楽天星野監督に対する采配に関し疑問を呈したところ、多数のコメントを頂きまして、ビックリしています。
プログ主として、書き方のテーストが過激過ぎた結果と思い反省していますが、
一応、頂いたコメントを基に私になりにまとめてみました。
楽天投手陣の事情を知らないとの厳しい、ご意見を多数いただきましたが、そんなことはなく、そこを踏まえた上で書いています。
星野楽天がシーズンを通して、所謂、勝利の方程式を確立できなかったのは周知の事実ですし、田中と則本が先発しなかった試合の勝率は・・・
そこは共通理解としてあることを前提にコメントを頂ければ幸いです。
本文
今シリーズをみるまでもなく、楽天のチームとしての課題は他球団と比較し、脆弱と言われている中継ぎ投手陣にあります。
分業制が確立した近年において、セットアッパー、クローザーがいないチームのリーグ優勝、あまりないと記憶しています。
短期決戦のシリーズに最も調子のよい選手をフル回転させるのは、エースピッチャーに限らず、過去に事例がたくさんありますので、それ自体を私は問題視していません。
問題視しているのは、中継ぎ投手陣の戦力外通告に等しい采配を疑問視しています。
則本が6回から登板するのでなく、8回からの登板でしたら、おそらく記事を書かなかったと思います。
7回でも書かなかった可能性があります。
6回から登板した影響を注視しています。
反論コメント頂いた方の多くに共通しますが、楽天中継ぎ陣が登板しなかったことに関し、戦力外、実力がないから仕方がないとの事でしたが、私個人は、それでも彼らを必要とする場面を想定してしまいます。
それ故に、星野監督の采配に対し違和感を感じてしまいます。
仕事もそうですが、事前準備に大事なのは、気持ち、想定と考えています。
どのような場面で使われるのか、指示を待ってからでは、遅れることがあります。
心づもり、この場合は登板する覚悟、と言い換えても良いと思います。
行きなり登板して成功する投手もいますが、自身の登板を予想してなく登板した結果、失敗する投手もいます。
中継ぎ投手陣の多くは試合展開をみながら準備していますが、今回の則本登板をみて自身の登板を想定して投球練習をする中継ぎ陣を、私は想像できません。
どんなに振り払っても、心の片隅で疑問をもっていると思います。
個人的に理想的な采配とは、選択肢を増やすことと思っています。
が、星野監督の行った采配は選択肢を減らす采配でして、おそらく、それも覚悟の上で星野監督は采配した可能性を感じざる終えませんが、最悪を想定すると、手札を減らす行為を積極的することに関しては疑問を感じてしまいます。
星野監督は力押しを選択したのだと思います。
勝利という意味では最適解なのかもしれません。
しかし、私個人は疑問に感じます。
ここは性分、えいやっと思いっきれるのと、使い切りたいという方向性の違いと私自身は理解しています。
勝つことを大前提に考えた際、則本の6回からの登板は正しかったかもしれません(結果論で言うなら正しい可能性が極めて高い)。
が、則本が6回から登板した結果、中継ぎ投手陣の準備が難しくなったのは事実と思います。
チームマネージメント上、チームとして戦っている以上、ベンチにいる以上、必要と思わせておきたいと私自身は考えます。
勝利という目的に対し、遠くに感じるファンも多いかもしれませんが(ですので反論が多かったと思います)、田中、美馬だけでは対応しきれない場合もあると想定してしまうので、疑問を呈しておきます。
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私自身は中一日で斉藤隆なりレイを登板させても良かったと思います。
休養不十分とのご意見もありましたが・・・