リーグで最も企犠打が多くなった横浜、横浜が目指し続けてる野球に想う 23.10.04

21年は未だここまで犠打企図多くなかった横浜です。

21年の犠打企図は

ヤクルト 116

阪神 100

巨人 61

広島 109

中日 112

横浜 95 三浦監督就任 

でした。

ラミレス時代より犠打企図増えていますが言うほど犠打をしてなかった横浜。

その野球はというと進塁打至上主義ともいえる野球。

ランナーが一塁にいると打てませんでした。

その辛さは過去10年間でワーストレベルの非効率となって私を苦しめました。

 

象徴的なのがこの試合

aaakkkaaa.hatenablog.com

この試合、再三再四1番桑がノーアウトで出塁したのですが2番知野の犠打企図0でした。

その際の打撃の酷さは今も私の脳裏に焼き付いてます。

進塁打を打ちたい、打ちたい。

それを根拠に相手に良いように遊ばれてました。あの年は知野に限らずでした。

大和も音をあげた野球。以降、大和は2番で起用されていません。

 

駆け引きの一環で進塁打を意識しるのは良いんです。

それを理由に打てますから。

しかし

それ一択ですと・・・

駆け引き泣き野球。

私的楽しみだった駆け引きの面白さをこれでもかと奪い去っています。

それで勝てるなら未だ良いのですが

進塁打難しいんですよね。

昔は機能していた時期がありました。

参考記事

aaakkkaaa.hatenablog.com

参考記事に書いている通り10年ほど前までは内野安打が多かったです。

80年代は今と比較しゴロの多くがヒットでした。

当時の名手と呼ばれた選手のゴロ処理数は80年代と今(名手)では年間130ほど違いますが

 

これ桁違いです。

 

130アウトにできるのが130ヒットになる。

得点換算で130アウトはx-0.249(防ぐ) 単打130はx0.437(増やす) 

 

計32.4 +56.8=89.4点もの差となります。

 

しかし今は違う。

そりゃ指導も変わりますよ。

昔の常識、今の非常識とは言いませんが環境が違います。

 

進塁打を狙うよりバントさせた方がマシだろうっと記事で書いたことあります。

そんなにランナー進めたいならバントを増やすべきだった横浜です。

昔との比較で進塁打自体が凄く難しくなってしまいました。

そこに至るのに都合2年ほど費やしてしまった横浜です。(バント増やすのが正解か知りません

阪神岡田監督は就任早々に進塁打を意識し過ぎる弊害を考慮して野球してましたが・・・

 

 

 

そんな横浜は22年に

ヤクルト 108

横浜 125 石井コーチ就任

阪神 144

巨人 94

広島 144

中日 143 立浪監督就任

 

21年ほど酷い野球してませんでしたが攻撃面では過去10年間でワーストの非効率性を記録しています。

チームOPSから期待される得点-45点を記録したチームは10年ぶりにチーム得点500を切りました。

 

 

そして23年。

阪神 126

広島 108

横浜 142

巨人 112

ヤクルト 137

中日 113

 

横浜の企図犠打はリーグトップとなっています。

野手のみに限定しても

 

横浜 96

阪神 81

広島 73

巨人 81

ヤクルト 98

中日 88

 

っとヤクルトに次いで多かったです。

そして過去2年記録されていた非効率性がなくなりややプラス?になっています。

後日まとめますが犠打多すぎると効率悪くなる場合がありますが横浜に限って言うとそうならなかったようです。

単純に得点圏打率が.273とリーグで一番高かったからというオチもありますが

 

個人的な所感で言うと犠打もどきの進塁打狙いをするよりはバントさせた方がましであるとしか言いようがなく・・・

各打者が過去2年より集中し易くはなっています。

 

またラミレス的野球を三浦監督がやると着なれない、似合わない服を着ているような感覚があり一貫性がなくなるようにも感じてました。

 

参考記事

aaakkkaaa.hatenablog.com

 

引用

表層だけ三浦はラミレス野球を継承していますが

あくまで表層だけで根っこが違います。

無理して似合わない服を着ている印象ありますが

苦戦止む無しでしょうか?

 

三浦監督、一部でラミレス的な野球もするのですが何かが違う。

2番オースティンとかしていましたが不承不承なのか采配に一貫性がなく負ける、勝てない。

 

三浦監督、采配能力で見ると今の所(年々よくなってはいて今の野球にマッチした采配するようになるとみています)上手いとはいえず臨機応変に差配できる監督さんではないです。

プランBのなさは今期も健在でしたが・・・

9人野球が理想であって選手を固定したい?感じです。

 

本人のやりたい野球をさせた方が良さそうなんですよね。

=プランAを実行し続け、その練度をあげる野球です。

 

求心力強い監督さん故にチームも監督の考えに引きずられ易いです。

佐野が1番を今期打ちましたが

1番目の打者(三番打者の打撃で1番を打つ)というより林のような打撃を意識しても居て(出塁)。

 

今やってる野球が横浜の野球なんだと思います。

1番林、2番関根。

打力に課題あっても足、小技が使える。

これが横浜の野球。

目指すべき野球なんだと理解しました。

 

目指すべき・・・?

問題は今の野球で勝てるか勝てなくはないのですが

 

当てる打撃の影響か、ラミレス時代の長所でもあったストレートへの強さがなくなっており貧打への兆候が見え始めています。

変化球に強くなり代わりにストレートはリーグで5番目の弱さとなりました。

また、横浜はファールグラウンドが狭くホームランも平均より出やすい球場です。

得点の入り易い球場。

 

その上に選手特性上、守備力がなく中継ぎも試合を支配するまで至っていません。

 

横浜の目指す野球は茨にも感じますがまずは首脳陣が納得するまで野球するのが大事なのかなぁっと。

 

一部時代に逆行したような感覚もありますが

勝てないわけではないです。

 

実際、

増え続けるバント、三浦監督の宗旨替え?と愚痴 結構、私怒ってるようです 23.09.22 - 所持雑感

 

引用

恩返しでCS突破しちゃうかもですが

元々、横浜強いんですよ、岡田監督が評していた通り。

本来、あるべき位置に戻る面もありますが結構いい勝負するかもです。

 

佐野抜けても横浜が甲子園までいければいい勝負できるものとみています。

佐野いれば阪神さんにホームの地の理と一勝のアドバンテージあっても6分通り突破できるとみていましたが

 

問題は広島戦ですかね。

此方の方が難しい。

 

参考記事

aaakkkaaa.hatenablog.com