質があります。

 

数字を使いこなせない上に否定的なアプローチするので

一時、ホント酷かったですが

今はセで傑出してデータを使ってる感じです。

遠回りましたが、その遠回りも活かされてるかもしれませんね。

 

このコントロールの良さが投手能力に強い影響を与え始めてるのが配球。

膨大なデータ。

 

ほんのちょっと前とかBB/9で5を超える投手が活躍できたんですよね。

高城がひぃーひぃー言いながら配球してました。

 

系統的にはBB/9で5を超えていた濱口や4ほどあった阪神の藤浪らです。

 

一時期、横浜の投手育成というと

桑田が言うとおりに

投手は球速の向上というパワーとスピードを追い求める流れ

これで総崩れになってまして

 

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

飯塚、京山らがいい例ですかね。

科学系に言わせると、何やってるのって指導をしちゃったわけです。

生産工学とかやってる識者が居たら絶対しない失敗です。

因果は複合的で一つの因子だけでは決まりません。

ある因子を強化すると別の因子が弱体化するなどあって総合力で低下するなど平気であるのが科学の世界で、、、

そんな当たり前のことが科学教育受けてないとわからないのは経験上良く知っていますがありがちなミスをしたんだと思います。

 

打者もスイング速度に特化して失敗。

散々な育成を行っています。

 

旧来の野球出身者で新人コーチにありがちな失敗。

データに振り回されて失敗しています。

 

小杉投手コーチらは第二世代は引退直、コーチ業をしてない点で毛色が違うんですよね。

アナリストよりのアプローチでどんな配球をすると抑えやすいかに立脚して指導しています。

 

球を早くしようでなく

このどんな配球なら抑えやすいのか?

 

初期三浦横浜が失敗した原因が手段であるべき事を

 

例えば9人野球、球数を稼ごう(関根らが失敗した奴)、進塁打(知野や大和らが苦しんだ打撃)、コースヒット(柴田が失敗)、三振するな(細川や神里が迷子に)などに拘わり過ぎたからで

今、比較で上手く行き始めてるのが結果から必要な手段を求めている点でしょうか?

 

手段を目的に野球をしてないんです。

今のチーム。

2021~23年までは手段を目的に野球してるケースが多く盗塁増やすには盗塁死黙認するように進塁打目的に野球していて、、、

まぁ酷かった。

特に2021年と22年。

 

一方、今、横浜がしている野球は土台がしっかりしているんですよね。

ショートに振りぬくがいい例ですが

後述している通り積み上げし易い指導にまで昇華されました。

以前はリセット、壊すような指導していて

それトレンドと反してない?って難しい野球で盛んにダメでしょっと書いていたわけです。

あれほど強かったのに弱いと思ったので開幕前に、このチーム最下位だなって書くほどでしたから。

チームは三浦政権中に様変わりしています。

 

その切っ掛けが2023年オフに行われたフロント主導の改革。

その動きは2024年の日本一に繋がり今に続いています。

方向性を一致させ組織力感じるチームとなりました。

フロントだけが独りよがりで野球してない点が凄いと思います。

っと回りはみてないかもですが

 

手段と目的をチームははき違えていると再三過去記事で指摘していた通り、この手の話が非常に多いチームでした。

良くある失敗というべきか

 

そして見てわかる通り横浜の先発陣の投げる平均球速、セのリーグ平均は146ほどあると記憶していますが全般的に遅いですよね。

 

深沢の平均球速は142キロ。

東も143キロ。

石田ゆは147キロ弱。

新人のドラ4片山(27歳)は141キロ。

 

これわかりますかね。

片山が分かりやすいですがドラフト方針も変化しているわけです。(何気に本来は三浦監督が好んだ系統の投手でもある)

意外と素人編成になって以降の方が結果だしてるんですよね。

ドラ3宮下も含めほとんど選手入れ替わりつつあります。

 

経験とデータの融合のような形でどちらを一方的に否定するのでなく上手く取りこんでる感じです。

一時、桑田よりの考えで今の野球ではダメだの野球してましたが

 

その片山は現在2連勝中。

 

一方、剛腕の入江は苦戦気味。

 

中日の髙橋宏斗がいい例ですが

彼と横浜の相性が良かったのは、横浜の打ち方が甘いボール待てだったから。

一方、他チームは目付指示で甘いボールを待つというより明確な狙い球、コース絞って対応していたので打てない。ボールが暴れていてコースを絞る意味がない。

 

その逆の関係が巨人の井上。

井上は甘い球を投げない。

しかし目付指示で横浜より先行しているチームは攻略できる場合がある。できた。

(横浜も来年ぐらいには井上を上手く攻略出来るじゃないのかなぁっと期待。)

 

規定投球回数投げれる投手でBB/9 3を超える投手が居なくなってしまいましたが

 

2015年が 藤波 3.71 ジョンソン3.10 

2016年が 岩貞 3.13 藤波3.73 能美3.18

2017年が 今永 3.16 大野3.11 ブキャナン3.11 参考 新人王の濱口が5.02

 

2018年 メッセンジャー3.01 山口3.51 ガルシア3.90  

↑ 新人の東を除き横浜左腕ズ 総崩れの年  球速、キレからコマンド能力が徐々に重視され始めた年?

 

2019年 山口3.18 ジョンソン3.33

2020年 九里3.03 青柳3.28

 

2021年 小笠原3.20 九里3.20  戸郷が防御率4.27ながらBB/9で3.44

2022年 3を超える投手で規定投球回数を投げれた投手0 青柳がBB/9で1.77と大きく数値改善。

一番悪い投手は2.67を記録した戸郷。前年3.44→2.67と大きく改善。

 

規定投球回数を記録できた投手でBB/9、3以上記録者0は調べた範囲(2005年まで確認)では確認できず。

 

2023年 中日髙橋宏斗 3.13 次いで悪いのが2.67を記録した柳 

2024年 横浜ジャクソンが3.21

2025年 ジャクソンが3.29

2026年 3を超える投手0 規定投球回数を投げている投手10人中、一番悪い数字で巨人井上が記録している2.04 

 

 

昔は長所を活かし四球が多くても規定投球回数を投げれる個性豊かな先発投手が活躍できたのですが

今はほぼ淘汰されつつあります。

 

またBB/9が良い=コントロールが良い訳じゃないのは中日高橋がいい例ですが今、失投を見逃さないんですよね。

コマンド能力と与四球が一致するようで一致しない点(ゾーンに無造作に投げ込んで抑えられる投手もいる)は注意ですがBB/9の高い投手が昔と比べ活躍し難くなっているのは見てわかる通りです。

東や巨人井上のようにアウトローにぽんぽん投げ込める投手が増えています。

 

(相手が打ち損じてくれると四球は減る、カウントを奪い合う所に野球の配球の見どころがあってカウントを整えるのが高橋は苦手なイメージ。)

 

大雑把にストライクゾーンに投げる能力と狙ってゾーンの際を投げる能力は意味合いが違っていて

コマンド能力が有効に活かされるようになったのは他球団がするだろう尾形攻略法で書いてる通りです。

 

aaakkkaaa.hatenablog.com

引用

 

ちょっと前まではここまでコマンド能力が求められてなかったのですが、、、

統計データの蓄積で相手打者を丸裸にできるようになったことでコマンドを活かせる攻略レシピのようなモノが生まれ始めています。

 

中略

 

あるレベルの速球、コマンド能力、そして三振奪える球がある事が重要なのかな。

後は他の投手と違った特徴。

出所が見えないとか、回転率や回転方向が大きく違うとか(三振の奪い易さや打球が詰まるとかに抱合される能力)。

 

そういう意味で言うと現在の尾形のようなタイプは明確な攻略方法が存在します。

攻略方法がある事で尾形のようなタイプが減ってしまったとも言えます。

 

尾形本人も談話でかなり頭を使ってるとの事でしたが

 

www.sanspo.com

 

「たくさん脳を使ったので、そっちの疲れもあります」

 

これわかりますかね。

尾形のような投手タイプの方が疲れるかもしれないわけです。

実際、彼は細かなコントロールないので球種でかわしているんですが

変化球が多くなったり直球を多めにしたりという形で対応しています。

 

これがコマンド能力が高いと残像を利用できるわけです。

決められた方法があるんですよね。

定番の配球パターン。

いつもの。

わかっていても対応が難しい型を東らは持っています。

 

一方、尾形レベルのコマンド能力ですと配球というより投げる球が独立し易いのかな。

インコース使っても、それを次に生かしにくいタイプというべきでしょうか?

 

ピッチトンネル使えるような精度じゃないです。

あえて球筋を見せることで打ち取り易くするような配球無理で

個々のボールが孤立しています。

 

しかし投げる球は一級品。

配球としては孤立し易いですが球自体は素晴らしい。

 

深沢は逆で投げる球自体は尾形に及びませんがコマンド能力を駆使することで相手を打ち取っていくわけです。

 

どっちが良いとかじゃないんですが

データと親和性が高いのは深沢らの型で 安定度が高いんですよね。

配球の基本はアウトロー。

そのアウトローを積極的に打って行こうが目付改革。

目付の申し子、勝又ら。

以前は、アウトローの難しいコースは見逃していたんですが

 

今の投手はただコマンド能力が高いだけでなく奪三振力も高く

 

K/BBとか昔と比べると大きく改善しています。

その意味で桑田が危惧しているような

投手は球速の向上というパワーとスピードを追い求める流れ

だけにはになってないんですよね。

 

MLBでは配球が日本ほどうるさく無い野球でパワー&スピード重視されますが(っと思う)

日本の場合、データ野球の深化と配球の基本が重視されることで攻略レシピのようなモノがあり、それを実行するのに高いコマンド能力求められ始めています。

 

この流れいつまで続くかわかりませんが

ヒット(単打)も四球もほぼ同価値(ヒットの方が勿論価値高いですよ。)なので昔のようにBB/9で5超えるような投手。

濱口のような投手でも活躍できるかもですが

今はコマンド能力高い投手の方が活躍できますかね。

 

 

因みに

中日髙橋宏斗は横浜戦で妙に甘い球が多い印象で

横浜の浮いた球を待つという古典的手法?(5,6年前はほとんど球団がそういうスタイルなので古典というには違和感ありますが)と良くマッチしてました。

これは、これで基本なんですが

今はこれやるとアウトローにぽんぽん投げられて手も足もでないです。

そういう投手が増えてしまいました。

 

www.chunichi.co.jp

引用

「大きく育ってほしいピッチャーですから。ストライクが思ったところに投げられない状況では、シーズンに入っても、そのままシーズンが終わってしまう。まずはフォームを固めるというところ。ぎりぎりまで待っていたけど、このタイミングになってしまった。その方針でやっていきます」

 

ストライクゾーンにただ投げ込むだけじゃないんですよね。

今は。

ある一定のレベル超えるとゾーン投げ込むだけでも行けますけど

そのレベルはなかなか難しいです。

 

 

今回はBB/9でみていますが

三振と四球の関係でみる 

k/BBの方が数字大きく変化しているかもです。 ざらっとみるとよりやはり変化していて

2017濱口のような三振は多いけど四球も多い投手とか今はかなり活躍が難しいかもです。

濱口もピッチトンネル意識したような投球した事ありましたが、、、

 

簡易でリーグ平均 k/BB

2015年 2.34

2016年 2.28

2017年 2.37

2018年 2.18

2019年 2.34

2020年 2.33

2021年 2.48

2022年 2.66

2023年 2.71

2024年 2.66

2025年 2.75

2026年 2.89  

ケイやジャクソンのようなコマンド能力よりストレートなどに特徴ある有力な投手が活躍するとk/BBも下がるようなトレンド覚えますが

 

ほぼ右肩上がりで同数字が上昇しているかな。

 

ビックデータが盛んに重視され始めた時期ぐらい?

目付改革導入した最初がヤクルトとオリックスで2020年ぐらいと聞いてますので

この辺が分水嶺かもです。

 

この数字も全体でみるのと層別してみるのでは違っています。

BABIPも層別すると運不運とも言えない傾向が見えてました。

技術があって狙って打てる打者のBABIPは毎年高いんですよね。

フレアゾーンを有効に使えるイチローや内川のようなタイプです。

ただ最近はごく少数ですが

だから3割打者が少ない。少なくなっています。

 

巧打を打てるバッター、うまいバッターというのが僕は今すごく少なくなっていると思います

 

これを桑田は技術がないからと総括していますが技術がなくて打てなくなったのか?

それとも技術難度が上がって難しくなったか?

 

フレアゾーンに打てなくなった、見なくなったという結果は同じでも対策の回答が違うんですよね。

うまい打撃の難度が上がってる場合は別の方法論が採用され易いです。

 

連載中のフレアゾーン云々の話に続いていきます。

 

k/BBに戻りますがK/BBではリーグ全体ででみています。

しかし先述したBB/9のデータでは規定投球回数でみた理由はBABIPのように優秀な母体のデータの方が見えやすい場合があって(イチローのような特殊例があるかもと疑った)みて見ました。

 

見ましたが大きな母集団も大筋で関係ない感じですね。

因みに記事の発端はデータでなく野球見てです。

 

皆、昔と比べるとコントロール良いんですよね。

悪い投手は退団しちゃった。退団しつつあります。

 

 

 

尚、大事なのでもう一回

文中に書いている通り今の横浜は

経験とデータの融合のような形でどちらを一方的に否定するのでなく上手く取りこんでる感じです。

そこは抑えて置いてください。

三振しない打撃と目付改革、指示の相性の良さは見ての通りです。

一時、長打が出にくい単打寄りのスイングをチームはしてましたがショートに強く振るの最終形態は佐藤輝や大谷のような形で長打狙えないわけじゃないんです。

 

途中で修正入り、結果、修正したが故に6月中に貧打に喘ぎましたが明確な最終形態、ゴールわかっているので修正し易いんですよね。

 

後はどこまでという、各打者の個性に合わせた指導になります。

森などは長打狙わない、逆方向に強い意識の打撃していますが(インコース打てるのか未確認)

その先がちゃんとある事で皆さん研鑽しています。

 

過去はリセットよりの野球してましたが

今は積み上げし易い指導になってる印象です。

 

なので横浜の若手打撃陣、割と確かなスイング(コンタクトし易く感じる)かつ鋭いですよね。

この指導に関し梶原は中途半端で二軍もう一回という認識なのは記事で書いてる通りです。

まぁ全選手に合うとは限らない指導ですがアウトローなどのキワの攻防を考えるとショートに振りぬくような打撃技術あると活躍し易いのは見ての通りです。

 

それと一線を画すのが度会で、、、彼、あの難しいコースを引っ張って打ってでれるんですよね。

ショートに振りぬく打撃もしますが