説明長いので記事にしました。
コメント返しようの記事です。
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>宮崎はカウントを整える作業が去年まではまったく出来ていませんでしたが、
本当に.290も打てるようになれますか?
怪我の状態が気になりますが、万全なら打てるものと思っています。
確かに、打撃スタイル上、カウントを整えるようなタイプでないのですが、
期待値は一段上ですかね。
>早打ちで四球も選べる選手ではない
早打ちで三振の多い選手の場合、.290打つのは難しいのですが、
三振の少ない選手なので、一般的な理論(BABIP)で言いますと、打ち易いです。
早打ちでというより、三振の多い選手は、打率低いです。
インプレイのヒット率は、一般的に、一軍レベルですと、だいたい.300前後の収束するのですが、
一方、同じ早打ちでも宮崎のように三振少ないですと、その理論値に収束しやすいですね。(イチローもですが、出塁率は低いです)
石川のように、三振が多い打者の場合、
このBABIPが4割を大きく超えない(石川が調子良いと言われていた時)と3割の打率を確保し難いですが、
宮崎の場合は三振が少ないので事情が違うわけです。
石川の場合、昨シーズンのBABIPが.338でしたが、最終打率は.259。
一方、宮崎の場合、BABIPが.328と石川より低いですが、三振が少ないので昨シーズンは.289です。
宮崎の場合、2014年の打席数が少なすぎて比較し難いですが、
PA/kが4.33→7.78と大場に改善しています。
かつBABIPが.200→.328と改善してまして、良い感じで成長していますね。
一軍レベルの投手に対応出来ず(三振が多く)、打球が詰まるのでBABIP(インプレイのヒット率)が低くかったわけですが、
まずまずでしょうか?
一軍打席総数がある程度ないと、一軍で対応出来ない場合があるのですが(例外で関係なく対応できる選手居ますが、一軍で適応できなかった選手の場合、ある程度の助走期間が必要な場合が多いです)、
期待しても良いと思っています。
というより、今年、使ってあげて欲しいと思っています。
他、宮崎について
宮崎の居るステージ
一般的に打撃練度が低いですと、右対右における外(目の位置から遠く打ち難い)を打てません。
空振りし易いです。
外を対応できる過程で起こる数字の変化として、外を空ぶっていたのが、ボールが当たるようになりますので、PA/kが良くなります。
また、シンを外されていたのが、外されなくなります。
トータルの数字でみますと、PA/kが改善し、BABIPが上昇します。
(悪い例で昨年度の桑原が、その逆。 PA/kが悪く、BABIPが低いです。 )
ですので、宮崎の場合、外の打率が良いです。
宮崎の昨年の対右打率は.316。(104打席)
右は攻略できていますので、次のステージに到達してはいます。
一方、左は.246(59打席)。
松本に関しても、同じ事を言いましたが、横浜の選手、外に強い選手が多いんですよね。
一般的に右投手の方が多く、対戦割合は5:2ぐらいですので、松本よりは打率良くなるとは思います。
インを意識させないと、打ち取り難い打者にはなってはいますね。
一段下の選手の場合、外投げてお終いです。
宮崎の特徴
横浜では珍しく駆け引きの出来る選手です。
昨年の交流戦でビックリしたのですが、嶋が、何処投げようか悩んでました。
最終的には三振を喫したのですが、
印象深かったです。
セでは、相手打者の反応を見ながら配球を変える捕手少ないので(少なくなった)、余計に印象深ったのです。
早打ちタイプは、タイプなのですが、
フリースインガーというより、決め打ちして打ちに行っているようで、少々のボール球も構わず打っているようですね。
というわけで、期待しています。
他記事
PA/kでみた二軍卒業状態の選手について、横浜、宮崎敏郎に期待
桑原の二軍成績が良いのは知っているのですが、
PA/kが悪いんですよね。
OPSで.900超えても、二軍レベルで三振が多いと、一軍で苦戦する例は、枚挙にいとまがないです。
代表例で言いますと、
巨人大田や、横浜筒香、日ハム中田、阪神江越・・・・etc
ちょっと昔で言いますと、
横浜の北篤とか、OPSは良かったのですが(良い時はOPSで.900超えてました)、二軍で三振が多く大成できていません。(今、巨人にいます)
筒香もでしたが、
この三振と、長打のバランス調整に悩むんですよね。
打撃フォーム、随分変化しましたが、そんなわけです。
祝、筒香1億円。その成長を振り返って見て雑感
祝、筒香1億円。その成長を振り返って見て雑感 2