ベイファンがドヤ顔で語る 井納

コメント返すまでもない、一例をもってドヤ顔で語るな的に記事で書かれたので、反論記事もどきを書きましたが(元々のコメントが削除されているので、その代わり(笑))、

いやはや、しかし、先発投手の手薄感、リーグ的に半端ないですね。

中継ぎは、少ない球種で対応できるのですが、先発だと疲労と、目が慣れて来るのか、徐々にアジャストされてきます。

真のエースと呼ばれるには、3,4回り目でも、相手を圧倒出来るか?

引き出しの多さが必要なんでしょうが、

これが=悪いなりにまとめる力にもつながります。

で、横浜の新エース?井納。

昨年度実績で三嶋か、井納かと言えば、私個人は、井納。

というより、三嶋の場合、内容が悪すぎて・・・

昨年の比較でFIP(疑似防御率)を見た場合、

三嶋、4.53に対し、井納3.9と防御率で見た時、結果は出ませんでしたが、井納の方がより期待できる結果でした。

多分、組んだ捕手の差と思いますが、三嶋とは鶴岡が主に組んでいまして、叱咤激励しています。

で、結果はご存じのとおり、

2014年01月06日

横浜の捕手事情と鶴岡の評価、その考察と雑感

元々、三嶋の場合、泣きながら投球をしていたと言うか、鶴岡に叱咤激励されて、結果を出していた面もあり、

鶴岡が居なくなって以降、その拙さを露呈してしまいました。

一方、

井納。

宇宙人とも揶揄されているらしいですが、こう物おじしない投球をしています。

正直、何が凄いのと言うと、強気の投球をしますよね。

高城と相変わらず組んでいますので、昨年と変わらない配球といえば配球なんですが(笑)

ストレート主体のピッチングです。

勿論、完封しちゃうぐらいなので、昨年と違う部分も多分に感じます。

大きな部分で言うと初球被打率が.340→.188になった事です。

(これ、もう少し調べたいポイントです。

狙いだまを絞る打者が増えた結果、割合初球、良く打たれます。

2013年の楽天田中でさえ、被打率.319です。

むろん、田中の場合、ギアチェンジしていましたので、総ての打者に全力投球していませんが。)

初球の入り方は、

昨年、ストレート75%超だったのが、60%程度と、代りに他の球種が、

スライダー、フォーク、カーブが増えています。

特にカーブが前年の3%とから、10%と増えていまして、バッテリーの成長を覚えると言いますか、

彼ら、基本、ファーストストライクをとりに行きますので、いやはや強気です。

カーブは特にそうだと思います。

ストレートやカーブの被打率、昨年と同様、3割を超えてますが、配球割合を変えるだけでこんなに違うと、

で、早めに追い込むことで、

フォークが活きてきており、

昨年、球種別では.333と一番打たれたフォークが、今年は.138打たれていません。

空振りをとれています。

球種別で見た時、昨年との比較で被打率で大きく違うのはフォークだけなのですが、そのフォークを活かす環境を今年は出来ているようです。

いやはや、こういうのがあるから、気持ち大事って事になるのですが、

一番大きいのは、ストレートが打たれると言っても、3割程度と言う点。

2014年05月04日

[[中日の四球病、田島投手の場合|http://www.plus-blog.sportsnavi.com/aaakkk/article/144]

2014年05月06日

マシソン、抑え起用に関する雑感と、田島、山口

にて田島投手に関して分析しましたが、

井納投手との比較で大きく違うのは、そのストレートの被打率と見逃し率。

田島投手の場合、そのストレートの被打率が.45を超え、空振り率は3.8%、そして、ストライクゾーンに入ったストレートの10%程度しか見逃されません。

文字通り、リードの仕様がないと言いますか、+ランナーを背負うと、より悪い。

一方、井納の場合、ストレート被打率が.305、その空振り率3.46%、そして、その見逃し率が、24%

ストレートのストライクゾーンの見逃し率24%は、かなり高い部類に入ります。

田島投手との比較で、その違いは明白ですが、

井納投手について昨年との比較で見ますと、

ストレートのタスクは

被打率.322、空振り率4.14%、見逃し率20%とほとんど変わりません。

前項に戻りますが、昨年のとの比較でファーストストライクをとれる事で、優位に立てた事。

打たれても気にせず、ストライク目がけて放っています。

何より細かなコントロールを気にして投げていない印象があります。

昨年と同様、ストレート主体なのですが(分類上、パワーピッチャーです)、そんなストレートを活かす為にカーブを勇気をもって投げ込む事で、これがまた、見逃されます。

勿論、カーブの被打率は高いのですが、ファーストストライクを狙い球も決めずに打つ打者は少なく。

ストレートのタイミングで待っていると存外、打てないんですよね。

(打てる打者もいますが)

昨年との比較で、

ストレートでバンバンストライクをとるので、ホームランは打たれるのですが(もう既に昨年のストレート被弾数4を超えています)、

全体的にみると抑えています。

昨年、井納は捕手別では鶴岡と組んで5勝2敗。

防御率3.7。

(開幕当初は高城と組んでいましたが、その組合わせで4連敗し、一度、鶴岡と組んで一勝しますが、その後は救援をしています。

その後、救援と合間の先発を繰り返しながら、9月に鶴岡と再コンビをし、4連勝でシーズン終了)

一方、高城とは、0勝5敗。

その防御率6.15。

それが今年、高城と組んで、3勝2敗。

防御率2.79。

西森や、黒羽根ですと、防御率が5点台程度と、かなり落ちますので、

捕手の相性なんでしょうか?

強気の捕手と相性が良さそうです。

むろん、高城の成長もあるのでしょうが、打撃成績上位の黒羽根復帰後の横浜の正捕手争いと、井納のコンビ。

誰になるか?要注目です。

いやぁ、文字通りドヤ顔です。

気持ち(精神)で、ここまで変わる投手が居ると嬉しいですね。

むろん、気持ちで、どうなにかなる以前に、実力がなくてはいけないのですが、その投球内容をみると、勇気(特にカーブ)を感じます。

その意味でドヤです。

まぁ、単純な配球なので打たれるのかもしれませんが、

被打率.300程度なら、ドンドン、投げ込んで良いでしょう。

案外配球ってジャンケンのようなモノですし、軸になるボールさえしっかりしていれば、十分勝負できます。

(早いか、遅いか、曲がるか、曲がらないか、落ちるか、落ちないか)

2014年05月03日

横浜の四球病 山口君の場合

山口の場合、抑え気味のストレートを放れないので、四球自滅していましたが、ストライクがとれる被打率.300のストレート。

大いに結構です。

だから、打者も早めに打ちに行きますし、だから、球数が少ない。

球数が少ないから終盤でも球の勢いが落ちない。

(打順3、4回り目に一番打たれてはいますが、西森や黒羽根がコンビを組んだ数字でもあるので、今後に期待しています)

いやはや。

ドヤです。

えっ、私でなく、井納のタスクがです。

井納、すげぇーってドヤ顔です。

これ、間違いなくファン心理ですね。

ほんと、気持ちの良いタスクです。

今年、横浜に関しては暗い記事が多かったので、うんだったのですが、こう、その投球の在り様に高揚感を覚えます。

高城の成長も合わせて確認できましたし、今後が楽しみです。

カーブが多すぎると狙われるのですが、その配球割合は全体でみると6%。

で、初球、2球目でカーブを一番投げているんですから、相手の意表をついています。(10%超。)

多すぎず、少なすぎず。

これが出来るのもストレートが、あるレベルに達しているからなんでしょうね。

でも、それが昨年出来なかった。

面白いもんです。