巨人と広島を比較した際、
チーム成績の多くで、広島が上回っていたのは周知の事実です。
さて、そんな巨人が広島を上回っていた数字がいくつかありますが、それは何かというと、
チーム総失点。
実は、早くからチーム総失点で巨人が広島を上回っていまして、守りという意味で巨人は、ずっと首位(首位にたった原動力)でした。
それが原因で巨人は首位だったんですね。
(広島の場合、データをみるかぎり野球の質が途中で変わった印象があります。
4月の凄みのある守備から、点を取ることを重視したチーム編成。結果、より多くの点はとれたのですが、失点が多くなっています。)
自責点ベースでみると見誤る典型です。
7月に入る前には、失点ベースで巨人は広島を成績上、上回っていましたので、そのままの、ゴールインでした。
(広島が首位陥落する時には逆転)
そして、9/29、現在。
巨人の失点542に対し自責511、失策 69
広島の失点587に対し自責520、失策 86
(失点-自責)÷失策= という数字で、失策が、どれだけ失点に結びついたか簡易でみてみますと、
巨人は失策の45%が上記計算式上、失点に結びいたのに対し、広島の、それは78%。
シチュエーション層別をしていませんので、一概に広島がピンチに弱いとは言えませんが、広島の失策の方が結果的に、より多く失点に結びついたようです。
粘り強くチーム一丸となって戦っていたと原さん、仰っていましたが
数字でもわかるレベルで守り勝っていたわけですね。
チームメイトのミスに気落ちするのでなく、
気持ちの強さを感じる巨人の優勝でもあります。
→この辺がチーム成熟度何でしょう。
個々が勝つことに集中している結果でもあり、主将阿部の影響を感じさせる数字でもあります。
また、それ以外の部分でも、9月を意識した采配を原さんしており、
それが9月の圧倒的な成績。
優勝するまでの9月成績16勝6敗に反映されたのではないかと思います。
一方、追いかける広島の、それ(9月)は10勝14敗。
広島の9月失速に関しては、疲れちゃったかなぁ。
(9月に広島は101自責点を喫してます。90自責点以上の月は9月以外ないです。救援陣が、総崩れ。8月の反動?細かくみていないのでわかりませんが)
今回を機に広島が、どう来年、スケールアップするのか、巨人も、このままでないでしょうし、他のチームは。
いろいろ、楽しみです。