両者ともに選手が準備し易いよう、前向きになるようネガティブな話はださず前を向く監督さんですが共通項が多いと感じてます。
モチベーターという言葉ありますが
https://richfield-bs.com/cp-bin/wordpress/2020/12/06/motivation-8/
その反対にブレイカーの特徴として当てはまってしまうのが三浦監督。
厳しい、タフな監督さんと評する理由ですが
引用
部下(三上、嶺井バッテリー)が失敗した時に、『自分だったらこうした』と言って批判し即日三上を二軍降格させる。
これは後だしじゃんけんであり部下(チーム)のモチベーションが大きく下がりますから慎みましょう。
選手は『なぜ?先にいってくれないんだ』と思うからです。
引用記事
あのヤクルト3連戦で3連敗した後記事をアップしなかった理由ですが当時、かなり怒ってましてクールダウンに費やしています。
下書きとしては残っていますが記事アップしませんでした。
ではなんで今書くかというと三浦監督のコトバの使い方にも変化がみえて来てるからです。
補強次第で案外来期行けるのでは?っと思っています。
そこまで阪神さん強いように感じないんですよね。
だからCSでは阪神さんに勝てるかもと書いていたわけです。
勿論、阪神さんは強いです。
しかし覆せない差ではない。
そんな三浦監督ですが後で怒られたんでしょう。
それが今期のコトバに通じていると思っています。
初年度とか結構、平気で選手批判していましたからね。
だからチームの主軸が不振の選手を気遣ってもっと気楽に初球打てるようになりたいと思いませんか?とか言われちゃうわけです。
そういう時もありました。過去の話です。
前に進む、何かが残る。
これが大事です。
ラミレス時代は球団に経験がなんも残りませんでした。
前任者の経験が何もない。
優勝するときにラミレスは評価されないだろうと記事で書いてましたがやはりそうなりそうです。
そうなると思ってました。
参考記事
あの5年間が来期の積み上げになりそうも感じないのは一ファンとして残念な想いもありますが
仕方ないです。
ラミレス横浜がAクラスに進出した際前監督の中畑監督が評価されましたが
三浦横浜が来期優勝してもラミレスは評価されないとみています。
断絶感覚える野球になりました。
故に今期消化不良となっています。
牛歩の歩みとも感じる理由ですが必然性も孕んでいたからです。
これも準備不足の原因になってると考えています。
後任が全否定に等しい事をしたのもありますが現場組のコーチらがラミレスのような野球に強い反発をもっていてチーム内秩序が乱れていました。
しかし今の首脳陣は違います。
実際に指揮しやってみて上手く行かない事で修正してきている。
これが大事でやらないと納得できないからラミレスを独裁者と彼らは内部から批判していたわけです。
それが難しい事と理解し始めている。
間違いつつも前に次につながる何かを残してきています。
これが本当に大事なんです。
記事趣旨重複しますが三浦監督でないとダメな理由の一つです。
後日再編します。
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あのホーム横浜対ヤクルト3連戦の後、横浜は勢いを失い9月、12勝15敗。
失速します。
ブルペンリーダー三上を無下に扱った影響があったか不明ですが救援防御率は4.61、救援で5敗も単月で喫しています。
この5敗(3勝5敗)、22年の横浜の単月の救援勝敗としては最多敗戦です。
三浦監督の使い方も悪かったので中継ぎの疲れが溜まっていたのもあったかもですが苦しい時に居て欲しい選手が不在。
しかも、あの扱いで落とされると士気に影響し易いです。
さて、表題に戻ります。
モチベーターとしての共通項がラミレスと新井監督ともにあり選手批判を基本していません。
前向きのな言葉を好んで使い逆境にめげません。
采配も自軍選手特性を良く理解した上に奇襲ともいえる作戦を多用します。
プランも良く描いているので迷いが比較で少ないです。
共通項が多いでしょうか?
しかし、今期に限っていうと戦術は違っていて
ラミレスは欠点に目を瞑り長所に全振り(個重視)したような采配が多く新井監督は個というよりチームを感じる差配が多かったように感じます。
セでラミレス野球が席巻した理由にアイディアが豊富(危機対応が秀逸)だったとともに
当時、セが苦手としていたパ・リーグに近い野球で臨んでいた面もあったでしょうか?
セの野球は相手の欠点を突く野球に特徴(スモールベースボールは相手の隙を突くのに特徴あります。欠点の多いチームがやると負けやすい。)があったと思いますがパは長所を全面に相手を打ち砕くような野球。
その野球の対戦結果は当時の交流戦が示してくれているかと感じています。
未だになぜ?あそこまでラミレスが批判されるのかよくわからんのですが強いて言えば横浜OB、ライター、コーチ、ファンが求める、納得できる野球。
スモールベースボールしてなかったからと理解しています。
コントロール悪くても球威のある投手をラミレス好んでましたが長所を意識し相手を選んで起用していました。
欠点に目を瞑る。
スモールベースボールは最少得点差で勝つことを目指すので隙があるのは好まれません。
そして形が大事。
結果よりランナーをスコアリングポジションに送るのが好まれます。
やってる感。
命じれば良いわけですね。バントを。
一方、ラミレスは出来ない事をやりたがらない監督なので時に形を作らない。
ご本人は毎年のようにスモールベースボールやりたいと準備するのですが出来ないのでやらない。
無理にやると勝てないからしない。(無理してやって負けるのは三浦横浜でさんざん見た光景です。盛んにしたいと、できるは違うと記事で書いてましたが・・・)
しないので
そんな野球は雑と批判されやすいわけです。
今回のCSでも佐々木と清原らが
佐々木氏は「ここはバントでいいんじゃない?7番バッターなんだから」「代打でもいいと思うよ」「ゲッツー打ったら流れ変わっちゃうよ」と話していたが、新井監督の採った作戦は強攻策。末包の打球は鋭いライナーだったが、投手・伊藤将が好捕。一塁走者の上本は飛び出しており、最悪の併殺となった。 これに佐々木氏は「ねっ。これで流れ変わっちゃうよ。なんでバントしなかったかなぁ?」とつぶやくと、清原氏も「ねっ」と呼応していた。
これが佐々木や清原世代、解説者の野球なんです。
ラミレス野球が雑と言われた理由です。
形を作らないわけですね。
新井監督も形を作らなかった事で両解説者から批判されています。
ともかくバントしましょう。送りましょうをラミレスは無視してまして。
NPBのドレスコードを守らない不良指揮官でした。
それら様々な行為は横浜コーチからも強い反発を受けており。。。2019年にその頂点を迎えます。
投手コーチとの路線をめぐる対決はチームを混乱させ球団裁定により主権(担当)コーチの言い分を採用しなさいとのお達しは2位となった2019年開幕序盤の躓きの原因になりました。
投手コーチを納得させる為に費やしたコスト(しかも完全に納得させるまでには至らず)は新潟の夜までかかりましたが
あの大敗がなければどうなっていたか。。。
あの経緯があったからしょうがないんですよ。
今の野球がこうなるのは。
そしてドレスコードについては
参考記事
NPBのドレスコードが形作られる背景、その理想について想う - 所持雑感
引用
自分の長所を活かすのでなく相手の欠点を突く野球、欠点を失くす野球。
結果、時に手段と目的が入れ違い自滅してしまう事があります。
この時に欠点があると三浦横浜のように自滅しちゃうんですよね。
高い技術が求められます。
上の例のように広島新井監督もラミレスのような野球をしてないわけではないのですが4番堂林が象徴するようにつながりを意識したような打線を構築します。
その背景は戦力不足。
4番に菊池が座っていた時期ありますがいろいろ苦しみ続けます。
苦しい時に個で押し切れない。
この個の差が阪神、横浜と差があると記事書いてましたが
覆すのが難しい差が阪神さんとはありました。
横浜も本来は広島さんと個で差があるのですが自滅。
2017年の広島ファンの気持ちがわかります。
今期は立場を変えました。
シーズン順位でも広島さんに負けていたので厳密に言うと違うのですが2017年の広島さんは滅茶苦茶強く、でも脆い・・・脆いわけじゃないんですが読みやすいチームで。
この読みやすいというのが今の三浦横浜です。
ドレスコードに則り野球してくれるチームってやり易いんです。
しかもドレスコードに則りできない作戦(大田に犠打を命じるなど末包に犠打を命じるに等しいかもですね。)を採用してくれる。
相手を助けちゃう。
でもドレスコード的には大田に犠打を命じるのは正しく里崎曰く、できない選手が悪いわけです。
「選手はきっちり決め切らなきゃいけない。それを決め切れないのは策の責任じゃなくて選手の責任だから」とベンチの意図通りに作戦を成功させられない選手側の責任を指摘している。
ここがポイントで成功率低くても命じることで免罪符得られる面があります。
ここで強攻を命じると清原らのように言われちゃうわけです。
昔は、ともかくバントでしたから。
当時の広島さんはチームOPS-被OPSで+0.1超える傑出したチーム力を持っていました。
23年阪神は+0.060。
近年の優勝チームの数字が+0.005(期待得失点でほぼ±0)とかなので例年より強いですが凄い強いわけではないです。
チームOPS-チーム被OPSで2017年横浜は-0.010。
23年広島は-0.020。
難易度という意味では2017年横浜の方があるんですが個が強い。
個を全面に出す野球。
この野球で当時、パで全盛期だったSBを苦しめ、工藤監督をして苦しかったと言わせています。
短期決戦は個の強さが前に出やすいので戦いやすいんですよね。
これ今期、優勝できると思っていた理由です。(ここも後日、記事化予定 記事ネタが多いので書ききれないかもですが)
2017年と2023年の横浜よく似ていますが違いは先発投手力。
バウアー中4でかなり運用楽になっていたはずなんですが活かしきれずシーズン終了です。
この中4が強力ゆえにバウアーいるだけ来期も横浜は優勝候補なんですが今年の経験あるので活かしてくれそうです。
残留すればかなり面白い。(なら今期どうして優勝できなかったのか?もっと阪神さんを追い詰めることが出来なかったのか? そこが来期浮上のポイント。)
そういう意味での安心感は今の首脳陣にあります。
失敗すると修正してくれます。
不満としては失敗しないといけない点で・・・これがなぁ。。。
ラミレスも新井監督も自軍戦力の最大化という目的のために最適解を選んだ感じですからチーム状態により変わるのですが
今期と過去のラミレスを比較すると、そんなチーム傾向の差があります。
尚、22年最多企図(佐々岡監督)だったものが犠打は広島さんが108とリーグ最下位。
23年の野手の企図犠打で見ると
横浜 96
阪神 81
広島 73
巨人 81
ヤクルト 98
中日 88
つながりを意識するというイメージの割に広島さんは犠打しません。
要所でしっかり打ちにいってるんですよね。
23年のチーム対戦成績上、横浜はもっとも広島さんを苦手としていました。
そもそもスモールベースボールが難しいのを新井監督熟知しているぽいですよね。
だから田中に好きにやっていいよっと進塁打の呪縛を解いてあげてます。
その逆が三浦監督で進塁打至上主義(23年は以前との比較で目立たなくなり始めましたが)、アウトに意味を見出す。
これが今の環境だと難しい。
昔からくどいほど記事化していますが
ラミレスも目指し諦めた野球(スモールベースボール)。
昭和の野球と今の接合を目指して三浦横浜は研鑽続けていますが難しい故に苦戦しています。
因みに、
ラミレスの場合、欠点に目を瞑んだ野球するので荒く雑と評されやすかったです。
欠点に目を瞑るので敗因になるわけです。
一方、三浦横浜も同様に雑と言われ始めてる気がするんですがどうなんでしょう。
こんなにスモールベースボールしているのに?って思うのは私だけでしょうか?
今期、企図犠打リーグトップで来期には犠打リーグで一番多く記録するものと考えています。
あれだけ進塁打至上主義でアウトに意味を見出す野球しているのに支持されない理由はどこにあるですかね。
難しい野球なので簡単にできない野球です。
ファンのやって欲しい野球していますから横浜ファンの皆さん、辛抱強くお待ちください。
しかし、難しい野球故に直ぐ結果出ないです。
難しい野球故に、ずっと結果が出ないかもしれません。(戦略室と綱引きしてそうな部分)
二軍で過去10年間指導しづけた結果が今です。
指導するのが本当に大変なんです。
そろそろ諦めて欲しいのですが・・・それでも過去と今の接合のようなものも見え始めています。
来期は、それなりに過去3年間の積み上げの上にやれそうな気がするんですけどね。
昭和王道野球を志した現場組の勢いがそがれた気がします。
その為の3年間と思っています。
正直、相手が万全でなく横浜のチーム状態が悪くてもラミレスならと思わなくもない三年間でしたが個人(独裁)で優勝しても意味ないです。
そんな野球は後に続かないです。
新任監督が采配で戸惑ったり硬直化してしまうのは仕方がないとして、それをフォローし、進言するのがコーチ陣。だが、その様子があまり感じられない。前任者よりも仕事はしやすいと思うのだが……結束力を
— 石塚隆 takashi ishizuka (@zooker72) 2021年4月10日
21年開幕時にライターの石塚氏が証言している通りラミレス時代よりコーチがしたい野球、仕事がし易いハズです。
ラミレスが突出しても組織として何も残らないです。
そういう意味でも三浦監督は重要です。
ラミレスと広島新井監督において決定的な差異はこの部分です。
だからラミレスを解任すべきと過去に書いてました。
三浦監督には長期間指揮して貰いたい。
っと再三書いている理由の一つです。
三浦監督の部分に関しては後で再編します。
記事趣旨発散している点ご容赦。
雑記記事なので発散し易く申し訳ない。
本来はこの後推敲が必要なのですが