横浜はシーズン2位の阪神さんと対決し2連勝でCS1stを突破しています。
CSファイナル進出は日本シリーズに進出した2017年以来です。
三浦監督がCSに進出した2022、23年と違い戦う前からダメだという感じはなく勝てそうと思ってました。
思っていたかたこそ8月末記事でCS進出すると面白いのでは?っと書いていました。
その意味するところは過去の三浦横浜は・・・だったことを意味します。
過去は自ら勝ち筋を消すような差配をし負けてました。
この自ら勝ち筋を消す差配は今年も一部健在です。
相変わらずやっています。
やっていますが大分少なくなりました。
監督初年度のあまりに拙い差配を想うと隔世の感を覚えます。
そんな横浜です。
4年のコストをかけてしまいましたが普通のチームになり始めています。
過去のCSでは全く期待してません(期待できる根拠が少ない)でしたが今期は期待してました。
まず最初にCS1st雑感について。
去年の時点で阪神と対決できる所まで進めればいい勝負できるのでは?っと書いていた通り三浦横浜にとって比較で組みやすいのが岡田阪神でした。
23年の記事です。
横浜とのCS1stを勝ち抜きCSファイナルへと進んだ新井広島に関して岡田阪神に勝つのは難しいのでは?っと記事化しています。
引用すると
そりゃ負けるよな(横浜が広島に)。
それでも横浜が阪神戦まで行くと良い勝負できると思ったんですが・・・
岡田監督がダメというより相性の問題で
三浦横浜は隙のある野球をするのに特徴があります。
原因としては準備不足。
一見すると丁寧、その実非効率。
わかりやすい、手のひらで弄ばれる。
そんな表現が三浦横浜になって増えています。(それでもマシになってるんですが)
その横浜の隙をリスクを負って広島新井監督が果敢に突いてくる。
結果、三浦監督が焦り、慌て最悪の差配をCSでやってしまい敗退しました。
これシーズン中も散見されてました。
散見していたから広島戦難しいと感じていました。
佐野抜けても横浜が甲子園までいければいい勝負できるものとみています。
佐野いれば阪神さんにホームの地の理と一勝のアドバンテージあっても6分通り突破できるとみていましたが
問題は広島戦ですかね。
此方の方が難しい。
その予感通り23年は広島さん相手に負けた横浜です。
去年の阪神さんはリーグを制し横浜より戦力でも上でした。
しかし対広島戦よりましに戦えそうとみており横浜が普通に戦えば佐野が故障でいなくても6分通り勝てるのでは?っと見込んでいます。
まぁ普通にやれば横浜強いですからね。
最も、あの23年の三浦監督なので普通に戦うとも思わなかったですが
その辺の端緒は吐き気も覚えた広島との対戦で垣間見られます。
酷い試合でした。
思い付き?とも感じた作戦のオンパレードを行い広島に粉砕されています。
阪神岡田監督は老練。
広島新井監督のようなリスクを負って相手の隙を突く野球をあまりしません。
逆説的に、する必要がないとも言えます。
三浦横浜の隙をあえて突くような差配が少なく横浜的には安心して戦える相手でした。
定石の積み上げ、普通を追求するのが阪神岡田監督。
チーム力が足りない故にリスクを負った野球をしていた広島新井監督。
優勝してもおかしくない戦力がありながら準備不足。思い付きで野球していたのか?と時に錯覚するような野球(をなぜか?大事な試合でする。普段はここまで酷くない)に特徴がある三浦横浜。普通じゃないチーム。
っと昨年分析していた通りの結果になっています。
戦力差は優勝した阪神と24年は優勝を逃し2位となった阪神ではかなり違っていて、横浜も捕手山本、ウィック、ヴェンデルケン(故障から復帰しましたが復帰初戦みた感じではまだ芳しくない)などなど欠く布陣で万全ではありませんでしたが
万全でないが故にベンチが動かない野球になり上手く戦えています。
初戦3対1(9回に森原登板した時点で3対0)。
二戦目10対3。
初戦、東が負傷しヤスアキが5回から緊急登板してましたが万全じゃない陣容故に予め準備していた感じました。
ある程度役割、決めていたんでしょね。
抑え経験のあるヤスアキですと緊急登板になれていますから。
阪神に勝ち切りCS1stを突破した三浦横浜を評し各誌、いつも通り、シーズンと変わらない野球と評しています。
その勝因は?っと言うと
指揮官は昨季まで試合中はベンチ最前列に立ち、采配を振ってきた。だが今季はコーチ、アナリストらと連携を取ることが多くなり、試合中はベンチで通路寄りの最も奥に「じっと」座り、報告を受ける時間が増えた
静のスタイル。
シーズンからかけ離れない野球。普通。
差配が今シーズン大分、いろいろ普通になりました。(一部未だダメですが)
この普通をCSファイナルでも貫けられるかがポイントです。
では、その普通を監督が貫けられるか?
これが難しいのが阿部巨人であったり新井広島。
三浦監督の心の隙を突いてきます。
勝ち筋は打つ野球、選手に任せる野球です。
牧にスクイズ命じたと錯覚するようなギャンブルスタートさせないでください。
初回から前進守備とか守備に課題ある横浜にしないでください。
確率が低く再現性のない采配を今年もしていますが
阿部監督も新井監督も、三浦監督の心を責める差配するんですよね。
過去の三浦横浜なら初回、2番バントとか大変効きます。
初回前進守備敷くようなチームですから。
ではCSファイナルに進んだ横浜が初回前進守備という特殊な守備陣形、静でなく動の作戦を今回採用するか?
というと今回採用しない可能性が高い。
故障者相次ぎ、ブルペンかなり脆弱です。
1点程度は取り返せで臨む可能性が高いと期待しておきます。(宮崎故障した事で変心する恐れありますが)
故障者相次ぎ、山本、ウィック、故障上がりで調子が未だ良くないヴェンデルケン。
さらに東、宮崎と失っていますが
故障者相次いだ事で覚悟が決まり易い部分もあり・・・期待しています。
戦力あるときやってくれとは思うのですがまぁ巨人戦、五分(やや横浜不利?)の戦いできるんじゃないんですか?
やや横浜不利と感じますが宮崎失った可能性が高く、そのやや不利と感じる戦力分析も1番梶原の復調次第になります。
次記事で梶原の復調具合について書く予定。
スイング振らないとダメになる、教科書のような打撃を梶原していましたが
だから優勝(一点を奪う野球で進塁打意識し過ぎた)もっとなった23年7月の横浜は打てなくなりました。
その経験あったので早々に梶原の打撃アプローチ変わりましたが復調途上です。
間に合うかな・・・
後、他で特記事項というなら
各打者駆け引きできており阪神バッテリーが横浜打者の術中に嵌ってしまったような配球になってました。
岡田監督が2戦目ぼやいてましたが
進塁打を狙うと見せかけて引っ張り、その逆と戸柱の5打点が象徴的でしたが過去と違い最低限を最上位におかない打撃をした事で相手に打ち勝っています。
状況に応じ最低限狙っても良いのですが
最低限の幻影に阪神バッテリーが嵌っていた感じありますね。
ツーアウトを除くランナー一塁の打率が
初戦4打席あって2安打。
二戦目が1打席あって1安打。
↑
後でもう少し整理する必要ありますが簡易で
進塁打の制限が強かった22年は
ランナー一塁のいる場面でCS初戦は11打数0安打
試合結果は0対2 敗戦。
二戦目は
ランナー一塁のいる場面、3打数1安打
3戦目、相手先発才木。
ランナー一塁のいる場面、7打数2安打
2対3 敗戦。
CS三連戦
計21打数3安打 打率.143でした。
この辺に横浜の野球の進化?。。。退化してからなので表現難しいのですが武器になり始めています。
シーズン成績でみても制限の強い打撃をしていた21年、22年はランナー一塁の場面で成績が悪く、23年以降良化しています。
ランナー一塁でライト方向に打ち1,3塁の局面を作りたい。
これは定石ですがマストで野球すると打てないです。
その傾向の変化が今回のCSで確認できています。
いろいろ失敗しつつ野球を変えてきている横浜です。っというか過去をみればわかるはずなんですが
しちゃうと。一回失敗する必要があるのが今のチームの問題というか・・・懸念点です。
本シリーズ、桑が満塁で最低限を打ったり戸柱が同じ満塁の場面で3点入る長打を打っなどケース打撃、各打者にある程度の自由裁量件あるようです。
22年の野球の結果、破壊力をなくした事を反省して行われた23年の野球の延長戦に今期があってCSにつながっています。
三浦監督になって選手に自由が失われ駆け引きなき野球。
ベンチをみる野球してましたが
やっとここまできました。
横浜退化、昭和王道野球から勝てる野球へ
したいから出来る野球。
確かに、あの野球は昔の王道で機能していた面があったのは否定しませんが今は通用し難い戦術、考え方です。
三浦監督らが目指す野球は理想形です。
完成すると隙なのない強いチームとなります。
しかし、その理想実現が昔と違い今は難しい感じです。
難易度が変わりました。
そんな難易度高い野球を目指し、できるでなくしたいで野球した事で駆け引きが失われていた横浜。
戦力あっても監督就任初年度最下位になるだろうと書いていました理由です。
投打に各種制限の強い野球をして選手の成績を押し下げ、かつ、その出した成績すら満足に結果に結び付けられず過去ワーストの戦力運用評価となっています。
その野球が普通の差配。普通と記事表題で書くまでに至っています。
今期、複数の記事で普通を表題としています。
4年の時を経て大分、野球が戻って来ました。
巨人戦、相手が心を責める野球するのでやや心配ですが、その野球が仇(スモールベースボールは動の差配であり失敗すると敗因になりかねない)となる場合あり駆け引き多くなりそうな予感あります。
あまり三浦監督に目立って欲しくないのもあるのですが相手が有利な部分もあるが故に目立つ場面あるかもで注目しています。
過去を想うと悔しい記憶、憤りを思い起こしてしまいます。
悲願の優勝に近かった横浜でした。
しかしチームはここまで戻りました。
毎年、良くなったとは書いてますが大手を振るって正常化宣言できるまでになりました。
この過程を書かないと今の野球を観測できないんですよね。
二軍に落とした森への所作を過去と違い強く批判してないのも理由(佐野やヤスアキ、三上への対応はチームを崩壊させかけています)あるわけで
その期待通り森はCSで活躍しています。
昔は選手の心を文字通りの意味でへし折る差配していたんですが森には効果的でした。
あの時、下に落とす必要があったのは記事で書いている通りです。
あそこまで森を追い込むのも三浦監督らしいですが
過去と違い完全に非戦力化しない所に監督の成長。。。そんなの当たり前にやって欲しいんですが
過去の監督はダメでした。
過去があって今の野球、差配、マネージメントになっています。
そして未来へ です。
牧加入に伴う横浜の黄金期は残念ながら終わりつつあります。
相手が万全でなく混戦故にチャンスあった3年間(21-23年、24年は戦力的に2位ぐらいでしたが構造上厳しい)でした。
それでも横浜は次に向けた準備をしています。
次の黄金期に向けて胎動を覚え始めています。