記事書いていて悲憤のあまり記事趣旨からずれましたが昔との比較で最低限が難しくなっている昨今です。
このトレンドを理解して欲しいんですが・・・
時間かかってしまっています。
最近、漸く難しい前提にたって野球しているようで一部ストレス覚えなくなり始めていますが
う~ん。
時折、未だ顔を出す時があって不安に覚える時があります。
チーム好調だった4月など過去と違う野球をしていたのですが大事な局面になると昨年のCSのように一点を奪う野球をしていて
参考記事
危うさを覚えています。
7月に自由が失われ投手力全面に押し出した野球(一点を奪い、一点を守る野球)をした結果、横浜は優勝争いから脱落しています。
あの7月の低BABIPは見ていてホント不愉快でした。
わかるんですよ、打線低調になりかけていましたから。
結果を出したいあまり一点を奪い、一点を守って勝ち切る。
その投手力が強力なバウアーらを擁する横浜なら可能と思った。
しかし、打線が低調だからこそ振らないと不振が長引くことがあってバットが遠回り(ヘッドが走らない)してました。
この状態からの回復に都合、2か月の時間を要してしまった横浜ですが
ここに来て状態上がってきています。
参考記事
ほどほどに良くなりそうな横浜短期予報 佐野次第で9月最高勝率? 23.08.24 - 所持雑感
さて本来の趣旨に戻ります。
三浦監督が掲げた横浜一心には様々な政策がありますが
その一つが
そんな三浦監督の野球に最低限があります。
アウトに意味を見出す。
しかし犠打は命じない。
右方向にヒットを狙いチャンスを広げる、相手に簡単にアウトは与えない。
です。
初年度に掲げていた初球打って良いけど球数稼げと似た方針です。
?って事でチーム不信の原因になってしまいました。
犠打命じて得点確率下げるぐらいなら最低限命じてヒットも狙うという一見するとお得な方針なのですが
これが横浜を苦しめていたのは散々記事で報告している通りです。
最低限の難易度が高すぎて
ランナー一塁の場面で打てなかった横浜です。
私も分析していてびっくりしましたが
得点圏打率リーグトップで打線バランスが良く一番桑が.300打って非効率という意味不明な数字を21年横浜記録してしまいました。
引用
2番打者が皆さん苦しんでいます。
特に右打者のケース打率が酷く、本来打ちやすいはずのランナー1塁の場面で宮崎を除き打てなくなっており
がっかりしています。
非効率とは打撃成績の割に得点入らない状態で
打撃成績自体、横浜良かったですが(あの方針で良く打てたと思う)
ランナー一塁での挙動が悪すぎて点が入りませんでした。
これは昨年の対阪神戦CSでも同じで
散々な結果を記録しています。
一見すると丁寧、その実非効率と過去記事で書いたことがありますが
そんな横浜の数字が良くなりつつあります。
その原因(一因)は?というとバントの増加が関与しているかもです。
21年は95企図とリーグでも少ない方でしたが
22年は125企図
そして今季は既に131企図と残り9試合の時点で昨年を抜いてます。
その企図数が明確に増え始めたのが今期後半戦。
AS前は3090打席で企図犠打は77でしたが
AS後、1891打席に対し52企図と増えています。
特に9月。
単月では8月の27企図(987打席)が多いですが9月は既に21企図(652打席)しています。
比率でいうとASまでが0.025企図/打席だったのが9月は0.034と前半戦の1.36倍に増えました。
ランナー3塁の場面以外では最低限の呪縛のようなモノを覚えなくなり始めてます。
最近、岡田語録を参考にしいる?と覚える差配が増えてきていますでしょうか?
「後ろの打者に打ちやすい環境をつくったらなあかん。一つ例を出すと、無死一、二塁で“打て”のサインになったら、ゲッツーでもええんや」
「2死三塁。次の打者は物凄い打ちやすいんよ。それが“打て”と言うとんのに、右打ちするような変な打ち方でポップフライになって1死一、二塁になったら、次の打者は打ちづらいで。2死三塁なら(凡退でも)何の罪もない。ゲッツーにもならんしな(笑い)。そういうこと。無死一、二塁でベンチから“打て”のサインが出たらゲッツーになっても知らんぷりしとけばええ。進めてほしいならバントとかサインを出すわけやから」
先の記事に書いている通り昔との比較で最低限難しくなっています。
結果、最低限できず横浜は流れを失い負けるわけですが
最低限を強く要求する場面とは試合の帰趨を決める場面です。
そこでランナー進められないと尾を引くわけです。
ならバント命じれば良い。
にて
それなら犠打を命じれば良いと思うのですが・・・
っと冒頭書いていますが岡田監督同じ事を当時書いてました。
っと書いてますが
バント命じれば良いんですよ。
バント自体は得点確率を下げかねない作戦ですが
犠打もどきの最低限を求めるより余程ましで
打席に集中させるためにも犠打を命じた方が良いです。
アウトのなり方に目的を見出す方針を鑑みるとバントを増やすのは消極的ながら賛成です。
得点確率押し下げてもおkです。
メンタル的にマシです。
その効果はランナー一塁での挙動にも出てきている可能性があり今期.269も打っています。
過去とは様変わりです。
結果、横浜が過去2年で記録していた打線の非効率性が解消されつつあり2年ぶりにチーム得点500超えそうです。
得点と相関(0.95)が極めて高いチームOPSで昨年記録した数字はOPS.686でした。
その時の得点が497。
10年ぶりにシーズン得点500切っています。
対して
今年はOPSで0.679と昨年より低く9試合残した状態で499得点とすでに昨年を上回りました。
本塁打は昨シーズン117打ちましたが今シーズンわずか90本。
にも拘わらず得点が増えてる。
しかも投高打低のシーズンでです。
采配って実は影響あるんですよ。
三浦監督みていて痛感しています。
ここまで昔は差がでなかったのですが最近、影響が強すぎます。
皆が皆、似たような采配していたので差がでなかったのですが
最近は強烈な差となっている感じです。
代表例が中日さんですが・・・
後は23年7月の、あの差配。
チームBABIPが.240と低下し打線が死んだ、あの月。
皆が皆、振らない打撃していましたが
意気込むと変な野球するんのだけ止めて欲しいです。
まんま昨年のCSでした。
普通に野球をすれば(私の言う普通はファンの言う普通と違いますが)
阪神より強いです。
強くなれるチームです。
岡田さんの助言?もあり佐野の守備位置が固定され打席に集中できるようになりました。
ソトも以前は6回でお役御免でしたが今は試合最後まで出れています。
いろいろ参考にしている節を覚えますが
一時、心配したワイガヤ解体、山本への一極集中の影響も石田らの被本塁打増加(石田に限らず本塁打増えましたが)のみでとどまり
伊藤を使ってくれた事で負荷が分散できてます。
結果、8/24に書いた記事の予報に近くなっており
まぁ横浜は強いですよね。
バウアー不在にも関わらずですが
だから猶更、口惜しい・・・
そんな9月です。
尚、21年
引用
一番桑原が5打席中4回(うちノーアウトでの出塁3回)も出塁してもなかなか機能しませんでした
2番に起用された知野は犠打を一つも命じられず無様な打撃で何もできずに終わっています。
ランナーが一塁にいると知野の三振率がランナー無し時との比較で4倍弱の三振率75%に跳ね上がりますが勘弁して欲しいです。
実績上打撃になっていません。
そりゃまぁならんですよ。
宮崎ですら右打ち強要されて三振喫してましたが・・・
その知野が当時の予測通り22年低迷し二軍に帯同し続けることで打撃で森以上の可能性を感じさせるわけですから皮肉な話となりました。
実績上、一軍帯同が罰ゲームになった可能性があり森の育成が大きく遅れることになりました。
止めで今期の故障と・・・
ホント、勘弁して欲しいとは思うのですが
前には進んでいる横浜です。
こんな状態でCS突破できるかもと思える・・・
日本シリーズ出たらオリックスに勝てるかもと感じてしまう・・・
8月に記事書いている通り9月最高勝率を期待していたわけで
この気持ちわかりますかね。
もやもや感です。
前には進んでいるです、前には。
尚、課題、問題あれども三浦監督を解任したら横浜は厳しいです。
あの野球を推進したのは何も三浦監督だけじゃなく球団全体の総意なわけで
監督個人の問題で留まりません。
球団を変える必要があります。
それをできるとしたら三浦監督だけです。
勝てない組織というのは根深いんでしょうね。
戦略室と現場組で鞘当てのようなものを覚える時ありますが
数字に弱さを覚える横浜です。
それでも徐々に払拭してきてるのですが・・・