横浜の捕手に関しもう少し。
コメント返し込みの記事です。
編成の方は戸柱評価してましたか
同じ左打者捕手の上甲支配下と8月以降の使われ方見るに、編成含めて放出前提で動いてるように見えましたが、実際は違ったようですね
この上甲のシーズン中の支配下登録。
記事でも書いている通り異例の支配下登録でした。
引用
支配下登録期限に駆け込みで支配下登録するというのは一軍で起用する意思がある事が通例です。
しかし上甲は一向に一軍に即起用される感じがしません。
西浦は即一軍に昇格しましたが上甲はおそらく登録されないでしょう。
上甲は一軍で起用されないのでは?と記事で書いていますが予想通りに起用されませんでした。
その一軍に起用する予定が今のところない上甲を支配下登録する必要がある背景こそが問題でしょうか?
これがあるので戸柱をチームは残したいわけです。
その背景にあるのは山本(25歳)と松尾(19歳)の間を埋める捕手たちへの評価。
育成中の捕手への評価が絡んできます。
どうも芳しくない感じなんですよね。
そうでないと一軍登録する予定にない育成捕手を支配下登録する理由がつきにくいです。
一般的な支配下登録とは違う。
それは当然ネガティブな側面も持ちます。
背景②、伊藤離脱時の捕手振り回しについて
チームが山本、戸柱だけではモノ足りないと感じている節があります。
メインを山本、戸柱で回し保険の第三捕手としてなら益子や東妻でも良いハズです。
益子は5年目、一軍マスクも被っています。
ベンチで最後の砦として高城など契約最終年ほとんど試合出れませんでしたが
山本、戸柱だけでは物足りなく感じており高城のような保険的位置づけの第三捕手としてでなく戦力として必要としているようです。
ここでのポイントが山本の攻守における急成長。
今を思うと違和感ある評ですが当時の山本の打率は.220ぐらい。
4月こそかなり打ちましたが
5月、打率.200 出塁率.294
6月、.133 出塁率.133
7月、.176 出塁率.222
っとなってました。
リードの方もシーズンを経るに従い評価をあげつつも経験不足に起因するやらかしがあってそこまで評価されてなかったように感じますが
8月以降攻守に一変します。
リードに関しては経験不足な部分覚えますが(石田の被本塁打急増させるなど未だ課題が残る感じ)東とのコンビは合格点以上のモノですしゾーンで攻め切る配球ができています。
一番良くなったのが打撃。
強いスイングではないんですがシンプルな打撃というか
大崩れしないような打撃になりました。
シーズン終えての山本なら上甲をシーズン中に支配下登録しなかったかもですが支配下登録期限の7月中の山本だと判断が違ったわけです。
CSで3塁に盗塁されスクイズ無警戒。
それが敗因にもなったように未だ経験不足な部分もあります。
ありますが軸にそえて起用しても良いレベルでしょうか?
では戸柱の評価は?
当時の記事で書いている通りです。
決して高いわけではないです。
昨年オフ、普通はしない捕手の同一リーグへの放出への動きがありました。
嶺井FAがなければ中日とのトレードが決まっていたかもしれない。
上甲の支配下登録や8月以降の干し上げも含め評価に関しては難しい部分ありますが・・・
背景③、高卒育成4,5年目の選手が新人に負けてしまった事実。
がっかりしました。。。
評価が新人の上甲の方が上なわけです。
序列は上甲の方が上のようですね。
益子らの評価が芳しくなさそうないのがみてとれます。
戸柱がコロナで一軍抹消された後上がってきたのは益子でしたが立場としては起用する予定のない第三捕手。
7月の山本(打率.176)や戸柱(打率.200)ままですと上甲が上がって先発マスクとかあったかもしれません。
二軍から上がってくる平良や大貫、濱口や9月以降に2回先発テストを受けた坂本とコンビを組ませたかったかもでしたが
山本急成長により計画は良い意味で白紙となった感じでしょうか?
戸柱の話に戻りますが
必ずしも球団の評価が高いとも感じずチームの評価も8月以降の干し上げをみると高くない。
では?なんで球団が彼に複数年を提示するかといえば
伊藤のコンデションに信頼がおけない。
山本が離脱したらほぼ終わりになりかねない状況。
という認識がありファーム育成中の捕手とのかねあいがあるように思えています。
ここで気になるのが松尾。
彼を一軍で使いたくないわけです。
流石に森で懲りたのかな。
ファームで満足な成績出せないにも関わらず2年目から一軍に起用して伸び悩みさせていますから。
今の一軍は打撃に未熟な選手を帯同させるのに向いていません。
21年に書いた知野の記事で罰ゲームと評しましたが
その知野が22,23年と二軍を主戦場とすることで一軍帯同が基本だった森との打撃評価を覆すに至っています。
両者の成長度合いにあそこまで差がつくとは思いませんでした。
この面で今の一軍への評価は辛いとみています。
私、一軍で最低限重視の打撃により知野は壊れたかもしれない評価(実際、二軍の成績も低迷した)でしたが二軍の状況良いんでしょうね。
知野は二軍で結果を出し打撃が随分良くなりました。
21年は右打ち、ゴロ、進塁打でボロボロだったのに。
参考記事
二軍でOPS.800程度打てるぐらいだった選手の姿は最早ありません。
やり直しかな。
っと書いており知野は22年に二軍OPS.718と低迷しますが
良く戻ってきました。
23年の知野はOPS.803。
よくぞです。
知野に関しては記事で再編しますが
この辺に今のファームの状況の良さが明るさを感じます。
ぼちぼち、大村コーチ流出以降(大村コーチが主因かわかりませんがタイミング的に)の低迷期から脱せそうです。
大村コーチらだけでなく様々な計測機器がある横須賀効果もあるのかもしれません。
腰を添えて育成できる横須賀で松尾を育成したい。
松尾を使えという声聞きますが
遠征や相手投手のデータ読み込みなどの負荷を考えるとまずは打撃、守備に注力した方が良い時期です。
試合に出れる二軍の方が断然有利です。
遠征負荷がない事でじっくり横須賀の機器を使える。
そして今は二軍に育成の大家である大村コーチがいます。
ソトや林、大田らが二軍に落ちて戻ってきて打撃がかなり良くなりましたが最新の機器を使用した指導(何が悪いのかがわかる、改善ポイントなど)で良くなってるようで
この辺は投手面でもみえてきています。(っと思ってる)
この面の動きが横浜凄く遅かったんですが漸くです。
今の環境を考えると松尾を下でしっかり育成したい。
2年目の来期はお試し起用。
3年目ぐらいから週一ないし二で使いたいという青写真がみえてきます。
その向こう2~3年いて欲しい捕手というのが戸柱の立ち位置。
本来、その2~3年は益子(今期5年目)らだったはずなんですが怪しい評価となっています。
尚、ファームの打席見ると
松尾(19歳)が376打席 打率.244 OPS.722
上甲(22歳)が214打席 打率.241 OPS.646
5年目益子(23歳)が179打席 打率.248 OPS.644
4年目東妻(22歳)が164打席 打率.226 OPS.608
っとなっていてかなり力点おいて松尾に打席与えていますでしょうか?
松尾のファーム成績みると伊藤離脱したら育成もかねて松尾をあげればよいんじゃないかと言われそうですが
しないだろう所に球団の考え方を感じます。
以前は高城を一年目から使い彼のキャリアハイともいえる先発マスクを被らせてしまって結果的に育成に失敗。
森も早く上げ過ぎたのもあってか?現状、芳しくない。
そもそも石井コーチの指導と合ってない気がする。
っと昔から記事では再三書いていますが宜しくない。
しっかり松尾を指導したい。
そしてチーム成績も低迷させたくないという球団の意思を覚えます。
山本離脱すると伊藤のコンディション考慮した際、かなり捕手が手薄になりますが
山本離脱を切っ掛けにシーズンを終わらせたくない。
来期も優勝を伺いたい。
そういう意思にも感じます。
バウアーの残留条件(優勝できるチーム)なども絡むのかもしれませんね。
ベイスターズの優勝がどの位置にあるか、考える必要がある
というバウアーのコトバ。
彼、残留するだけで来期も横浜は優勝候補として戦えます。
それぐらいインパクトが大きい。
で、なんで今期優勝できなかったのか?です。
ベイスターズの優勝がどの位置にあるか、考える必要がある
懐疑的になってる部分がありそうです。
私も思いますよ、今のチームでは。
いろいろチームスタッフを動かし始めていますが今のチーム首脳陣のままではダメと球団も感じているかもですね。
今の首脳陣の良さも残しつつ(ここ重要)、補完するようなスタッフ人事していますが
まぁ、わかります。
この後、戦略がフラフラした二遊間(ここが来期のポイント)の話に行くか、他の話にするかは決めかねていますが
暫くCSで感じた激情のまま更新続ける予定です。
むろん、今期ポジティブな面ありました。
あるから横浜は首位に立てわけです。
その事も触れますが
今期の横浜、シーズン半ばとはいえ98年以来の最多貯金を記録し交流戦でも優勝したわけで強い面もありました。
横浜は強いという表現が今期良く出ましたが、その強さに今の首脳陣がノータッチだったわけでなく良い面もあります。
しかし横浜は優勝できなかった。
なんで失速したか?せざる終えなかったか?
そこに横浜の改善ポイントがありますし球団も動き始めているように思えます。
データに弱いんでしょうね。
人事を見る範囲ではですが・・・
チーム強化、その動きの一環として球団は戸柱に対し慰留と複数年提示しています。