なぜ?新人捕手である梅野は正捕手となりえるのだろうか? を切っ掛けにに、いろいろ雑感

阪神の新人捕手である梅野が、6月以降、ほぼ正捕手扱いになっています。

経験の問われるポジションで齟齬なく出来る事に対し、なぜ?と感じる方は多いと思いますが、

どうして、だろう?という雑感です。

お客様(打者)が求めない品(球)を出す(リード)ような面、つまりは接客業に近いような面が捕手には必要と思っていますが、この面でプロの一軍選手と対面営業数が少ない新人は明らかに不利です。

その経験不足を補う方法論として、

データから見える傾向から、相手打者が苦手な配球をする事。

(梅野話、ほぼ、お終い)

どうも、阪神さん、打者を丸裸にするのが得意らしく、各チームの主力打者を軒並み餌食にしています。

(エルの阪神戦打率は.206、他は.300を悠々、超えています。同様に昨年、阪神戦で大活躍した横浜の梶谷も同じ有様。)

巨人の橋上コーチが、阪神の分析能力を褒めていましたが、これ間違いなく阪神の武器です。

その分析能力を如何なく発揮しているのが投手陣ですね。

一時、阪神防御率酷かったですが、酷かった時は、こんな感じ

データは交流戦が開始前の時期です。

チーム被OPSから計算される期待防御率は3.65ぐらいなのに、実際の防御率は、4.28。

中日さん関連の記事を書く為に他チームの、まとめをしていたら、一チーム、中日と同じようなチーム(相関係数0.9の直線から大きく外れる変なチーム)があったわけです。

2014年05月15日

中日チーム被OPSとチーム防御率の関係 雑感

なかなか興味深かったので、当時、記事連載をしようとも思ったのですが、交流戦始まりますし、連載長くなりそうなので止めました。

で、当時、記事中にコメントしていた通り、良くなって来てもいます。

予想、外れなくて良かったです。

選手能力が原因でもなさそうでしたので(采配というか、起用)、中西投手コーチがなんとかしてくれるだろうと思っていました。

何かと批判を目にする事が多い同コーチですが、手腕は確かですよ。

今ある欠点に関しては、誰か他のコーチを雇った方が良いかもしれません。

ただ、あーいう、生え抜きで、長く球団にいるコーチを切ると横浜のような目に合いますので、ご注意ください。

中日の近藤コーチが落合政権下以前から居続けてますが、非常に貴重です。

外様しか起用しないと評判の悪るかった落合監督ですが、必要と思う人財は外様関係なく起用しています。

そして、今も近藤コーチは中日に居ます。

横浜で言うなら木塚コーチのような感じですかね。(そなって欲しいも込めます)

まぁ、そんな感じで、経験の浅い新人捕手さんでも、経験に頼らず、相手選手の傾向と対策で対応できると言うわけです。

むろん、そうでない部分もあるかもしれませんが、各チームのキーマンを抑えているというのは大きいですよね。

で、そんな優秀なスコアラーが居るのに、打撃に還元されていると感じないのは、野手の技量不足か、そのデータを咀嚼する方の能力が投手を統括している方との比較で弱いのか・・。

(データがあっても、それを咀嚼する方の力量と、それを実現できる選手の能力、双方が必要です。)

個人的には、谷繁が居なくなった後の中日の防御率楽しみ(後継者を育成しちゃうかもしれませんが、中日ファンさんには申し訳ないですが、谷繁ファン心理的には、谷繁すげぇ的になって欲しくもあり、壊滅して欲しい的な想いもあります。どちらにしろ谷繁補正なきあとの中日は注目です)なんですが、中西コーチが居なくなった後の阪神も楽しみです。

中西コーチが一軍投手コーチが再昇格して以降、広い甲子園を意識して三振を積極的に狙っていくような投球をしているように感じますが(三振の多い選手にとって阪神戦は鬼門になり易いです。特に甲子園はツライ。ロッテに近いような戦術し始めています。2012年以前は、?感じを受けていましたが、2年連続の傾向ですし、どうも明確な意志をもってしているようですね。)、どうなるんでしょね。

2013年に一軍コーチに復帰後、即、チームとして結果を出しましたが、どうなるんでしょうね。

前年との比較で、15%弱、底上げをし、リーグ最強投手陣に整備しなおしましたが、出来れば、来年居なくなった時、どうなるのかみて見たいです。

(あるか、どうか知りませんが)

尚、中西投手コーチが二軍コーチになって以降、それ以前との比較でチーム投手力が10%以上(20092012)落ち込んでいるようですので、それなりに大事にしてあげて下さいね。

完投数も増えていますし。