広島と、横浜、似てそうで違う、その特性(苦手と、得意投手)についての考察と雑感etc

横浜、広島打線と言いますと、フリースインガーが多く、勢いに乗ると強いが、脆いという印象があります。

両チームとも、巨人相手に、細かな野球の差、チーム成熟度の差で負けた試合が割合、多かったのではないかとも感じています。

(そんな試合、年に数試合なのですが、そう言う僅差の試合を拾うのが原巨人の場合、割合、得意だったと思っています。)

広島と横浜って良く似ているなぁ。。。というか、巨人って

最も、横浜の場合、

力負けから、野球の質の差での負けと、同じ負け方でも、質が変わって来てまして、

地力自体は、DeNAになって、大分付けて来ています。

さて、管理人主観で、なんとなく似ている両チームですが、似ているようで違う所がありまして、その辺は苦手投手にみられます。

広島さんが苦手としていると投手と言いますと、外一辺倒の投手。

昨年で言うなら、中日の八木とかが天敵です。

なぜ? 広島は八木を苦手としているのか? 雑感

2015年、広島は、外を上手く使える球種(技術)を持っている投手を割合、苦手としていました。

一方、横浜が苦手としているヤクルトの石川のような投手は得意です。

そこが面白いんですよね。

横浜的に言うなら、石川攻略のヒントが隠れているかもです。

横浜対ヤクルト 2015資料 横浜目線で雑感

石川の対広島戦の対戦防御率は3.83(7先発)。

一方、横浜の場合、その対戦防御率は1.43(7先発)です。

特に石川は、マツダスタジアムを苦手にしており、防御率5.6(3先発)を記録しています。

全般的に、ヤクルト投手陣、パークファクターが大きくホームランの出やすい神宮で良績を挙げていますが(ヤクルトの神宮防御率2.78)、神宮の芝や、マウンドの傾斜、etc、そういうモノも影響しているかもですね。

→広島さんも神宮の石川相手には苦戦しています。

この辺、他球団も二年目の経験で対策をして来ると思いますが、

どう数字が推移するか楽しみです。

横道反れましたが、

横浜が得意な投手と言いますと、八木のような外一辺倒の投手で、配球が単調なチームです。

八木の対横浜対戦防御率は2試合で9.00。

WHIPは2.25(1.5を超えると非常に悪い判定を受けます。)と、横浜にやられています。

試合になっていないと言いますか、毎回、ランナーを二人以上出したら、そりゃ苦しいです。

一方、ヤクルトの石川のような、多彩な変化球と、意図を外してくる相手(中村)には実績上、弱いです。

セでも有数のパークファクターを記録する横浜と神宮で、石川相手に、1.43(7先発)と抑えられますが、ちょっとって感じでした。

まぁ、その辺は、ぐちぐち、過去記事で書いていますので、省略します。

今回は、どうして石川を打てないかでなく(そう言えば、後発記事書く必要ありました)、

どうして、横浜は、八木のような投手を得意としているのでしょう?で、今回は記述したいと思います。

意外と思われるかもですが、

実は、右対右、左対左のような外を武器に攻めてくる相手に対し、分の良い打者が横浜の場合、割合、揃っているんです。

あるレベルで、

外の対応が出来ているかもしれない選手が横浜の場合、多いんですよね。

ざらっと、挙げますと、

白崎、梶谷、筒香、宮崎(この人は、もっと使って欲しい)・・・他にも居るかもですが、外の打率、割合、良い方が多いんです。

逆に外の対応が出来てないのは、

嶺井や倉本のような、経験の浅い新人選手に多く、外の対応に苦労しています。

嶺井、打撃が良いと言われていますが、

外の対応に苦労していますので左右で対戦打率が極端に違います。

右の外の配球に対し、2015年課題があります。

外に関して(.095)でしたので、

2016年、苦労するかもですね。

倉本も、同じ課題を抱えて(倉本の場合、課題が多過ぎて、具体的に何がというのがわからないですが)いますが、このオフに何処までバージョンアップしているか、その真価が問われます。

個人的に、大村さんと関わった選手の打撃成績、皆さん、良くなっていますので、巷間で言われている以上に優秀なコーチだったと見ています。

外の対応が出来ている選手が多くなったので、

横浜の場合、2軍を卒業仕掛けている選手多いです。

横浜を評して選手層が厚いって、そう言う意味なんですよね。

欲を言えば、一軍クラスが良いのですが、そん色のないレベルに育ちつつあります。

イースタン、優勝しちゃうかもです。

2014年序盤に黒羽根が骨折リタイヤ、大混乱のようなチームでは横浜はないです。

あるレベルで、各ポジションに選手が揃って居るんですよね。

黒が離脱しただけでから、2年で、ここまで選手層が厚くなるというも凄いんですが、

大したもんです。

中日が弱くなったのも、この1.5軍の層が2012年以降、急激に細ったのと関係しています。

当該期間中に二軍成績が優勝から最下位へと転落です。

一体、二軍で何が合ったんですかね。

この結果、中日は2013年にDHで谷繁が出場する程、人財が細っています。

どうして、横浜は外を打てるのか?

各選手個々で、微妙に対応が違うので、一括りには出来ませんが、

梶谷が印象的で、外に意識を強く張っている場合が多いです。(絞っている)

どうしても、死角が発生する梶谷で言うなら、左腕に対し、

多くの打者が、その対応に苦労します。

梶谷の対左打率は 2014年 .223→2015年 .319と改善します。

一方で、右の打率は.287→.250と悪化してますが、この辺、試行錯誤の後が見え、これ梶谷個人で記事起こして良いかもですが、

横浜の選手も、様々試行錯誤の後が見られています。

(毎年、毎年、課題を突き付けられる昨今。試合に出るのって今、大変なんですよね。良く頑張っています。)

大村さん、あえて狙い球の指示(というより、指導し過ぎず、選手に答えを出させようとしていた)を出さなかったそうですが、

そういう指導が、今、徐々に花開こうとしているかもですね。

数字の変化を大きく感じ始めたのが2014年以降なのですが(継続性を覚える)、

横浜も随分、チームらしくなりました。

中畑ベイスターズ通信簿 成長 なんという事でしょう

2013年オフに高田GMが交通整理をした可能性を覚えます。

その結果が今かもですね。

短期の結果を求めすぎると、こういう指導できないのですが、今後が楽しみです。

一方で、ラミレス監督、横浜Loversさんの記事を読むと、指示を出しそうな感触を覚えます。

球団としても、結果を出したい時期でしょうから、そう言う時期になりましたかね。(二軍の指導は従来の延長でしょうが)

報道で分かったラミレス監督の6大戦略

一方、広島が、外を打てないのは、

まずはフルスイングと言う、広島伝統の練習がありますので、

なぜ? 左右の揺さぶり弱いのか? 広島打線に対する雑感(推測) 

経験を踏めば、石原や、新井、梵のように右打ち出来るようになると思います。

http://www.plus-blog.sportsnavi.com/aaakkk/article/59

2013年のシーズン結果を基にした記事ですが、2番菊地が、2番としては異例の長打率を発揮しています。

(小技も得意でしたが)

若手には、

当てに行くのでなく振り切るバッティングを指導していると(まずは強い打球を飛ばす)、広島さんの場合、良く聞きますが、

その振り切るバッティングの結果、ヤクルト石川のようなタイプと相性が良いんでしょうね。

広島さんの場合、フルで出場すれば、皆さん二桁ホームラン打てそうと言うのが、

これまた、個性の違いですかね。

経験を経ると、広島の苦手特性が払しょくされる可能性も覚えますが、その時、どんな打線になっているんでしょう。

楽しみです。