より引用
「結果を残さないと次の登板機会がないかもしれない。一人一人丁寧に全力で抑えようと思っていて、それに京山が応えてくれた」
高城らしい丁寧な配球だったようです。
一部の野球通に言わせると、高城の配球は一試合を通した意図がない無能とも思える配球らしいです。
元中日の小田さんも、そんな風に批評していましたが、濱口・高城バッテリーは、そうでしたね。
濱口と組んだ高城は、一試合を通したゲームメイクなんて考えて配球してなかったと感じます。
確かに、それが出来ればいいのですが出来ないんですよね。
出来ないから、そこに面白味があります。
昨年、平良、戸柱バッテリーは広島打線相手にインコースを攻めようとした結果、2回K.Oでした。
意図はわかりますが出来ないモノは出来ないです。
その場合は平良、嶺井バッテリーのように粘り強く、我慢強く外を続け、外を続ける事でインを活かすような形で勝負するしかないです。
それでも打たれるかもですが我慢する。
えいやっしちゃいけません。
投手能力次第では、そんな配球ができますが出来ない場合があります。
四球率で5(松坂、野茂級のコントロールの悪さ、昨年の藤浪より1.5倍悪いです)を超え、WHIPで1.5。
昨年の濱口は不安定過ぎました。
明日でなく今日を、今を、この回を、この打者を、この一瞬を大事にしないといけない場合があります。
力のある、今永や菅野のような投手なら、
そんな駆け引きができるのですが出来ないモノは出来ないです。
出来ない場合は、
一人、一人の、丁寧なアウトの積み重ねが試合を作ります。
昔の高城も一試合を通した配球をしようとしていた時期がありましたが(机上の配球)、出来ない場合があります。
現実と机上(試合前プラン)ではギャップがあります。
このギャップを埋めるには経験が必要です。
机上が嵌れば良いのですが、
嵌らなければ盛大に燃えがるしかないです。
経験のない捕手にありがちな配球でしょうか?
意図はわかります。
そんな配球を以前の高城はしていたのですが、
懐かしいですね。
高卒一年、二年目とか、手詰まりになると、えいやっでした。
そして、いつぐらいからか、唸るような場面が増えて来ています。
4年目(戸柱は今年、3年目)の2015年ぐらいには褒め記事があります。
それまでは若い的な記事が多かったです。
この机上と現実のギャップを埋めるには失敗経験を重ねるしかないです。
配球には接客業のような部分がアリます。
様々な接客経験を積むことで対応力が上って行きます。
谷繁を評し接客業のプロと評した事があります。
お客様の、求める事に答えない事にかけては天才的でした。
その貴重な経験を昨年の戸柱は積んでます。
良い感じに戸柱の配球も良化して来ています。
ベンチも戸柱の成長を期待し2017年は彼の自由(全部ではないらしい?)にさせたらしいです。
今年、ラミレス勝負の年ですので2016年の様にベンチから戸柱に関してはサインを出すかもですが、
ベンチと現場(捕手)では得られる情報が違い過ぎます。
相手の顔、しぐさ、スイング状態、反応。
様々な情報をベンチ以上に捕手は得られます。
捕手が配球の主導権を握った方が良いのは間違いありません。
だから光山コーチも戸柱の成長を待っています。
一方で、
高城への評価が随分上がりました。
以前は、高城へ批判コメントに溢れていましたが今は、そんな事はなさそうです。
こちらのブログを読んで高城への印象が変わったとコメントを頂く事がありますが、高城普通に良い捕手ですよ。
(試合に常時出てないので時折、配球、その他で甘さがでます。
本当は一軍で使って欲しい時期なのですが打撃が・・・
大分、良くなって来ていますが、もう少しな感触です。
新人、2、3年目の時に2軍居ればと思う筆頭野手です。
高田GMも後悔しているようです。
以降、GM権限で早過ぎる選手の昇格は拒否しています。)
正捕手には打撃に課題がありますので推奨し難いですが配球、ブロッキング技術等々でチーム一番評価です。
二遊間で言うなら柴田のような立ち位置でしょうか?
高城、柴田に共通する課題は打撃です。
柴田も厳しいスタメン争いをしていますが応援しています。
そして横浜の誇る三人の捕手。
三者三様、昨年一年を通し、本当に成長しました。
ガンバレ戸柱、嶺井、高城。
三人とも期待しています。