どうして左に強いペトリックが登板するのに、
左の森野を使うのかと嘆く記事がありましたが、
はて?
ペトリックって左に強いの?
確かに数字でみますと、左に強いです。
右の被打率 .313 OPS 1.02に対して
左の被打率 .225 OPS .425
でした。
技術的な見地で横浜の今永や石田は、左腕ですが、確かに彼らは右に強いです。
理由はクロスファイヤー。
では、ペトリックは、左に、クロスファイヤーを投げ込んでいるかと言うと、それほど投げていません。
外中心の、広島のジョンソンのような配球です。(高城の場合)
内も組み合わせつつ、三浦と組んだ時の配球に似ていますね。
昨夜も散々、外中心の配球に関して高城が批判されて居たようですが、外中心の配球のイメージの悪さは凄いですね。
外は、配球の基本なのですが、その定石を過度に批判するのは・・・
シチュエーションによって過剰に縛られるような配球をすると良くないのですが、右対右で一般的に投手が、打者を圧倒できるケースが多いのは外目の球が有効だからです。
そこは忘れて欲しくないのですが、
最近の論調が、内中心の、えいやっー主義に偏っている気がしまして気になっています。
(内を攻めるのは勇気があり、外は逃げの投球である。外を投げるから打たれる的な論調)
外がぁーとか、得点圏打率がぁ、対左打率がぁとう、
その面だけ切り取りますと、
事実としては、そうなんのですが、why?を感じさせる場面が少ないと、感じる時があります。
どうして、その球を要求し、どうして分が良いのか、悪いのかがないと、私の場合はですが?なんですよね。
数字ってアバウトですから。
この打者は左に強いでなく。
○○だから左に強いまで行きますと、その采配論も深みを増すと思っています。
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打点の多い打者が勝負強いとは言えないかもしれない。
と、
記事中書いていますが、数字怖いんです。
戸柱ですと、えいやぁー かっきーん のイメージがあり、良し悪しなのですが、
この手の打たせてとる投手のリードは、戸柱苦手という印象があります。
開幕序盤、球威の落ちた投手に高めを要求し、被本塁打を大幅に増加させていましたが(石田や砂田)、
どの程度の球威なら、球ならプロの打者に有効なのか、
その感覚が未熟なようなんですよね。
経験ないですから。
新人捕手に多いのですが、アマチュアなら抑えられたと感じる球威、キレがプロの打者相手には通用しない時が多いです。
結果、感覚が狂うのですが、
その面における感覚のズレ、ギャップを、戸柱、短期間で埋めれたわけです。
当時、ビックリしました。
そして始まった、5月の快進撃です。
チームの打撃面における復調もありましたが、戸柱の成長も大きかったと分析しています。
その成長により、
石田らの成績が、より良くなったわけです。
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記事中、戸柱を褒めていますが、
同時に、
勿論、新人ですので、このまま走り抜けるとは思えませんが、
っと、注釈をつけるも忘れない管理人です。
自分の過去記事を読むと面白いと感じる時がありますが、ちゃんと書いていますね。
この辺のズレ、
ベテラン捕手になりますと、力関係把握が早いです。
今日は、この球、このコース的な感覚です。
そうは言っても、
以前記事に書きました通り、
シーズン中に短期間で、感覚のズレ、ギャップを、経験の浅い新人捕手が埋めれたのは、高評価したいです。
少ない経験で、アジャストして来たわけです。
少ない経験でアジャストしたというのが大きいです。
強調しておきたいです。
昨年の嶺井(嶺井が悪いというより捕手の多くが、そんな感じです)のように苦しみ続けた例の方が多いので、凄いなっと感嘆していますが、今後、戸柱が、どう成長して行くか興味深いです。
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最下位独走時に書いた記事ですが、
記事中、戸柱と倉本に関して記述しています。
修正力が高いですよね。
この二人。
経験を咀嚼できる力があると感じています。
ですので、倉本で言うなら打撃成績が落ちて来ませんし(フォームも変えていますが)、戸柱も食らいついています。
これが凄いです。
倉本なんて、セイバーで評価しますと、思ったより価値が低い(リーグ平均程度)のですが、その伸び代をみますと中心選手になれる素養を覚えます。
尚、
ペトリックの場合、中継ぎ時の成績が悪すぎて左右の成績が歪になっている可能性もあり、かつ、良績を挙げているのが先発、対中日、捕手高城に限られていますので、ちょっとわかりません。
技術的な見地で説明がつかないですよね。
また、ペトリックの捕手別防御率ですが、
高城 1.69 対中日戦のみ 2試合に投げて2戦2勝
(中日戦だけに強いと解釈する事もできます)
戸柱 7.71
です。
戸柱に関しては、三浦のリードも、違和感ありましたが、
2012年から一軍マスクをかぶっている高城とはキャリアの差は覚えます。
戸柱は、戸柱で高城に負けないポイントもありますので良いのですが、
打たせてとる投手に関しては明確な課題がありますね。
三振をとれない投手になりますと、どうもよくないです。
戸柱は投手の良さを引き出すタイプの捕手で、石田や今永のような投手と相性が良く、
高城は、ペトリックや三浦のような投手と組むのには一日の長があるという事になるのでしょう。
で、ペトリックが、
どうして左に強いですが、
広島の左にはコテンパにされていますし、左打者に対し明確に何が効いているという球がないので、保留とさせて下さい。
中日の若松のように明確な技術的根拠があると、
納得感覚えるのですが、
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彼、左に対しての決め球。
分かりやすいコトバで言いますと、空振りをとれる球を持っていません。
若松、石田、今永の右に強いの根拠は、
右に対し、有効(空振りのとれる球がある)な球があるからなんですよね。
外目中心に、
動くボール中心に打たせてとる投手タイプで極端に左右差があるというのは、新鮮な驚きでしたので、記事にしてみました。
数字が、今後、どう変化して行くかに注目して行きたいです。
さらに余談。
投手目線で言いますと、左に強いとか、右に強いとかありますが、
同様に打者目線に立てば、
高橋周平の得意、不得意と、本日の雑感
打者タイプによっては、
左なのに、左が強く、右が苦手な場合があり、相対関係で、その力関係が決まって起用が決まって来ます。
筒香も、引き込んで打つので成績上、昨年は右の投げる直球が苦手でした。
ペトリックの場合、中継ぎでボロボロで、戸柱と組んだ際も良くなく、データとして良績なのは中日戦、高城のみですので、もう少し見たい部分も在ります。
尚、森野に関しては、
森野が左苦手の、右得意という関係性+ 他に代替選手が居ない・・・
通算打率.200の森野より使いたい選手が居ないというのが谷繁の悩みでしょうか?
2013年の交流戦で、高木監督は谷繁をDHで起用してましたが、当時に通じる悩みを覚えます。
尚、ナニータが怪我というのもあると思いますが、ビシエドを左翼(森野を一塁で起用する理由の一つ?)で使っているのは、
三塁周平、一塁福田、左翼ビシエドとの布石とも言え、
1 大島
2 理想は元気のいい荒木
3 平田
4 ビシエド
5 福田
6 周平
7 堂上
8 捕手
への形を作っているとも言えます。
打線は、かなり良く感じますね。
これが実現した時ぐらいに、中日のチーム状態が好転しそうですが、
周平の二軍成績(守備率や、PA/kとかみますと)を見る限り、もう少し時間が必要な感触です。
特にPA/kが悪いと、一軍で苦戦するケースが多いので注意が必要です。
怪我の影響で実践慣れしてなかった横浜梶谷も、