明確な指針。球団人事から感じる来期への可能性とその前兆に想う 23.10.30

aaakkkaaa.hatenablog.com

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の続きです。

渡会指名もありとは書いてますが一部、横浜らしくないとも感じるドラフト指名でした。

 

この長期的視点抜きに横浜のドラフトは語られません。

手堅いドラフトをしています。

だろう運転しないです。

 

にも関わらず即戦力投手の獲得を見送っています。

一応、松本をドラ2で獲得していますが変則過ぎて判断が難しく通用し易いのはリズムを変えやすい意味で中継ぎですが

来期、横浜で穴が空きそうなのは今永、石田、バウアーが抜けるかもしれない先発です。

なんか違う。

 

個人的予測としては渡会指名した後、社会人大卒投手(横浜の投手登録が多すぎて育成向きの投手を指名できないのも注意)を指名してくると思ったのですが

 

より重点的に指名したのは野手。

 

そこで気になるのがオフのコーチ人事。

ドラフトで投手を指名したかったと思いますが(正直、かなり良い投手が多かった。文字通りの意味で即戦力。

野手ドラフトをした意味。

 

既存戦力のバージョンアップに手応えのようなモノを横浜が感じている可能性あります。

小杉コーチというよりはその中心は二軍の動作解析コーチ、八木コーチ

 

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球団の姿勢が

toyokeizai.net

 

22年から変化しています。

動き鈍いと焼きもちしていたのですが

この木村球団社長、かなりの野球好きなんですよね。

 

前岡村球団社長は野球というより球場改造のために呼ばれたと感じる部分もあり総務省の元官僚でした。

勿論、岡村氏(初代球団代表と違いDeNAに残留してより上位に)はそれだけで招聘されたわけではないのですがミッションを確実にこなし評価された岡村氏はDeNAの社長に昇進しています。

fullswing.dena.com

 

その岡村氏の後任の木村氏になって動きが加速し始めました。

前球団代表の三原氏とは違い(現場組との対応に苦慮した状況は覚えています)、結構手を入れて来てる感じです。

その流れの中で23年に八木コーチが二軍育成部に配属され、小杉コーチが一軍に就任すると。

 

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木村社長、萩原統括部長ラインと言った方が正確ですが空気が変わってきてます。

編成トップが野球界を経てない。

三原(&岡村)氏時代は現場の意見が強そうでしたが木村、萩原になって制服組の意見が通り易くなった感あります。

 

このテコ入れを球団として期待しているのかもしれません。

補強できなくても、ある程度戦えるかもしれないと考えている。

バウアー不在ですと優勝難しいかもですが不在でも5割目途ならいけそうな予感。

根拠ないです。

しかし、バウアー不在なら最下位もあり得る(選手の高齢化が進んでいて読みにくいシーズンでした)っと今シーズン前に書いていた状況とは違う状況でしょうか?

 

その理由が23年、投手面中心に良い読みで戦力読みを外した事。

 

東と平良(平良は開幕時は素晴らしかったですが5月以降球威落ち脱落)を大きく読み違えています。

特に東。

22年の東をみて23年にこんなに良くなるとは思ってなかったです。

また、これまでほぼなかったファームからの供給が投手面でありました。

宮城(高卒2018育成1位)のようなファームで力をつけて上がってきたような投手、本当に久しぶりです。

宮城だけでなく同時期に石川(大卒2020育成1位)もですが

 

二人とも育成出身です。

 

この辺に根拠なき期待感を覚えています。

ここにバウアー絡むとかなり強力な手応えになるのですが

 

尚、球団が三浦監督を全面バックアップしているのも岡村社長兼CEOが語っている通りです。

能力だけで選定してないです。

この上位思想、哲学重要です。

 

しかし横浜という野球チーム(現場)には哲学が弱い。

練習時間ですら二転三転してます。

哲学らしいものが今の現場にはない。

グラグラしているように感じる。

そこに新監督らが就任したら・・・

その面における不信感、混乱ぶりはラミレス時代に痛感しており求心力ある三浦監督の下で基盤となるものを形作って欲しいです。

 

人づくりをキーワードにDeNAは球団に限らずやっていますが

その一環で三浦監督に接しているとみています。

監督も含めて成長していこうという考えですかね。

 

それが今の横浜です。

明確に行動指針を示し、その指針にそって横浜を運営しています。

 

関連記事

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に今回の記事の端緒となったコメントを書いてますが求められるコーチ像が変わり始めています。

だから引退した藤田を育成部に所属させたとも言えますが

 

ここがファームの、今後の横浜の心臓部と感じています。

二軍青山新監督と八木育成投手育成コーディネーター 兼育成投手コーチ(万永)で

 

従来の機能を分けてるような感じでしょうか?

小杉コーチの就任は21年オフ、八木コーチが22年オフ。

木村、萩原ラインが21年4月。

 

コンサルから転身「39歳DeNA球団社長」の正体 野球が仕事になった契機は新聞広告と交通事故 | 日刊スポーツ | 東洋経済オンライン

木村氏引用

5年後の「国内では黄金時代を目指す」という目標

 

22年を起点とするなら26,27年。

これがあるので中長期的なドラフト視点が強いんですよね。

だからラミレス時代も穴が空くのを承知でドラフトで即戦力指名しませんでした。

森、小園、松尾指名にも通じます。

その時間軸でみると渡会指名も合致している。

下で渡会(来期大学3年生に該当)を鍛えても良いぐらいなんですよね。

 

実は渡会、即戦力(即一軍で通用するか懸念もある、余力あれば言語化)として期待しつつも横浜に欠けている外野プロスペクトを補充した面もありまして・・・

 

26,27年というと渡会 25歳。

松尾が24歳。

小園が25歳。

森が26歳。(学齢27歳)

牧が29歳。

 

この時期に合わせドラフトしつつ大社経由(24歳以上)の大貫や井納、戸柱、倉本、神里、三上系の文字通りの即戦力をぶつけてチーム作りしそうな感じです。

 

このベースを大事にしている。

結果、即戦力投手より渡会になった。

先の記事のように外野が弱体化しているから獲得しただけじゃないとみています。

外野のプロスペクトが弱くなったの方が理由として大きいように感じます。

 

但し、今期の即戦力投手は本当に活躍しそうで2019年の森下級が多数いた気がしたんですよね。

えって感じの球を投げる投手が何名か居た気がしたんですが

リソースあったら真面目にみてみます。

 

問題は短期的にはバウアー残留時にあれ?もありえる結果な事です。

 

その方向性の共有とプロジェクトの参加をお願いして欲しいなぁっとは考えています。

リスクはありますよ、バウアーのプレゼンに5年後を強調するのが良いのかわかりませんから。

 

ただバウアーは一選手というより、より上位の意思決定機関に参加してもらった方が良いんじゃないかと。

 

物語性的には抜群です。

FA残留で監督手形とか切る時ありますがバウアーは指導者としての素養があるような感触あります。

監督バウアーみてみたいんですよね。ラミレスより面白そうです。

 

 

 

DeNA必然だった“即戦力”度会の指名 リーグ最低「70」の悲劇…泣き所にドンピシャ補強 23.10.29

news.yahoo.co.jp

引用

今季セ・リーグ3位でAクラス入りしたDeNAは、12球団4位の520得点をマーク。

打率.247、105本塁打も同4位で、一般的には打力の高いチームとして知られている。

 

しかし、成績を外野手に限ると見え方が大きく変わってくる。  

セイバーメトリクスの指標を駆使して分析などを行う株式会社DELTAのデータによると、DeNA外野陣のOPS.641、25本塁打はともに12球団ワースト2位と低迷。

1位の巨人は52本を放っており、“破壊力”に大きな差がある。

さらに、打席あたりの得点創出の多さを示すwRC+も平均(100)を大きく下回る70で、こちらも同ワースト2位と苦戦していた。  

今季のDeNA外野手で100打席以上立ったのは佐野、桑原、大田、関根、楠本の5人。

しかし、wRC+で100を超えたのは佐野(110)ひとりで、強みにすることはできなかった。

こうした状況を踏まえると、アマチュア球界No.1野手との呼び声高い、度会を競合覚悟で指名に踏み切ったのも納得できる。

 

この状況下で佐野が故障し来期開幕不透明なわけです。

必然ともいえる状況と先の記事では評されていますが同意します。

もっともこれは22年の時点でなりそうな事でした。

年が経た事でより必然性が増した補強ポイントになっています。

 

だから22年に有望株の松尾でなく浅野をっと書いていたわけです。

中長期的視点で言うと捕手松尾の指名は間違ってないです。

しかし緊急度でいうと浅野。

横浜もそう考えていた節を覚えてます。

浅野にも横浜はかなりのスカウトを派遣していますからね。

www.draft-kaigi.jp

 

横浜ファーム状況からみたドラフト2022 - 所持雑感

 

また、昨年書いた記事でファーム状況をみましたがそこをみても浅野。

でも松尾を指名した。

ここで松尾を指名する判断をしているとしたら松尾の評価が高く、より長期視点に基づきチームを作り直しそうな判断をしていそう?

って事になりますでしょうか。

 

この長期的視点抜きに横浜のドラフトは語られません。

手堅いドラフトをしています。

だろう運転しないです。

 

だからこそ横浜のドラフト後分析は深みを増し面白いわけですね。

今回のドラフトも数年後を覚えると書いていますが

 

ベースは長期に置いています。

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っと言いつつも優勝はしたい。

では?投手はどうするの?です。

 

投手補強したかったですが投手登録人数が育成含め41人(戦力外、ドラフト含めて10/29)。

理想の登録数が33人程度とするなら多い。

あまりドラフト指名できなかった背景が見えてきます。

厳選した投手を指名したい。

猶更、1位投手指すべきでしたがしなかった。

今永、石田、バウアー流出時に備えるような指名になってない。

 

 

だろう運転しない横浜にしては違和感を覚えます。

whyの発生です。

しっかり想定し準備していると感じるDeNAだから面白いんですよね。

優勝を強く希求されていたラミレス時代に即戦力(育成も当時は下手でした)をっと怨嗟のように述べていた時期ありますが別の目的、理由があって、あの指名になっていた。

 

もうそこはどうにもならないです。

その理念、理由を考えるとしょうがないです。

より上位の思想があって短期での優勝を考えてなかったのは補強費などで理解しています。

 

そしてラミレス野球も同じで不可解故に謎解き面白かったです。

その過程で情状酌量の余地が生じ易かったですが成長途上の三浦野球は準備不足を感じる事が多い。

想定が甘い・・・擁護が難しいというか(だろう運転が多い)、謎解きまでたどり着けない。。。

 

それでも来期、明るさを覚え始めています。

 

正直、3年もコストがかかるとは思ってなかったです。

和をもって尊しなんですかね。

天の時、地の利、人の和で一番重要なのは和と言われていますがラミレス時代に感じなかった秩序をチームに覚えています。

 

しょうがない。

 

ドラフト雑感に絡んで

さらに、続きます。

 

 

 

 

投手、どうする?バランス欠いたとも感じる横浜ドラフトの背景と数年後を感じたドラフトについて思う 23.10.27

www.baseballchannel.jp

 

www.sanspo.com

 

横浜編成は編成でした。

すばしっこい選手を獲得し続けており今期も同路線を継続しつつ指名を行っています。

 

一見すると野手即戦力ドラフトでしたが・・・ちょっと違う感じです。

数年後も意識したドラフトでした。

この数年後の影響で投手の指名が疎かになったようにも思えます。

意図もわかるのでしょうがないかな。

 

まず答え合わせと確認。

 

参考記事

23年ドラフト予想(希望) 短く - 所持雑感

 

 

――〝投手豊作〟と言われる中で、度会隆輝外野手を1位指名した理由は

「われわれもいろいろな悩みはあったんですけど、今の戦力分布や将来のことを考えると、ここは野手で行くべきだと判断しました」

――度会への期待は

「先日の練習試合でも改めて見ましたけど、もちろんうちの主力として輝いてくれることを期待しています。まだ若いので長くうちで活躍してくれることを期待しています」

――D3位の武田(山形中央高)は高校日本代表でも二刀流として活躍。DeNAでの起用は

「もちろん両方評価していますが、うちで今現時点では外野手としての評価が高く思っています。ただ、本人とこれからまだ話をしてからになると思います」

先の記事引用すると

野手を1位で指名しても良いんじゃないかと考えています。

ドラフト候補詳しくないので去年の浅野のような高卒野手いるか知らず噂されている渡会で良いかもです。

が、欠点として渡会左打ちでして・・・

う~ん。

行くのだろうか?

右なら一本釣り狙いで行くような気がしますが左だと外れで行きそうです。

必要なのは外野。

次いで内野。

即戦力野手が欲しいです。できれば右打ち。

 

外野の野手がプロスペクトも含め迫力が失われつつあった横浜です。

これは昨年の記事でも書いていた事です。

それが故に浅野指名(巨人ドラ1)もありじゃないのか?と書いていたわけですね。

 

参考記事

横浜ファーム状況からみたドラフト2022 - 所持雑感

特に今育成中の野手は俊足系に偏り過ぎてまして内外野の野手で細川、小深田除くと長打力に課題が・・

足の速い選手を獲得し続けていますが

そろそろ長打力欲しい状況です。

 

今期23年、ファームでのチーム本塁打は69本とリーグ6位。

すばしっこい、高卒に軸足を置いたドラフトをし続けている影響か横浜ファームが記録している本塁打

 

22年が61本 リーグ7位

21年が76本 リーグ6位 

 

20年は試合数少ないので比較し難いですが61本とリーグ4位。その前年が112本とリーグ一位。

 

っと少なくなっています。

仁志監督就任した21年以降に横浜の本塁打数が減ったのはチームとしてより軸足をおいてスモールベースボールを目指した結果と考えています。

元々、横浜の二軍はスモールベースボール目指してはいました。

しかし芳しくない。

その対応で、より足の速い選手をより獲得するようになっています。

 

代表格が狩野とか百瀬、青柳、大河、宮本、関根・・・まぁ昔からなんですが

足をポイントとして獲得しており、それが加速している横浜です。

一芸枠が打撃(宮崎、佐野系)でなく足になっている傾向があります。

 

一芸で足を重視する、していた理由は代走の専門家。

足のスペシャリストが欲しいからなんですがずっと育成できていません。

天性のモノが要求されるので、まぁ難しいと。

 

プラス

細川らの打撃アプローチの変更、改造の影響

2番知野にみる渇望感 そして知野への悪影響に思う - 所持雑感

引用

細川も一軍に帯同した事で打撃が崩れましたが

横浜の右打者全般に呪いがかけられています。

この呪いにより細川に積極性が失われ打球が死にます。

伊藤ゆも呪いの影響を受けたかもですが積極性が売りの打者が苦しくなっていた時期がありました。

 

細川にみる壁、その課題について - 所持雑感

引用

でも当たらない、当たっても詰まる。

2021年以降の細川のBABIPは低迷します。

原因は逆方向への強い意識。

 

20年以前は.300超 まぁストレートのタイミングで振ってましたので当たれば飛ぶと

21年は.231。

22年は.000です。

 

逆方向意識し過ぎてバットが遅れ気味でしたが

三浦政権下らしい試行錯誤でしょうか?

ソトと同じアプローチです。

外の変化球対策ですが詰まり易い。

 

この細川が中日に移籍し三振を恐れない打撃でBABIPを22年の0から.320と大きく改善させるわけです。

この手の制限強い野球が三浦横浜になって多く・・・

立浪中日が風よけになってくれていますが結構どうか?と思うことをしています。

最も横浜の場合、していた?と過去形になっている点は注意を。

 

梶原や知野(一回打撃壊された)などしっかり振る野手が増えてきており方針の転換も覚えます。

彼らの特徴は三振を恐れない事。

 

なお、細川は中日に移籍し

www.nikkansports.com

引用

DeNAでは三振をしないようにしてたみたい。

そんなの気にして打っていたら持ち味がなくなる。立浪監督にはある程度の三振はしてもいいって許可はもらったんで、思い切って振らせてます。

バットが外回りしなくなったし、スイングも良くなっている。

 

細川は?どうしてこうなった?

21年に知野同様、持ち味がなくなり欠点だけが残ってましたが。

しょうがない。知野が良く戻ったという感じです。

っというわけでかつてファーム本塁打王であった細川の本塁打も21年、22年と減っておりチーム全体で今の所、小粒になっています。

 

減ったうえに二桁本塁打を記録していた伊藤ゆ、細川を外に出しています。

ネクストを意識した時ファームで打てる野手が少なくなりました。

 

二桁本塁打を記録した野手がファーム0。

 

22年にこれ不味いんじゃないの?っと書き外野浅野を推奨してました背景です。

その流れで今回の渡会らの指名があったとみています。

 

ドラ1渡会(21歳),ドラ3武田(18歳、外野として評価し指名)と外野を重点指名していますが手薄気味になっていました。

 

足の速い選手は多いですが

まさか2人も上位で外野指名するとは思いませんでした。

そして左に偏った指名にもなっています。

偏っても可能性ある野手を獲得したい。

編成の危機感を覚えます。

 

――野手7選手中6選手が左打者

「もちろん右打者も狙ってはいたんですけど、スカウトが用意してくれたリストの中で欲しいポジションで最上位をというのがわれわれのやり方

 

右欲しいですがマストではないです。

確かにそれで良いんですが

右が少ない編成状況の中、左の野手をこれだけ獲得した背景を考えると編成の現状に対する状況認識が伺えます。

 

期待の梶原もフルスイング(選球眼が悪く三振の多い打者)する割に長打の出にくいスイングしていて今はレベルスイング(中距離打者)よりです。

 

大田(33歳)、桑(30歳)、神里(29歳)、佐野(29歳)、関根(28歳)、楠本(28歳)に続く外野が不在気味。

 

ネクストで梶原(24歳、大卒2年目)が出てくるものと期待していますが現時点は粗削り。

要は居ないわけです。24歳以下で抜きんでた野手が。

ファームの成績で参考になる数字というと三振率と長打率

あるレベルの長打力(長打率.400以上は最低で欲しい)があって最低限のコンタクト力がないと一軍で通用し難いです。

 

今期23年に長打率.400でみるとクリアできた若手野手(24歳以下)は

松尾(19歳) .408←流石、ドラ1

知野(24歳) .432

梶原(24歳) .493

 

三人のみ。

内外野ともに厳しい状況。

それが故に前記事で

必要なのは外野

次いで内野。

即戦力野手が欲しいです。

でした。

 

では即戦力野手ドラフトだったか?というとそうでもなく・・・

冒頭の一文。

一見すると野手即戦力ドラフトでしたが・・・

数年後も意識したドラフトでした。

横浜編成は編成でした。

になります。

 

去年の方が未だ即戦力ドラフトに感じるぐらいで基本は21年と同様中長期視点に基づいた指名に感じます。

 

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高卒野手大河をドラ3で指名した2016年ドラフトから続く高卒育成路線をベースに即戦力として大社経由の選手(神里、大貫、コンディション不良を見抜けず獲得した吉野ら)を獲得していた横浜。

 

大卒野手は3年程度見る。牧は例外。

大卒投手は一年目からの活躍を期待しつつ獲得。

 

簡易に評すると大社経由の指名選手以外は一軍というよりファーム状況をみて獲得していて

今回の指名年齢見てわかる通りほぼ全員22歳以下でした。

 

例外はドラ6、井上絢登(24歳)。

宮崎の後継候補も視野に西浦緊急補強と関連性の強い指名です。

ドラ1渡会(一応、三塁もできる)とドラ6井上は開幕一軍候補な気がしますが他の選手は今の所フォーム経由が濃厚に感じています。

 

判断難しいのが大卒ドラ2松本、異端児?一人リズムが違い過ぎて。。。

即戦力と言ってよいのか

中継ぎなのかな。

リズムを変える事で他の中継ぎと善き関係になりそうです。

 

基本はファームで鍛えることになる事も視野に指名しています。

当たり前ですが一軍即戦力だらけじゃないです。

 

ファーム状況を加味して指名する事が多い理由です。

結果、本来一軍に必要だった投手をあまり指名できませんでした。

 

一軍に○○が足りないから指名する場合もありますがベースはファームをみています。

一軍に足りないからで指名してもファームが空いてなければ共倒れ。

これで横浜は一回懲りています。(2014年オフの大量解雇)

 

www.draft-kaigi.jp

引用

投手の大量解雇につながったのは、チームを通常の状態に戻す意図もある。

横浜DeNAは74人中42人が投手となっており、野手のやりくりに苦労をしていた。横浜DeNAは投手は33人程度が理想としており、今後、野手を積極的に確保していくことになる。

 

育成を除く投手登録は今期40名います(阪口含めると41名でした)。

訂正、坂口含めて登録37名でした。育成含めた人数で44。以下訂正した数字になおします

 

理想からかけ離れ始めておりおいそれと投手獲得できない感じです。

本当の即戦力を獲得しファーム影響を与えない事が求められます。

 

じゃー来期どうするの?と、ファームを加味した状況を考慮すると

即通用するかもしれない戦力外の獲得。。。育成目的で二軍で起用する必要のない選手。

同じ考えでFAで獲得しに行きそうです。

 

かつ石田、今永、バウアー流出しても投手登録多いので理想に近づくと・・・

 

戦力外投手がタナケン、平田、宮国、笠原、池谷、スターリン加藤大 7名。

 

インがドラ2松本(大卒)、ドラ5石田(大卒)、育成2位清水、育成4位庄司

 

23年 育成投手が7名 投手登録が阪口除いて36 計43。含めて44名。

オフ

アウトが7名にインが4名 計41。

こりゃキツイ。

 

出向分加味しないと試合数確保できない状況です。

そりゃ投手とれないですわね。

 

ぼちぼちファーム状況好転し始めていますが

森、京山、櫻井の判断が難しいですが継続して活躍できている高卒は2013年ドラフトの関根と砂田が最後に一軍供給されてない横浜です。

 

彼らは大村コーチが2軍だったころの選手です。

なぜか大村コーチ(2015年一軍打撃コーチ退任)が2軍不在以降に結果芳しくなくなります。

 

この高卒育成が芳しくない結果、歪みが溜まっていきます。

高卒だけでなくファーム全般がおかしくなっていた時期ありました。

結果がでませんでした。

 

階層別としては高卒が最大勢力。

指名してはいるのですが・・・

戦力になってないので苦しいと。

 

今後に期待します。

動作解析のプロをコーチに指名し今期、投打に明かりを覚えました。

メンタル面は大村コーチ復帰してくすぶっていた桑らが一軍復帰できましたし効果でています。

なんだかなぁっと思っていた二軍の指導も動作解析のプロの一言で路線の修正とか図れるかもしれません。

次の胎動も覚えます。

 

尚、出向組は

チームメンバー紹介 | 【公式】神奈川フューチャードリームス|BCリーグ

引用

加藤大スターリン、マルセリーノが出向

でした。

彼らを除くと計41名(阪口含む)が23年度の1,2軍含めた投手登録(育成含む)の選手です。

う~ん、キツイねぇ。

 

ドラフト見る事でチームの考えと問題点みえてきます。

なるほどと思うともに投手を指名できる余力がなくなってる感じです。

 

未だ通用するとも感じた三上を横浜が22年オフに放出した理由かもしれません。

競争の激しい巨人で一軍起用されるぐらいの実力が三上にはありましたが22年オフに解雇されています。

その三上は今季、ファームで防御率1.29。

今期の横浜でも十分戦力(防御率4点台期待。用途として右のワンポイント)になった可能性ありますが放出されています。

 

これはファーム防御率1.37タナケンや2022年オフに出術しファーム防御率2.51平田らにも言えます。

 

彼らを出せるようになったのも動作解析に伴う手応えなのかもしれませんね。

今期、石川、宮城らが久しぶりにファーム経由で上がっていきましたが

 

丁度横浜ファーム、明かり見え始めたとはいえ過渡期という評価になります。

 

投手登録多いですが一軍状況見るとFA、戦力外獲得がありそうな横浜です。

 

ファームで明かりが見えつつあるとはいえ足腰がガタガタなのは理想の登録人数を大きく超える投手登録人数や野手の指名状況にみえます。

 

そんな状況を覆せる可能性があるとしたらバウアーでしょうか?

全力で慰留していると思います。

 

最もバウアー慰留できない場合も見込んでドラフトしていると思いますから安心感あります。

結果出てなくて批判される事もある横浜ですが指名意図は毎年明確です。

 

 

 

23年ドラフト予想(希望) 短く

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本来足りないのは投手。

ここかなり宜しくないです。

 

しかし

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引用

2018年ドラフトの大貫を最後に先発に食い込める投手が現れていません。

大貫も来期29歳。

そしてヤスアキのMLB挑戦。

救援も2014年ヤスアキ~2020年ドラ3伊勢まで一軍に供給されず層として脆弱となっており厳しいです。

捕手より緊急度が高いのが投手です。

 

その視点で考えるとドラフト上位は投手となりますが

 

バウアーというゲームチェンジャーのお陰で綻びが目立ちませんでした。

むしろ綻びとして見え始めたのは野手側。

引用

今育成中の野手は俊足系に偏り過ぎてまして内外野の野手で細川、小深田除くと長打力に課題が・・

足の速い選手を獲得し続けていますが

そろそろ長打力欲しい状況です。

 

打力不足。。。

牧1塁とか言いたくなり始めている理由です。

わかりますかね。

この辺もおいおい記述していきますが

ファームで一塁誰が守っているか?です。

これは1軍でも言えますが・・・

1塁で起用されている選手(佐野とソト除く)たちみてわかる通り牧2塁の利得を吐き出しかねない状況でして。。。

 

牧二塁で起用する意味ないじゃないの?って状況になりかけている危惧があります。

大和や京田らを一塁で起用するなら一塁牧の方が守備も安定します。

2塁守備なら過去GG級評価であった柴田を起用し易くもなります。

チームとして牧を一塁コンバートすると選択肢が広くなる部分があります。

 

選択肢が多い。

最悪は選択肢が乏しい時です。

振り回しでなんとかなるかもしれない。

振り回しに関し過去実績上監督力量不安ですがやりたい野球なのでなんとかなるでしょう。

球団もいろいろケアしてくれています。

 

レギュラーとするには課題を覚えますが二遊間の選手が横浜には実に多いです。

二塁を競争枠として活用するのはありかなぁっと

 

ここ数年のドラフトをみるとチーム一丸でスモールベースボール目指しています。

三浦監督を全力バックアップしているのが球団の姿勢です。

その結果故障復活を何処まで計算して良いのかわからないオースティンが一塁守れないと牧1塁コンバートが現実化しそうです。

 

牧1塁になりかねない状況に対するケア、補強するのかわかりませんが

横浜で育成している選手の多くは足が速いです。

 

即戦力が欲しい二遊間

一塁は決まった人居ません。調整的な位置づけ。

二塁と遊撃は

栗飯原(2020年ドラ3高卒)、田部(2019年ドラ5高卒)

 

ここに大卒ドラ3林が入り少し一息つけました。

 

投手はドラ2吉野のコンディション不良(ドラフト直後の社会人の大会に出場できず)を見抜けず穴が空いたまま。

 

そして野手の打力。

長打力が不足している。

最近のドラフトは俊足巧打により過ぎており外野で大型野手が手薄となっています。

浅野も俊足ですが長打力があり将来の1番候補として獲得あり得ます。

中略

浅野は完成度が高く、チーム目標である3年後の時期に間に合うかも?です。

非常に完成度の高い野手には感じました。

 

この浅野、右打ちなのもポイント高いです。

横浜の場合、俊足巧打の右投げ左打ちに偏りが大きく右打ちの野手少ないです。

 

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

その浅野は一軍期待値OPS.650以上でしたが今期.618で終えてます。

投高打低というも影響したようですし木製バットに慣れるのに時間かかったもあったかもですが(二軍でも打てなかった)

 

来期に向けて期待値の高い野手となっています。

 

この人、いれば今期投手全振りできたんですよね。

右打ちの松尾は期待度の高い選手です。

一方、捕手は時間かかります。

松尾が悪いでなくタイミングが合わないという言い方になります。

松尾自身は近年の高卒一年目としては非常に期待値が高い成績をファームで残しています。

残していますが早くて後、2,3年かかるかな。捕手覚えることが多いです。

尚、この評価、個人的にはかなりの高評価です。

同じドラ1森は4年かけても出てくるかどうか評価でした。

森は器の大きさは覚えても安定感に乏しく表現難しく・・・

器だけなら凄く良い選手になりそうな予感を覚えつつブレイクするのかわからない。

伸びどまりしそうな選手と昨年評しています。

 

aaakkkaaa.hatenablog.com

引用

今の森ですと打撃に関しては努力しても報われないかもしれません。

それでも器が大きいのでOPSで0.700ぐらい打てるかもですが(横浜の遊撃手の打撃能力的に一番手になりかねない状況)

伸びどまりしそうな感じを受けています。

大きく育って欲しかったですが優等生タイプ過ぎるのかもしれませんね。

森は運がないのかなぁ。

本当に今期は二軍でがっつり育成して欲しかったです。

尚、一軍、内野手OPS.700程度というのもある意味で高評価。

三浦監督が今期23年に森前提で起用しようとしていた背景です。(想定外には準備してませんでしたが)

 

小園はボディバランス悪く、体も太くする必要がある選手評価なので見当がつかない評価。

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

その二人との比較で一年目終えての松尾の評価は高いです。

しかし来期の優勝を意識すると間に合わない可能性が高い。

私のドラフト願望は優勝一点です。

一応、即戦力よりの高卒も浅野や奥川などのように願望で入れることありますが

基本は大社です。

 

ともかく優勝して欲しい。

阪神のドラフトを見習えです。

 

そういう思考でいうと。

野手を1位で指名しても良いんじゃないかと考えています。

ドラフト候補詳しくないので去年の浅野のような高卒野手いるか知らず噂されている渡会で良いかもです。

 

が、欠点として渡会左打ちでして・・・

う~ん。

行くのだろうか?

右なら一本釣り狙いで行くような気がしますが左だと外れで行きそうです。

 

 

必要なのは外野。

次いで内野。

即戦力野手が欲しいです。できれば右打ち。

 

しかし日本人だけの編成を考えると緊急度高いのは投手

もうずっと2019年以来投手と言いづけているのでわかってはいます。

 

候補も投手に多いらしいのも知ってるのですがバウアーが二人分頑張れば良い。

だからバウアーゲームチェンジャーなんですよね

なのに今期横浜は優勝を逃してしまった。

途中でバウアー故障したので難しかったかもですがバウアー健在の状態で首位阪神と14ゲームぐらい?とか引き離されていましたから。

 

本来、あり得ないんです。

あり得ない故に修正力が働きやすいです。

失敗を元に修正していく、課題明白になったことでやり易いわけです。

 

一方、

長打力期待できる野手が1,2軍ともに不在気味でして・・・

ここはバウアー居てもどうにもなりません。

 

編成でだろうは良くないのですが投手でFA獲得全力。

野手1位の後は2位以下、投手即戦力を獲得しつつ中位で野手ないし投手即戦力系を

 

後はバウアー慰留全力。

年棒10億に将来の監督、球団社長。

話を聞くとバウアー監督向きな感じも覚えています。

 

バウアーで優勝。

そのまま人財として抱え込んで欲しいです。

バウアー残留前提で野手上位。

バウアー残留失敗時はおとなしく松尾本格化を待つという22年のシナリオに戻る。

個人的に希望します。

まぁ、編成の方がより真剣に横浜の将来を考え情報があるはずですから良いんですが

 

ドラフトを見る事で球団の考えを知ることができます。

松尾、小園、森指名も中長期視点に基づく指名としては理に適っています。

私の場合、優勝への願望が強すぎて

 

 

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

2019年の記事で

この状況下で昨季同様育成型野手を指名した場合、来期は波乱含みです。

編成の目線が短期でなく長期に軸足をおいてそうな事は開幕前記事でも書いてましたが。

主力野手の高齢化と育成状況を考えるとわからなくもない状況です。

 

っと嘆きにも近い記事を書いていますが

その予想通りに20年に先発がいなくなっています。

早々に今永、平良故障離脱しシーズン終了しています。

 

20年はチーム戦力としてはありましたが投打のバランス悪いと勝てないんですよね。

いい例が立浪中日です。

 

20年ブルペンデーが多発し先発も阪口、京山、中川虎など。

中日から戦力外で獲得した武藤も先発していましたが

 

試合を作れる投手が大貫、ついで巨人に移籍した井納ぐらいで

あの年の井納(当時34歳)がチーム2番目の先発投手評価だったわけです。

 

対して今期は久しぶりに阪口、京山らが先発せずに済んだ年でもありました。

戦力というより期待で登板することの多かった彼らが先発しなかったのは2018年以来でしょうか?

中4、バウアー効果です。

 

 

 

 

 

 

二軍調整が有効だったにも関わらず落とさず準備不足に陥った選手起用 来期の胆、二遊間問題 林について 23.10.23

三浦監督のダメなところは他にもあって

チーム戦略がぐにゃ、ぐにゃしている所。

迷う。迷いやすい。

これが所謂、プランBの欠如、準備不足にも通じます。

 

今期は林に絡む所作でしょうか?

これは森含む話になります。

林を使いたいで起用しようとした結果、林は外野に三塁、遊撃とオープン戦たらい回しになります。

本職は二塁。

WBCで牧不在時は二塁。

オープン戦13試合二塁を守っていました。

これ21年の牧と同じ手法でした。

 

後からソトが合流するにも関わらず牧の新人時代に起用したポジションは1塁。

aaakkkaaa.hatenablog.com

引用

その象徴が外国人来た時どうするの?と感じる守備体系。

ソト一塁が基本線だったと思いますが現在結果を出し続けている牧(.388 5本塁打、17打点)を一塁で起用し続けています。

 

後の習熟を考えるなら牧を二塁で起用すべきでした。

しかし当時も今期23年もはらを決められずにオープン戦を終え(牧は21年オープン戦1試合しか二塁やっていません)、シーズンインしています。

 

21年の牧はシーズンインした後、ソトが来るまで16試合総て一塁を守りましたが決断が遅い。

後手に後手に回り易い監督さんです。

 

自分のしたい野球とは違うので迷うわけです。

だからあーいう差配します。

迷うので決断が遅くなる。

試合ですら良くありますがより上位のシーズン戦略すら遅い。

林をどう?使うか?

本職の二塁以外で起用するなら守備の不慣れさををみると二軍調整が必要でした。

しかししない。

 

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

4月のチームは視界良好でしたが不安覚えたのは森への対応。

プランBの欠如。

森を使ってなくてもチーム好調でしたが遊撃をどうするの?というシーズン戦略がぐらぐらしており想定外(=森が期待通り結果をだせなかった場合)が起きた際の準備が足りなかった横浜です。

 

その懸念のままに不調選手に代わる選手(プランB)を準備できず白旗をあげる事になります。

理由としてレギュラー固定したいがあるんでしょうが

代わりの選手を意識して準備しませんでした。

 

その森に代わり重宝がられたのが先述の林。

まさかあんな守備力の選手を使いたいで使うとは思いませんでした。

守備位置が不慣れですから当然で。。。後手を踏む事になっています。

当時は打撃もダメ。

優勝をって時です。

そういう選手を一軍で使おうとするところに三浦監督の業の深さ、したい野球への希求感があります。

だから21年にソト来たら二塁コンバート必須にも関わらず牧を1塁で起用し続け林をいきなり起用することになります。

 

こんな野球したい。

この結果、横浜は後手を踏みやすくなっています。

4月に準備不足に対する懸念記事を書いた時は、それでもいけると思ったんですが野球は甘くないですね。

この準備不足が影響したか最終的にカードがなくなった横浜です。

 

その林の良さは打席における粘り、選球眼の良さ?四球率はかなり低い、ボール見極め率も68%と高いわけではないですが)、足が速い。

守備も慣れればよくなりそう。

そういう理由で起用されてましたが・・・

参考記事

セ打点王宮崎、既に昨季以上の得点(本塁打以外)を記録した1番佐野の可能性 片輪走行 森は抹消されるのか?いろいろ 23.04.06 - 所持雑感

引用

林遊撃、不慣れか動きが怪しくかつ打力も打てるように感じず

打てないなりの何かはしていますが

中略

2番林になるとロースコアになり易いです。

その守備力を横浜の野手陣に期待して良いのか。。。

林自身が遊撃不慣れですからね。

ぶっつけで遊撃起用するならオープン戦でやって欲しかったです。

 

プランBの欠如です。

 

あまりに動きが怪しいので

ぶっつけで遊撃起用するならオープン戦でやって欲しかったです。

っと強い不満を開幕早々の4月第一週に表明しています

 

オープン戦19試合全部で遊撃先発出場したのは森(だったはず)でした。

森の23年遊撃守備試合出場数は19試合。

林は途中出場とは思いますが3試合。

牧不在というのもあって本職の2塁で林は13試合出場し他、外野、三塁と試されています。

 

京田ですらオープン戦、1、3塁中心に起用され遊撃で先発出場しできませんでした。

 

森に賭けるような差配。

その森が開幕カードで見切られて死蔵されたわけです。

 

何のためのオープン戦だったのか?

森にオールインするか、否かでシーズン始まってから監督変心しています。

 

変心するのは良いのですが想定すべき事柄をしてない。

森前提のチーム過ぎました。

こういうチームで戦いたい。

プランAへの希求感が強すぎて他の案が後回しになり易いチーム特徴が横浜にあります。

 

レギュラーは固定できると確かに強いです。

またゲームプランも立てやすい。

しかし固定できなかった場合は?

見ての通りです。

 

選択肢が少ないんですよね。

横浜。

準備しないので余計に減ります。

 

一方、林。

この人のシーズンWARも途中までは酷かったです。

あの試合出場数で-2.0勝弱記録するに至っています。

 

打てない、守れない(守備位置が不慣れだから)。

その林が二軍に落ちる事で変化します。

 

一回目が故障により二軍に落ちた6月。

再登録が8/8。

打撃スタイルが変わり始め引っ張って打球飛ばし始めています。

開幕当初は逆方向にしか打てなかったのですが・・・

待ち球気味の打撃アプローチも改善され好球必打気味に。

逆方向にも強い打球が飛び始めています。

 

そしてブレイクしたのが9/6抹消されて再度昇格してきた9/17以降。

より引っ張って強い打球が出始めています。

CSでもあわや本塁打という打球をライトに飛ばしてましたが二軍降格以降別人になっています。

 

林が長打を打ち始めたのは8月8以降でした。

その前、故障して6/14に抹消落されるまでが72打席で長打0。

引っ張った打球(右方向)でヒットになったのは1本のみ。

他は左中間。

 

4月 打率.154 出塁率.209 長打率.154

5月 打率.133 出塁率.133 長打率.133

6月 打率.125 出塁率.200 長打率.125

 

8月 打率.219 出塁率.219 長打率.344

9月 打率.289 出塁率.325 長打率.316

 

これが8月再昇格以降に長打が5本と増え(8月4本、9月1本)ました。

右方向のヒットは4本。

打席数が82打席。

スイングが力強くなってます。

 

ヒットの傾向的には8月昇格以降は

左が9本(長打3)、中が7本(長打1)、右が4本(長打1)。

二軍に落ちる前が

左が7本(長打0)、中が1本、右が1本。

 

引っ張りだけでなく逆方向にも長打が増えていて二軍での効果が確認されます。

三浦横浜になって課題の一つなんですが一軍での指導が今一なのか伸びないんです。

あるレベルにあると打撃アプローチを教えるのが上手なので打てるのですが

あるレベルに達してないと伸びない。

 

また調整も一軍は二軍との比較で結果が芳しくなく。

ソトが二軍再昇格後(7/18抹消、8月6昇格)、8月単月ながら打率.304 OPS.827打ちましたが

再調整目的で抹消し昇格してきた選手の状態が良くるなる場合が多かったです。

 

大田も7月10抹消、再昇格後 昇格前OPS.500切っていたのが.700超えるなど活躍していますが

二軍の状態良くなってます。

徐々に良くなっているとは過去記事でも報告していましたが

 

今期、二軍、投打で良くなってるんですよね。

動作解析の専門家であるコーチが就任したのが大きいのでしょうが

 

結果、余計に調整させなかった三浦監督への不満が強いシーズンとなっています。

プランBの欠如。

固定メンバーで戦いたかった。

これが結果的に失敗しチームが7月に崩壊しています。

 

あの時、なんもカードなくなってましたからね。

一点を奪え野球も併せて発動し貧打を極めています。

不調のソトや大田、神里らを下に落としたのも7月になってからでした。

 

参考記事

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

林に関しては来期に期待できる何かを示したと感じています。

森は逆で器の大きさは覚えるのですが来期につながる何かを感じた事がなく・・・

 

aaakkkaaa.hatenablog.com

一軍での指導が森にあってなかった感じです。

だからこそ今期二軍で森には研鑽して欲しかったのですが故障してしまいました。

 

結果、難しいのが来期の二遊間問題です。

打撃良くなって以降の林のOPSは.620程度、四球率も低い

これ意外と思われるかもですが林の四球率、チーム平均の半分程度で低い方です。

フリースインガー気味の関根より低い。

100打席以上に限ったIsoDでみると

チーム一位がソトの0.0081 佐野が0.059 関根が0.0047 牧が0.0044 林が0.0029

 

チーム平均が0.0058 リーグ平均が0.0061。

その数字でみると林の四球率低いですが良くなりそうな感触を覚える

元々、入団直後のスタイルが四球ありきでしたからね。

我慢強いように感じる。

足も速い、盗塁も増えそう。

守備も良くなりそう。

 

今期の開幕直後、守備も、打撃も未熟な林ですら使おうとした三浦監督です。

再昇格後、良くなった来期はより使おうとするはずです。

 

さて森どうするんですかね。

器の大きさは間違いなくあります。

 

この二人、私でなくても両方使いたくなるはずです。

その回答はです。

来期の胆。ポイント。

 

①、牧の一塁コンバート 林、森の二遊間基本線におく

②、森の外野コンバート 林の遊撃レギュラー化

③、牧2塁のままで 林と森を競わせる

 

二遊間の選手が多い横浜の事情を考えると手薄気味になった外野森コンバートもあっても良いのですが(試合に出やすい)

 

森の内野守備力を考えると勿体ない。

内野であれだけ守れる選手、そうは居ません。UZRで+5.0程度期待できます。

しかし林は、その上行きそうな可能性をシーズン終盤に見せた気もして

 

三浦監督の性格を考えると牧1塁で起用しそう気もする。

セイバー好き中心に批判されそうな差配ですね。

 

冒頭話した通り後からソトが合流するにも関わらず牧の新人時代に起用したポジションは1塁でした。

aaakkkaaa.hatenablog.com

引用

その象徴が外国人来た時どうするの?と感じる守備体系。

ソト一塁が基本線だったと思いますが現在結果を出し続けている牧(.388 5本塁打、17打点)を一塁で起用し続けています。

 

後の習熟を考えるなら牧2塁一択なんですが21年三浦監督はしませんでした。

守備重視で起用する可能性ある気がしています。

 

したい野球は明確だからこそ監督迷うんですよね。

 

再度、セイバー好き中心に批判されそうな1塁牧起用ですが希求感強い野球を考えると森と林を使いたいと思うのは自然な流れです。

 

そして存外嵌りそうにも思える

森を使いたい、そのポテンシャルを余すことなく使いたい。

林と森を競わせるような差配はし難いです。

 

1塁コンバートしたい佐野が開幕時不在かもしれません。

ソトがチームから離れる可能性が高い。

肘に不安あるオースティンでは外野不安。

オースティンの一塁へのコンバートあるか、どうかわかりませんが

 

新外国人、一塁の選手を資金かけずに獲得していたら

牧一塁コンバートも視野にっという感じでしょうか?

佐野一塁基本線なら一塁は適当にケアして手じまいにしますが

するかどうか・・・

今は考えにくいですが勝負手で筒香復帰も考えると流動的にしてそうな部分です。

 

 

バウアー残留前提で来期も横浜は優勝候補ですが

そのカギになりそうなのが横浜の二遊間問題(森と林の共存問題)です。

 

 

森、林の状態次第かなぁ。

林は来季への可能性を見せましたが実績足りず森はさらに・・・

しかし面白さは、この二人を同時に使える時。

三浦監督のしたい野球にマッチします。

彼らを使う事で三浦監督の迷いがなくなり易いです。

 

牧二塁から外すことで横浜は大きな利得を失いますが三浦監督が差配し易くなるので

良いかなぁっと。

臨機応変に差配して欲しいですが向き不向きでいうと結果が芳しくない。

 

21年に

三浦がしたいを優先している理由について それがチームの為になると信じるが故 - 所持雑感

引用

三浦を大事にするなら、今回の仕儀を招いた当事者である進藤が火中の栗を拾って監督をやるべきで

ラミレスが形作った野球をぶち壊し焼け野原にした上で

三浦に引き渡すべきでした。

中途半端に勝てる戦力を三浦に残してしまった事で三浦が苦しんでいます。

 

リフォームって難しいんですよね。

その前の設計思想に対する理解がないと最適なリフォームできません。

その設計思想に対しネガティブな人が指揮をとったら作り直したくなります。

 

勝てる戦力があるので腹を決められない。

オースティン、ソトが居なければ状況変わっていた可能性ありますが

編成の過誤を覚えます。

三浦を監督にするなら、ソト、オースティン不要です。

と書いてましたが

やはりリフォーム難しかったようです。

横浜の目指す野球はスモールベースボール

その象徴は森と林。

それの方が監督も迷わずチームも迷わないで済む

 

やりたい野球をやった方が勝率高くなるかもです。

関連記事

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

意識づけが足りずちぐはぐに感じる場面が多い原因かもです。

=準備不足になり易い。

過去3年間、あれだけ一点を奪う野球をやっておきながら単年で見て一回も一点差勝敗で勝ち越した事がない横浜です。

 

得失点差-37で中継ぎが整備されていた2022ですら24勝-25敗と負け越しています。

普通は、それだけ得失点差が悪くて勝ち越していると一点差勝敗良くなるはずなんですが

 

一点を奪う野球が横浜の球場、チーム特性を考えると合わないのですが好きな野球するのが一番です。

 

この接戦勝率がラミレス時代のように.600弱になると優勝に近づくハズです。

来期、いろいろ良くなりそうな事を球団がしています。

22年までは戦略室と現場で綱引きしてそうな場面が多かったですが今期、大分減ってるので

 

バウアー残留次第で横浜いけるじゃないかと期待しています。

一点を奪う野球をベースに置いても勝てないわけではないです。

以前と違い昭和と現代の接合を探るような野球もするようになりました。

 

そのバウアー居たにも関わらずバウアー故障前に優勝の目が消えてしまったに関してはもう一本記事書いてお終いとさせてください。

 

これでは勝てんわなぁっと三浦監督の課題が凝縮した23年CS総括記事で書いていますが

その反省に基づき来期あるはずです。

変わらなかったものもありますが変わったものも多い三浦横浜です。

 

今期、本当に良くなった分野があるんですよ。

だから横浜首位に立てたわけで

しかし優勝を逃した。

そういう見立てで記事を読んでください。

 

徐々に来期に向けて期待できる記事になっていきます。

 

大きな利得を産む2塁牧を1塁コンバート前提で記事書いている時点で監督の迷いやすい状況に対する諦めのようなものも正直ありますが

 

2塁牧で行くか、1塁牧なのか

森と林の共存に対する答えは?

 

注目点です。

 

大城を一塁コンバートすべきとか記事ありましたが

これNPBスタンダードです。

堀内も週刊ベースボールのドラフト特集号で大城コンバート案をぶちあげてましたが

 

news.yahoo.co.jp

大城を見ていると、彼は「バットマン」ではないかと思う。たとえば、一塁を守らせたら、3割、30本塁打の能力を秘めているのではないか。「打」に専念すれば、タイトルだって可能だと見ている。

 

これがNPBスタンダード。

まずは守備から。

本来なら牧1塁コンバート案反対ですが監督のやり易さは重要です。

昔はここまで監督差配でチーム戦力が上下するとは思ってなかったのですが

これも野球。

佐野不在。

他の1番候補が全く打てなかった事(桑や関根のAS以降の打率は.200きるかどうか)で押しあがるように林は1番に抜擢され結果を出しました。

 

結果を出した林の9月OPSは0.641

数字的には物足りないのですがチームに嵌る。

やり易い。

やりたい野球する方が良いです。

やりたい野球するための選手がそれなりに揃い始めましたからね。

 

9月 14勝10敗。

あの野球をベースに来季のチーム構想を立てた方が三浦監督の考えにマッチしいろいろ良いのかもしれません。

 

バウアーいれば牧1塁コンバートによる戦力ダウンでもモノともしない可能性が高いと思っており

むしろ監督がやり易くなるプラス効果の方が大きいと想像、期待しています。

 

最終的な決断はわかりませんが選択肢がある。

選択肢がなかった時と違い今はある。

その選択肢として林の存在は大きいです。

 

ラミレスと広島新井監督の共通項と違いに想う 雑記記事まとまっていません 23.10.21

両者ともに選手が準備し易いよう、前向きになるようネガティブな話はださず前を向く監督さんですが共通項が多いと感じてます。

 

モチベーターという言葉ありますが

https://richfield-bs.com/cp-bin/wordpress/2020/12/06/motivation-8/

その反対にブレイカーの特徴として当てはまってしまうのが三浦監督。

厳しい、タフな監督さんと評する理由ですが

 

引用

部下(三上、嶺井バッテリー)が失敗した時に、『自分だったらこうした』と言って批判し即日三上を二軍降格させる。

これは後だしじゃんけんであり部下(チーム)のモチベーションが大きく下がりますから慎みましょう。

選手は『なぜ?先にいってくれないんだ』と思うからです。

 

引用記事

full-count.jp

 

あのヤクルト3連戦で3連敗した後記事をアップしなかった理由ですが当時、かなり怒ってましてクールダウンに費やしています。

下書きとしては残っていますが記事アップしませんでした。

 

ではなんで今書くかというと三浦監督のコトバの使い方にも変化がみえて来てるからです。

補強次第で案外来期行けるのでは?っと思っています。

そこまで阪神さん強いように感じないんですよね。

だからCSでは阪神さんに勝てるかもと書いていたわけです。

 

 

勿論、阪神さんは強いです。

しかし覆せない差ではない。

 

 

そんな三浦監督ですが後で怒られたんでしょう。

それが今期のコトバに通じていると思っています。

初年度とか結構、平気で選手批判していましたからね。

だからチームの主軸が不振の選手を気遣ってもっと気楽に初球打てるようになりたいと思いませんか?とか言われちゃうわけです。

 

そういう時もありました。過去の話です。

 

前に進む、何かが残る。

これが大事です。

ラミレス時代は球団に経験がなんも残りませんでした。

前任者の経験が何もない。

優勝するときにラミレスは評価されないだろうと記事で書いてましたがやはりそうなりそうです。

そうなると思ってました。

 

参考記事

aaakkkaaa.hatenablog.com

あの5年間が来期の積み上げになりそうも感じないのは一ファンとして残念な想いもありますが

仕方ないです。

ラミレス横浜がAクラスに進出した際前監督の中畑監督が評価されましたが

三浦横浜が来期優勝してもラミレスは評価されないとみています。

断絶感覚える野球になりました。

故に今期消化不良となっています。

 

牛歩の歩みとも感じる理由ですが必然性も孕んでいたからです。

これも準備不足の原因になってると考えています。

 

後任が全否定に等しい事をしたのもありますが現場組のコーチらがラミレスのような野球に強い反発をもっていてチーム内秩序が乱れていました。

しかし今の首脳陣は違います。

実際に指揮しやってみて上手く行かない事で修正してきている。

これが大事でやらないと納得できないからラミレスを独裁者と彼らは内部から批判していたわけです。

それが難しい事と理解し始めている。

間違いつつも前に次につながる何かを残してきています。

これが本当に大事なんです。

記事趣旨重複しますが三浦監督でないとダメな理由の一つです。

後日再編します。

関連記事

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

あのホーム横浜対ヤクルト3連戦の後、横浜は勢いを失い9月、12勝15敗。

失速します。

ブルペンリーダー三上を無下に扱った影響があったか不明ですが救援防御率は4.61、救援で5敗も単月で喫しています。

 

この5敗(3勝5敗)、22年の横浜の単月の救援勝敗としては最多敗戦です。

三浦監督の使い方も悪かったので中継ぎの疲れが溜まっていたのもあったかもですが苦しい時に居て欲しい選手が不在。

しかも、あの扱いで落とされると士気に影響し易いです。

 

 

さて、表題に戻ります。

モチベーターとしての共通項がラミレスと新井監督ともにあり選手批判を基本していません。

前向きのな言葉を好んで使い逆境にめげません。

 

采配も自軍選手特性を良く理解した上に奇襲ともいえる作戦を多用します。

プランも良く描いているので迷いが比較で少ないです。

 

共通項が多いでしょうか?

 

しかし、今期に限っていうと戦術は違っていて

 

ラミレスは欠点に目を瞑り長所に全振り(個重視)したような采配が多く新井監督は個というよりチームを感じる差配が多かったように感じます

 

セでラミレス野球が席巻した理由にアイディアが豊富(危機対応が秀逸)だったとともに

当時、セが苦手としていたパ・リーグに近い野球で臨んでいた面もあったでしょうか?

 

 

セの野球は相手の欠点を突く野球に特徴(スモールベースボールは相手の隙を突くのに特徴あります。欠点の多いチームがやると負けやすい。)があったと思いますがパは長所を全面に相手を打ち砕くような野球。

 

 

その野球の対戦結果は当時の交流戦が示してくれているかと感じています。

 

 

未だになぜ?あそこまでラミレスが批判されるのかよくわからんのですが強いて言えば横浜OB、ライター、コーチ、ファンが求める、納得できる野球。

 

スモールベースボールしてなかったからと理解しています。

 

コントロール悪くても球威のある投手をラミレス好んでましたが長所を意識し相手を選んで起用していました。

欠点に目を瞑る。

スモールベースボールは最少得点差で勝つことを目指すので隙があるのは好まれません。

そして形が大事。

結果よりランナーをスコアリングポジションに送るのが好まれます。

やってる感。

命じれば良いわけですね。バントを。

一方、ラミレスは出来ない事をやりたがらない監督なので時に形を作らない。

ご本人は毎年のようにスモールベースボールやりたいと準備するのですが出来ないのでやらない。

無理にやると勝てないからしない。(無理してやって負けるのは三浦横浜でさんざん見た光景です。盛んにしたいと、できるは違うと記事で書いてましたが・・・

 

しないので

そんな野球は雑と批判されやすいわけです。

 

今回のCSでも佐々木と清原らが

news.yahoo.co.jp

佐々木氏は「ここはバントでいいんじゃない?7番バッターなんだから」「代打でもいいと思うよ」「ゲッツー打ったら流れ変わっちゃうよ」と話していたが、新井監督の採った作戦は強攻策。末包の打球は鋭いライナーだったが、投手・伊藤将が好捕。一塁走者の上本は飛び出しており、最悪の併殺となった。  これに佐々木氏は「ねっ。これで流れ変わっちゃうよ。なんでバントしなかったかなぁ?」とつぶやくと、清原氏も「ねっ」と呼応していた。

 

これが佐々木や清原世代、解説者の野球なんです。

ラミレス野球が雑と言われた理由です。

形を作らないわけですね。

新井監督も形を作らなかった事で両解説者から批判されています。

 

ともかくバントしましょう。送りましょうをラミレスは無視してまして。

NPBのドレスコードを守らない不良指揮官でした。

それら様々な行為は横浜コーチからも強い反発を受けており。。。2019年にその頂点を迎えます。

投手コーチとの路線をめぐる対決はチームを混乱させ球団裁定により主権(担当)コーチの言い分を採用しなさいとのお達しは2位となった2019年開幕序盤の躓きの原因になりました。

投手コーチを納得させる為に費やしたコスト(しかも完全に納得させるまでには至らず)は新潟の夜までかかりましたが

 

あの大敗がなければどうなっていたか。。。

 

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

あの経緯があったからしょうがないんですよ。

今の野球がこうなるのは。

 

そしてドレスコードについては

参考記事

NPB特有のドレスコードに思う - 所持雑感

NPBのドレスコードが形作られる背景、その理想について想う - 所持雑感

 

引用

自分の長所を活かすのでなく相手の欠点を突く野球、欠点を失くす野球。

結果、時に手段と目的が入れ違い自滅してしまう事があります。

 

この時に欠点があると三浦横浜のように自滅しちゃうんですよね。

高い技術が求められます。

 

上の例のように広島新井監督もラミレスのような野球をしてないわけではないのですが4番堂林が象徴するようにつながりを意識したような打線を構築します。

 

その背景は戦力不足。

4番に菊池が座っていた時期ありますがいろいろ苦しみ続けます。

 

苦しい時に個で押し切れない。

この個の差が阪神、横浜と差があると記事書いてましたが

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

覆すのが難しい差が阪神さんとはありました。

横浜も本来は広島さんと個で差があるのですが自滅。

2017年の広島ファンの気持ちがわかります。

今期は立場を変えました。

シーズン順位でも広島さんに負けていたので厳密に言うと違うのですが2017年の広島さんは滅茶苦茶強く、でも脆い・・・脆いわけじゃないんですが読みやすいチームで。

この読みやすいというのが今の三浦横浜です。

ドレスコードに則り野球してくれるチームってやり易いんです。

しかもドレスコードに則りできない作戦(大田に犠打を命じるなど末包に犠打を命じるに等しいかもですね。)を採用してくれる。

 

相手を助けちゃう。

でもドレスコード的には大田に犠打を命じるのは正しく里崎曰く、できない選手が悪いわけです。

news.yahoo.co.jp

「選手はきっちり決め切らなきゃいけない。それを決め切れないのは策の責任じゃなくて選手の責任だから」とベンチの意図通りに作戦を成功させられない選手側の責任を指摘している。

 

ここがポイントで成功率低くても命じることで免罪符得られる面があります。

ここで強攻を命じると清原らのように言われちゃうわけです。

昔は、ともかくバントでしたから。

 

 

当時の広島さんはチームOPS-被OPSで+0.1超える傑出したチーム力を持っていました。

23年阪神は+0.060。

近年の優勝チームの数字が+0.005(期待得失点でほぼ±0)とかなので例年より強いですが凄い強いわけではないです。

 

チームOPS-チーム被OPSで2017年横浜は-0.010。

23年広島は-0.020。

 

難易度という意味では2017年横浜の方があるんですが個が強い。

個を全面に出す野球。

この野球で当時、パで全盛期だったSBを苦しめ、工藤監督をして苦しかったと言わせています。

www.sponichi.co.jp

 

短期決戦は個の強さが前に出やすいので戦いやすいんですよね。

これ今期、優勝できると思っていた理由です。(ここも後日、記事化予定 記事ネタが多いので書ききれないかもですが

 

2017年と2023年の横浜よく似ていますが違いは先発投手力

バウアー中4でかなり運用楽になっていたはずなんですが活かしきれずシーズン終了です。

この中4が強力ゆえにバウアーいるだけ来期も横浜は優勝候補なんですが今年の経験あるので活かしてくれそうです。

 

残留すればかなり面白い。(なら今期どうして優勝できなかったのか?もっと阪神さんを追い詰めることが出来なかったのか? そこが来期浮上のポイント。)

 

そういう意味での安心感は今の首脳陣にあります。

失敗すると修正してくれます。

不満としては失敗しないといけない点で・・・これがなぁ。。

 

ラミレスも新井監督も自軍戦力の最大化という目的のために最適解を選んだ感じですからチーム状態により変わるのですが

 

今期と過去のラミレスを比較すると、そんなチーム傾向の差があります。

 

 

aaakkkaaa.hatenablog.com

尚、22年最多企図(佐々岡監督)だったものが犠打は広島さんが108とリーグ最下位。

 

23年の野手の企図犠打で見ると

横浜 96

阪神 81

広島 73

巨人 81

ヤクルト 98

中日 88

 

つながりを意識するというイメージの割に広島さんは犠打しません。

要所でしっかり打ちにいってるんですよね。

23年のチーム対戦成績上、横浜はもっとも広島さんを苦手としていました。

 

そもそもスモールベースボールが難しいのを新井監督熟知しているぽいですよね。

だから田中に好きにやっていいよっと進塁打の呪縛を解いてあげてます。

 

www.daily.co.jp

 

その逆が三浦監督で進塁打至上主義(23年は以前との比較で目立たなくなり始めましたが)、アウトに意味を見出す。

これが今の環境だと難しい。

昔からくどいほど記事化していますが

 

ラミレスも目指し諦めた野球(スモールベースボール

昭和の野球と今の接合を目指して三浦横浜は研鑽続けていますが難しい故に苦戦しています。

 

因みに、

ラミレスの場合、欠点に目を瞑んだ野球するので荒く雑と評されやすかったです。

欠点に目を瞑るので敗因になるわけです。

一方、三浦横浜も同様に雑と言われ始めてる気がするんですがどうなんでしょう。

 

 

こんなにスモールベースボールしているのに?って思うのは私だけでしょうか?

 

 

今期、企図犠打リーグトップで来期には犠打リーグで一番多く記録するものと考えています。

あれだけ進塁打至上主義でアウトに意味を見出す野球しているのに支持されない理由はどこにあるですかね。

難しい野球なので簡単にできない野球です。

 

ファンのやって欲しい野球していますから横浜ファンの皆さん、辛抱強くお待ちください。

しかし、難しい野球故に直ぐ結果出ないです。

難しい野球故に、ずっと結果が出ないかもしれません。(戦略室と綱引きしてそうな部分

 

二軍で過去10年間指導しづけた結果が今です。

指導するのが本当に大変なんです。

そろそろ諦めて欲しいのですが・・・それでも過去と今の接合のようなものも見え始めています。

 

来期は、それなりに過去3年間の積み上げの上にやれそうな気がするんですけどね。

昭和王道野球を志した現場組の勢いがそがれた気がします。

その為の3年間と思っています。

正直、相手が万全でなく横浜のチーム状態が悪くてもラミレスならと思わなくもない三年間でしたが個人(独裁)で優勝しても意味ないです。

 

そんな野球は後に続かないです。

 

新任監督が采配で戸惑ったり硬直化してしまうのは仕方がないとして、それをフォローし、進言するのがコーチ陣。だが、その様子があまり感じられない。前任者よりも仕事はしやすいと思うのだが……結束力を

#baystars

— 石塚隆 takashi ishizuka (@zooker72) 2021年4月10日

 

21年開幕時にライターの石塚氏が証言している通りラミレス時代よりコーチがしたい野球、仕事がし易いハズです。

 

ラミレスが突出しても組織として何も残らないです。

そういう意味でも三浦監督は重要です。

 

 

ラミレスと広島新井監督において決定的な差異はこの部分です。

だからラミレスを解任すべきと過去に書いてました。

 

 

三浦監督には長期間指揮して貰いたい

っと再三書いている理由の一つです

三浦監督の部分に関しては後で再編します。 

記事趣旨発散している点ご容赦。

雑記記事なので発散し易く申し訳ない。

本来はこの後推敲が必要なのですが 

 

 

戦略の不徹底が多い三浦横浜と談話の変化、コトバも準備不足だった三浦監督に想う 23.10.19

CS敗退の原因、キーワードとなると各種媒体でも報じられている通り準備不足、戦略の不徹底であると言えそうです。

 

それが監督の迷いに通じるわけです。

高木豊にすら

news.yahoo.co.jp

「この2連戦を見て、新井監督のけれん味のない采配、交代劇、勝負手を打っていく、迷いがなかった」と称賛。続けて、「逆にいえば、DeNAは最後まで迷いがあったのかな。短期決戦は迷っている時間がない。新井監督は用意周到にやってきた。DeNAはしてたんだろうけど、決断が鈍かったと言わざるを得ない」と、采配の差に焦点を当てた

 

迷いに焦点を当てられています。

 

勝つための準備が弱い。

準備が不足しているので迷う。

するべきシ想定、チュエーション別差配を2年連続でCSですらできてない、できない。

 

その結果、プランBが欠如し手詰まりになると・・・

 

“「勝つ意欲」はたいして重要ではない。そんなものは誰もが持ち合わせている。

 

重要なのは、勝つために準備する意欲である”

 

ざらっと久しぶりにプログ村を読みましたが(横浜のみ、広島さんも後で読むかも)

こちらが一番いい得て妙で分かりやすいと感じました。

 

mizuyashiki.muragon.com

 

その面が弱い横浜です。

勝つ意欲は旺盛ですが勝つための準備が弱いんですよね。

故にプランBが欠如する。

 

特別な試合、時期ほど勝つ意欲が強すぎて普段着でない野球をし準備不足が露呈し易い。

そんな関係性です。

 

横浜の準備不足というといろいろありますが思い出すのは昨年のヤクルト3連戦。

首位を伺う重要な試合。

ホーム横浜で17連勝中だった横浜ですが

これぞ三浦横浜という感じの談話を発しています。

 

full-count.jp

 

これを三浦監督はバッテリーの責任にしているんですよね。

 

3-5の2点ビハインドで迎えた7回2死で村上の第4打席を迎え、マウンドには33歳のベテラン右腕・三上朋也投手がいた。カウント2-0とボールが先行し、次打者は途中出場の新人・丸山和郁外野手だっただけに、四球で歩かせてもいい場面に見えた

 

三上、嶺井というベテランのバッテリーが村上と勝負(四球おkの配球で際どい所を狙ってなんでしょうけど)しちゃっているわけですが

 

そもそも論で三上は対左を大の苦手にしていて22年シーズンは

対左被打率.362 被出塁率.423 被OPS.998

対右被打率.229 被出塁率.278 被OPS.632でした。

 

対右で結果を出している投手が左の強打者村上と勝負している時点で変なわけです。

分の悪い左が村上、丸山らと続く場面、ワンポイントを投入しても良いぐらいですがしない。

 

監督は絶対ホームラン打たれてはならない場面と総括していますが

打たれないための準備、努力をしていたとは到底思えない状況

 

「しんどい場面で攻めていった中で、(ボールにするはずのスプリットが)ストライクゾーンに残ってしまった」←このスリーランは良い 

 

カウント2-0とボールが先行し嶺井は内角低めに構え、三上の143キロ直球はまたもや真ん中へ。←このソロホームランはダメ

 

三浦監督は、2発目については「コメントはないです。あの場面に関してはないです。1本目と2本目は(状況が)違います」と無念そうに口をつぐんだ

 

両者ともに失投。

尚、三上の場面、ホームラン警戒ならシュート回転するリスクに備え外角です。

内は基本ダメ。

左腕なら状況次第で未だ良い?かもです。

単純に内がダメというより三上の直球ですとシュート回転して真ん中に行くリスクがある。高い。

 

そういう意味でコラっを三浦監督していて、その通りなんですが・・・

 

そして監督言う通り場面的に1本目は良いですが2本目はダメも同意です。

同意ですが

ではなぜ?彼らが、そんな分の悪い勝負をしたか?と言えば村上と勝負しろ指令の存在。

あのシリーズ、1,2戦目まで横浜はリスクを負って前がかりに村上と勝負してました。

 

www.chunichi.co.jp

 

村上と勝負するのはおkなんです。

村上を封じ込めることでヤクルトの勢いを削ぐ。

その目標自体は良いですが結果打たれた。

それも仕方ないです。

その前提は良い。

しかし、

戦略の不徹底な結果、勝負しなくても良い場面で勝負し打たれたバッテリーを批判する

 

そんなにダメならしっかりバッテリーに指示すべきなんですが

してないわけですね。

しない上に批判する。

 

この試合を最後に横浜はブルペンリーダーだった三上を失う事になります。

即日、二軍降格。

そういうのを止めて欲しいんですがやってしまう。

 

成績云々でない選手いますが平気でやるんですよね。

精神的支柱でもあった三上不在の影響もあってか9月の救援防御率は4.61と低迷します。

三上不在というより三上の落とし方です

ホント、厳しい差配が多い。

そして選手の気持ちを考えない厳しい差配は今期も健在でした。

タフな要求をすることが多いです。

 

結局、記事でも書かれている通り

村上に対し、第1打席から3連続四球。いずれも最後は勝負を避けた。

 

3戦目から横浜は逃げ腰になっています。

このホームシリーズで横浜は3連敗を喫し優勝の目がほぼなくなっています。

それ以外にも

 

四球で出せば気持ちが勝負出来てない。

攻めて打たれれば慎重さを欠いた。

 

という談話を発する、発していた監督さんでした。

いやまぁ分かるんですよ。

敗因分析的には、それであってるので。

では、どっちをチームとして重視するのか?していたのか?

 

盗塁増やしたいチームが盗塁死を責めたら選手委縮し易いです。

コトバが下手。

もしくはコトバの準備不足

慎重かつ大胆にが重要な局面でバッテリーに求められますが

それは準備に属す分野です。

 

過去ほどではないですが今期も

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

方針の再確認が必要な場面で動かない事が多いです

チーム方針のゾーンで攻めろが優先されるのか?不明な場合ありまして(監督が怒るから)

 

この場面は四球おk、この場面は大胆に攻めよう。

この辺の準備(チームの意識づけ)が横浜は足りてなく、未だ一部足りてない。

結果、バッテリーを責める。

 

今回のCSで類例を出すなら

sp.mainichi.jp

 

代走・羽月。何か仕掛けてくるケースである。送りバントが決まって1死二塁。左腕の東には二塁走者が見えない。捕手の山本が「気をつけろ」と声をかけてボールを長く持たせたり、けん制を指示すべきところだった。ところが、全く無警戒で菊池の初球に三盗を許してしまう。

 1死三塁となって打者が菊池なら当然スクイズもある。ここも警戒することなくカウント1―1から同点のスクイズを決められた。東は投げることに集中している。捕手が「間」を取ってあげるべきなのだが、山本はまだ若い。今季、東が投げた全試合でバッテリーを組んでいるが、66試合しかマスクをかぶっていない。ここはベンチから指示があってもよかった。

 

チームへの意識づけ、準備、想定が足りてないわけです。

ただ、今回は

 

news.yahoo.co.jp

 

痛恨だったのは広島に追いつかれた8回の守備。

一死二塁から次打者・菊池の初球で羽月に三盗を決められ、スクイズで同点に。これで流れを渡してしまった。

試合後、三浦監督は「そういうことをケアさせられなかった自分の責任」と反省の弁

 

っと語っています。

経験不足から起因したのか?無警戒だったバッテリーが一番悪いのですがケアできなかった自分が悪いと総括しています。

21年、22年と徐々に談話、コトバ、行動にも気をつけている監督さんです。

 

出来ない選手を責める談話が多かった三浦監督。

漸く、どうしてできないのか?どうやったらミスを防げるのか?になって来ています。

 

 

今年の三浦監督なら三上へのコトバも違ったものになったかもしれませんし

ホームラン打たれて即日二軍降格なんて怒りに任せたとも感じる差配もしなかったかもです。

 

 

以前は感情に任せた差配を監督してましたが21年の監督初年度思うと様々改善、進歩しています。

頑張って欲しいです。

今期は感情に任せた差配がなかったです。(ハズ)

このしなくても良いとも感じる試行錯誤が、歩みが横浜の未来を形作ると信じてます。

 

前に進んでいる。これが重要です。