阪神、チーム防御率、ここ10年と、その雑感

阪神の中西投手コーチに対する批判記事があったので、ちょっとまとめてみました。

個人的には、そんな酷い投手コーチが10年にわたり在籍したのにも関わらず、阪神が強力投手陣を形成し続けた事を、ファンなりに考察記事を書いて欲しいと希望したのですが、難しいもんですね。

最初に中西投手コーチが一軍の投手コーチに就任したのは2004年です。

むろん、中西投手コーチだけの実績なわけではないですが、

その数字に関わったのは間違いなく良績と感じます。

当該期間中、総ての年次にわたりリーグ平均を上回る数字を防御率として出しています。

岡田監督のドタバタ辞任劇もあり、2009年より2軍投手コーチへ。

2013年に現職に復帰しています。

2007年を底に徐々にQS数を増やして来ています。

最も、2007年の底、自体、井川が抜けたからと言えるかもしれませんが・・・

また、長年、チームを支え続けた藤川が抜けた2013年も、チームとしては、まずまずというより、リーグ一位です。

チーム防御率=育成能力とは言いませんが、補強をし続けるのにも限界があり、10年にわたり、チームとして高いレベルを維持し続けられたのは、あるレベルの育成能力が横浜と違って阪神にはあるからと感じます。

勿論、補強、野手守備力、その他、いろいろモノがチーム防御力に影響を与えますし、

参考記事

2014年04月17日

被ホームランと監督(采配)に関しての雑感

互いに影響し合う、複合因子ですので、ある一面だけ取りあげて、○○だぁっと指摘するのは難しいのですが、

厳しいですね。

しかし、全般に的に思うのですが、先発ローテションを形成している選手のほとんどは、ドラフト上位であり、かつ、高く、その実力が評価されて入団した投手がほとんどです。

なにか、こう育成以外の要素も、多分に影響しているような気がします。

(批判記事を書いていた方も、そう書いてはいましたが)

巨人でさえ、その先発ローテションはFA補強&外人が主力です。

確かに内海や、菅野、沢村等居ますが、巨人以外も高く評価していた投手でもあり、育成というより素材が大きく感じます。

野手の場合、ドラフト下位でも一流になれる選手が多いと感じるのですが、ドラフト下位で一流の先発投手まで這い上がった例が少ないような気がします。

巨人の山口のように中継ぎはいるのですが・・・

2014年01月27日

セ・リーグ6球団の得点と失点パターンについての考察と雑感 

の記事にて書いていますが、

失点パターンを見ますと、打順三回り目で一つの山場があると感じます。

横浜やヤクルトのように先発投手力が弱いと山が潰れるのですが、あるレベルで力があるチームは、阪神や巨人のように綺麗なピークが確認されます。

この打順三回り目で如何に頑張るか?

一流の先発投手をみてますと、投球の組み立てを変える場合がほとんどです。

(昨年の巨人のように狙い球を絞ってくるチーム対策。

阪神もチームとして今年、試合途中に円陣を組んで、相手投手の状況をみて、狙い球の再確認をしているようですが)

問題は、なぜ?それが出来ないのか?なんでしょう。

横浜の山口投手を例にするなら

2014年05月04日

中日の四球病、田島投手の場合

一番、有効なのは、持ち球を増やす事でして、

要はいろいろ含め、引き出しを増やす事なんですが、

これが難しいようです。

山口投手も、そのストレートを活かそうとチェンジアップや、スライダーの逆球のシュート等、その引き出しを増やそうとしたのですが、

ダメでした。

引き出しを増やせば良いと結果論で批判するのは簡単なのですが、全体的な先発投手陣の伸び悩みを見ますと、

かなりハードルが高そうには感じてます。

他の球団なら、阪神の伸び悩んだ選手達が一流になれると、言うのなら、確かに、阪神の投手コーチは酷いのですが・・

ファンは、どこも手厳しいですね。