2015年予想総括 予想のズレと雑感

優勝するチームには、数字上、いくつか条件がありますが、

競馬を参考(消去法予想)にセ順位予想(横浜ファンです)

 4番がいる(出来れば1番もいる)

 エースがいる

 ホームで強い 勝率6割以上 

ホーム勝率順に順位が決まり易い傾向があります

2014年04月22日

セ・リーグホーム成績と順位相関についての考察と雑感

 守備力でAクラス

 チームを引っ張る日本人で、その選手が野手でレギュラー

 センターラインが固まっている

 抑え+セットアッパーが確立している

 3年連続で規定打席を超えている選手が3名以上

実際、どうだったか検証して行きたいと思います。

また、最下位になり易いチームの特徴としては、

最下位になり易いチームの特徴とは

チームリーダーが居ない

苦しい時に鼓舞してくれるような自他ともに認める中心選手が居ない場合が多い。

 守備

下位に長らく低迷するチームの特徴に、チームDERが下位に低迷するケースが多い

結果、

総失点が多い

総失点が多いチームが基本的にBクラスに沈みやすい。

過去10年間でみると、総失点の一番、多いチーム順位は最下位8回、5位2回。

総得点は・・・

横浜を見ればかわると思うが、攻守のバランス上、攻撃力上位=Aクラスは成り立ちにくく、まずは守備からが、チームに安定を与える場合が多い。

でした。

横浜の抑え山崎や、ヤクルト山田以外に、予想外の新戦力台頭がなく、ほぼ予想通りにシーズン終えたとみています。

以下、個別寸評です。

優勝ヤクルト

予想3位 結果 優勝

2014年、実績未達項目数 3→ 2015年シーズン結果 1、2?

守備力、ここまで上昇するとは思いませんした。

バレンティン、ミューレンが出場しなかった影響かもしれませんが、正捕手が固まると強いですね。

野手陣の選手構成のバランスの良さは、セ随一。

っと、開幕前評しましたが、その通りに、その強みを発揮しています。

ほぼ総ての項目でクリアしています。

大きいのは、捕手中村(山田の確変も大きいですが)の成長でしょうか?

捕手として、リーグで唯一、規定打席をクリアしました。

順位相関の強い、ホーム勝敗も、巨人の47勝24敗に次いで45勝26敗と、安定していました。

規定打席3年連続に関しては、

川端、畠山、山田が実質においてクリアしていたとみて良く、チームに安定性を与えています。(成熟度)

中村も規定打席をクリアしましたが、

そもそも、2012年より一軍で起用され、2014年終了時に1000打席を超える経験を保持していた捕手です。

広島の會澤が450打席程度でしたので、その経験値の差が如実に出たとも感じます。

守備負担が重かった影響で、打撃成績下降しましたが、それを補ってあまりある、影響を与えたと考えます。

また、三年連続ではないですが、雄平も、それに準ずる存在ですし、シーズン前に予想した理由。

安定して成績を残せるという所で期待通り、野手陣が活躍しています。

過去10年間、基本的に総ての項目を達成したチームが優勝していましたが、

今年は混戦故に、未達があっても優勝出来ました。

相対比較で言うと一番、項目をクリアしたチームがヤクルトだったという結果です。

足りない部分もありますが、優勝するに相応しい成績でもありました。

未達項目 1、2?

3年連続規定打席3人(成熟度を考えると達成としても良いかもです)、センターライン

そして、過去のチーム順位に先発の安定度が強い相関を与えていた事を考えると、実質で2かもしれません。

巨人

予想1位 結果、2位

2014年、実績未達項目数 1→ 2015年シーズン結果 3

実績予想ですと、未達項目少ないですが、実績は実績であって、下降線を覚えるが故に、いろいろ苦労しています。

それ故、阪神(消去法予想では)が上位にくる部分もありましたが、監督が原さんという事と、阪神には最下位と強い相関があるチームDERでリーグ最低水準予想(最下位と相関の強い数値)だった故に巨人を最上位にしています。

捕手は予想通りでしたが、阿部が、ここまで苦しむとは予想外でした。

中途半端に捕手復帰したのが響いたと感じます。

シーズン前半、配球を読み切っても、体が不調だったからか?、打球が失速していました。

後半になり、大分、体調を戻していたようですが、遅きに逸した感じです。

何気に痛かったのが捕手、相川の離脱。

相川の開幕当初の離脱がなければ、体を痛める結果となった阿部の捕手復帰はなかったでしょうし、7月末の離脱は、さらに痛かったと感じます。

2015年の巨人、一味違った優勝になるような気がする

混戦予想故に、ベテランがしぶとく活躍すると思ったのですが、その軸となるキーマン(金城も故障離脱)が不在でした。

監督も交代しますし、変革期に突入です。

チームとして形を作り切れませんでした。

形を作れませんと、広島ではないですが、苦労します。

無形で戦えたのは、原監督だったからでしょう。

お疲れ様です。

未達項目 3

4番(1番も)、センターライン、3年連続規定打席

阪神

予想2位 結果 3位

2014年、実績未達項目数 2→ 2015年シーズン結果 2

形があると強いです。

QS勝率はリーグ一位の7割弱を記録し、勝ち試合を落しませんでした。

一方で、その形を支える層が弱く、不安定。

楽天ではないですが、チームDERが脆弱なチームは不安定になり易いです。

優勝→最下位、最下位と転落しやすいです。

未達項目がヤクルトと並び一番少なかったですが、最下位チームと相性の良いチームDERが予想通り悪く、不安定な印象です。

最下位候補として備える素養も保持しており、強いのか弱いのかわからないまま、シーズンを走り抜けています。

また、形はありましたが、選手層が薄く息切れしました。

一般的に、チームDERが低位安定するチームは、発展期、世代交代期のチームに多く、まさに阪神は、その時代に突入した感があります。

阪神のフロントが、それを意識したようなチーム編成、組閣をしていますが、時間がかかりそうな感じです。

未達成項目 2

守備、センターライン

広島

予想4位 結果 4位

2014年、実績未達項目数 3→ 2015年シーズン結果 6

戦力は、リーグ最上位でしたが、形を作るのに苦労しました。

8月まで、原さんが広島を意識したローテをぶつけていましたが、故なき事ではないです。

今年、初めて優勝候補としてシーズン当初から厳しいマークにあったと思いますが、そう言う試練を潜り抜けて、チームは強くなっていきます。

全体的に成熟度が足りず、遊撃、捕手で、世代交代期でもあるのですが、軸(二遊間、捕手で序列が明確)がありますし、今後、その面では徐々に改善されていくかと感じます。

また、上位チーム順位と相関の強いホーム勝率で、巨人、ヤクルト、阪神、中日の後塵を拝しており、リーグ5位の勝率でした。

未達項目 6

守備、打順、後ろ(最終的に整備しましたが)、三年連続、センターライン、ホーム勝率、+野手でチームリーダー?

センターラインという意味でみますと、丸、菊池、田中が規定打席をクリアしていますが、捕手がクリア出来ませんでした。

會澤と石原が、その打席を分け合うような形です。

ヤクルトの中村が、相川と打席を分け合うようになったのが2012年。

それから4シーズン後に優勝しています。

堅守と言われますが、チームDERで見ますと、昨年に引き続きリーグ4位です。

捕手、二遊間(連携不足)が固定すると、DERが良くなる傾向が強いですが、もう少し時間かかりそうです。

中日

予想5位 結果 5位

2014年、実績未達項目数 3→ 2015年シーズン結果 5

世代交代期故に、2014年より、未達項目が増えています。

育成に注力して居ました。

苦しい時の対応をみて、伸び代を見ていた部分も感じます。

右に対し、明らかな技術的問題を抱える選手を、シーズン終盤の8月まで右の先発にブツケテも居ましたし、先を睨んだ采配をしていたように感じます。

落合GM就任会見でコミットした工程表で言うなら、来シーズン、戦い抜く事で、軸となる選手が決まってくるそうですが、それまでは戦い方も、その為の組織も明確でないとの事、苦しい戦いが予想されます。

未達項目 5

4番(ルナと平田で分け合いました)、ホーム勝率、抑え+セットアッパー、3年連続で規定打席、センターライン

横浜

予想6位 結果 6位

2014年、実績未達項目数 たくさん→ 2015年シーズン結果 4番以外総て

最下位と相関の強い項目でもリーグ最低水準を記録しました。

これでCS進出しろと言われても、複数名確変しませんと無理です。(もしくわ、他のチームが弱くなる)

山崎ノリハルが内野から外れた影響か、二遊間の連携が一気に低下しました。

昨年、リーグ2位の併殺数(限りなく1位)でしたが、今年は約30%減で、リーグ最下位転落です。

軸になった選手が新人選手、+二塁もですのでしょうがないのですが・・・・

筒香は、所謂、4番になったと感じます。

チームが苦しい時に、本当に打ってくれました。

自他ともに、認める中心選手への道を歩み始めています。

今年、最下位に転落しましたが、5位だった、2013年、2014年より、力がついて来ているのではないかと総括したいです。

チーム力と言って良いかもですが、控えの選手層が大分、充実して来ています。

接戦にも強かったですし、逆転勝ちもリーグで、最も多かったです。

スモールベースボール不毛の地、横浜スタジアムを本拠としながら、

守備優先の布陣(倉本を起用して居ましたので、実際はそうなっていません。)で、しぶとく戦った結果、チーム成熟度の証とも言えるホーム勝率で今年、5割を超えました。

チームを4年、率いた事もあって、一時的とは言え首位に立っています。

ですが、最後は自力負けしました。

前半戦首位で初の最下位。

貯金10以上ありながら、初めての最下位。

その悔しさがチームを成長させると信じています。

未達項目 4番以外、総て

エース、ホーム勝率、守備、チームを引っ張るレギュラー、センターライン、抑え+セットアッパー、3年連続