結論が先にあって論理が後付けな記事内容に疑問を覚えます。
この手の記事がNPBの野球では多いです。
犠打増えたから得点が増えたとか。
流れが良くなったから失ったからなどと主張します。
そして最終的に犠打しないから勝てないと記事を書きます。
まず、盗塁と得点の相関ですが弱いです。
データみてわかる通り盗塁と得点の相関は+0.33しかないです。
相関係数でいうと弱い相関。
これで総得点の力にっと言われても疑問覚えてしまいます。
得点に絡む他の数字(因子)が良くなってないのか?っと思う訳ですね。
相関0.33の盗塁と違いOPSと得点の相関は0.95あります。
添付のデータでは0.85。
最近数字が荒れていて、その影響かもですが
OPSの割に得点とれない、失点が増えるのワーストを更新するチームの影響、はたまたその逆を想起してしまいます。
横道にそれかけましたが盗塁より影響力強い因子があり盗塁が増えても必ずしも得点増につながらない場合があります。
単純にいうと出塁率、長打率、本塁打などの方が因子として影響が強いんですよね。
また、盗塁を活かすにも、その後ろの打者の影響が強く・・・
梶谷が2014年に主に3番を打って39盗塁しても得点が70(後ろが4番の筒香)しかなく2017年に7番で21盗塁した時の方が83得点(後ろが投手)と盗塁の多い、少ないだけでは議論し難い場合があります。
主に3番を打った梶谷の出塁率は2014年が.355。
対して2017年は下位で.327しかないのに得点多いのは倉本9番などが効いてるからです。(結果論含む)
盗塁増が得点増に結び付かない場合があります。
だから得点相関が0.33なんですよね。
試合見ていて横浜の打撃成績が良くなった一因としては若手への三振許容。
緩くなったが一点。
(梶原に逆方向の打撃指導しているようですね・・・プルヒッターでしっかり振れてますがやや心配。)
「三振」とは負の相関があります。つまり、三振が多いチームほど勝っているということです。
三振を怖がらず、自分のスイングをした方が良いみたい
細川や梶原らが好例です。
打率を上げろ、本塁打を増やせ。それはすぐには無理だろう。だけど走塁は変えられる。「チームの方針」で劇的に変わったDeNAが、その見本である。
これ逆で盗塁の方が難しく感じています。
むしろ打率や本塁打の増やしやすく、その好例が日ハム。
横浜は、その逆です。(方針改めることで年々改善しています)
だいたい三振するなで苦しんでいた細川を覚醒させた中日さんが何を言ってるのか?っと思いますが
盗塁、割と難しいんです。
だから未だに苦しんでいます。
外部からコーチ招いていますが盗塁王の片岡の時は上手くいかず(22年)
23年まで楽天イーグルスで走塁を指導し、小深田大翔の初の盗塁王獲得をアシストした佐竹学コーチを走塁アナリストとして招き、データを充実させたのが大きいように感じます。
チームは元々、中畑、ラミレス時代も含め走塁改革掲げて戦っています。
二軍はすばしっこい選手で溢れていますが
そう簡単な事じゃないんですよ。渋谷さん。
そして結論として得点増えてるかもしれないのが(要検証)
この手の記事の難しさと言うか悪影響です。だからイラっとするんですよね。
過程は間違ってるかもですが結論は正しいかもしれない。
結果、犠打しろ、盗塁だぁっと変な方向に誘導されかねず・・・
尚、
RC(盗塁、打率などで期待される得点)で期待される得点と実際を比べますと
横浜は9/13時点で489得点ありますが実際の得点が455得点。
率にして10%下げており-44得点ほど低いです。
横浜がRCとの比較で押し下げている得点としては中日の-58点巨人の-52得点に次いでの数字です。
横浜は得点奪うのが得意とは言えないのです。
数字的には盗塁増やした効果以上に何かが悪い影響(打撃成績から期待される得点マイナス10%)を与えてるかもしれません。
もっとも出力上げれば問題ないです。
チャンス多くすれば良いです。
巨人は再三、記事で書いていますが打撃面のマイナス克服できるとかなり強いんですよね。
潜在的投打のバランス図抜けています。
尚、広島はRC353点に対し363点と得点奪っています。
RCでみると打力リーグ5位の中日より-40点ほど低く打力に関して課題あるのは従来から記事で報告している通りですが
結果論も内在してましたが、あの手、この手で点を奪ってました。