天邪鬼 谷繁への想い、そして、横浜の捕手へ

谷繁、天邪鬼なので、捕手として出場しません。

らしいと言えば、らしいです。

産経のような記事を読むと、監督として優勝して、回りをぎゃふんと言わせたいのかもしれませんね。

記録の為に出場するのだろうなんて言われると意地でも出場しないかと。

(プレイングマネジャーで指揮に影響があると言われても居ますので、余計に出ないでしょうね)

実力は未だ錆びついていないかもですが、実戦から遠ざかると、その感覚、急速に鈍ってきますので、本人も出場しないかもです。

データでなく、その場の感覚を大事にする、大事にした捕手です。

森監督に外角中心のリードを求められ、反発し、その信じる所の確かさを、その職人気質を中日で立証しましたが、

(中日には職人肌の選手がベテランに多く感じています。落合さん自体がプライドの高い大工の棟梁のような感じでしたので、そうなったのかもしれませんが)

その場の感覚は実戦に出てないと錆ついていく可能性が高く、麻雀も長らくしてないと空気がわからなくなるように、本人が一番、その状況わかっているかもですね。

さて、

谷繁とは違って、

素直な横浜の捕手達は、

得点圏にランナーがいると、途端に配球が外角中心になり、結果、外角を待たれて打たれるようなケースがあります。

確かに外角、低目は物理的に長打は少なくなりますが、コース限定されますと、駆け引き上、打たれ易くもあり、投手に力がないと無理な場合が多いです。

最も、

昔の谷繁が、最初から名捕手かと言いますと、

酷いというか、何と言うか、リスクを恐れず、自分の投げさせたい球を投げさせ。。。

何度、秋元、使えと思った事か・・・

サインを覚えられない、変化球がとれない、etc 非常に拙い状態でした。

期待先行で起用され続け一人前になったのは96年?

結局、大矢裁定で正捕手に抜擢されたのですが、この年以降に大きく成長した感じを覚えています。

*試合数みてわかりますように、正捕手として谷繁は一年目から起用されていましたが、あまりに酷過ぎて秋元に正捕手を奪われかけています。

そんな谷繁の配球が読めなくなったのは、いつ頃からでしょう・・・感覚的には98年前後ぐらいとは記憶しています。

リズムが単調でなく、突然変わると言うか、ノイズを入れてくる感じで、読めなくなりました(的中率が下がりました)。

これが2002年頃の新人捕手・阿部だと、実に素直な配球をしてくれるので、ほぼ100%当てていたのですが、

このノイズを入れるような感じ、

間を変えると等、様々ありますが、

配球も、リズムのようなモノがありまして、

ストレート、ストレート、フォークのような単調なリズムを刻みやすい場合、打たれ易いです。

150キロのストレートも単調に続けると、素人でも前に飛ばせるようですが、

同様に外、外、外、外と単調にリズムを刻むと、投手に力がないと打たれやすくなります。

井納のように、単調なリズムを刻まさた方が力を出せる投手も居ますが、打者としては打ち易くはなりますね。

この辺、

若く、経験の浅い横浜捕手陣の課題(新沼コーチの課題でもある、捕手関係なく傾向があるのはコーチの指示の可能性が高い)でありますが、

どのように変わっていくか興味があります。

期待したいです。

その一方で、

あの意地悪な谷繁のリードが見れなくなると思うと、寂しいです。

実戦から遠のいていますので、もう見れないかもですが、

私の人生の中で、最も長く見続け、追い続けた選手です。

その拙さも、その素晴らしさも、その変化も、見続けているので、感慨深いとい言いますか、

谷繁が横浜に居ない事を寂しく感じます。

中日だけでなく、セは捕手の世代交代期に入っています。

過渡期ですね。

場合によると、捕手だけでないのかもしれませんが、

2015年01月09日

規定打席をクリアした日本人野手数推移数と横浜の現在地

大きな流れの中で世代交代が進んでいる感じです。

だから、混戦なんですよね。